ミストなサックス

これまでのサックス人生を振り返りながら、サックスを吹くアマチュアプレーヤーの上達のヒントや情報交換の場になればと思い、当ブログを立ち上げました。

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アンサンブルコンテスト県大会 (2013年度)

今年最初の記事になります。

2013年も終わり、2014年になりましたね。

新年のご挨拶もできておらず、仕事の方がバタバタとしており、なかなか記事の更新ができておらず、いつも当ブログに来て頂いている方々には大変申し訳ありません。

今日は2014年の最初の記事になりますが、今年のアンサンブルコンテストの県大会の記事について書きたいと思います。

2013年度は、1月19日(日)がアンサンブルコンテストの県大会で、例年通りうちのカルテットも出場してきましたので、毎年恒例となりましたがそれについて書きたいと思います。

うちのカルテットは、結成されてから今年で9年目。
県大会でもようやくうちのカルテットの名前も認知されるようになってきたかな?と思ってます。


今回のアンコンの曲ですが、うちのアルト吹きが選んだ曲で、「Phantom Dance」をやりました。
この曲ですが、「ガラスの香り」でも有名な福田洋介さんの曲で、なかなかカッコイイ曲です。



もとは9重奏の曲のようですが、4重奏版の楽譜も出版されていたのでこの曲をやることになりました。

カットなしですべて演奏すると9分近くある長い曲ですが、そこから楽譜に書かれているカットの部分を省き、さらにうちの演奏に合わせてカットしました。

練習の時は、だいたい4分40秒ぐらいで演奏できていましたので、去年のようにタイムオーバーの危険性もそれほど意識しなくてよかったです。

この曲は新曲で、今年のアンコンでやったという人も結構いたのではないのでしょうかね。

聞いた感じは結構迫力があり、難しそうに聞こえる曲ですが、聞いた感じよりは取り組み易い曲で、聞き映えのする曲ですので、中高生の方で中級以上のメンバーですと十分に吹きこなせる曲だと思います。




今回のアンコンで演奏した「Phantom Dance」は、以下のCDに収録されています。




他にも、坂井貴祐の「アリオーソとトッカータ」も候補に挙がり、平行して練習をしていたのですが、最終的にアルト吹きがこの曲でいきたいということで、「Phantom Dance」に決まりました。

個人的には、「アリオーソとトッカータ」の方がメロディアスで好きなんですけどね(笑)



実はうちのカルテットがアンサンブルコンテストで演奏する曲は、毎年メンバーが持ち回りでやりたい曲を決めることになっていて、今回はうちのアルト吹きが曲を決める年ということで、「Phantom Dance」をやることに。


今回演奏した「Phantom Dance」ですが、聞いてみると分かると思いますが、リズム感、テンポ感がしっかりしていないと、曲の持つ疾走感を出すのが難しいと思います。

全般的にテンポの速い曲ですので、強弱のダイナミクスレンジを大きくして、曲のストーリーをしっかりと聞かせてやらないと、単調に聴こえてしまいやすい曲だと思います。

運指は8割方はそれほど難しくないですが、ポイントポイントでかなり難しくて指がもつれそうなところが出てきますね(笑)


ということで、今年の選曲は、昨年よりも早めにはしていたものの、例年通り私も含めてメンバーの仕事が忙しく、4人がなかなか集まらない中で9月ぐらいからこの曲の練習を始めました。

最初は個人練習である程度さらい込んで、4人で合わせていったのですが、去年よりも早くから練習には取りかかったものの、4人揃う練習がほとんどないという状況で、昨年度と同様に本番前日の練習はバリトン吹きが仕事で練習に来られず、3人で前日練習をするという危ない状況で本番に臨みました(笑)

今回の「Phantom Dance」の選曲は、4人揃っての練習時間があまり取れないうちのカルテットにとってはかなりリスクの高い選曲でしたね。

あと、中間部分にテナーが旋律の長いメロディーが出てくるため、テナーのレベルが高くないとはっきり言って厳しい曲だと思います。

それなのに、うちのカルテットで一番心配の種となっているテナー吹きのお嬢さん(笑)

前日練習は3人しか集まらなかったため、私が中間部のテナーのソロの特訓をしました。
まずはヴィブラートから・・・

本番前日にヴィブラートの練習してるんですからね(笑)

もともとヴィブラートができない訳じゃないんですが、普段はそんなにヴィブラートをかけずに、4人の中でも一番歌えないということで、猛特訓しましたよ。

当ブログにも記事に書いた記憶があるのですが、メロディーを豊かに表現するために、「とにかく極端に、大げさに強弱を付けて吹く」ことを徹底させました。

歌を歌うのとは違い、サックスを吹くときは、自分で強弱を付けて、かなり表情豊かに吹いているつもりが、実際に聞き手には自分が思っているようには全然聞こえないということをまずは理解してもらった上で、いやらしくてもいいから演歌やオペラを歌うような感じでメロディーを吹くように指導(笑)

3人で2時間の練習時間の中で、30分時間をかけてテナー吹きの特訓に・・・

かなり手がかかりましたが、最後に合わせたときは演奏がガラっと変わったのでとりあえずは一安心。

しかしながら、私の方はその前は2週続けて練習に出られていませんでしたので、最終的なカットの部分を知らされたのも前の週の練習という状態で、難しい運指の部分も練習できていませんでしたので、かなりヤバい状況でした。

そんな中で、本番当日は16時前の本番でしたので、午前中に2時間ほど4人で練習した後に会場入りしました。

今回のアンコンの出場団体は全部で15団体で、出場団体数は昨年と同じでしたが、今年は打楽器からの順番ということで、打楽器が1団体でその後にサックスということで、サックスはうちを入れて2団体でうちが先だったので、うちの出番は打楽器の後の2番目でした。

昨年は、サックスの団体はうちだけでしたが、今年はもう1団体あって2団体。
毎年そうですが、どこの団体が出て何の曲をやろうが全く意識もせず、うちはいつもマイペースですね(笑)

今年もアンコン当日は寒かったですね。

会場は昨年とは違う会場で、いつもの練習場所からもさらに遠かったですし、最寄駅からは遠くないですが、駅の周りに何もないという不便さは何とかならないですかね。

チューニング室は、音がめちゃくちゃ響く広い部屋だったのですが、音が響きすぎてチューニングが合ってるのか合ってないのかがほとんど分からない状態で音を合わせました(笑)


というような中で、今年も本番の演奏が始まったのですが、いつものようにまたまたやらかしましたよ、本番中のアクシデント(笑)


今年の本番では私が最初にやらかしました(笑)

最初、3人の伴奏の後にソプラノが旋律で入るのですが、その旋律の最初の一番低い音が出ずにカスってしまい・・・

おぉ~~ヤッベ~~~ってことで、そこから徐々に立て直していきましたよ(笑)

今年は、「Phantom Dance」ということで、昨年の「万葉」に比べると細かい音符が多いので、仕上げるのに練習時間が多く必要だったにも関わらず、練習時間が全然取れなかったので、多分今年はダメだろうなぁと個人的に思っていたこともあって、やってしまったときは、あぁやっぱりやってしまったか…という感じでしたので、想定内ということで。

そして、中間部のテナーのソロへ・・・

前日の特訓ではどうなることやら・・・と思っていましたが、バッチリきめてくれましたね。

実は、うちのテナー吹きは、他のメンバーがミスをおかすとリラックスしてバッチリ吹けるという変なクセがあって(笑)

演奏の後で聞いてみると、案の定、私がミスったことで「よっしゃ!!」と思ったみたいで、リラックスして吹けたようです(笑)

バリトンは楽しく吹けたようで、私以外のメンバーは今回は問題なく終わりました。

私が今回の演奏を振り返って感じたところとしては、テンポが一定せずに不安定だったこと、最初の4人の音がうまくかみ合わずに音が薄かったこと、個人的には練習不足の消化不良というところで、今年は金賞はまずないだろうな・・・というのが正直なところでしたね。


そんなこんなで本番の演奏が終わり、演奏後はメンバーいつものようにバラバラで、テナー吹きとバリトン吹きは会場の中で他の団体の演奏を聴き、私とアルト吹きは会場の中の喫茶店でコーヒーを飲みながら来年の話をしながらダラダラと過ごしました。


そして、今年も来ました夕方の結果発表。

今年は待たされることもなく、さっさと結果発表が始まりました。

午前からの中学の部ですが、50団体近くが出場して、金賞団体がたったの3団体というかなり厳しい結果に・・・

その前の週が高校の部だったのですが、うちのアルト吹きの話では高校の部もかなり厳しかったようで、金賞団体は少なかったとのこと。

いずれにしても、今年の出来からいくと金賞はまずないので、まぁこれで銀賞は間違いないだろうということで、午前の中学の部の発表に続いて、一般・職場の部の発表へ・・・

プログラム1番の打楽器は、いつものように「金賞ゴールド」。


そして、今年の我々の結果は・・・






「金賞GOLD!!!」



えええ??マジ?????
私はちょっとビックリでした(笑)


私の最初のミスはまぁよしとしても、全体的な仕上がりのイマイチ感や、練習不足による曲の消化不良が隠せない今回の演奏で金賞が取れたのはよほど運がよかったのだと思いますね。

いずれにしても、2年連続で金賞を頂けたのはありがたいことですね。


そして、3年連続の金賞がかかった来年のアンコンは、私が選曲する当番の年です(笑)
まだ具体的には曲は決めていませんが、うちのカルテットに合った曲を選曲するつもりです。


今回のアンコンの審査員は昨年より1名少なく、全部で5名の先生方に審査頂きました。


以下、審査員の先生方の講評コメントです。


【トランペットの先生】
たいへんまとまった演奏だったと思います。
ただ、音色が少しうすいような気がしました。
楽器をもっとうまく響かすことができれば、透明感のある演奏になったと思います。
バランスやタイミングなどはよく研究されており、安定感があり、楽しく聴けました。



【ホルンの先生】
細かい音符に気を取られて、一番大切な曲の持つbeatが出ていないのが残念。
伴奏系、曲想の持つリズムを出して色彩感を出しましょう。
メロディーの受け継ぎを明確に凸凹にならない。



【作曲家の先生】
Sop. Alt. Ten. Bar. それぞれの「らしさ」を生かしたアンサンブル。
少なくとも私は好きです。
しかし、4人がひとつの固まりにならなければならない場面では弱みが・・・
難しい。



【クラリネットの先生】
A.SaxとT.Saxのハーモニー感が不安定な所が少し気になります。
曲の後半になるにしたがって4人のハーモニー感が少し濁ってきたのが残念です。



【オーボエの先生】
時々リズムにメロディーが遅れ気味になります。
それでリズムが崩れるので気を付けましょう。
中間部、伸ばしの和音をもう少しうすくした方がバランスがいいところがあります。
音色がもう少し色々あると更に良いと思います。
もう少しきっちり合うともっとすっきりすると思います。


金賞こそ頂きましたが、後で上記の審査員の先生方の講評を読んで納得でした。

昨年の内容に比べて厳しいコメントが多く、評価も見ましたがギリギリの金賞だったと思います。

昨年の記事の講評と比べてみると分かると思いますが、同じ金賞でも講評の中身はこれだけ違うんですよね。

同じメンバーで長くやっていて、そこそこ吹けるメンバーが揃っていても、毎年練習時間もあまり取れない状況の中で、コンテストに使う曲が違うとこれだけ講評も変わってくるんですよね。

来年は、私が選曲の番ですので、その変もよく考えた上で、うちのカルテットに合った曲を選びたいと思います。

皆さんも悩まれると思いますが、選曲って結構難しいですよね。

さてさて、来年はどうなることやら・・・



中高生の皆さん、その他一般や職場等でアンコンに出場された皆さんはいかがでしたでしょうか?

アンコンの結果はともあれ、これからの自分たちの演奏の課題が色々と見えてきたのではないでしょうか。

うちのカルテットもそうでしたよ。
アンサンブルですので、たとえ1人がどんなに上手に吹けても、いい演奏にはなりません。
また、例えば四重奏で4人ともが上手に吹けても、4人のハーモニーが揃っていないと、これもまたいい演奏にはなりません。

アンコンはコンテストですので、賞があり、演奏に対して審査員の先生方が評価され、金賞、銀賞、銅賞、そして金賞の中から代表という風に順位というか、演奏がランク付けされるような形にはなってしまいますが、自分たちの演奏をこれからどういう風にしていったらいいのか?を考えて、今後の練習に生かしていくには本当にいい機会だと思います。

中高生の皆さんは、これからまた新しい学年になると、またすぐに夏の吹奏楽コンクールのシーズンがやってくると思いますのでバタバタしたりするかも知れませんが、アンサンブルの練習は本当にいい練習になりますので、アンコンが終わったからと言っても、アンサンブルの練習を続けることで夏のコンクールに向けたいい練習にもなると思いますので、コンクールの曲が決まるまでの間は、パート練習の時などにアンサンブルの練習を取り入れてみてはいかがでしょうか。


ということで、長くなりましたが、今年のアンコンの結果報告を今年最初の記事とさせて頂きます。



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アンサンブルコンテスト県大会 (2012年度)

今日は、久しぶりにアンサンブルコンテストの県大会の記事を書きたいと思います。

実は、先週の日曜日がアンサンブルコンテストの県大会で、うちのカルテットも出場してきましたので、そのことについて書きたいと思います。

うちのカルテットは、結成されてからもうかれこれ8年目を迎え、アンサンブルコンテストは毎年の恒例行事として出場しています。

私もこれまでの長いサックス人生の中で、いろんな方々と一緒にアンサンブルを楽しんできましたが、8年も同じメンバーで続けて来たのは今のカルテットが初めてです。

私が社会人になってからこれまでに一緒にアンサンブルを組んで来たメンバーは、だいたいが私が所属していた団体のサックスパートであったり、コンクールや定期演奏会で賛助出演した団体のサックスパートのメンバーがほとんどで、必ず初心者のメンバーが含まれていて、私が初心者のメンバーを指導をしながら活動してきた形態だったのですが、今のメンバーはそこそこ吹けるメンバーが集まっていることと、メンバーが仕事で転勤になってしまうということもなく、メンバーが安定して週1回の練習に割とコンスタントに集まれるという条件に恵まれて続いています。


今回のアンコンでは、和モノの曲をやってみよう!ということで選んだのが、櫛田てつ之扶の“サクソフォーン4重奏のための「万葉」”より、1楽章と5楽章です。

この曲は、昔からたびたびアンコンでも演奏されている曲で、全国大会でもたまに演奏される曲です。

通常、アンコンでこの曲をやる場合は、1楽章と3楽章がよく取り上げられるのですが、それじゃあ面白くない!ということで、1楽章と3楽章ではなく1楽章と5楽章を選択しました(笑)

本当は、私個人としては4楽章をやって、鉄鈴やマラカスも使ってシブくいきたかったのですが、制限時間の5分に収まらなくなってしまうので残念ながら断念しました。

櫛田てつ之扶と言えば、吹奏楽でも和モノの曲を多く作曲している作曲家として有名ですよね。
吹奏楽の曲では、「飛鳥」とか「斑鳩(いかるが)の空」などが有名です。

今回、アンコンで演奏した「万葉」は、雲井先生の雲カルのアルバムの「むかしの歌」に全曲が収録されています。




このアルバムは、ギリシャ組曲も収録されているアルバムで、オススメのアルバムですので、ご興味のある方は機会があればぜひ聞いてみて下さい。

今回演奏した「万葉」ですが、一度聞いてみると分かると思いますが、一切ごまかしが効きません(笑)

速い運指はほとんど出て来ませんが、音色や音程が悪いと一発でアウトになる非常にリスクの高い曲です。


みなさんは、選曲はどのような基準で選ばれていますか?

うちのカルテットの場合は、毎年メンバーが交代で自分の好きな曲、やってみたい曲を候補として挙げて選んでいるのですが、あまり曲を知らないメンバーもいますので、私が少々入れ知恵したりしてます(笑)


私が選曲をする際の基準は、そのカルテットのカラーに合っているかどうかで選曲の大枠を決めています。

各メンバーのレベルはもちろんのこと、各メンバーがどんな曲が好きか?、どんな表現が得意か?、練習時間は十分に取れるか?、各パートの楽譜が各メンバーのレベルに合っているかどうか?などを総合的に判断して、大枠で候補曲を数曲挙げて、その中から決めています。

今のカルテットの場合は、個人のレベルがそこそこ高いメンバーが揃っていること、叙情的なメロディーの歌いやすい曲が得意なこと、練習時間がそんなに取れないので、指をさらい込まないといけない速い曲は避けるといったポイントで選曲すると、いい結果が出る傾向にありますね。


さて、今年のアンサンブルコンテストですが、今回の選曲はなかなか決まらず、なんと正式に「万葉」をやることに決まったのが確か11月頃で、例年であればアンコンの本番が12月初旬ですので、本来であれば完全に間に合わない状況で練習がスタートしました(笑)

今回のアンコンは、1月27日ということで例年よりも約2ヶ月弱遅い時期でしたので、何とか間に合った形です。


おまけに、ただでさえ週1回の2時間だけの練習時間しか取れない上に、アンコン前日の練習が急遽メンバーの仕事の都合でお流れとなってしまい、直前の練習はなんと本番当日の午前中の2時間の練習で最終仕上げをしての演奏ということで、練習時間も少ない上に最後の最後まで綱渡り状態で本番に臨むという有様でした(笑)


今回のアンコンの出場団体は全部で15団体で、うちの出番は、3番目でした。

今回は開催日が1月下旬に変更になった影響もあったのか、出場団体も全体的に少なめで、サックスの団体もうちだけでした。


今年は、会場も前回とは違う会場で、控え室で音出しもできず、音出しができたのはチューニング室での30分だけでした。

それでも、例年のように朝早くに集合して、しかも出演順が早いため、早い時間に本番が終わったのに夕方の結果発表まで拘束されるということもなく、午前中に2時間の練習時間が取れたのでよかったですね。


本番は午後でしたが、さすがにちらほらと雪も降ったりしてましたので、早朝ではありませんでしたが、かなりの寒さで楽器が冷えて切ってしまっていて、チューニングで音程を合わせるのがかなり難しかったです。


さてさてそんな中で本番の演奏が始まったのですが、またまたやらかしましたよ、本番中のアクシデント(笑)


本番ではアクシデントは付き物と以前にもお話しましたが、今回も本番で思わぬミスをやらかしました(笑)

今回のミスは、誰がというよりは、全員のミスでしたね。

「万葉」は、1楽章と5楽章を演奏したのですが、練習時のタイム計測では2つの楽章を合わせて、だいたい4分40秒ぐらいのタイムで演奏できていたので、少々1楽章のテンポが遅くなってもタイムオーバーはないだろうと思っていたのですが、いざ演奏が始まってみると・・・

ひぇ~~~、1楽章のテンポが激おそっ!!!(笑)

みんな、粘る粘る(笑)

演奏しながらタイムオーバーの文字が頭に浮かんできて、冷や汗が出てきました。

なのに、1楽章の最後のソプラノだけのフレーズでは、タイムが激ヤバだと分かっているのにそこでまた私が粘ってしまい・・・

楽章の間の譜めくりも、私の楽譜がなかなかめくれなくて、2~3秒のロス(笑)


5楽章では、タイムオーバーの重圧がのしかかったのか、各メンバーの演奏が浮き足立った感じになってしまいました。


私の個人的なミスと言えば、チューニングをちょっと低めに設定していたのが仇となり、1楽章の最初の出だしがかなり低い音程になってしまったのが大きなミスでしたね。


早朝ではなかったことと、会場の空調がそこそこ効いていたので、音程もそれほど下がらないだろうと予想してチューニングしておいたのですが、やはり冬場はダメですね。

いくら空調がそこそこ効いていても、ちょっと楽器を吹かないだけでもかなり音程が低く下がってしまいますね。


そんなこんなで本番の演奏が終わり、演奏後はメンバーと「タイムオーバーはさすがに凹むよね~~」とか、「タイムオーバーってのもネタになるかも?でも、1週間は凹むだろうなぁ~~」とかいう話になり、何とも言えない落ち着かない感じで結果発表まで過ごすことになりました(笑)


私も今までに何度もアンサンブルコンテストのステージを踏んでますが、さすがにタイムオーバーという経験は一度もないので、初のタイムオーバー失格はさすがに凹むだろうなぁ・・・と思ってました。

そんな感じで本番後は、他団体の演奏も聞かず、メンバーと喫茶店に行って演奏とは全く関係のない話をしてダラダラと過ごしてました(笑)


いよいよ夕方の結果発表。

会場のブザーも鳴っているのに、なかなか結果発表が始まらず、タイムオーバーなのかどうかが分からない中途半端な状態でちょっと苛立っていました。


そして結果発表が始まり、午前の中学の部の発表に続いて、一般・職場の部の発表へ・・・


結果は・・・






「金賞GOLD!!!」



アルト吹きは小さくガッツポーズ、私は胸をなで下ろしました(笑)


曲が決まるのが遅かったので練習期間も短く、メンバーの仕事の都合で4人揃った練習も少なかった上に、前日練習も中止になり、本番ではタイムオーバーの可能性大というかなりヤバい状況の中で、金賞が取れたというのは本当にラッキーだったと思います。

そんな逆境の中でのアンコンだったにも関わらず、金賞が取れた要因としては、今回の選曲がうちのカルテットに合った選曲だったので、それに助けられた部分が大きかったと思いますね。


前回はそこそこ曲を仕上げて望んだにも関わらず、思うような結果に結びつきませんでしたので、今年はどうなることやらと思っていましたが、とりあえずホッとしましたね(笑)



今回のアンコンの審査員は全部で、6名の先生方に審査頂きました。


以下、審査員の先生方の講評コメントです。


【トランペットの先生】
美しい響きで演奏されてますね。強弱もはっきりと演奏して、とても良いと思います。
弱音時の響きがより豊かになるとより良い演奏になるでしょう。
アンサンブルも上手くまとまって、各楽器の動きがクリアに聴こえ好演です。
G.P.前の音の切りを上手く演奏出来ればより良いと思います。


【トロンボーンの先生】
みなさん大変すばらしい音色です!
表情も豊かなPlayで幅広く音楽を表現され、すばらしい演奏です!(ヴィブラート、もうちょっと日本風になるといいですね!)
見事な演奏ブラボー!です。


【打楽器の先生】
美しく決まっていると思います。
4人がブレンドされたサウンドを思考して、抑制された音から華やかなトーンまで、上手くコントロールされており、コントラストが鮮やかで聴き映えがします。
上昇音型や下降音型の疾走感が更に出ると良い気もします。
全体的に上品な仕上がりに感じました。


【作曲家の先生】
溢れる叙情性は、さすが大人ですね。(特に、Soprano)
一方、焦点が定まりきらず曲が進んだ印象もあります。5楽章も同様の印象でした。
どこか、押し殺すような、そんな表現の出来る箇所はなかったものでしょうか。


【クラリネットの先生】
とても良い音をしているのですが、音程が気になりました。(fで低くならないようにご注意下さい)
アンサンブルは良かったです。


【オーボエの先生】
全体的に良くまとまって聞こえていました。
ですが、良く聞くと、少しアバウトに感じる所と、きっちり合わせないと効果が半減してしまう所とあると思います。
もう少し細かいサウンドできっちり組み立てる所も必要かなと感じました。


タイムオーバーの可能性が出てきて、演奏が浮き足立ってしまったのは、作曲家の先生にしっかりと見抜かれていましたし、練習不足の部分もオーボエの先生に見抜かれていましたね(笑)

ということで、プロの先生方にはごまかしやハッタリは効かないということです(笑)

しかしながら、金管の先生方には総じていい講評を頂け、「ブラボー!」というお言葉まで頂けましたので、今回も色々とありましたが、個人的には予想外のいい結果で終わることができてよかったと思っています。


今回は審査員の先生の中にサックスの先生がいらっしゃらなかったので、サックスの専門家からのコメントが頂けなかったのが残念ですね。

学生の頃とは違って練習時間も限られている中で、しかも吹奏楽では激戦区の関西地区の県大会の一般部門ということで金賞を取るのも結構難しいので、今回の結果は上出来だったと思います。


さてさて、来年はどうなることやら。。


中高生の皆さん、その他一般や職場等でアンコンに出場された皆さんはいかがでしたでしょうか?

アンコンの結果がどうだったか?よりも、アンサンブルは少人数での演奏になりますので、大編成の吹奏楽よりもっともっと音楽を細かく丁寧に作り上げていかないといけませんので、普段の大編成の合奏練習よりもかなり大変だと思いますが、アンサンブルは大編成の合奏よりも勉強になることが多いですし、上達のスピードもかなり早くなりますので、特に学生の皆さんはアンコンの季節じゃなくても普段からアンサンブルの練習をしっかりされることをオススメします。


アンサンブルはまだやったことがないという人も、ぜひぜひ身の回りのメンバーに声をかけたりしてアンサンブルを組んで演奏してみましょう!



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市立柏高校の情熱大陸

今日は、久しぶりにアンサンブルの記事を書きたいと思います。

いつものようにYouTubeを色々と見ていたのですが、素晴らしい演奏を見つけましたので紹介したいと思います。


中高生の皆さんであればよくご存知の千葉県の市立柏高校のサックスパートによる、「情熱大陸」の演奏です。

市立柏と言えば、吹奏楽コンクール全国大会の金賞常連校で、マーチングでも全国的によく知られた超有名な学校です。
指導者の石田先生も吹奏楽の世界では非常に有名な先生ですよね。

市立柏高校は、テレビの「笑ってコラえて!」の「吹奏楽の旅」でも密着取材されていたりしましたので、テレビをご覧になっていた方ですと、その練習の厳しさとかもよくご存知だと思います。

それでは、市立柏高校の情熱大陸の演奏を聴いてみて下さい。



いやはや、高校生とは思えない、いや高校生らしい???若さ溢れるサウンドの中にもそのレベルの高さがひしひしと伝わってくる本当に素晴らしい演奏ですね。

音程もバッチリですし、吹いているメンバーの息もピッタリと合っていますし、とにかくブラボー!!!な演奏ですね~~~

演奏技術はもちろん素晴らしいのですが、何より素晴らしいのは、演奏している本人たちが楽しそうに吹いていることですね。

彼、彼女たちは毎日本当に厳しい練習を積み重ねて、辛いことも多いと思いますが、その厳しくて辛い練習を乗り越えて身に付けた演奏技術で、こうした演奏を披露する場で自分たちの思うように楽器をコントロールしながら演奏できる楽しさや喜びは何にも代えがたいものがあると思います。

こうした演奏する喜びや楽しさが聴いている人に伝わると、聴いている人の心を大きく動かすのです。

たった1つのほんの数分間の曲であっても、演奏している人の思いが伝わる演奏は、この市立柏高校のように演奏技術が抜きん出て素晴らしくなかったとしても、聴いている人を感動させます。

そう考えると、音楽って本当に素晴らしいですね。


自分の学校は・・・自分の演奏は・・・市立柏高校のように高い演奏技術もないし、上手くもないし・・・と思っている皆さんも、演奏技術の高さよりも誰かに自分の演奏を聴いて欲しいという思いや、自分が楽器を手にして演奏できる喜びを大切にして欲しいものです。

もちろん、市立柏高校の皆さんのように高い演奏技術で演奏できれば言うことなしですよね。

サックスはそう簡単にはいい音が出てくれないかも知れませんが、日々の練習をコツコツと積み重ねていくことで、必ずその練習の成果は音になって現れてきますので、皆さんも自分が目指している演奏ができるように頑張って練習していきましょう!


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アンサンブルの選曲 (オリジナル編 その1)

夏の吹奏楽コンクールも終わり、季節は冬のアンサンブルコンテストの時期になってきましたね。

インターネットの検索キーワードにも、「アンサンブル」というキーワードで検索される方が増えてきました。

かなり前に、アンサンブルの選曲で、クラッシック編を書いたのですが、オリジナル編については今度記事にしますと書いておきながら、もうかなりの年月が経ってしまいましたので、今日は、アンサンブルの選曲(オリジナル編)について書きたいと思います。

最近では、昔と違ってサックスの四重奏曲でもオリジナルの曲がたくさん出てきています。

そこで、今回は私がこれまでに演奏してきたオリジナル曲も含めて、アンサンブルコンテストで演奏する候補となるような曲と選曲する際のポイントや基準などについてもコメントしたいと思います。


【2ATB編成】
・グリムの古城 (作曲:高橋宏) 難易度:4
・喜歌劇「メリー・ウィドウ」セレクション (作曲:レハール 編曲:鈴木英史) 難易度:4


【SATB編成】
・トルヴェールの惑星より「彗星」 (作曲:長生淳) 難易度:5
・ペンタグラム (作曲:坂井貴祐) 難易度:5
・ギリシャ組曲 (作曲:P.イトゥラルデ) 難易度:5
・アスキ・カタスキ・ハイクス・テトラクス・ダムナメウス・アイシオン (作曲:八木澤教司) 難易度:5 

・バラード・フォー・トルヴェール (作曲:横内章次) 難易度:4
・アリオンの琴歌 (作曲:八木澤教司) 難易度:4
・リベルタンゴ (作曲:ピアソラ 編曲:浅利真) 難易度:4 
・陽炎の舞踏 (作曲:八木澤教司) 難易度:4
・イマージュ~サクソフォーン四重奏のために 難易度:4
・SOON (作曲:清水大輔) 難易度:4

この他にもまだまだたくさんありますが、とりあえず以上の曲を候補としてご紹介します。

難易度はクラッシック編と同様に私の独断と偏見で判断した基準で、1(易しい)-2(やや易しい)-3(普通)-4(やや難曲)-5(難曲)の5段階で表しています。


以下、順番に一口コメントを書いていきたいと思います。

・グリムの古城 (作曲:高橋宏) 難易度:4



(一口コメント)
 2年前にうちのカルテットでも演奏してアンコンで金賞を頂いた曲です。AATBの編成では珍しい、アンサンブルコンテストでも、コンサートでもどちらでも使える曲ですね。曲はタイトルの通り、グリム童話に出てくるような物語の場面が移り変わっていくような構成になっていて、冒頭はアルト、テナー、バリトの静かな伴奏に、1stアルトの美しいメロディーで曲が始まります。そして、アルト2本のTuttiでメロディーが繰り返され、2ndアルトの美しいソロに受け継がれていきます。その後は、お城の舞踏会のような雰囲気に物語が展開していきます。後半は、くまんばちの飛行を彷彿させるような速いスケールの掛け合いで始まり、リズミカルで跳ねるようなメロディーで終曲までいきます。ソプラノを使わないアルト2本の四重奏では本当によくできた曲だと思います。音色に自信のあるアンサンブルにはオススメの曲だと思います。後半は各パートで半音階の速い指回しや、左手のクロスの速い運指が出てきますので、テクニックもかなり要求されますので、難易度は4としました。とにかく曲がよくできていますので、雰囲気もよくて演奏効果もかなり高い曲ですので、AATB編成で上を狙いたいグループなどにはオススメの曲だと思います。演奏のポイントは、曲の中の物語の移り変わりをしっかりと表現することだと思います。


・喜歌劇「メリー・ウィドウ」セレクション (作曲:レハール 編曲:鈴木英史) 難易度:4

(一口コメント)
 吹奏楽ではよく演奏されている、喜歌劇「メリー・ウィドウ」の中の曲をハイライトで集めた曲です。おそらく、曲を聴くと、一度は聞いたことのあるメロディーだなと感じる人も多いのではないでしょうか。この曲も、AATB編成の曲で、「グリムの古城」と同様に演奏効果の高い曲だと思います。この曲は、アンサンブルコンテストよりも、演奏会とかで演奏する方が向いている曲だと思いますが、結構速いパッセージが出てきたりもしますし、曲中で場面が移り変わっていきますので、難易度も結構難しくて、アンサンブルコンテストにも使える曲だと思います。この曲は、そのまま演奏すると5分では収まらないので、アンコンで使うのであれば、カットが必要です。楽譜は、#や♭も少なくて素直で吹きやすく書かれていますので、中高生の方々でもとっつきやすい曲だと思います。


・トルヴェールの惑星より「彗星」 (作曲:長生淳) 難易度:5



(一口コメント)
 皆さんもよくご存知のトルヴェールカルテットのために書かれた、ホルストの「惑星」をベースに作曲された曲ですね。この曲は、数年前からアンサンブルコンテスト全国大会の常連曲として、よく演奏されている曲です。私もこの曲をうちのカルテットで演奏したこともあるのですが、ソプラノはフラジオが出て来るのと、各パートの細かい動きを4人でしっかりと合わせないと、うまく曲として聴こえない難しい曲だと思います。テンポは全体的に速く、タンギングも速いタンギングが要求されますし、各パートの掛け合いをしっかりと組み立てた上で、曲の表現をしっかりと出していかないと、演奏するのが精一杯で、曲のいいところをうまく表現できずに終わってしまったりすると思います。作曲者の長生淳さんの曲は、他の曲もそうですが難しい曲が多いですね。この曲がしっかりと仕上げられるアンサンブルは、かなりレベルの高いメンバーが揃っていると思います。全国大会の常連曲となる理由がよく分かる曲ですね。クラッシックで言えば、曲の雰囲気や内容は違いますが、デザンクロの四重奏曲と同じぐらいの位置づけになる曲だと思います。この曲のポイントは、各パートの個人が細かい音符まできっちりと正しいアーティキュレーションで吹けるようになった上で、4人で合わした時に4つのパートがカチッと噛み合うこと(これがかなり難しい曲です)と、その上で曲の雰囲気をしっかりと出すことだと思います。



・ペンタグラム (作曲:坂井貴祐) 難易度:5



(一口コメント)
 この曲は、「ペンタグラム」という曲名にも由来しているように、5拍子の曲で、一言で言えばすごくカッコイイ曲ですね。冒頭は、ソプラノの美しくて長いソロで始まり、やがてアルトのソロで5拍子の速くてカッコイイメロディーで曲が流れていきます。曲を聴いた感じでは、吹きやすくてとっつきやすい曲なのかな?と思って実際に楽譜を見ると、かなり難しい曲だということを思い知らされる曲ですね。楽譜に書かれている運指も結構難しい運指で、その上に5拍子ですので、実際に吹いてみると、聴いた感じのイメージ通りにはすぐ吹けない曲だと思います。この曲は、非常にカッコイイ曲なのですが、運指が結構難しい上に5拍子なので、仕上げるまでに結構大変だと思います。また、最初のゆっくりしたソプラノのソロ部分と、後はテンポの速い5拍子のメロディーが曲の最後まで続く曲ですので、苦労して仕上げないといけない割には、その苦労が報われないような単純な曲の構成になってますので、アンサンブルコンテストの選曲には向かない曲だと思いますね。うちのカルテットでも、この「ペンタグラム」を候補曲にしようと思って、楽譜を入手して少し練習したのですが、確かにカッコイイ曲ではあるのですが、難しい割には演奏効果はそれほど上がらない曲だということで、ボツになった曲です。アマチュアのアンサンブルで、この曲がさらっと吹けてしまうような団体は少ないのではないでしょうか。ということで、曲の難易度は「5」だと思います。


・ギリシャ組曲 (作曲:P.イトゥラルデ) 難易度:5



(一口コメント)
 この曲は、2008年のアンサンブルコンテストの全国大会で、NTT西日本中国の演奏が話題となり、今やあちこちで流行してきている名曲ですね。曲は、クラッシックとジャズをミックスしたような、かっこよくてイカした曲ですね(笑)曲は、4つの楽章から成り、ギリシャ音階を使った非常にかっこよくて面白い曲です。1楽章は、聴いた感じではすぐに吹けそうな感じがすると思いますが、実際の楽譜は8分の7拍子で書かれており、実際に楽譜を見て吹いてみるとリズムがなかなか取れずに苦労する方も多いと思います。2楽章は、ソプラノのアドリブソロとバリトンの伴奏が難しく、ジャズの雰囲気を出すのがポイントになります。3楽章は高速ワルツで、リズムの取り方をどのように取るかで曲の雰囲気が全然変わってきます。4楽章は、ソプラノとアルトの高速16分音符の掛け合いがあり、テンポをどこまで上げられるかがポイントになると思います。このギリシャ組曲をアンコンに持ってくる場合は、5分間に収めるためのカットをどのようにするかで曲の雰囲気が全然違ってきますので、曲のカットもどのようにするかが非常に難しい曲だと思います。



・アスキ・カタスキ・ハイクス・テトラクス・ダムナメウス・アイシオン (作曲:八木澤教司) 難易度:5 

(一口コメント)
 曲名がこの上なく長い曲で、最近では人気の八木澤さんの作品です。この曲は、冒頭から現代曲風の曲で、メロディーも少し馴染みにくい感じですが、曲の雰囲気をうまく出すことができれば、かなり演奏効果の高い曲だと思います。冒頭から出てくるテンポの速い高い音と低い音の交互の16部音符のメロディーが結構難しいと思います。曲の中間部は神秘的で抒情的なメロディーが美しく、どれだけ美しい音色で歌えるかがポイントになると思います。後半は、前半に出てくるテンポの速いテーマが繰り返されます。この曲は、テンポの速い部分のテーマがきっちりと吹けないと、アンサンブルの粗さが目立ってしまいますので、高い演奏技術が要求される曲だと思います。うちのカルテットでも候補曲として少し練習しましたが、仕上げるのに結構時間がかかりそうでしたので、最終的にはアンコンの候補曲から外れました。アンサンブルコンテストで演奏されている団体は少ないですが、この曲をきっちりと仕上げることができれば、全国大会でも使える曲ではないでしょうか。ということで、難易度は「5」の曲だと思います。


・バラード・フォー・トルヴェール (作曲:横内章次) 難易度:4



(一口コメント)
 皆さんもよくご存知のトルヴェールカルテットのために書かれたバラード曲です。ゆっくりとした抒情的なメロディーから始まり、中間部はテナーから始まる高速ワルツで曲が進んでいき、後半はソプラノのソロのカデンツがあって、最後はまた冒頭の抒情的なメロディーに戻って、静かに終わります。秋の哀愁を感じさせるような、少し寂しくて暗いメロディーですが、すごく美しいメロディーと、中間部の高速ワルツはものすごくかっこいいですね!!!うちのカルテットが結成され、最初のアンコンで金賞デビューを飾った思い出の曲でもあります。楽譜を見た限りではそれほど難易度が高くはありませんが、表現力と音色の美しさが要求される曲です。この曲は、アンコンでも演奏されている団体が結構あり、この曲で地方大会や全国大会?まで出ている団体もあるようです。この曲のポイントは、テンポのゆっくりしたバラードの部分をどれだけ美しく抒情的に歌えるかと、中間部の高速ワルツの部分のジャジーなリズムをどれだけうまく聴かせられるかだと思います。この曲は、「緩⇒急⇒緩」の構成になっていますので、その場面の移り変わりをどれだけ効果的に聴かせられるかも大きなポイントになると思います。中級~上級のアンサンブルにはオススメの曲だと思います。


・アリオンの琴歌 (作曲:八木澤教司) 難易度:4



(一口コメント)
 アリオンサクソフォーンカルテットの委嘱により、八木澤さんの作曲した曲です。この曲は、「アスキ・カタスキ~」の冒頭部分のメロディーと何となく似ている出だしで曲が始まります。曲の構成は、「急⇒緩⇒急」の3部構成で、「急」の部分に当たる前半と後半はバロック調のメロディーが主題になります。曲の聴いたイメージは、とにかくカッコイイ!!!という感じですね。演奏時間も、5分以内に収まっていますし、聴くからにアンコンのために書かれたんじゃないか?と思わせるような曲ですね(笑)楽譜は「アスキ・カタスキ~」ほど難しくないですが、バロック調のテーマに出てくる細かい音符のアーティキュレーションとタンギングが大きなポイントになると思います。細かい音符のアーティキュレーションとタンギングを正確に吹くことはもちろん大切ですが、あまり意識しすぎると、アタックが強くなりすぎて、曲が重くなってしまいますので、「急」の部分は、どれだけ軽く正確に演奏できるかがポイントになると思います。あとは、全体的にffやfの部分が少なく、短いフレーズでの強弱の指示が細かくありますので、全体的に音量を控えめにして、強弱をうまくつけてやらないと、曲が単調になってしまい易い点も注意が必要です。馴染みやすいメロディーで、楽譜上はそれほど難解ではありませんが、アーティキュレーションとタンギングでやや高度なテクニックが要求されるのと、曲の表現もなかなか難しいと思いますので、難易度としては「4」ぐらいですね。


・リベルタンゴ (作曲:ピアソラ 編曲:浅利真) 難易度:4

 

(一口コメント)
ヴィーヴ・サクソフォーン・カルテットのバリトン奏者の浅利さんの編曲した名曲のリベルタンゴです。メロディーはみなさんもよくご存知だと思いますが、この楽譜の編曲は非常に面白くて、各楽器の活躍するフレーズが曲の中に交互に盛り込まれていて、速いテンポで演奏するとかなり演奏効果の高い編曲になっています。各パートの難しいフレーズの場所が決まっていますので、難しいフレーズを練習しやすいと思います。この曲は、アンコン用というよりは、演奏会のアンコールでパリッと吹くと、おぉーーーーー!!!っという感じの編曲だと思いますので、アンコンでも演奏会でも使える曲だと思います。この曲のポイントは、どれだけ速いテンポで細かい音符の動きをキッチリとなおかつサラっと吹いけるかだと思います。ゆっくりから練習していって、徐々にテンポを上げて練習するというオーソドックスな練習をコツコツしていけば仕上がると思いますので、中高生で指がよく回るというグループにはオススメですね。ゆっくりのテンポで吹けば、それほど難解な編曲ではありませんが、テンポを上げて速いテンポで吹くとなかなか難しい曲ですので、難易度としては「4」ぐらいだと思います。



・陽炎の舞踏 (作曲:八木澤教司) 難易度:4



(一口コメント)
 この曲も八木澤さんの作品のひとつで、中高生の方がアンコンでもよく演奏する曲です。曲は「緩⇒急⇒緩⇒急」の構成になっていて、冒頭の叙情的なメロディーから始まります。この曲ですが、うちのカルテットでも演奏したことがあるのですが、吹いてる分には演奏効果が高いような気がするのですが、実際に客観的に聴いてみると、吹いてる時に感じるほど演奏効果は高くなく、特に「緩」の部分は4人のサウンドがピッタリと合っていないと、かなり貧弱に聴こえてしまいます。「急」の部分は聴き栄えがしますが、「緩」の部分はうまく4人のサウンドを合わしていかないと、各奏者の音がむき出しになってしまいますので、注意が必要です。楽譜上はそれほど難しくないのですが、「緩」の部分をちゃんと聴かせるのが非常に難しい曲ですので、難易度は「4」だと思います。個人的には、「アリオンの琴歌」の方が聴き栄えがしますので、どちらかで悩むのであれば、「アリオンの琴歌」の方を私はオススメします。


・イマージュ~サクソフォーン四重奏のために 難易度:4



(一口コメント)
 5つの楽章から成る組曲で、内容もそれなりに充実した曲です。イマージュもうちのカルテットで演奏したことがありますが、この曲はCDの音源を聴いた感じではそれほど難しくは聴こえないのですが、実際に楽譜を見て吹いてみると、合わせるのが非常に難しい曲で、音源を聴いたように吹こうと思っても、なかなか思うように合わせられなくて苦労する曲だと思います。アンコンでは、5分以内に収める必要がありますので、カットが必要です。私ならば、1、2楽章全部と、最後の5楽章の最後の部分で4分30秒ぐらいのカットにすると思います。この曲も、4本のパート全てにそこそこのテクニックが求められるのと、やはり4人の演奏をきっちり合わせるのが結構難しい曲ですので、この曲も難易度は「4」だと思います。演奏のポイントは、1楽章、5楽章はどれだけ速いテンポで正確に軽く吹けるかと、2楽章を演奏するならば、アルトの旋律をどれだけ美しい音色で叙情的に吹けるかだと思います。


・SOON (作曲:清水大輔) 難易度:4



(一口コメント)
 この曲は、2001年、つまり今から約10年前に書かれた曲なのですが、私もつい最近まで知らなかった曲です。曲は3つの楽章から構成されていて、1楽章はちょっとテイストの変わった軽快なメロディーで始まり、ソプラノとアルトは1楽章の中でフラジオが出てきます。また、リズムも少し変わっていて、面白い曲だと思います。2楽章は、バリトンの刻みで始まり、2楽章前半はアルトとソプラノの16分音符が交互に出てきてメロディーになるという結構難しい部分が登場します。中盤から終わりにかけては、カッコイイ主旋律をソプラノとアルトがTuttiでハモり、後半は倍のテンポになって、最後は静かな和音で終わります。3楽章は、ゆっくりしたテンポで始まり、ソプラノとテナーがメロディーを交互に担当し、アルトとバリトンが加わってハーモニーを作ります。3楽章は、盛り上がって終わらないので、アンコンでこの曲を選曲するのであれば、3楽章の最後の終わり方がゆっくりのテンポで静かに終わるので、この曲の構成では少し寂しい感じがするかも知れません。この曲で一番難しいのは1楽章で、テンポはそれほど速い訳ではないのですが、指定テンポが上がると急に難しくなります。また、フラジオも出て来ますので、そこは外さないように演奏しなければ、逆に個人レベルの低さが露呈してしまう危険な曲でもあります。そういう意味から言えば、難易度は「4」だと思います。


以上、難易度:5~4のオリジナル曲について一口コメントを書いてみましたが、いかがでしたか?



なお、ここで紹介した曲の楽譜、音源は、以下で手に入ります。

<<楽譜>>

              


・SOON (作曲:清水大輔)





・アスキ・カタスキ・ハイクス・テトラクス・ダムナメウス・アイシオン (作曲:八木澤教司)





・バラード・フォー・トルヴェール (作曲:横内章次)
 ⇒ レンタル譜になりますので、須川展也ファンクラブ事務局へ申し込みになります。


 
・ギリシャ組曲 (作曲:P.イトゥラルデ)





<<音源CD>>

     



・バラード・フォー・トルヴェール (作曲:横内章次)





・ギリシャ組曲 (作曲:P.イトゥラルデ)





・SOON (作曲:清水大輔)

  


・トルヴェールの惑星より「彗星」 (作曲:長生淳)





アンサンブルコンテストに出場される皆さん、頑張って下さいね!





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トルヴェールカルテット with 本田俊之

今日は、私のおすすめCDでも紹介している、トルヴェールカルテット with 本多俊之についてです。

紹介している「High Five」のアルバムより、私の大好きなチック・コリアの「Spain」のライブ映像がなんと、、YouTubeにアップされていましたので、紹介したいと思います。

この映像は、恐らく「High Five」のアルバムが出てから少し経ってからのライブ映像だと思いますので、もう10年ぐらい前でしょうかね。


実は、私も京都でこれと同じライブを生で聴いたんですよ。

私のブログの記事に、「2人のホンダさん」ということで書いていますが、その二人のうちの一人、本多俊之さんのトルヴェールとのコラボレーションです。




一番手前が本多さん、そして新井さん、田中さん、彦坂さん、須川さんと並んでいます。

いや~~~~CDでもそうですが、本多さんのアドリブソロはシビれますね!!!

私が生で聴いた時も、本多さんの熱いハートのこもった演奏に私は魅了されてしまい、それからは本多さんの大ファンですよ。

実は、この「Spain」は、私が前に結成していたサックスアンサンブルで練習していたのですが、曲が完成する前に実質、解散のようになってしまったので、いつかまたこの「Spain」をやりたいとずっと思い続けている曲です。

そして、「High Five」のアルバムの思い出の曲もアップされていましたよ!
「サクソフォーンパラダイスⅠ、Ⅱ、Ⅲ」です。



この演奏は、私のオススメCDでも紹介している、以下の「High Five」のライブ映像です。
このCDは、既に廃盤になっているCDですが、Amazonで手に入ります!

このアルバムは、私のお気に入りCDのベスト10に入る素晴らしいアルバムですので、この映像を見て感動した!という方はぜひ聴いてみて下さい。





この曲は、前に私が組んでいたサックスクインテットで、アンサンブルコンテストでも演奏しましたし、あとは地元の吹奏楽フェスティバルでゲストとして出演した時に演奏した思い出の曲でもあります。

この時に、一緒にサックスを吹いていた仲間たちと、いつかもう一度でいいからこれらの曲を一緒に演奏したい!!!と思っても、その夢が実現することはもう二度とありません・・・

このサクソフォーンパラダイスを聴いていると、楽しかったあの頃の思い出がよみがえってくると同時に、私のクインテットのかけがえのないメンバーだった、バリトンサックスのI君の悲しい旅立ちが頭から離れません。

あとの4人は、いつか一緒に演奏するために集まることはできても、I君だけはもう一緒に演奏することはできません・・・

当時、京都の楽団のエキストラとして依頼を受けて、その時のメンバーと組んだクインテット。

I君も最初は、「High Five」の曲の難しさに苦労しながらも、この曲のⅢ楽章の冒頭に出てくるバリトンのソロもバッチリこなせるまでに上達して、私もすごく嬉しかったのを昨日のことのように思い出します。


アンサンブルコンテスト、メンバーの結婚式の披露パーティーでの演奏、地元の吹奏楽フェスティバルでのゲスト出演・・・
前の私が組んでいたクインテットは、今私が組んでいるカルテットとはまた違ったテイストのアンサンブルで、今のカルテットとは違った楽しさがあり、充実していましたね。

残念ながら活動は途中で休止となってしまいましたが、またいつか同じメンバーで復活させたいとずっと思い続けています。

メンバーも今はバラバラとなってしまっていますが、いつか4人で集まって、I君の追悼コンサートができればいいなと思っています。

少し暗い話になってしまいましたが、私がサックスを始めてもう30年以上が過ぎましたが、本当に色んな人と出会い、色んな思い出が私の中に蓄積されて、その多くの経験が今の私の音楽活動を支えています。


このブログを読んで頂いている方には、中学生、高校生の方から、大学生、一般の社会人の方まで幅広い方々がいらっしゃると思います。

みなさんも、今の音楽活動の中で、色んな方々と出会い、色んないい思い出をたくさん作って下さい!




テーマ:吹奏楽 - ジャンル:音楽

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