ミストなサックス

これまでのサックス人生を振り返りながら、サックスを吹くアマチュアプレーヤーの上達のヒントや情報交換の場になればと思い、当ブログを立ち上げました。

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Selmer Super Action 80 (SERIEⅠ) (アルト)

今日はアルトの試奏レポートです。

懐かしい楽器ですので、昔を思い出される方も多いのではないでしょうか。

Selmer Super Action 80 (SERIEⅠ)、通称「エイティー」です。

先日から新しいソプラノの購入やら、SAX NIGHTの出演のことでJEUGIA梅田ハービスENT店さんに足を運んだ時に、店頭に並んでいるのを思わず見つけてしまい・・・

私が中学1年生の時の屈辱のアンサンブルコンテストに出場した時に、私の父親が知人に借りてきてもらい、その時に吹いた楽器がこのエイティーです。

つまり、私の思い出のモデルでもあるんですよね。

懐かしい楽器とのご対面に、当然私のことですので「試奏」という運びになりました(笑)

SA80

【試奏データ】
楽器: Selmer SA-80
マウスピース: Selmer S90 180
リガチャー: BG Traditional GP 5micron
リード: Vandren Traditional 3 1/2


【試奏感】
いや~~~何とも懐かしいというか、こんな感じだったかな?と昔のかすかな記憶を辿りながら吹かせて頂きました。

このSA-80、元オーナーがかなり大切に扱っていたようで、多少のメッキのハゲはあるものの、ゴールドラッカーは綺麗にほとんど残っている状態で、私のSERIEⅡなんかよりもはるかに綺麗ですね。

吹いてみた感じは、SERIEⅡよりも少し抵抗感は強めで、音色は暗い感じで、こんな感じの音色が好きな方は結構多いのではないでしょうか。

抵抗感は少し強めですが、音程もしっかりしており、特に高音域は音の上ずりがなく綺麗に出ますし、フラジオもバッチリ当たりますね。

下の音域も最低音までムラなくしっかりと鳴る感じで、まだ楽器が成長しきってない感じがたまりませんね。

それにしても、SA-80がこんな綺麗な状態で残っているなんて感激でした!!

懐かしさ故にしばらく吹き倒していたのですが、うーーむこれは・・・
と思ってチェックしてみたら、タンポの浮きを発見!!

店員さんによると、最近下取りで入ったばかりだそうで、まだ未調整の状態だったようで・・・

浮いていたタンポの部分は、精密ドライバー1本で簡単に調整できるところでしたし、楽器がちゃんと調整されるともっとよく鳴ると思います(笑)

「これ、こんなに状態がいいのに調整が狂ってますよ~~」と、店員さんに調整の狂っているところを指摘してあげました(笑)

これでちゃんと調整さえされれば、かなりのお買い得品ですね。

この状態のよさで、気になるお値段はなんと、¥315,000円!!


さすがに私はもう新しいソプラノも買ってしまったことですし、財布のお金はスッカラカンで、喉から手が出るほど欲しいのですが、さすがに手が出ません・・・


これほど程度のいいエイティーは探してもなかなか見つからないと思いますので、オススメですね。


それにしてもこの楽器、かなりの美品で私もさすがに驚きました!


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YAMAHA YAS-80ZB (アルト)

今日は、アルトの試奏レポートです。

いつもお世話になっている楽器店の、JEUGIA 梅田ハービスENT店さん に行ったときに、馴染みの店員さんに「また珍しいモノが入ったんで、試奏されませんか?」と言われて、試奏した楽器です。

YAS-82ZB

YAMAHA YAS-82ZB (ブラックラッカー)


この楽器は、受注生産品で、82Zのブラックラッカーモデルです。

実は、このYAS-82ZBは、某SNSの私のお知り合いの方もこの楽器を持っていらっしゃるのですが、いったいどんな音がするんだろう・・・?って思ってて、気になっていたモデルです。

今まで普通の82Zは何度か試奏したことがあったのですが、この82ZBはもちろん今回が初めてで、ブラックラッカーのサックスを吹くのも初めてでしたので、どんな音が出るのか楽しみでしたね。

【試奏データ】
楽器: YAMAHA YAS-82ZB (ブラックラッカー)
マウスピース: Selmer S80 C☆
リード: Vandren Traditional 3 1/2
リガチャー: BG Traditional 5 micron

【 ルックス 】
 見るからに少しゴツイ感じのブラックラッカー仕上げ。黒いルックスはキャノンボールのサックスを彷彿させますね。ブラックニッケルではなくブラックラッカーですので、ニッケルのように黒光りがするような感じとは少し違う感じで、黒の管体に金色の彫刻が栄えますね。


【 音色 】
「おぉーーーー!!!違う!!!!!」

塗装が違うだけで、同じ82Zでも音も全然違うんですね・・・
吹いてみてビックリでした!

私は普通の82Zのパワフルでシブイ音色のイメージを持っていたのですが、このブラックラッカーの音色は全然違ってました。

想像とは全く違った音色で、音色はものすごくクリアで透き通った音色がしますね。

82Zと言えば、音色の方向性はまさにジャズ向きという音色なのですが、このブラックラッカーの82ZBの音色は、繊細でクリアで透き通った音がして、どちらかと言えばクラッシック向けの音色に近い音がします。

見た目は、ご覧の通りブラックラッカーの管体にキーの部分はゴールドラッカーで、かなりゴツいイメージがあるのですが、吹いて出てくる音は、繊細でクリアな音・・・

「この楽器、クラッシックでも十分イケる楽器じゃん!!」

ということで、吹いてみてビックリでしたね。


【 吹奏感 】
 さすがYAMAHAの楽器で、上から下まで音程のばらつきも少なくて、フラジオの抜けもいいし、完成度の高い楽器ですね。

吹いた時の抵抗感は、普通のゴールドラッカーの82Zに比べると、若干強めですね。


【 キーアクション 】
キーアクションは、さすが82Zですね。絶妙のキータッチですし、文句なしです。


【 所感 】
 それにしても、同じ82Zでも管体の塗装が違うだけでここまで音色が違うっていうのも驚きましたね。

黒い管体のサックスは、他ではCannonballのブラックニッケルを試奏したことがありますが、ブラックニッケルの方は、このブラックラッカーとはまた吹奏感が少し違って、音の反応がすごくよくて、音の立ち上がりがものすごく早いんですよね~

ただ、私は個人的にはブラックニッケルは反応がよすぎて少し軽く吹いてやらないといけないのですが、このブラックラッカーの方は、しっかり吹き込んでも音もひっくり返らずによく鳴ってくれますし、何よりも音色がクリアなところが私の好みですね。

この、YAMAHA YAS-80ZB は受注生産品ですので、なかなか試奏するという機会もないと思いますし、普通のモデルのように選定ができないのが辛いところですね。

ということで、今回は非常に貴重な体験をさせて頂きました。

YAMAHA YAS-80ZB をいいなぁ・・・と思っている方がいらっしゃいましたら、その方の少しでも参考になれば幸いです。


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豪華絢爛!アルトサックス吹き比べ

またまた試奏レポートです。

今日は4本のアルトサックスのまとめて試奏レポートです。

見てください、この豪華絢爛なラインアップ!

試奏楽器の提供は、いつもお世話になっている、JEUGIA梅田ハービスENT店さんです。

豪華絢爛


左側から順番に、

・Cannonball AV/LG-L (レディー・ゴディバ)
・CONN CAS280R
・YAMAHA YAS-82Z (High F♯キー付きのノーマルタイプ)
・YAMAHA YAS-875EX (須川先生の選定品)

という、豪華なサックスたち。

今日は、それぞれの詳細なインプレッションというよりは、この4本の比較という観点でレポートします。

この中で、私が初めて試したのは、CONN CAS280R と 名器の YAMAHA YAS-82Z です。

色が少し違うぐらいで、見た目にはほとんど差がないように見えますが、実際に吹いてみると、面白いぐらいそれぞれの楽器の個性が出ますね。


【 試奏データ 】
マウスピース: Selmer S90 180
リード: Rico Grand Concert 3 1/2
リガチャー: BG Traditional 5micron


【 CONN CAS280R 】
この4本のアルトの中でも、お値段も少しお手頃のこのモデルは、さすがJazz向けの楽器だけあって、軽くてポップな音がしますね。吹き込む息がすぐに音になるような感触は、まさにJazz向けに作られたモデルです。

少しお値段がお手頃価格なためなのか、Jazz向けに作られたモデルだからなのか、抵抗感はあまりなく、息をかなり吹き込むと音が少し飽和状態になる感がありました。ビギナー向けの楽器によくある感覚ですね。

音色はとにかく明るくて軽く、ポップスやロックなどでは活躍しそうな楽器ですね。この楽器のいいところは、台湾製のサックスの特徴とも言える、メカニズムがしっかりしているところです。

キーアクションは素晴らしく、私の中の順位ではこの4本の楽器の中で他のハイエンドモデルを差し置いて堂々の2位でしたね。これだけのキーアクションの楽器であれば、相当速い運指でも苦労なく対応できると思います。


【 YAMAHA YAS‐82Z 】
アマチュアでジャズをされている人の中でもかなりのユーザ数を誇る、YAMAHAのジャズ向けハイエンドモデルの 82Z。私も、お恥ずかしながら吹くのは今回が初めてで、プロでも愛用者が多いこのモデルの人気の秘密を探るべく試してみました。

まず吹いてみて感じたのは、この楽器もCONNと同様に、Jazz向けに開発されたモデルだけあり、吹き込む息がすぐ音になる反応の良さ、そして息を吹き込めば吹き込むほどパワフルに音が鳴ってくれる豪快さ。ジャズの巨匠、フィルウッズ氏が愛用し、絶賛している理由がよく分かりました。

この楽器の素晴らしいところは、音のコントロールが楽々とできてしまうこと。ベンドなんかは、口元で楽に1音分、計ったように綺麗に上げたり下げたりできて、ちゃんと音の差が1音分変っていることがハッキリと分かるぐらいです。また、フラジオを出してみると、楽器が変身したように音抜けのいい高音が炸裂します(笑) 音のコントロールのし易さは、この4本の楽器の中では堂々の1位ではないでしょうか。

そして、何よりもこの楽器の優れているところは、とにかくキーアクションがこの上なく素晴らしい!!私も眼からウロコのキーアクションでした。キーと指がまさに同化するような感じで、キーの配列といい、キーを押したり離したりしても、キーが指にしっかりとくっついて離れない感じですね。キーのバネの強さも、絶妙のフィーリングですね。キーアクションは、この4本の楽器の中ではダントツの1位でブッチギリだと思います。

いや~~恐れ入りました。m(_ _)m


【 YAMAHA YAS-875EX 】
クラシカルサクソフォーンでは、まさに世界のトップモデルと言ってもおかしくない、ヤマハの送り出したクラッシクの傑作モデル、YAS-875EX。クラシカルサクソフォーンの巨匠、ジャン・イヴ・フルモー氏を始め、日本のトッププレーヤーの須川展也氏も愛用しているモデルです。(須川先生は、正確にはYAS-875EXGですが。。)

この875EXの開発には、フルモー氏、須川先生が深く関わっており、プロの奏者がクラッシックの演奏で要求する音楽表現を忠実に再現できるように作られていますね。

今回は、運のいいことに、須川先生の選定品が店頭にあり、それを試奏させて頂きました。同じYAMAHAの楽器なのに、82Zとはここまでも性格が違うのか…と改めて驚かされましたね。クラッシックで必要とされる、柔らかくて深みのある音色と、個々のプレーヤーの音楽性を引き出す心地よい抵抗感。CONNや、82Zに比べると、全くと言っていいほど音の方向性が異なっており、音が下の方から湧き上がってくるような感じですね。

この楽器の優れているところは、やはり何と言っても、須川サウンドに代表される柔らかくて深みのある美しい音色ですね。私も以前に何度か、この875EXを吹いたことがありますが、何度吹いてみても本当に美しくていい音色です。そして、これだけの深い音を出しながらも、音程はすこぶる安定していて、ヤマハの高い技術力がうかがえますね。プロの奏者から、サックス初心者の方まで幅広く使えるモデルだと思いますし、まさに一生使える楽器ですね。20年前にこの楽器があれば、私も迷わずこの楽器を購入したのに…(T_T)

私の個人的な欲を言うとすれば、この楽器に82Zのキーを付けて欲しい!!(笑)この音色に、82Zのキーが装備されているのであれば、私なら迷わず今の楽器を全て手放して、この楽器を買います!(^O^)/(笑)


【 Cannonball AV/LG-L 】
最後は、私の大のお気に入りの楽器、キャノンボールのレディー・ゴディバです。ビッグベルで有名なキャノンボールですが、このモデルのベルはビッグベルではなく、従来のキャノンボールとは全く性格の異なる楽器です。

以前の記事でも紹介しましたが、私の個人的な評価が高く、今私の中では一番のブームの楽器です(笑) 音色は、YAS-875EXのように柔らかくはなく、どちらかと言えば硬めの音色なのですが、かと言ってジャズモデルのようにストレートな音ではなく、硬い音色ながらも深みのある音色が特徴です。一言で言えば、「シブくてカッコイイ音」の出る楽器です。

以前にも吹いたのですが、私のように息の量も多く、息の力のあるタイプの方であればきっと心地よく鳴らせる楽器だと思います。この楽器のいいところは、地味な音色ながらも音の当たりがよく、ギュッと引き締まって広がらないシブい音がするところです。

キーアクションはどちらかと言えば、柔らかいキータッチで、オールドのバネのように長年使ってバネが柔らかくなったような感じで、CONNやカドソン、SERIEⅢのようにカッチリとしてて反応のいいキーとは対照的ですね。私のように好みの偏ったマニアックな方好みの楽器かも知れませんね(笑)


ということで、今回はまとめて4本の試奏レポートでした!


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Cadeson A-902V W/SE (A-902Vの特別豪華彫刻仕様モデル)

今日は、先日試奏した4本の楽器のうちの最後の1本の試奏レポートです。

Cannonball と同じ台湾で製造された、最近ではすっかり人気のメーカーとなった、カドソンのアルトサックス Cadeson A902V W/SE です。

カドソン

Cadeson A-902V W/SE
価格: \404,250円
(本体価格: \385,000円 消費税: \19,250円)

このモデルは、A-902Vというモデルに、超豪華な彫刻を施したもので、色は濃いゴールドのヴィンテージラッカーです。

カドソンのサックスと言えば、昔は全く見たことも聞いたこともなくて、ここ最近になって出てきたサックスで、台湾製のサックスだけどものすごく完成度が高くていいという評判がたちまちに広まり、プロのプレーヤーとかでも、セルマーを吹いている人がこのカドソンのサックスに乗り換える人がどんどんと出てきたということで、一気に人気機種の楽器になりました。

私も、カドソンはすごくいいということで、噂はよく聞いていたのですが、実際に吹いたことがなく、今回がカドソンを初めて試奏するということで、どんな音の出る楽器なのかが非常に楽しみでした。

カドソンのサックスと言えば、つや消しのヴィンテージモデルのような、アンティークサテン仕上げのモデルがジャズとかでよく使われていて、プロ奏者の佐藤達哉さんの選定モデルなどがよく店頭にも並んでいます。

今や大人気のカドソンのサックス、以下にレポートを書きます。

試奏楽器の提供は、JEUGIA 梅田ハービスENT店さん です。


カドソン 2

【 試奏データ 】
楽器: Cadeson A-902V W/SE (A-902Vの特別豪華彫刻仕様モデル)
マウスピース: Selmer S90 180
リード: Rico Grand Concert 3 1/2
リガチャー: BG Traditional 5 micron



カドソン 3


【 ルックス 】
 濃いゴールドのヴィンテージラッカーの美しくて高級感溢れる管体は、Cannonball のヴィンテージラッカーシリーズと同じく、台湾製のサックスとは思えないですね。
このモデルは、A-902Vに豪華な彫刻を施したモデルで、管体の彫刻も非常に美しいですね。
カドソンのサックスは、セルマーのサックスをモデルにして作られたと言われており、ルックスもセルマーによく似た感じに仕上がっています。


【 音色 】
 なんじゃぁ、このサックスはぁ~~~?!?!?!
いきなり変な言葉が出てしまいましたが、決して変だという意味じゃないですからね(笑)
思わず吹いてビックリ!!

私が今まで27年間サックスを吹いてきて、いろんな楽器を吹いて来ましたがが、この楽器が恐らく一番音抜けのいい楽器だと思います。

新品の楽器にも関わらず、いきなり吹いてもこの抜群の音抜けと音の響きの良さ……
私の中では、「ありえない・・・」の一言でした。

マウスピースを付けて、普通に吹いて音を出してみたのですが、音の立ち上がり、音抜け、音の響きと、今まで吹いてきた楽器の中のどの楽器よりも優れており、それほど息を吹き込んでもないのに、管体全体が響き渡り、芯のある太くて遠くまで届くような音が簡単に出てしまうのです。
サムレストとサムフックは、金属製のものが標準装備されていますので、それも大きく影響しているのかも知れませんね。

例えば、セルマーの楽器とかですと、新品の楽器を購入してから、何年もその楽器をじっくりと吹き込んでいくことによって、音の響きや音抜けがだんだんとよくなってきて、楽器が成長してくるのですが、このカドソンの楽器は、新品の楽器のうちから既に育ってしまっており、しかも育ちすぎと感じるぐらいの感じですね…

音色は、とにかく音がめちゃくちゃ明るくて華やかで、パァーーーっと音が広がるような音色ですね。

総銀製のシルバーソニックの楽器に息をかなり吹き込んだ時のような音が、息をそんなに入れなくても楽々と出せてしまう感じですね。

これは、初心者の方が吹いても相当いい音が出ると思います。


【 吹奏感 】
 私もこれまたビックリしてしまったのですが、楽に普通に吹いただけでも、よく響く太い音が出ますし、他のどの楽器よりも軽く吹いただけで楽器全体が響き渡るような楽器ですね。楽器を吹いた時の抵抗感はそれほど強くないのですが、そんなに息を入れなくても本当に楽器がよく鳴ってくれます。

息の量も圧力も共に強いタイプの私が、普通にこの楽器を吹くとうるさいぐらいに楽器が鳴ってくれて、「あ、俺はそこまで音を響かそうと思ってないんだけど…」って思っても、楽器が勝手に響いてくれる感じですね(笑)

私にとっては、おいおい、そこまでよく響いて鳴ってくれなくても大丈夫だってば…って思うほどの楽器です(笑)

しかしながら、この楽器にもやはり欠点はありましたよ!(笑)

これだけ楽器がよく響いて、音抜けもレスポンスも抜群であるにも関わらず、フラジオについては少し出しにくい楽器ですね。楽器が楽によく鳴りすぎてしまうせいなのか、何が原因なのかはよく分かりませんが、フラジオの音の当たりが少し悪く、フラジオの音程のコントロールも少しし辛いですね。


【 キーアクション 】
 キーアクションは、カッチリとした少し硬めの感じで、セルマーのSERIEⅢに近いキーの感覚ですね。キーは少し硬い感じがあるかもしれませんが、かなりキーのレスポンスが良く、速い運指などにはバッチリ対応してくれますし、キーアクションについてはセルマーのSERIEⅢのような感じのキーアクションで申し分ないですね。また、右手のキーは指の短い日本人でも余裕で押さえられるようなコンパクトで近めのキーポジションですので、手の小さい方や女性の方でも安心ですね。


【 所感 】
 今回、私も初めてカドソンのサックスを吹かせて頂いたのですが、本当に台湾製のサックスってどうしてこんなにいい楽器ばかりが出てるのでしょうね?

台湾製のサックスは、日本に輸入された後、店頭に並ぶ前にタンポの総交換や、楽器の組み立て直しなどを行って、製品のチェックや管理体制がしっかりしているとのことでしたので、おそらくそういうところも、楽器の完成度の高さに現れてきているのでしょうね。

それにしても、買ったばかりの新品のサックスの音抜けや鳴りがいきなりここまでいい楽器というのは、他には私もまだ吹いたことがありませんね。

この楽器は、まさにこれからサックスを始めようとされている方や、レンタルの楽器から新しい自分の楽器を買いたいと思っているようなビギナーの方には是非ともオススメの楽器だと思います。

店員さんとも話をしたのですが、私がこのような感想を言うと、「実は、最近ではカドソンからサックスを始められる人ってものすごく多いんですよ。」という返事が返って来ましたので、やっぱり思った通り初心者の方がファーストサックスとして購入されているのだな…と妙に納得してしまいました。

それにしても、新品の楽器でここまで音抜けがよくて、よく響く楽器があったとは本当に驚きでしたね。

この、A-902 W/SE のモデルはお値段もかなりいい値段がすると思いますが、セルマーのSERIEⅡやSERIEⅢの購入を考えていらっしゃる方や、これからサックスを始められる方、マイ楽器を購入される方で、一生使えるような1本を購入したいと考えていらっしゃる方には、本当にオススメの楽器ですね。また、同じカドソンでもう少しお安いモデルを検討されるのもいいと思います。

いや~~~、台湾製のサックス恐るべし!!!


いかがだったでしょうか?

今回は、ソプラノ、アルト、テナーと合計4本の楽器を試奏してレポートしました。


初心者の方や、楽器の経験がまだそれほどなくて、楽器の違いなどがよく分からない…という方もいらっしゃったと思いますが、次なる企画では、初心者の方やビギナーの方が購入を検討する、10万~15万円前後のお手頃価格のサックスをいろいろと試奏して、初心者の方の楽器購入にも役立つようなレポートをしたいと考えていますので、また楽しみにしておいて頂ければと思います。


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Cannonball TV/PC-L (ピート・クリストリブ)

今日は、テナーサックスの試奏レポートです。

先日は、アルトの、Cannonball のCannonball AV/LG-L (レディー・ゴディバ)でしたが、今回は同じ Cannonball のヴィンテージラッカーモデルのテナー、Cannonball TV/PC-L (ピート・クリストリブ)です。

ピート・クリストブ

Cannonball TV/PC-L (ピート・クリストリブ)
価格: 504,000円
(本体価格:480,000円 消費税:24,000円)


試奏楽器の提供は、もちろんいつもお世話になっている、JEUGIA 梅田ハービスENT 店 さんです。

キャノンボールの、レディー・ゴディバに魅せられ、ずっとこのモデルが気になっていたので、次回は是非とも試奏したい!ということで、今回吹かせて頂きました。

TV_PC-L 2

【 試奏データ 】
楽器: Cannonball TV/PC-L (ピート・クリストリブ)
マウスピース: Selmer S80 C*
リード: Vandren Traditional 3
リガチャー: Selmer純正リガチャー


私も長らくサックスを吹いてきて、テナーもいろいろと吹いたのですが、キャノンボールのサックスの出来の良さには本当に驚かされますね。


TV_PC-L 3


キャノンボールといえば、ビッグベルで重厚でパワフルなサウンドというのが世間での評判ですが、このTV/PC-Lは、アルトのAV/LG-Lと同じように、キャノンボール独特のビッグベルではなく、音色も一味違ったテイストのモデルですね。


TV_PC-L 4

ネックスクリューとライヤースクリューは、キャノンボール独特の三角の穴が開いており、オシャレですね~~~



【 ルックス 】
 手に取ってみると、レディー・ゴディバの時と同様に彫刻の美しさに目を奪われました。
このキャノンボールの最新作は、彫刻違いの2種類があり、ひとつは先日私が試奏した「レディー・ゴディバ」で、もうひとつが今回の「ピート・クリストリブ」です。今回のこのテナーの「ピート・クリストリブ」は、ドラッグ・レースの煙と炎をあしらった豪華な彫刻が刻まれており、限定200本のヴィンテージシリーズモデルです。

サムレストとサムフックはアルトのレディー・ゴディバと同様に金属製で、よく響きそうな感じです。
色は、セルマーのリファレンスのような濃いゴールドのヴィンテージラッカーメッキで、重厚感と高級感がありますね。


【 音色 】
 いや~~本当にいい音しますね…
音色は、派手ではありませんが、深くてしっとりとした味わい深い音色で、まさにクラッシックを演奏するのには持って来いのシブ~~い音色ですね。
高音域も軽々しい音はせず、テナーらしい安定した美しい響きがしますね。
アルトのレディー・ゴディバと同様に、音色の良さはセルマーの上を行っていると個人的には思いましたね。セルマーのSERIEⅢのようにシャープな音色とは対照的な艶っぽい音色がします。


【 吹奏感 】
 吹いてみた感じは想像通りで、高音域は息を吹き込めばよく響きますし、音がギュッとまとまった感じで、上品でよく響きますね。低音域も安定しており、全音域に渡ってバラツキも少なくて、楽に吹けます。音程も安定しており、音も上ずることもなく、楽器の完成度の高さが光っていますね。


【 キーアクション 】
 キーのポジションがヤマハなどの国産楽器に比べて間隔が少し広い感がありますが、キーを押さえた感じは他の楽器よりもソフトな感じで、握力の弱い女性とかにはいいかもしれませんね。キーアクションも、カッチリとしたセルマーのSERIEⅢとは対照的で、ソフトでなめらかな感じでしたね。


【 所感 】
 キャノンボールのヴィンテージシリーズ、本当にいい楽器ですね。私は、アルトのレディー・ゴディバに魅せられてしまいましたが、このテナーのピート・クリストリブも味わい深い本当にいい楽器だと感じましたね。テナーのレディー・ゴディバは残念ながら、楽器店にはなかったのですが、レディー・ゴディバとは彫刻が違うだけですので、吹奏感はほぼ同じだと思います。セルマーのリファレンスを購入しようと思っている方は、是非ともこのモデルを試して見てください。
キャノンボールは、ジャズでよく使用されているようですが、このヴィンテージモデルのシリーズは、どちらかと言えば、クラッシックの方が向いていると思いましたし、吹奏楽やクラッシックのカルテットでも大活躍してくれるモデルだと思います。

それにしても、本当にいい音してますね…

テナーの方は、限定200本ですし、こちらも個体差が少ないので、このモデルも私のオススメサックスとして胸を張ってオススメできるモデルですね。

楽器店の方の話では、限定モデルですので、もうすぐメーカーからの供給がストップするとのことですので、ご興味のある方、これからサックスの購入を検討されている方はぜお早めにご検討されることをオススメします。

私も、レディー・ゴディバのアルトを購入しようかな…(笑)





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