ミストなサックス

これまでのサックス人生を振り返りながら、サックスを吹くアマチュアプレーヤーの上達のヒントや情報交換の場になればと思い、当ブログを立ち上げました。

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もう一人のホンダさん

今日は、もう一人のホンダさんで、T-SQUAREの元メンバーだったフュージョンサックスプレーヤーの本田雅人さんについて書きたいと思います。


こちらも同じホンダさんなのですが、こっちのホンダさんの字は、「本田」です。

本田雅人さんは、日本を代表する超一流のフュージョンサックスプレーヤーです。

次は、彼との出会いについて書きたいと思います。

彼との出会いは2000年の夏の終わりのことです。
とあるCDショップで私が時間つぶしをしていたときに、Jazz&Fusionのコーナーで目ぼしいCDを探していた時のこと。

ちょうどそこで、新作CDの視聴コーナーがあって、そこで彼のアルバムを見つけました。

彼のアルバム「Real-Fusion」です。

私は最初、このアルバムのジャケットを見たときに、なんて生意気そうな顔した若者がサックスを持って写ってるんだ…と思いました(笑)

これもまた、本田さんには大変失礼な話なのですけどね…

ちょうど視聴できるCDだったので、どれどれお手並み拝見といくか…とヘッドフォンを取って、再生ボタンを押しました。

1曲目は、彼を知る人なら誰もが知っている、「放課後は日曜日」です。
彼の演奏が始まるや否や、これまた腰を抜かしそうなぐらい驚きましたね…

彼の音、テクニックを目の当たりにして、「こんな凄いサックスプレーヤーが日本にもいたんだ…」と…

彼の音を初めて聴いた私は、これまた彼の音の魅力に一発で取り付かれてしまい、その場で彼のアルバムを買って帰りました。

その後、彼のことを知るうちに本当に驚くべき事実がいろいろと出てきましたね。

恥ずかしいことに、彼がT-SQUAREの元リードサックスをやっていたことを実は後から知ったのです(笑)

私はフュージョンが大好きで、THE SQUARE の大ファンで、昔はTHE SQUAREのアルバムはすべて制覇し、伊東たけしさんの大ファンで、彼のアルバムもよく聴いていたのですが、伊東たけしさんがTHE SQUAREを離れてからは、SQUAREも全く聴かなくなり、T-SQUAREになってからは誰が何をやっているかなど全く興味も持たなくて、聴くことすらしなかったからなんです。

どうりで彼がT-SQUAREのリードサックスをやっていたなんて知る由もないはずです…(苦笑)

本田雅人さんは、高知県中村市の出身で、音楽の先生をしている父の影響でサックスを始めました。

その後、彼は国立音楽大学に進み、クラッシックサックスを勉強する傍ら、大学生にも関わらず、プロのジャズサックスプレーヤーとして活動していました。

そんな彼は国立音大の中でも「伝説の人」と今でも語り継がれているらしいです…

クラッシックサックスを勉強しながらもプロジャズプレーヤーとして活躍し、卒業演奏試験では、クラッシックの曲を演奏して、審査員の教授に絶賛される名演奏をして、満場一致の主席の評価を得て、国立音楽大学を主席で卒業したのです。

音大の卒業演奏でクラッシック曲の名演奏を残しながらも、プロではフュージョンプレーヤーとして第一線で活躍している彼は筋金入りの本当に凄い人なのです…

私の一番尊敬しているプロのサックスプレーヤーですね。

独断と偏見ですが、私は日本のフュージョン界ではダントツでNo.1の技術とテクニックを持つサックスプレーヤーだと思っています。

彼は本当に器用なプレーヤーで、ソプラノ、アルト、テナー、バリトン、EWI (電子サックス)が吹けることはもちろんのこと、サックス以外にも、フルート、トランペット、ギター、リコーダーなどなど、いろんな楽器をこなせる上に、歌まで歌ってしまうというマルチプレーヤーなのです。

彼のライブに行ったことのある人なら分かると思いますが、彼のライブに行くと、彼のマルチプレーヤーぶりがたっぷりと味わえます。

彼の演奏を見てみると分かると思いますが、叩き上げのプロとは違って、サックスの専門教育を受けた洗練された技術とテクニックが随所に見られます。

私が一番好きなのは、彼のアンブシュア(楽器のくわえ方)とキーを押さえる運指ですね。
余分な力がどこにも入っていなくて、本当に楽器を吹いているのか?とも思える本当に楽なアンブシュアから吹き込まれる、パワフルで美しいサウンド…

どんなに難しくて早いパッセージでもいとも簡単に吹きこなす早くて楽な指の運び……

きっとサックスをやっている人が見ると、誰もが憧れる演奏スタイルであるのは間違いないですし、しかもそれを涼しい顔でやってのけるところがプロの中のプロを感じさせますね。

彼の運指や奏法は私が目標とする演奏スタイルですね。


先述で、本田さんのことを生意気な顔をした若者と書きましたが、実は本田さんは私よりも年上で、年齢はもう40半ばなんですよ(笑)

そうです、本田さんはものすごい童顔なんです…(笑)

これもまた驚きましたね。


CDやDVDでも十分彼の魅力は堪能できますが、やはり生に勝るものはないですね…

彼のCDで私のオススメは、

「Real-Fusion」




「The Best And More」




「Assemble A Crew」





オススメDVDは、2004年9月に渋谷で行われたライブDVD、

「Masato Honda LIVE! Assemble A Crew」




です。


とにかく、本当に凄い人ですので、本田さんの音を聴いたことのない人はぜひとも聴いてみて下さい。
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2人のホンダさん

今日は、私が師と崇める日本のプロサックスプレーヤーについて書こうと思います。

師と言っても、私が勝手に師と呼んでいるだけなのですが…


タイトルにもある通り、2人のホンダさんです。

一人は、音楽プロデューサーでも有名なジャズサックスプレーヤーの本多俊之さん。
もう一人は、T-SQUAREの元メンバーだったフュージョンサックスプレーヤーの本田雅人さんです。

ホンダの字が少し違いますが、2人とも同じホンダさんです(笑)


私はもともとサックスはクラッシックから始めたのですが、ジャスとフュージョンが大好きで、この2人のプレーヤーに魅せられて、私はこの2人を自分の目標とする憧れのプレーヤーとして崇めています。

まずは、本多俊之さんについて。

プロのジャズ奏者を父に持つ彼は、父の影響でジャズサックスを始め、若い頃より父親譲りのジャズの才能を開花させ、プロのジャズサックスプレーヤーとして活躍するようになりました。

しかし世間では、本多俊之と言えば、音楽プロデューサーとしての彼の方が有名ですね。

今は亡き日本を代表する映画監督の伊丹十三の映画音楽は、すべて彼のプロデュース作品です。
マルサの女、ミンボーの女などなど、彼の手掛けた音楽はどれも傑作ばかり。

昔懐かしいニュースステーションのオープニングテーマも彼のプロデュースなんですよ。
そんな彼は、知る人ぞ知るプロのジャズサックスプレーヤーなのです。

私が初めて彼のサックスを生で聴いたのは、もうかれこれ15年ぐらい前になります。

ちょうど、須川展也さん率いるトルヴェールカルテットの演奏会が京都であるという情報が入って、そのチケットを手に入れたのですが、その演奏会には、「トルヴェールカルテット with 本多俊之」というタイトルが書かれていて、「本多俊之??誰だ?この人は… ま、いっか…」と、トルヴェールが聴けるのだからと気にも留めていませんでした。

演奏会当日、開演時間になってコンサートが始まり、須川さん率いるトルヴェールカルテットが出てきたのですが、その直後…

赤いアロハシャツを着た、軽そうなオッサンがヘラヘラしながら舞台に登場してきて、

「誰だぁ~?この軽そうな中年のオッサンは…」

それが私の初めてお目にかかった本多俊之さんだったのです(笑)


その時は、まさかこの軽そうなオッサンが憧れの人になるなんて想像もしなかったですね…

変なオッサンだなぁ…と見ていると、ヘラヘラと標準語で挨拶をした後、しばらくしてサックスを手にしたので、

「え、、、このオッサン、もしかしてサックス吹くの?!?!?」

とにかくビックリしましたね。

それまで彼のことを全く知らなかった当時の私は、失礼にもそんなことを思ってしまったんです(笑)

そして、彼がサックスを吹き始めた瞬間、私は彼のサックスの音に頭をハンマーで強く殴られたような強烈なショックを受けました……

とにかく半端じゃないほど凄いサックスの音…
その音の大きさは今までに一度も聴いたことないパワフルで大きな音で…

そして彼のサウンドにはものすごく熱いハートが感じられて、一瞬で彼の音の虜にさせられてしまいました。


須川さん、彦坂さん、新井さん、田中さんの音を堪能するつもりが、私はすっかり本多俊之の虜になってコンサート会場を後にしました…

それ以来、私は本多俊之の音に惚れ込んで今もなお彼の音をCDでよく聴いています。


燻し銀の魅力とも言いましょうか…

彼のそのハートのある熱い音は、聴く人々を一瞬にして魅了しますね。

本多俊之さんは、須川さんとの交流を深め、ジャズサックスとクラッシックサックスを融合させ、トルヴェールカルテット with 本多俊之の5重奏アンサンブルで、「HIGH FIVE」というアルバムを東芝EMIからリリースしています。

私の中では、サックスアンサンブルとしては最高傑作のアルバムと言えるものだと思います。

アルバム「HIGH FIVE」に収録されている曲は、もちろんすべて本多さんのプロデュースの曲ばかりで構成されていて、そのアルバムの楽譜も同時に出版されました。

私が今の前に組んでいたアンサンブルは、この「HIGH FIVE」の曲を中心に5人で活動していました。

もちろん、「HIGH FIVE」の曲をやるのは私の独断と偏見だったのですが、メンバー全員が「HIGH FIVE」の曲が大好きになり、みんながそれぞれ一生懸命練習してましたね。

そして、このアルバムの中の「サクソフォンパラダイス」という曲で、コンテストに出たこともありました。

このアルバムの中の収録曲で、本多さんの編曲した、チックコリアの「スペイン」という曲があるのですが、この曲がとにかく私の一番のお気に入りの曲ですね。

この「スペイン」はとにかく難しい……
聴いてるだけでも、こんな曲がアマチュアに吹けるのか???って思うぐらいです。
アマチュアの集まりではこの「スペイン」を完成させるのにどれだけの期間と練習が必要なのか分からないぐらいの難曲です。

前のアンサンブルでは、いつかそのメンバー5人でこの「スペイン」をステージで演奏するのが夢だったのですが、残念ながらその夢はとうとう叶わない夢となってしまいました…

ちなみに私は今でも、この「スペイン」の夢は今でも捨てていません。

前のあの5人のメンバーで実現することはもうできませんが、いつかまた違うメンバー5人で実現させたいと思っています。


本多さんには少し失礼なことを書いてしまいましたが、これが私と本多さんとの出会いでした…


JAZZサックスの好きな人には、ぜひとも1度は彼の音を生で聴いて欲しいですね。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

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