ミストなサックス

これまでのサックス人生を振り返りながら、サックスを吹くアマチュアプレーヤーの上達のヒントや情報交換の場になればと思い、当ブログを立ち上げました。

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強く吹くこととしっかり吹くことの違い

今日は、「強く吹くこととしっかり吹くことの違い」というタイトルで記事を書いてみたいと思います。

私がサックスを教えている生徒さんのレッスンの時に、例えばロングトーンやスケール練習で、音がしっかりと出ていない時に、「しっかり息を吸って、しっかり吹いて下さい」とか、マウスピースから「しっかり息を入れて下さい」という風に言うことがあります。

何ヶ月か前のレッスンでの話なのですが、私がいつものように「しっかり吹いて下さい」という風に指導していたところ、出てくる音の大きさは結構大きな音が出てくるのですが、その音が全然響いていないので、吹き方をチェックしたところ、その方は「しっかり吹く」ことを「強く吹く」と解釈していて、とにかく息を強く入れる、思いっきり息を入れるという風に思っていたようです。

日本語って難しいですね。

「しっかり」という日本語自体が少し抽象的で、人によっては「強く」ととらえてしまう人もいると思います。

私が指導する時によく使っている、サックスを吹くときの「しっかり吹く」、「しっかり息を入れる」という表現は、「強く吹く」、「息を強く入れる」の意味ではありません。

では、例えば、「強く吹く」、「息を強く入れる」とどうなるのでしょうか?


みなさんも実際にやってみられると分かると思いますが、サックスを強く吹くと、口元で息が余るような感じになって、頬っぺたが膨らみそうになり、マウスピースから息が思うように入らないといった状況になると思います。

この状況になると、吹き込む息に効率的に圧力がかかりませんので、いくら強く吹いてもある程度大きな音は出るかも知れませんが、強く吹いている割には音が響かないですし、音色も荒っぽい汚い音色になってしまいます。


では、「しっかり吹く」、「しっかり息を入れる」とはどのように吹けばよいのでしょうか?

私がよく使っているこの「しっかり」という言葉は、「吹き込む息を確実にマウスピースに通す」という表現を使えば分かりやすいでしょうか。

吹き込む息をしっかりマウスピースに通すことによって、そんなに強く思いっきり息を入れようとしなくても、リードが効率的に振動して、出てくる音もよく響く伸びやかな音になります。

これが私の言う「しっかり吹く」ということです。

吹き込む息をしっかりとマウスピースに通そうとすると、他の記事にも書いていると思いますが、「息の柱」を作ってやる必要がありますし、腹式呼吸を使ってその息の柱の硬さや太さをコントロールして、圧力のかかった息を楽器に吹き込む必要があります。

ですので、みなさんもよく響く伸びやかな音を出したいと思うならば、吹き込む息をしっかりとマウスピースに通してやるイメージで練習しましょう。


このことを意識することで、自然と腹式呼吸もできるようになってくると思いますし、吹き込む息をマウスピースの先端に集中させて、密度の濃い息を入れる習慣が付いてくると思います。


今日は、「強く吹くこととしっかり吹くことの違い」について書いてみましたが、みなさんはいかがでしょうか?

力任せに強い息を入れても楽器がちゃんと響いてくれないことに気付くことができたならば、それだけでも大きな進歩だと思いますので、日々の練習で意識しながら、よく響く伸びやかな音が出せるように頑張りましょう!



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表現は大袈裟に

梅雨の蒸し暑い日が続いてますが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか?

6月もいよいよ今日で最後ですね。

今日は、「表現は大袈裟に」というタイトルで記事を書いてみたいと思います。

サックスで曲を吹くときに、楽譜を見ると五線譜に音符が並んでいて、五線譜の下に色々な記号が書いてありますよね。

pp(ピアニッシモ)、p(ピアノ)、mp(メゾピアノ)、mf(メゾフォルテ)、f(フォルテ)、ff(フォルティッシモ)といった強弱記号や、クレッシェンド、デクレッシェンド、他にも fp(フォルテピアノ)などの特殊な記号もあります。

これらの記号は、音に強弱や音量の変化を付けることによって、その曲の曲想を作っている大切な記号です。

吹奏楽やオーケストラなどの演奏を聴いていると、音の強弱によって思わずハッとさせられたりすることも多いですよね。

上に書いた強弱記号は本当に基本的なものだけを挙げてみましたが、これらの記号以外にも演奏の際に効果的な表現をするための記号がたくさんあり、奏者はその記号を見てより魅力的な演奏をします。

皆さんは音の強弱を演奏でうまく表現できていますか?

サックスを吹いているときに、強弱を付けて吹いているつもりが、実際に録音してみると全然強弱が付いていなかったり、クレッシェンドしているのに全然音が大きくなっていないという経験はありませんか?

吹奏楽やアンサンブルでも、強弱を付けて吹いているつもりが、実際は全然音量が変わっていないということで指揮者の先生に何度も注意されるということがよくあるのではないでしょうか。

このような経験はサックスだけに限らず、管楽器を吹いている人であれば皆さんもよく経験すると思います。

では、なぜそうなってしまうのでしょうか?


例えば、歌を歌う場合ですと音を出すのが喉の声帯ですので、声の大きさをコントロールするのは比較的簡単にできますので、カラオケとかで歌ったりするときは、自分の思うように歌えば音の強弱も簡単にコントロールできますし、マイクもありますので声の強弱は面白いように操ることができると思います。

ところが、音を出すのが声ではなくて楽器ということになると、自分で強弱を付けて吹いているつもりでも、実際は自分が思っているほど音の強弱が付きません。

これは、音を出すのが自分の身体の一部ではなくて楽器であるため、かなり大袈裟で大胆に強弱を付けてやるようにしないと、実際に出てくる音の強弱は全然付かないということになってしまうのです。

ですので、サックスを吹くときの表現はかなり大袈裟で大胆にしてやるようにしましょう。

例えば、pp(ピアニシモ)であればかなり小さな音で吹くようにして、クレッシェンドとかもかなり小さな音からかなり大きな音にしてやり、音の強弱の変化を大袈裟にしてやるようにすると、聴いている方はちょうどいいぐらいになります。

この音の強弱の幅は、よく「音のダイナミックレンジ」と呼ばれていて、曲を演奏する時は音のダイナミックレンジが大きければ大きいほど効果的な演奏表現ができます。


さて、みなさんの吹くサックスの音のダイナミックレンジはいかがでしょうか?

初心者の方ですと、ある程度大きな音で吹くのは比較的簡単にできるかも知れませんが、小さな音で吹くのは息の圧力がしっかりかかっていないとすぐに音が出なくなってしまったりしますので難しいと思います。

サックスでよく小さな音でちゃんと吹けるように練習することが大切だということを先生や先輩から教わったりすることがよくあると思いますが、それは音のダイナミックレンジの幅を大きくすることにも大きく関係しますので、非常に大切です。

また、大きな音で吹く場合も、ある程度は大きな音で吹けても、それ以上大きな音で吹こうと思うと、噛み過ぎのアンブシュアになっていたりするとはマウスピースから息がたくさん入りませんので大きな音が出ませんし、腹式呼吸がちゃんとできていないと、息に圧力がしっかりとかかっていなかったり、息のスピードコントロールがうまくできないと音も響きませんので、音量もある一定の音量までくるとそれ以上の音量が出なかったりします。

ですので、小さな音でちゃんと音を出して吹く練習、噛み過ぎのアンブシュアにならないこと、腹式呼吸を使って息の圧力や息のスピードをコントロールする練習に加えて、実際に曲を演奏する時には、「表現は大袈裟に」することを心がけましょう。

そうすることで、どんな曲を吹いてもより効果的な演奏ができるようになります。



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本番にミスは付き物!

うっとおしい梅雨の時期ですね。

気温もかなり上がり、もう真夏の暑さの日が続いてますが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか?

私の方は、仕事の方が忙しく、なかなか記事の更新もできておらず、すみません。。m(_ _)m


今日は、「本番にミスは付き物!」というタイトルで記事を書きたいと思います。

サックスを吹いている方ですと、発表会、演奏会、コンクール、コンテスト、人によってはメンバー選考のオーディションなど、いろんな本番の舞台に上る機会があると思います。

かく言う私も、中学時代からサックスを吹いてきた訳ですが、もう数えきれないほどの本番の舞台を経験してきました。

中では、緊張してしまって演奏がガチガチで、ミスを連発してしまい、本番が終わってからもう立ち直れないぐらいの嫌悪感に襲われたことも何度もあります。

また、本番の演奏が本当に楽しくて、吹きながら自分でも鳥肌の立つぐらい感動してしまった充実したステージもたくさんありました。

そんな感じで、本当に様々な本番の舞台を色々と経験してきた訳ですが、振り返ってみるとほとんどの本番の舞台について言えることが、今回の記事のタイトルにした「本番にミスは付き物!」ということです。

まさに本番にミスは付き物であり、思わぬアクシデントも当たり前のように起こるということです。

みなさんも本番のステージで演奏した時に、大きなミスをしてしまったり、思いもよらないアクシデントが起こってしまい、それに動揺してしまったために、演奏がボロボロになってしまったという人も多いのではないでしょうか?

しかしながら、本番でほぼ100%に近い状態でいい演奏ができることはまずなくて、ミスをしてしまったり、思わぬアクシデントに見舞われるというのは、私から見ればごくごく当たり前のことだと思っています。

ですので、私は今もアンサンブルコンテストなどで本番のステージに上がることがありますが、緊張も全くしませんし、大きなミスをおかしても、何かアクシデントがあったとしても、「あ~~~やっぱりやらかしてしまった…(笑)」ぐらいにしか思っていません(笑)

みなさんから見れば、Takaさんは長くサックスを吹いてるベテランだからそんな風に余裕でいられるんですよ!って思われるかも知れませんが、経験の浅い方、初心者の方でも、本番ではミスやアクシデントは必ず起こるという覚悟さえできていれば、本番でのミスやアクシデントを楽しむことさえできるんですよ(笑)

私のサックス人生の中での一番最初の本番でのアクシデントはというと、夏の吹奏楽コンクールで、本番の演奏の順番待ちで舞台袖にいたとき、当時のトロンボーンの後輩が私のサックスのマウスピースの先端にぶつかってきて、なんと本番前にリードが割れてしまったというアクシデントがありました。

その時は、予備のリードも持っておらず、私もさすがにリードを割った後輩を叱りましたが、後輩も真っ青な顔をして泣きそうでしたし、どうしようもない状態でしたので、後輩に次はこんなことを起こさないようにと注意した上で、いい演奏をしよう!と後輩を励まして本番の舞台に出た記憶があります。

それ以来、本番でのアクシデントはあるものだと思いながらやってきました。

後は、演奏中にリードミスをしてしまったり、音が裏返ってしまったり、ひっどい音程の音で吹いてしまったりと、本当にいろんなミスをやらかしましたね(笑)

最初は、そのやらかしてしまったミスで頭が真っ白になって、演奏がボロボロになったりしていましたが、そのうち、やらかしてしまったものは取り返すことはできないということと、その後で普通に演奏できれば、そんな部分的なミスなんて演奏全体の評価にはほとんど影響しないということが分かってからは、「本番にミスは付き物!」ということを頭に常に置いて本番に臨んできました。

そのおかげで、今や「今日の本番はどんなミスやアクシデントがあるのかな~?」なんて人ごとのように楽しみにするようにさえなってしまいました(笑)

今はアンコンの本番ぐらいしか本番のステージに上がることがなくなってしまってますが、アンコンの本番でもそれほどミスなく吹いた演奏よりも、大きなミスをやらかした演奏の方が高い評価を頂くというジンクスまで出来上がってしまっているぐらいです(笑)

つまり、この記事で何が言いたいのかというと、本番中のミスで緊張してしまったり、頭が真っ白になってその後の演奏がボロボロになってしまったりする方が結構いると思いますが、そういう方は損をしてますよ!ということです。

そういう方は、「本番にミスは付き物!」、「本番にアクシデントは付き物!」ということで、何があっても驚いたりひるんだりすることなく、「本番の演奏を楽しみましょう!」ということです。

本番のステージというのは、今まで長い間苦労しながら練習してきたのが、ほんの5分や10分で終わってしまう訳ですから、プレッシャーもかかると思いますし、そこでミスをしてしまったら今までの苦労が水の泡…なんて思いがちですが、決してそんなことはないのです。

今までの長くて苦しい練習の成果というものは、本番で大きなミスをおかしてしまったとしても、演奏全体で見ればちゃんと結果に出てくるものなのですよ。

いくらミスなく演奏できたとしても、いい結果が出なければ、今までの練習方法などに問題があったり、今の実力がその結果のレベルだということになりますし、本番でいくら大きなミスをおかしてしまったとしても、演奏全体のレベルが高ければ、それなりの結果が出るということなのです。

ですので、本番のステージでは細かいことにとらわれずに、とにかく本番の演奏、ミス、アクシデントも含めて楽しんで演奏することが一番大切だということです。

演奏が上手か下手かが重要ではなくて、演奏する側が楽しんで演奏して、それが聞いてる人にも伝わって、聞いてる方も楽しくなれるというのがいい演奏だと私は思っています。

とある吹奏楽の有名な指揮者の先生が言ってるように、「演奏する側が楽しく演奏してないのに、聞いてる側が楽しくなる訳がない」、まさにその通りだと思います。

あ~~ミスってしまった…どうしよう…(泣)

もうボロボロだ…

演奏する側がそう思って演奏していると、演奏にもそれが表れてきますので、聞いてる方にもそれが伝わってしまいます。

私が大学時代のエピソードなのですが、確かコンクールの地方大会の本番だったと思うのですが、私が本番でミスしたにも関わらず、調子に乗って楽しく吹いていたのが審査員の耳に止まったようで、審査講評に「サックスに1人だけジャズスタイルの人がいますね。楽しそうに吹いてていいですね。これからも楽しく吹いて下さい!」というコメントがあり、団員一同に大爆笑された思い出があります(笑)

ちなみにその時の結果は、金賞で全国大会代表でした(笑)

ですので、本番にミスやアクシデントは付き物だと考えて、何があっても最後まで楽しく演奏することが大切だということです。


さて、みなさんはいかがでしょうか?

中高生のみなさんですと、毎日厳しい練習に耐えながら頑張っている人も多いでしょうし、その分、本番の時に感じるプレッシャーも大きいと思いますが、そこは考え方をちょっと変えてみて、大舞台であればあるほど、本番でのミスやアクシデントを楽しんでみてはいかがでしょうか。

それができれば、本番の演奏は練習の時の演奏よりも格段にいい演奏ができると思いますし、聞き手にも楽しんで演奏しているのが伝わって好印象です。

今日は、「本番にミスは付き物!」ということで記事を書いてみました。

これから7月、8月と夏のコンクール本番の時期になりますが、出場されるみなさん、頑張って下さいね!




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音のムラをなくす

今日は、「音のムラをなくす」ことについて書いてみたいと思います。

サックスという楽器は、吹いてみた人なら分かると思いますが、低い音から高い音まで順番に吹いていくと、音によって吹いた時の感覚や音の感じが1つ1つ微妙に違っています。

電子ピアノなどの電子楽器であれば、どの音も均一の音量で、音色や音質も同じ音が出ますが、サックスの場合はたとえ同じように息を入れて吹いたとしても、吹く音によって音色や音質、音量などが違ってきます。

このブログでは、「サックスの楽器の特性」という風に表現している部分です。

例えば分かりやすいところで言うと、全ての運指を開放にした中音の「ド#」は、音が広がりやすくて音色が汚くなるとか、オクターブキーを押した中音の「レ」の音は音がこもりやすくなり、音程も高くなりやすいといったことが「サックスの楽器の特性」です。

それ以外にも音によって出やすい音、出にくい音、音量が大きくなる音、音量が小さくなる音があります。

そして、こういったサックスの楽器の特性が、吹いているみなさんにとっては、「この音、音が汚くなるから嫌い~~」となったり、「この音、よく響くから好き!!!」という具合になる訳です(笑)

実は、この「この音、音が汚くなるから嫌い~~」、「この音、よく響くから好き!!!」というのが実際にサックスを吹く時に、さらに悪い影響を及ぼします。

「この音、音が汚くなるから嫌い~~」と思っている音は、吹いても自信がないので吹き込む息が引き気味になってしまって、もともと汚くなってしまう音がさらに汚くなり、音量も小さくなってしまいます。

逆に、「この音、よく響くから好き!!!」という音は、音も出しやすいですし、吹いてても気持ちがいいので、息をしっかり入れますし、音もよく響きますので、音量も大きくなって、前者の「響かない汚い音」との差が大きくなってしまいます。


ですので、サックスの楽器の特性をよく理解した上で、どの音を吹いても同じ音量、同じ音色で吹けるように練習しておかなければ、どんな演奏になるでしょうか?

もうお分かりですよね?(笑)

音にムラのある、とても聞き苦しい演奏になってしまいます。


そうならないようにすることが、「音のムラをなくす」ということなのです。

それでは、音のムラをなくすにはどうしたらいいのでしょうか?



音のムラをなくすには、「どの音を吹いても同じ音量、同じ音色で吹けるようにする」ことが基本です。

そのためには、まず最低音から最高音まで吹いてみて、それぞれの音を分析します。

分析というと難しく聞こえるかも知れませんが、簡単に考えましょう。

下から順番に普通に息を入れてロングトーンをしてみて、自分の吹いた音がどんな感じかを客観的にチェックしてみて下さい。

・この音は何だか出しやすいなぁ…

・あ、この音は急に音が大きくなったぞ。。

・え、、、この音は他の音と同じように息を入れたのに、音が急に小さくなった。

・ぎゃーーこの音は響かないし、きったない音しか出ないぞ。。


などなど、それぞれの音で感じた感想をノートなどにメモしてみましょう。


さていかがでしょうか?

すべての音についてメモしてみましたか???


メモが出来上がれば、そのメモに書いた内容があなたのサックスの楽器の特性ということになります。

つまり、あなたが今普通に息を入れてサックスを吹くと、そのメモに書かれているように音が出ているということです。

どうですか?

想像してみると恐ろしいことになりそうですよね?(笑)

でも、それに気付いたということ自体が大きな進歩ですので、自信を持ちましょう。


そこで、その音の出方の違いが分かったところで、それをロングトーンや音階練習で意識して練習するのです。

例えば…

・音が汚くなってしまう音は、自信がなくて息をあまり入れなくなる傾向になりますので、例え音が汚くなったとしてもとにかくしっかりと息を入れて音をしっかりと鳴らす。

・音量が小さくなってしまう音は、もっと入れる息の量を増やして、他の音と音量が同じになるようにする。

・音量が大きくなってしまう音は、他の音をその音の音量に合わせるか、息の量を減らして他の音の音量に合わせるようにする。

・開放の運指の「ド#」の音は、息が広がりやすくなるので、息を1点にしっかりと集めるようにして、アンブシュアは下唇のクッションを効かせてリードの振動がまろやかになるように注意して、音が汚くなるのを防ぐ。

・嫌いな音は息を引きやすくなるので、嫌いな音はあえて息をしっかりと入れて吹く。

などなど…


それぞれの音の特性に合わせて音量や音質を調整して基礎練習をする訳です。

そうすることで、「どの音を吹いても同じ音量、同じ音色で吹ける」ようにしていくことが大切です。


つまり、それが「音のムラをなくす」ということです。


さて、みなさんはいかがでしょうか?

「ひとつひとつ音を吹いて、メモを取るなんて面倒くさい・・・」って思われましたか?(笑)

別にメモを取らなくても、自分が全ての音についてのクセや特性が頭に入っていて、基礎練習の時にそれを意識しながら、全ての音が同じ音量、同じ音色になるように練習できるのであればそれでOKです。

しかしながら、勉強と同じで手を動かしてメモに書き出すことでそれが頭にも入りますし、一度メモに起こせば、後はそれを見ながら練習すればいいので、面倒くさいと思っても一度はメモなどに書き出してみることをオススメします。


今日は、「音のムラをなくす」ということについて書いてみましたが、いかがだったでしょうか?

サックスを始めたばかりの初心者の方は特に、この「音のムラをなくす」ことを意識して練習することで、曲を吹いたときの安定感が全然違ってきますので、これを機会にサックスの楽器の特性をしっかり覚えて、普段の練習の時に意識して練習しましょう!



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良い吹き方を身体に覚え込ませる

GWもあっという間に終わり、5月も中旬ですね。

みなさんはいかがお過ごしでしょうか?

新年度に入り、私の方も仕事が忙しくてなかなか記事の更新ができず、みなさんから頂いたコメントやメールへのお返事も遅くなってしまっててすみません。

今日は、「良い吹き方を身体に覚え込ませる」というタイトルで記事を書きたいと思います。

今日のこのタイトルは、私がサックスを指導するときによく言っていることで、今レッスンをさせて頂いている生徒さんにもしょっちゅう言っています。

どういうことなのか?ということですが、読んでみるとごくごく普通のことなのですが、実はサックスを上達していく上ではすごく大切なことです。

例えば、ある人がサックスを始めて、最初は自己流で練習していたとします。

そして、ある時に「もっと上手くなりたい!」と思って、サックスの先生のレッスンに付きます。

サックスの先生にいろいろと目からウロコのことを教えてもらい、レッスンの時に先生の前で教えられたように吹くとすごくいい音が出て、先生に褒められます。


そこで、もしあなたがその生徒さんの立場なら、そこでどう感じるでしょうか?

「やっぱり、先生に習うといろんなことを教えてもらえるし、上達も早いし、習ってよかった!」

ほとんどの人がそう感じると思うでしょうし、実際にそれは本当だと思います。


ところが、次のレッスンまでに自分で練習していると…

「あれ~?レッスンの時にはいい音が出ていたのに、どうしてあの時みたいに吹けないんだろう…」


おそらく、後になってこんな風に感じる人が多くいらっしゃるのではないでしょうか?


これが、まさに今日のテーマの「良い吹き方を身体に覚え込ませる」ことが非常に大切だということを示唆しているということです。

先生に教えてもらったばかりの時は、今までの自分では出せなかったような音が出せたのに、しばらくするとまたその音が出せずに元に戻ってしまうのは、まさにその教えてもらった時の「良い吹き方」を身体が覚えていないからなのです。

サックスだけに限らず、他の楽器でも、音楽以外のスポーツとか何でもそうなのですが、自分がうまくできたときのやり方、身体の感覚、強さ弱さなどの程度感を忘れてしまわないように、しっかりと身体に覚え込ませることが何よりも大切だということです。

勉強もそうだと思うのですが、例えば数学の難しい問題の解法を先生に教えてもらって、その時は頭で理解できて納得できたとしても、肝心のテストの時に同じ問題が出されると、教えてもらってあの時は理解もしたし、もうできるはずなのに、なぜか今同じ問題が出てるのに解けない…

これと同じ現象だと思います。


ですので、サックスでも自分がいい音を出すことができた時の「良い吹き方」を身体が自然にそう吹けるように身体にしっかりと覚え込ませるように意識しながら反復練習をすることがすごく大切だということなのです。

サックスを始めるときに最初から先生のレッスンに付いて、先生の言われるように真面目に練習を積まれてきた人なら、良い吹き方を身体に覚え込ませるのもそんなに難しくないかも知れませんが、自己流である程度吹いてきて、多少変な癖がついてしまっている人とかは、この「良い吹き方を身体に覚え込ませる」のがすごく大変です。

そんな人の場合は、先生などに教わっていい音が出た時に、その場で何度も同じように吹いてみて、その感覚をしっかりと身体で感じて、可能な限りその場で必死に身体に記憶させましょう。

そして、その後はあまり時間を開けずに自分で練習するようにして、その時に身体が覚えていた感覚を練習で再現させるようにしましょう。

毎回の練習でそうすることで、自分の身体が良い吹き方を自然に覚えていきますので、今まであまり意識していなかったという人はこれからはしっかり意識して練習するようにしましょう。

私ぐらいになると、もう長年サックスを吹いてますので、自分がいい音を出すときの感覚を身体が覚え込んでいますので、例えば仕事が忙しくてサックスを吹く期間が少し開いてしまっても、楽器を持てば身体がその感覚を覚えてますので、少しウォーミングアップをしたりすればすぐに調子が戻ってくれます。

ただし、これはアンブシュアや息の入れ方や音色とかで、速い指回しとかは練習時間が少なかったり、楽器を吹かない期間が長くなれば、その分だけ確実にできなくなっていきます(笑)

ですので、私の場合は社会人になってからは楽器の練習時間が極端に減りましたので、練習の時は学生だった時よりも音階スケールやエチュードの練習時間を意識的に増やすようにして、技術面のレベルが大きく下がってしまわないように意識して練習するようにしています。

それでも、やはり全盛期の大学時代に比べると技術レベルは明らかに低下してきていますし、息の量も減り、息の強さも弱くなってきてますので、その辺はリードの硬さやセッティングを変えてカバーするようにしてます(笑)


少し話がそれてしまいましたが、今日は「良い吹き方を身体に覚え込ませる」ということで記事を書いてみましたが、みなさんはいかがですか?

誰かに指導してもらったときや、自分で練習している時に、今までにないようないい音が出せたりしたときは、ぜひその時の感覚をしっかりと身体で感じて、しっかりと身体に覚え込ませてやるようにしましょう!

そうすることで、いつ吹いてもいい音が出せるように、良い吹き方を定着させましょう!



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