ミストなサックス

これまでのサックス人生を振り返りながら、サックスを吹くアマチュアプレーヤーの上達のヒントや情報交換の場になればと思い、当ブログを立ち上げました。

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AIZEN Jazz Master 6、7 (アルト)

今日は久しぶりにマウスピースのレビューを書きたいと思います。

以前は、楽器やマウスピースを提供して頂ける楽器店がすぐ近くにあったので、楽器やマウスピースのレビューをよく書いていたのですが、その楽器店もなくなってからはそういう機会も減ってしまっていました。

しかしながらこの度、AIZEN(アイゼン)のマウスピースの製造販売元である株式会社プロジェクション様からお声をかけて頂き、AIZEN(アイゼン)のマウスピースを試奏することになりました。

AIZEN(アイゼン)と言えば、国産のハンドメイドのマウスピースでは今や有名なマウスピースで、私も何年か前に一度試奏したことがあったのですが、それ以降は試したことがありませんでしたので、大変興味があり、試奏させて頂く運びとなりました。

何年か前に私が試奏したときのAIZEN(アイゼン)のマウスピースですが、正直言っていい印象が全くなく、その時の印象では、息を吹き込んだ時の抵抗感が少なく、息の通りがよく、軽くてパリッとした吹奏感はいいのですが、もう少し音に深みやツヤがあればいいのにな・・・と感じた記憶があって、個人的には値段が高い割にはあまりいい印象を持てなかったのが正直なところなのですが、今や多くのプロやアマチュアプレーヤーがたくさん愛用しているとのことで、私が吹いた時のAIZEN(アイゼン)よりもどのぐらい進化しているのかが非常に楽しみでした。

今回、試奏させて頂いたのは、AIZEN(アイゼン)の人気モデルの AIZEN Jazz Master の6番と7番です。

製造販売元の株式会社プロジェクション様からは、製造されたばかりのできたてホヤホヤの AIZENのJazz Master(アルト)の6番と7番を送って頂きました。

まずは外観からです。

AIZEN1

高級感たっぷりの外箱ですね~~
上品で高級感あふれる外箱にマウスピースへの期待感が高まります。


いざふたを開けてみると、こんな感じです。

AIZEN2

薄手の和紙にくるまれていて、和の雰囲気を感じますね。
さすが日本のメーカーですね。
ハンドメイドのこだわりを感じさせます。

AIZEN3

箱の中のマウスピースは、和風の生地で作られた巾着袋に入れられていて、日本で作られたマウスピースの雰囲気が漂ってきて、ワクワクしますね。

セルマーのマウスピースとかですと、買った後は外箱はどうせ使わないだろうからこんなもんでいいでしょ?みたいな感じですよね(笑)

それに比べてMEYERの外箱になるともっとしっかりしてますが、AIZENの外箱はそれよりもさらに高級感があり、有名ブランドのルイヴィトンやエルメスなどの外箱のような感じがして、中のマウスピースの質の高さを外箱からアピールしているような感じで、ますます期待が膨らみました。

今回は、私の愛用しているお気に入りのマウスピースと一緒に、このAIZEN Jazz Master 6、7を吹き比べてみることにしました。

AIZEN8

写真の左から、Yanagisawa Metal #7、Claud Laikey 4*3、MEYER 5MM、AIZEN Jazz Master6、AIZEN Jazz Master7という感じで並べてみました。


AIZEN9

AIZEN Jazz Masterは、世界の数々のビンテージマウスピースの良さを研究して作られたということで、メイヤーブロスをベースに開発されたとのことで、私の愛用している藤陵さんの選定品のMEYER5MMとの違いを中心にじっくりと吹き比べてみることにしました。

まず、AIZEN Jazz Master を手にとってみると、普通のマウスピースと材質が違っているのか、マウスピースの表面の手触りがすごくサラサラで、表面にはハンドメイドらしいAIZENの彫刻が入っていますね。

AIZEN4

AIZEN5


リードの取りつけ面はこんな感じです。

AIZEN6

AIZEN7

写真では分からないと思いますが、ティップレール、サイドレール、テーブルも職人が丁寧に手作業で仕上げている感じで、マウスピースの良し悪しを決める大切な部分は特に精密に作られている感じですね。

箱からマウスピースを出して吹く前に、マウスピースの外観をじっくりと見てみましたが、外観も上品で美しくていいですね~~~

さてさて、いよいよ何年かぶりにAIZENのマウスピースを試してみます!

AIZEN11


【試奏データ】
楽器: Selmer SA-80 SERIEII
マウスピース: AIZEN Jazz Master 6、7
リガチャー: WoodStone コパー(メイヤー用)
リード: Vandoren Java 2 2/1


【 AIZEN Jazz Master 6 】

自分の愛用のマウスピースを一通り吹いてみてから、まずは6番から試してみたのですが、私の第一印象は、とにかくマウスピースのバランスのよさが何よりも素晴らしい!!!

まずは、下は最低音から、上はフラジオまでざっと吹いてみましたが、音域によってアンブシュアや息のコントロールを大きく変える必要もないですし、アンブシュアも自然な感じで楽にむらなくきれいに音が出ますし、とにかくマウスピースのバランスが最高にいいです。。。

まさに全音域にわたって隙のない、本当に完成度の高いマウスピースだと思います。

例えばメイヤーとかですと、中音から低音域にかけては音もよく鳴って吹きやすいのですが、個体の悪いものになると高音域からフラジオの音が出しにくい傾向にあったり、ハイバッフルのESMとかですと、高音域はギンギンに鳴るんだけど、低音域が音が痩せてしまって少し薄っぺらい音になったりするのですが、AIZENのマウスピースはそんなムラは一切なく、低音域から中音域、高音域からフラジオまで、どの音域を吹いてもムラなくきれいに音が出せますね。

HPのユーザレビューに「中音域と低音域」がよく鳴ると書いていた方がいらっしゃいましたが、高音域からフラジオまで本当によく鳴りますし、フラジオも一発でバシッと音が当たりますので、ものすごくバランスのいいマウスピースです。
それにしても、このような吹奏感は私も初めてで、本当に素晴らしいですね!!!

このマウスピースのバランスの良さは他のどのメーカーのマウスピースと比べてもピカイチだと思います。
こんなに品質の高いマウスピースを作っているメーカーは他にないのではないでしょうか。

ご存じない方も多いかと思いますが、マウスピースのリードをセットする部分のティップレール、サイドレール、テーブルの部分は、ほんの0.数ミリでも削った部分がよくないと、たちまちマウスピースが吹きにくくてバランスの悪いものになってしまいますし、そのぐらいデリケートな部分なんですよ。

私の知人で、マウスピースに詳しい人がいるのですが、その人がマウスピースをリフェイスしたり調整したりできる人で、以前に私の持っている吹きにくいマウスピースを調整してもらったことがあり、その時は私が吹きにくいマウスピースを実際に吹いてチェックしてみて、私が指摘した部分を知人がマウスピースを削って調整して、また私が吹いてチェックするという形でやったのですが、その時に知人がマウスピースを削る作業を見てて、ほんのわずか手作業でヤスリを入れただけなのに、吹きやすくなったり、吹きにくくなったりするのを目の当たりにして実感していますので、このAIZENのマウスピースの品質がどのぐらい高いものなのかがよく分かります。


< 吹奏感 >

息の抵抗感は、私が以前吹いたAIZENよりも少し強めのような気もしますが、おそらく6番でティップの開きが小さいからだと思います。

それでも基本は抵抗感は少なくて、息の通りがかなりいいですね。
それと、マウスピースの品質の高さを感じさせるのは、吹いたときに「マウスピースに入れた息がすべて音になる」ように感じるのは、マウスピースとリードの密閉感が高いからでしょうね。

分かりやすく言えば、吹きこんだ息が効率よく音になっている感じで、普通に適当に息を吹き込んでも勝手に息がまとまって入ってくれるような感じで、息を1点に集めるように意識しなくても綺麗に音が出てくれる感じです。

これは、おそらくマウスピースのテーブル、サイドレール、ティップレールが精密に削られているため、リードとマウスピースがぴったりとくっついた時に、息が隙間から漏れないようになるからではないでしょうかね。

テーブル、サイドレール、ティップレールがまっすぐに削られていなければ、リードとマウスピースがぴったりとくっついた時に隙間ができたりして、リードの振動が不安定になったりすると思いますからね。

他のマウスピースですと、リードをマウスピースに合わせたときに、リードの両端からマウスピースのサイドレールがはみ出て見えていたりしてマウスピースにリードが合っていないのが目でみても分かるものもあります。

次に息の入れ方を強くしてみましたが、開きの小さいマウスピースに特有の息が詰まるような感じはそれほどしませんし、口の中で余った息がもたついてるような感じがないのがすごくいいですね!


< 音のコントロール >

6番ということで、マウスピースのティップの開きが小さい分、音のコントロールはしやすく、ベンドアップとベンドダウンも楽々できますし、適当に息を入れて吹いても息が勝手にまとまってくれますので、音程も安定していて非常に音のコントロールがしやすいです。

また音の強弱については、pやppのような弱奏時でも、マウスピースの精度が高いので、少ない息でも音がかすれてしまうこともなく、しっかりとリードが振動してくれますので音もクリアできちんと出ますね。

そのせいかも知れませんが、アンブシュアも上の前歯をそれほどしっかりとマウスピースに当てずにルーズにマウスピースをくわえて吹いてもきれいに音が出てくれますので、アンブシュアも自然でリラックスしたアンブシュアが作りやすくなりますし、高音域の音も楽に出せますので噛みすぎのアンブシュアにもなりにくいと思いますので、アンブシュアで悩んでいる初心者の方にとってはすごくいいマウスピースだと思います。


< 音色 >

私が以前に吹いた時のAIZENのイメージとは全然違いますね!

以前のAIZENのマウスピースのイメージは、音が薄っぺらい感じがして、もう少し音色に深みが欲しいというイメージだったのですが、全然違っていました。

6番と7番を吹き比べましたが、6番の方は7番に比べると音色は艶やかな感じで、普通に吹くと音色はダークなのですが、息の量が多くて息圧が強めの私が吹いてやるとかなり音色が明るくなりますね。

私が以前、AIZENを試した時は、この音色の部分が少し薄っぺらい感じがあって、吹奏感は吹きやすくていいのに、音色がイマイチ軽すぎるイメージがあったのですが、さすがにこの数年で大きな変化を遂げたようで、吹きやすい吹奏感を保ったままで音色の方も以前とは全然違ってダークな中に音の響きと艶やかさが感じられ、倍音が乗った太い音が出ますので本当によく研究されていると感じました。

この音色が出せるのは、マウスピースの素材の違いなのでしょうかね?
見た目は普通のラバーのマウスピースとは少し違う感じで、表面は艶消しのような感じで、手触りもクラリネットの管体のような、「これって木製???」って思わせるような感じですし、普通のマウスピースとは材質が違っているように思いますので、この音色の秘密はそこにあるのかも知れませんね。

私の愛用している選定品のMEYER5MMと比べてみても、AIZENの方が倍音が乗ったよく響く音がしますし、太くて乾いた音色の中に艶やかさと音のキレを感じますね。


<音抜け>

開きの小さいマウスピースは割と音抜けが悪い傾向にあって、音がこもりがちになるのですが、この6番は開きが小さいですが音抜けは抜群によくて、開きが小さいのに息が詰まるストレスがなくて、少ない息でもしっかりと楽器が響いて、太い倍音の乗った音がしますので理想的ですね。

私が吹いてみると、こんな少ない息でこんなに楽々と高音から低音まで音が抜けるもんなんだぁ・・・って感じですね。
ただ、私の場合はしっかり息をたくさん入れてゴリゴリと吹くタイプなので、これだけ楽に吹けてしまうとちょっと物足りなさを感じてしまいますね(笑)


・・・という感じでベタ褒めの評価ですが、別に持ち上げている訳でもないですし、吹いてみて感じたことをそのまま書いています。

それにしても、AIZENのマウスピースがこんなに素晴らしいものになっているなんて本当に驚きましたね。
私がこれまでに吹いたジャズ用のマウスピースでは、おそらく右に出るものはないと思います。

これも、このマウスピース製造の品質の高さと、これまでの研究の成果が製品にしっかりと反映されている証拠だと思います。



【 AIZEN Jazz Master 7 】

お次は、6よりもティップの開きの大きい7の方です。

まず最初に一言・・・

いや~~~~~、コレですよコレ!!!(笑)
まさに私好みの吹き心地。。。

「私なら、この7番の方がいい!!!」です。。。(笑)

これは、開きの違いによる吹き手との相性だと思いますが、私の場合でしたら「7番がピッタリ!!!」という感じでした。
7番の方は6番に比べてティップの開きが大きい分、息もたくさん入りますので、当たり前のことですが息の量が多くて息圧の強い人には開きの大きい7番の方が向いているということです。


< 吹奏感 >

息の抵抗感は、開きが大きい分、6番よりも少なくて、息もたくさん入りますが、AIZENのマウスピース特有の「マウスピースに入れた息がすべて音になる」感覚は全く同じで、開きが大きいからと言っても、無駄に息をたくさん持っていかれることがありませんので、息をしっかり入れると大胆な表現も楽々とできてしまうので、本当に素晴らしいマウスピースですね!

女性のように息の量が少なくて弱い方とかですと6番の方がいいと思いますが、ダイナミックに吹きたいタイプの方でしたら7番の方がピッタリ合うと思います。


< 音のコントロール >

7番ということで、6番よりもマウスピースのティップの開きが大きくなりますので、普通でしたら開きが大きくなると表現の幅が広がる分、音程がふらつきやすくなって音のコントロールが難しくなるのですが、AIZENの7番は開きが大きくなっても音のコントロールのしやすさは6番と変わらないですし、音程も安定していますので、初心者の方とかでも吹いたときの吹奏感や音色の好みで選んだのでいいと思いますね。


< 音色 >

6番と7番を吹き比べると6番の方が若干音色が明るくて、7番の方がダークで乾いた音がするように感じましたね。
おそらく7番の方が開きが大きいので、私が普通に吹いたときにちょうどいい感じになるのでそう感じたのかも知れませんね。
6番の方も、私が少し息を抑えて吹いてみると、同じようにダークで乾いた音色になりますからね。

他の私の持っているマウスピースと比べてみると、MEYER5MMよりも音の輪郭はハッキリしていながらも、音のやわらかさがしっかりと保たれていて、倍音の乗った太い響きがしますので、私のMEYERは藤陵さんの選定品ですごく個体のいいマウスピースなのですが、乾いたダークな音色と音の響きの面では完全にAIZENに軍配が上がりますね。

今回は、WoodStoneのコパーのリガチャーで試しましたので、上記のような感じになりましたが、おそらくリガチャーを色々と変えてみると、もっといろんな音色のバリエーションができると思いますので、リガチャーを色々と変えて吹いてみるとまたAIZENの違った音色が楽しめると思います。


<音抜け>

開きの大きいマウスピースは、息がたくさん入りますのでそれなりに息をしっかりと入れてやれば音抜けがよくなるのですが、無駄な息をたくさん持っていかれる感じになってしまうことが多く、吹くのが苦しくてつい開きの小さいマウスピースの方を選んでしまったりするのですが、この7番のマウスピースは違いますね。

開きが小さくても大きくても、吹きこむ息がすべて音になってくれる感じですので、開きの大きな7番でも無駄な息を持っていかれる感じがありませんので、私のように息の量が多くて息圧の強い人にとってはストレスなく吹ける最高の感覚だと思います。


いやはや、さすがに数々のビンテージマウスピースを研究して開発されただけあって、その辺のジャズ向けの普通の定番マウスピースの個体のいいものであってもAIZENのマウスピースにはかないませんね。

気になるお値段の方は、販売価格:31,500円(税込) と、普通のマウスピースの倍以上しますが、このマウスピースのクオリティですと納得のお値段ですね。

私が以前に試した時のお値段とそれほど変わっていないように思いますが、その時に私が感じたマウスピースの完成度とは全然違いますので、これなら納得!!!という感じでしたね。

AIZEN Jazz Masterは、こちらからお求めになれます。

http://www.egakki.com/user_data/22103.php

Amazon.com では、Jazz Masterではないですが、NYモデルとSOモデルがありますね。

  



それにしてもAIZEN、本当に素晴らしいマウスピースを作っていますね!

ジャズ用のマウスピースで、私がこれまでに吹いたマウスピースの中ではおそらくAIZENの右に出るモデルはないと思います。

ハンドメイドでしかもこれだけ高い技術力で、品質の高いマウスピースが作れるのですから、ジャズ用のマウスピースだけでなく、ぜひぜひクラッシック用のマウスピースも開発して頂きたいですね!

セルマーの定番モデルをベースにして、AIZEN Classic Master みたいなモデルを開発してくれると嬉しいですね(笑)

これだけ高い技術力があるんですから、クラッシック用のマウスピースを開発しても、きっと素晴らしいマウスピースが生まれるように思います。


それにしても、近年の日本のサックス関連メーカーの進化は本当に目覚ましいですね。

私が中学時代に読んでいたバンドジャーナルに広告を出していた、プリマ・ヤナギサワも今や多数のプロの奏者が愛用するサックスでは超一流メーカーに成長しましたし、もともと日本の代表メーカーだったヤマハも、私がサックスを始めた頃の楽器は、セルマーに比べると普通のサックスというイメージでしたが、今や875EXシリーズのようにセルマーを凌ぐモデルを出していますし、時代は大きく変わりましたね。


・・・ということで、今回はかなり長い記事になってしまいましたが、AIZEN Jazz Master 6、7のレビュー、いかがだったでしょうか?

ジャズをされている方、これからジャズ用のマウスピースを買いたい!と思っていらっしゃる方は、少しお値段が張りますがこのAIZENの素晴らしいマウスピースを手にしてみてはいかがでしょうか?

マウスピース選びについては、プロの選定品や上級者に選定してもらったものを購入するのが基本ですが、このAIZENのマウスピースであれば、これだけ高い品質のマウスピースをハンドメイドで作っていますので、仮に試奏なしで購入してもハズレのマウスピースを手にすることはないと思います。


最後になりますが、この「ミストなサックス」に訪問して私にお声をかけて頂き、こんな素晴らしいマウスピースの試奏の機会を与えて頂いた、株式会社プロジェクションの武田様と、店長の久保田様に深く御礼申し上げます。

本当に有難うございました!!!

今後ともよろしくお願い致します。


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林田さんのソロ

今日は新年初めての記事ということで、ちょっと素敵な演奏をご紹介したいと思います。

タイトルは「林田さんのソロ」ですが、これから紹介する動画に林田和之さんのアルトのソロの演奏が登場してましたので、タイトルをそう付けただけです。

私が年末にYouTubeをあれこれ聴いていて、久石譲 in 武道館(スタジオジブリ25周年記念コンサート)の動画を見つけて聴いていたのですが、その中に林田さんのソロが出てきたのでビックリ!!(笑)

実は、林田和之さんは私の大好きなプロのサックス奏者の一人なんですよね。

スタジオジブリと言えば、宮崎駿さんのアニメで、宮崎アニメの音楽プロデューサーと言えば、皆さんもよくご存知の久石譲さんですね。

宮崎アニメとの出会いは、私がちょうど高校1年の時に「風の谷のナウシカ」が劇場公開された時に、高校の吹奏楽部のクラリネットの友人に誘われて見に行ったのがキッカケで、そこから今までの宮崎アニメはほとんど全部制覇してます(笑)

宮崎アニメは奥が深く、特に久石譲さんの音楽は本当に素晴らしいですね。

とりあえず、まずは久石譲さんのコンサートを見て下さい!



いやはや、本当に素晴らしいですね~~

オーケストラあり、合唱あり、マーチングあり、そしてそして「崖の上のポニョ」の大橋のぞみちゃんまで登場してますね(笑)

久石譲さんの才能は本当に素晴らしいですよね!

この動画の中で私が一番好きなのは、やはり「紅の豚」の林田さんのソロですね。

ちょうどこの動画の、【1:01:56】から「紅の豚」が始まります。

久石譲さんの素晴らしいピアノのメロディーから、トロンボーンパートのメロディーに移って、その次に林田さんのアルトのソロが出てきます。

林田さんと言えば、雲井先生率いる雲井雅人サクソフォーン四重奏団、通称「雲カル」のテナー奏者ですね。

雲井先生の「昔の歌」のアルバムのギリシャ組曲の2楽章で、華麗なテナーのアドリブソロを吹いているのが林田さんです。

雲カルではテナーですが、この動画ではアルトのソロを吹いています。

【1:04:27】ぐらいから林田さんのソロが始まって、トロンボーンと交互に「紅の豚」のカッコイイフレーズを吹いてますね。

音色はクラッシックの音色で、ジャズ調の吹き方をしてるところが何ともたまらないんですよね~!

よく見るとバリトン奏者は、同じく雲カルの西尾貴浩さんも出てますね。

林田さんは、ジャンルはクラッシックからジャズ、パートもソプラノからバリトンまで幅広く演奏するマルチプレーヤーで、特に林田さんのジャズ調のアドリブの吹き方は私の好みなんですよね。

本格的なジャズの演奏とはちょっと違って、音色がクラッシックの音色で、吹き回しがジャズ調の演奏なのですが、そこがまた味があって個人的には大好きなんですよ。

まぁ、本格的にジャズをやってる人から言わせると、俗に言う「なんちゃってジャズ」って言うのかも知れませんけどね(笑)

林田さんの演奏だけじゃなく、このコンサートの動画は本当に素晴らしい動画だと思いますので、皆さんも暇なときやくつろぎのひとときなどにじっくりと鑑賞してみて下さい。


あ、それと林田さんは個人でブログもされてますので、ご興味のある方はのぞいてみられるといいと思います。

http://plaza.rakuten.co.jp/maruha/


他にも林田さんのソロの演奏がYouTubeにあります。
長野市の門前ジャズストリートで中学生の吹奏楽部との共演です。


<青春の輝き>



<宝島>



いや~~林田さんの音、本当にいい音してますね。

林田さんは、私の大好きなプロ奏者の一人です。

みなさんもいろんなプロの奏者の演奏を聴いて、自分の大好きな音、吹き方などを研究して、自分の目指す音に近づけるように頑張っていきましょう!


テーマ:吹奏楽 - ジャンル:音楽

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グラズノフ 「サクソフォーン協奏曲」

今日は、クラシカルサクソフォーンのソロ曲では超有名な、グラズノフの「サクソフォーン協奏曲」について書きたいと思います。

この曲は、通称:グラズノフのコンチェルトと言われている曲で、以前に紹介したミヨーの「スカラムーシュ」と同じように、アルトサックスのソロ曲としては定番中の定番曲で、私の大好きな曲のひとつです。

私が中学時代に父親と同じ楽団でサックスを吹いていた人から当時はカセットテープにプロのサックス奏者の演奏を録音してもらって、その演奏を何度も聴いていましたが、その中にもこのグラズノフのコンチェルトが収録されていました。

そのカセットテープに収録されていたのは、サックスの元祖巨匠で、私の紹介している教則本の著者でもある、マルセル・ミュールの演奏です。



いやはや、めちゃくちゃ懐かしいですね~~~(笑)
録音も古いですし、時代を感じさせる音ですね。

今聴いても、やはりミュールの音、演奏技術はさすがにすごいですね!
私が中高校生の頃は、このマルセル・ミュールやダニエル・デファイエの演奏を聴いて、どうしたらこんな音が出せるんだろう…と思考錯誤しながら練習したものです。

マルセル・ミュールのCDは、今では廉価版として安い価格で手に入るので、LPレコードが主流だった私の中学高校時代に比べるとすごくいい世の中になりましたね。

しかもMP3ファイルですと、1曲100円単位で曲が買えたりしますので、時代も大きく変わりましたね(笑)


    


    


それにしても、ミュールのCDがこんな安値で簡単に手に入ってしまうんですから、思わず大人買いしたくなってしまいますね(笑)


今の時代は、須川先生をはじめ、日本の有名なプロ奏者の先生方もたくさんいますので、模範となる演奏もあちこちにたくさんありますし、昔に比べると音楽を学ぶにも本当に恵まれた環境になったと思います。



こちらは、同じグラズノフのコンチェルトの須川先生の演奏です。



演奏が最後途中で切れてしまってますが、ミュールとはまた少し違った音色ですね。
時代とともにクラシカルサクソフォーンの音色も洗練されてきていますね。

この2つの演奏は同じ曲ですが、それぞれ時代の違うプロの演奏を聴いていると、1つの曲が時代を超えて代々新しいプロの奏者に受け継がれていってるというのは本当に凄いことだと改めて実感します。

上の2つの演奏はピアノ伴奏になっていますが、グラズノフのコンチェルトはピアノ伴奏以外にもオーケストラ伴奏でもよく演奏されていて、オーケストラ伴奏の演奏の方はもっと曲の雰囲気が出ていて素晴らしいですね。

このグラズノフのコンチェルトは、音大のサックス科生の方なら必ず1度は演奏する曲だと思います。

私も若い頃に、このグラズノフのコンチェルトを必死こいて練習した記憶があります(笑)

プロの先生の演奏を聴いていると、つい昔のようにまたこの曲を練習して演奏したくなりますね。

グラズノフのコンチェルトは、吉松隆さんの「ファジーバードソナタ」のようにフラジオやスラップタンギング、ポルタメントなどの特殊奏法が使われていませんので、特殊奏法ができないという人でもゆっくりのテンポから練習していけば仕上がる曲だと思いますので、中高生のみなさんでも中級以上の方ならソロコンの曲としても使える曲だと思います。



こうして楽譜もAmazonでも手に入りますし、サックスの腕も中級になってきたので、そろそろ本格的なサックスのソロ曲に挑戦してみたいという人にはオススメの曲ですので、ちょっと骨のある難しい曲にチャレンジしてみたい!と思っている人は、このグラズノフのサクソフォーン協奏曲にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?



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清水大輔

今日は、アルトサックスのソロ曲についてです。

先週のカルテットの練習に行った時に、清水大輔作曲の「SOON」の全曲の音源がアップされていたという話を聞いたので、ブログのアンサンブルのカテゴリーの「アンサンブルの選曲 (オリジナル編 その1)」の記事で、YouTubeの音源のリンクを貼り換えようと思って、清水大輔の「SOON」の音源を検索した時に、清水大輔のアルトサックスのソロ曲ですごく美しいメロディーの曲がありましたので、紹介したいと思います。

1曲目は、「フェイト」という曲です。



楽譜はこちらです。



ピアノ伴奏がこれまた何とも言えずいいですよね~~~
この曲のメロディー、心にじーんと来るような癒されるメロディーですね。

清水大輔らしい所々に出てくるちょっと小粋な細かい音符がまたいいですね。
あと、随所に出てくるフラジオも清水大輔らしさでしょうかね?(笑)

そのうち私も吹いてみたい曲の1つです。


2曲目は、「ネクスト・エンジェルス」という曲です。



楽譜はこちらです。



この曲も、「フェイト」と同様に、美しいピアノの伴奏に心に響く美しいメロディーの曲ですね。

どちらの曲も、聴いてすぐに気に入ってしまいました。

この「ネクスト・エンジェルス」もフラジオが出てきますので、テンポはゆっくりのバラード調の曲ですが、上級者向けのソロ曲ですね。

どちらの曲もソロリサイタルのアンコールとかにはピッタリの曲ではないでしょうか。


この2曲は、清水大輔の「DIVE」というサックスのために書かれた作品集のCDに収録されているみたいですね。



しかも演奏は、ヴィーヴ!サクソフォンカルテットですね。

CDの説明書きを読んでいると、このアルトのソロはヴィーヴのバリトンの浅利真さんの演奏のようですね。

カルテット曲の「SOON」も収録されていますので、聴き所満載のアルバムだと思います。


「SOON」



楽譜はこちらです。



この「SOON」はうちのカルテットでも去年演奏した曲で、すごくカッコイイ曲なんですが、フラジオも出てきますし、難しくて結構骨のある曲です。

特に2楽章の前半のソプラノとアルトのチャカチャカした掛け合いが難しいです。

3楽章が静かな曲ですので、コンテストにはちょっと向かないかも知れませんが、難易度の高い曲ですのでアンコンでこの曲を選曲するのもアリかも知れませんね。


…ということで、今日は清水大輔の曲について書いてみました。

夏のコンクールも終わりましたし、これからはアンコンに向けて猛練習という方も多いのではないでしょうか。

毎年のことですが、アンコンは冬だからと言っても、夏のコンクールが終わるとあっという間に秋が来て、気が付けばもうアンコンまで日がない…(汗)という状況になりますね(笑)


テーマ:吹奏楽 - ジャンル:音楽

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ヤコブ・デ・ハーン

今日は、アルトサックスのやさしいソロ曲の紹介をしたいと思います。

3年ほど前に、You Tubeをあれこれと見ていた時に、須川さんの演奏を色々と聴いていて、いい曲だなぁ…と思った曲です。

実は、以下に紹介する曲は、ずっと当ブログで紹介しようと思っていたのですが、紹介するタイミングを失ってしまってそのまま放置してしまっていましたので、今回やっとこさで記事にすることにしました(笑)

どちらの曲もヤコブ・デ・ハーンという作曲者の書いた曲で、ヤコブ・デ・ハーンは、吹奏楽の曲とかも結構色々と書いている作曲家です。


まず、1曲目は、「Le jardin du museum 」という曲です。




なんとも切ない感じのいい曲ですね~~~
この曲を聴いた私は、「この曲、吹いてみたい!!!」ということで、すぐに楽譜を入手するためにあちこちと探しました(笑)

この曲の楽譜はデ・ハスケ社というオランダの出版社が出版している楽譜で、海外で販売されている楽譜なんですよね。

この楽譜はこの曲の他にも何曲か収録されている「須川展也 アンコール曲集」という曲集で、この曲はそのうちの1曲です。

今は、アマゾンでも手に入るようになりましたが、私が吹きたいと思って楽譜を探した3年前は海外でしか販売されていませんでしたので、当時は海外のサイトから輸入という形で購入しました。
それで、早速楽譜が届くと同時に、楽譜とハンディーレコーダーを持ってスタジオに行って吹いて録音してみたのがこの曲です。



この、「Le jardin du museum」は、楽譜上は易しい譜面で、初見で十分に吹けるぐらいの曲ですが、譜面づらが簡単な分、ごまかしの効かない曲ですので、きれいに吹き上げるのは結構難しいですね。

音色を綺麗にするための練習曲とかには最適の曲だと思いますので、みなさんも「吹いてみたい!!!」と思われた方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。


2曲目は、これもヤコブ・デ・ハーンの曲で、「The Only Answer」という曲です。



この「The Only Answer」という曲も、オランダのデ・ハスケ社から出版されている楽譜で「須川展也 ニュー・エッセンシャル・ レパートリー」という曲集の中の1曲です。

この曲も、私の好きな曲の1つです。
3年前に、上で紹介した、「Le jardin du museum 」と一緒に楽譜を探したのですが、当時はこちらの楽譜の方が見つからなかったので、上の「須川展也 アンコール曲集」の方だけを購入しました。

この「The Only Answer」が入った、「須川展也 ニュー・エッセンシャル・ レパートリー」も今は、アマゾンから手に入るようですね。



この曲も、音色を綺麗にするための練習曲としては、いい曲だと思いますので、みなさんも「この曲を吹いてみたい!!!」と思われた方は、楽譜を入手して吹いてみられてはいかがでしょうか。


テーマ:吹奏楽 - ジャンル:音楽

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