ミストなサックス

これまでのサックス人生を振り返りながら、サックスを吹くアマチュアプレーヤーの上達のヒントや情報交換の場になればと思い、当ブログを立ち上げました。

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サミによるサクソフォンのための24のやさしい練習曲

今回も、練習用のエチュード シリーズのご紹介です。

「ミュール: サミによるサクソフォンのための24のやさしい練習曲」

マルセル・ミュールの教則本のシリーズで、Reduc出版より出ているものです。

この教則本は、私が高校に入ってから音大受験を意識してサックスをもう一度基礎から叩き直すために使い始めた教則本で、この教則本も非常に出来のいい教則本です。



サミによるサクソフォンのための24のやさしい練習曲


サミによるサクソフォンのための24のやさしい練習曲
マルセル ミュール 著/Leduc出版
価格: 4,790円 (内税)




この教則本は、中身のサンプルはありませんが、内容的には初級者でも十分に吹けるような易しい練習曲ばかりで構成されており、今サックスの腕前は初級レベルだけど、これから本気で練習してどんどん上手くなって、ゆくゆくは音高受験や音大受験を目指したいとか、レベルの高い吹奏楽団などでの活動を見据えて練習していきたいといった方の入門用のエチュードとしてはオススメの教則本だと思います。

例えば、一番最初の曲は、ゆっくりしたテンポで譜面も難しくありませんので、メトロノームを使って正確なテンポで強弱やクレッシェンド、デクレッシェンドなどを意識しながら練習するといいと思います。

中にはテンポの速い曲なども収録されていますが、どの曲もそんなに難しい曲はありませんので、基礎練習の成果をじっくりと確認しながら実力アップを図っていくのには最適のエチュードだと思います。

エチュードは実に様々なものが出ており、難しいものもたくさん出ているのですが、欲張りすぎて難しいエチュードを選ぶと消化不良にもなってしまいますので、最初は易しいものを完璧に仕上げていく方が上達への早道だと思います。

なお、この教則本は、以前にご紹介した、サクソフォーンのためのトレーニング・ブックや音階とアルペジオなどの教則本と合わせて、基礎練習の確認のための曲練習として使用されるといいと思います。

音高受験や音大受験のためにクラッシックサックスの先生のレッスンに付かれている人も、最初はこの教則本の練習曲からという人が結構いらっしゃるのではないでしょうか。



教本のタイトルが「~やさしい練習曲」となっていますが、まだサックスを始めたばかりの人ですとこの教本はちょっと厳しいと思うかも知れませんので、別の記事で紹介しているラクールの1巻の方がいいと思います。


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サックスの音程

サックスという楽器は、もともと音程が変わりやすい楽器ですので、実際に普通に楽器を吹いてみても楽器の特性上、音程が高くなりやすい音と、低くなりやすい音があります。

オクターブキーを押した中音域のレ、ミ、ファ(Mid D、E、F)辺りの音は、普通に吹いても音程が高くなりやすいですし、オクターブキーを押さない中音域のソ、ラ、シ(Low G、A、B)辺りの音は低くなりやすい傾向があります。

これは、作りのしっかりした音程の狂いの少ないサックスでもこの傾向があります。

例えば、B♭でチューニングを合わせても、普通に吹いてるとこれらの音はそれぞれ高くなってしまったり、低くなってしまったりします。

こういったサックスの特性上、どうしても高くなったり低くなったりしてしまう音は、アンブシュアをタイトにしたり、緩めたりしてやることで調整したり、替え指を使ったりして音程を合わせていく訳ですが、チューナーの針とにらめっこしながら音程と格闘していると、サックスの特性による音程のズレに振り回されてしまうだけになってしまいます。

このあたりの音は、正しい音程を取るのに苦しむ人が多いのですが、正しい音感を身に付けることによって、自然と正しい音程で吹けるようになってきます。


正しい音感を身につけるには、とにかく耳を鍛えることです。

チューニングで音程を測る時など、チューナーのセンサーに頼ったりしていませんか?

チューナーの針とにらめっこしていても、正しい音程の音がどのぐらいの高さの音なのかを実際に自分の耳でよく聴いて感じながら吹かないと、楽器の音程に振り回されてしまうことになります。

正しい音感を身につけるには、正しい音程の音をしっかりと聴きながらその音を頭でイメージして音を出す練習をするのが一番効果的です。


そのためには、チューナーの音を出して、その正しい音程の音をよく聴きながらロングトーン練習を積むことが一番効果のある練習です。


練習方法としては、チューナーから出てくる音と自分の吹く音が1つの音に聴こえるように練習します。

正しい音程の音を常にイメージしながら吹くようになると、自然と体が正しい音程で吹く感覚を覚えますので、自分で意識的にアンブシュアをタイトにしたり緩めたりして音程を調整しようとしなくても、自然に体が正しい音程で吹くことを覚えますし、耳がよくなると他の楽器の音程にも自然に合わせたりすることもできるようになってきます。

このように、チューナーでもいいですし、キーボードなどの音程の正確な鍵盤楽器などで音を出して、その音をよく聴きながら、正しい音程の音を頭でイメージしながら音を出すことで正しい音感が磨かれていきます。

人間って不思議ですよね。

音程を合わせるのに苦労している人は、ぜひとも正しい音程の音をしっかりと聴いて、その音程をイメージしながら楽器を吹くようにして正しい音感を養って下さい。



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フラジオ奏法について

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サクソフォン教程 音階と分散和音 サクソフォンの基礎練習 第一巻

今回は、練習用のエチュード シリーズのご紹介です。

このエチュードは、音階と分散和音(アルペジオ)の教則本です。

「ミュール: サクソフォン教程 音階と分散和音 サクソフォンの基礎練習 第一巻」

マルセル・ミュールの教則本シリーズで、Reduc出版より出ているものです。

この教則本も、私が中学1年の頃から愛用しているもので、この教則本の音階とアルペジオは今でもサックスを吹く時のウォーミングアップなどで使っています。




サクソフォン教程 音階と分散和音 サクソフォンの基礎練習 第一巻
マルセル ミュール 著/Leduc出版
価格: 5,460円 (内税)


少し値段が高いですが、非常によくできた教則本で、音大受験に備えてのエチュードの1冊として練習するもよし、ロングトーン練習の後にこの教則本を使ってしっかりと音階とアルペジオの練習をするもよしです。


表紙と内容は、こんな感じです。

<表紙>
ミュール 音階と分散和音


<内容>
ミュール 音階と分散和音 1


この教則本は非常によくできた教則本で、内容は主に音階とアルペジオから構成されていて、最初はこの写真のように調号のない簡単なものから始まり、だんだんと調号が増えていき、いろんな調での音階とアルペジオが掲載されています。

私が昔使っていた頃のものは日本語化さていませんでしたが、この写真にある今のものは日本語化されていますので、非常に使いやすいと思います。

練習としては、この教則本にある音階とアルペジオがオクターブの変わり目などでつまったり、ビッコひいたりしないように、スムーズに吹けるようにメトロノームを使って何度も何度も繰り返して練習します。

アルペジオなどは、音が変わった時の発音が出やすい音と出にくい音では音の強さが強くなったり弱くなったりして音階がデコボコになりやすいので、どの音も同じ強さの発音でスムーズにアルペジオが繋がって聴こえるように練習するといいと思います。

ちょっと本気でサックスが上手くなりたいという人には、オススメの教則本です。

初級の方からでもちゃんと使えるようになっている教則本ですので、少し値段は高いですが安心して使える一冊だと思います。

楽器店の外国版の教則本のコーナーにたいてい置いてあると思いますので、実際に中身を確認してみるとどんな感じの教則本なのかがよく分かると思います。



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タンギング

今回は、みなさんも苦労されている方が多い、タンギングについてです。

サックスを始めたばかりの人ですと、特に苦労されている人が多いのではないでしょうか。

タンギングは、連続したものをイメージする方が多いと思いますが、タンギングは長く伸ばす音の最初の音の出だしのところで舌をつくのもタンギングです。


それでは、タンギングの基本を復習してみましょう。


タンギングの基本は、まず舌でマウスピースとリードの間を埋めるようにして、息をせき止めるようにしてやります。

そして、次にその状態で息の圧力をぐっとかけてやり、後は息をせき止めた舌をリードから離す(リリース)だけです。

連続したタンギングは、この動きを繰り返すだけです。

この舌で息をせき止める時は、舌の真ん中ぐらいを使って息をせき止めるようにして、舌全体をベッタリとリードにつけないように注意しましょう。

舌全体をリードにベッタリつけてしまうと、舌をリードから離す時に「ペッ、ペッ、ペッ」という感じの舌のリリース音が混じって、音の発音が汚い発音になってしまいます。

また、タンギングの発音は、「トゥートゥートゥー」という発音よりは、「トートートー」というイメージの発音にした方が音の発音がきれいになります。

「トゥートゥートゥー」という発音にすると、リードを舌で弾いてしまうような感じになりやすいので、音の出だしのアタックが強くなりすぎて汚くて耳障りなタンギングになってしまったりします。

レガートのときのタンギングは、舌の真ん中ぐらいを使うようにすると、きれいな音の発音になり、タンギングもやりやすいと思います。




次に、速いタンギング(シングルタンギング)についてです。

シングルで速いタンギングをするには、舌を少し平べったくして舌の力を抜いてやることと、息のスピードの力を利用するとやりやすくなります。

速くタンギングすることを意識しすぎて舌に力が入ってしまうと速いタンギングは余計に難しくなります。

速いタンギングで舌をリードにつける時は、舌の少し先の方を使うようにしてやり、離す時は息のスピードの力を利用して素早く舌をリードから離すようにします。

スピードのある息をしっかり入れてやって、舌の力を抜いて少し平べったい舌にしてやり、発音は「テテテテテテテテテ…」という感じの発音にするといいと思います。

このように、速いタンギングでは、舌の力でタンギングしようとせずに、息のスピードの力を利用して舌をリードから素早く離す(リリース)ような感じにしてやると速いタンギングがやりやすくなります。



他にも、シングルタンギングで追いつかない時は、ダブルタンギングや、トリプルタンギングを使ったりすることもあります。

ダブルタンギングでは、よく「トゥクトゥクトゥクトゥク…」という発音を使ったりしますが、それよりも舌を少し平べったくして力を抜いて、「テケテケテケテケ…」という発音で吹くと吹きやすくなります。

ダブルタンギングでは、「テ」の部分は舌の先の方を使って、「ケ」の部分は舌の真ん中あたりを使ってタンギングするようにして、舌の先と舌の真ん中を交互に舌付きしてやるようにします。

ダブルタンギングでは、「テ」の発音の部分は音が出やすいですが、「ケ」の部分は音が出にくいと思いますので、最初はゆっくりとしたテンポで、「テーーーケーーーテーーーケーーー」という感じで、舌の位置がちがっても音の発音ムラができないように練習して、音が両方ともムラなくちゃんと出るようになってくると、「テーーケーーテーーケーー」、「テーケーテーケー」、「テケテケテケテケ…」とだんだんテンポを上げて練習するといいと思います。


トリプルタンギングの方も、要領はダブルタンギングと同じです。

舌の発音が、「テケテ テケテ テケテ テケテ…」というパターンと、「テテケ テテケ テテケ テテケ…」という2つのパターンがあって、曲やテンポによってやりやすくて合う方の発音パターンを選択します。
トリプルを使うとすれば、速い3連符が連続して続くようなフレーズとかですね。
リムスキーコルサコフの「スペイン奇想曲」とかですと、トリプルタンギングを使ったりした方がいいかも知れませんね。


このように、シングルタンギングでも追いつかない時は、ダブルタンギングやトリプルタンギングを使うのですが、通常はたいていの場合が速いシングルタンギングで対応できるケースがほとんどだと思います。

私はアンサンブルでソプラノを吹いているのですが、長生淳さんの「彗星」の前半部の速いところの「レレシシドドレレ…(CCAAB♭B♭CC…)」というテンポの速い部分のタンギングもシングルタンギングで対応していますし、ダブルタンギングを使う曲で、私がすぐに頭に浮かぶものは、ショルティーノの「異教徒の踊り」の後半部分の速いところとか、ソロ曲ですとモンティの「チャルダーシュ」の速いところですかね。あの部分は、ダブルタンギングを使わないとさすがにシングルでは無理ですね(笑)


みなさんは、速いタンギングを使ったりする場合はちゃんと対応できていますか?
ダブルタンギングとトリプルタンギングは音がつぶれやすくて結構難しいので、シングルタンギングでしっかり練習して、どうしてもダブルやトリプルじゃないと追いつかないという場合にダブルタンギングやトリプルタンギングを練習して使うようにするといいと思います。


きれいなタンギングや速いタンギングがなかなかできなくて悩んでいる人の参考になれば幸いです。


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Selmer Alto Saxophone SA-80Ⅱ (SERIEⅡ)

今回は楽器の紹介です。

フランスのセルマー社のアルトサクソフォーンの「SA-80ⅡW/E GL」です。
通称「シリーズⅡ」と呼ばれている楽器です。

Selmer SA-80II (SERIEII)

この写真は、私の楽器なのですが、もう20年以上の付き合いになります。

ちょうど私がこの楽器を購入した頃は、Selmer Super Action 80があって、その新型モデルとしてこのシリーズⅡが登場して少し経ったぐらいのものです。

この写真では分かりにくいと思いますが、20年以上経っていますがメッキもそれほどハゲてなくて、小傷はたくさんありますが、パッと見は結構綺麗です。

今はセルマー社の最新型モデルとして、シリーズⅢが登場していますが、このシリーズⅡの人気が現在でも依然として根強いため、シリーズⅡのモデルは現在でも生産されています。

ちょうど私がこの楽器を買った20年前ぐらいは、セルマーも今の YAMAHA の YAS-875EX (カスタム)と同じぐらいの値段だったのですが、ユーロの高騰で価格が跳ね上がってしまい、今ではこのシリーズⅡも定価で50万円を超えて、一般の人にはなかなか手が出ない価格になってしまいましたね。

私が買った時よりも、15万~20万ぐらいは高くなっていて、楽器店で価格を見たときには驚きましたね。

この私のシリーズⅡは国立音楽大学の先生の選定品で、楽器のバランスが非常によくて、20年経った今でも音程の非常にいいよく鳴る楽器です。

セルマーの場合は、楽器の固体差が大きいので、音程の悪い音痴な楽器や出来の悪い楽器に当たってしまうと悲惨な思いをしてしまいます。セルマーとは対照的に、YAMAHAやYANAGISAWAなどの国産の楽器は、品質もよくて固体差も少ないので、音程もしっかりしていて吹きやすいと思います。


セルマーの楽器の特徴としては、キーが外人向けに配置されていますので、日本人の小さな手ですと少しキーが押さえにくいと感じるかも知れませんね。逆に、YAMAHA や YANAGISAWA のような国産メーカーの楽器の方がキーの配置は日本人の手に馴染みやすい配置だと思います。

あと、持ったことのある方は分かると思いますが、セルマーの楽器は重量がかなり重たいです。
シリーズⅢでは、管体がかなり軽量化されているのですが、シリーズⅡはかなり重いですね。

音色はモデルによって少し違ってくるのですが、現行セルマーの音はどちらかと言えば、シャープで硬めの音色だと思います。また、音の響きや音抜けは楽器を長く吹き込んでやればやるほど音に味が出てくる楽器ですね。

YAMAHA の 875EX とかですと、買ってすぐに吹いても音程のいい柔らかくていい音がするのですが、セルマーの楽器は長く使ってじっくり楽器を吹きこんでいかないといい音がなかなか出てこない楽器ですので、楽器店で新品を吹き比べた時に、値段の割には鳴らない楽器だと感じる人が多いかもしれませんね。




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アルト サクソフォーン | コメント:1 | トラックバック:0 |

Saxophone Symphonette / David Bennett (サクソフォーン シンフォネット) の音源を見つけました

今回はサクソフォーンアンサンブルの音源です。

2ATB編成の曲では、名曲中の名曲と言われている、ベネットのサクソフォーン シンフォネットです。

その昔、私が中学高校時代だった頃、アンサンブルコンテスト全国大会で大流行していた曲です。
当時はまだソプラノが今ほど普及していない時代でしたので、中高生にはこの曲が大人気でした。

今ではソプラノサクソフォーンが普及し、サクソフォーン四重奏もほとんどがSATB編成になったため、この名曲もアンサンブルコンテストではほとんど登場しなくなってしまいました。

そんな、2ATB編成が少なくなってきた今の時代に、うちのアンサンブルでは、あえて2ATB編成の曲をやっていこう!ということで、この曲もその1つとして候補曲となりました。


この曲は音源がなかなか手に入らなくて、楽譜は手に入るけどどんな曲なのか分からないという方も多いのではないでしょうか。

ということで、YouTube でたまたま外国人の方がアンサンブルで演奏している音源がありましたので、掲載することにしました。

外国人の方のアンサンブルで、ちょっと粗っぽい演奏なのですが…









リンク先の演奏が削除されていたので、違う2つの団体の演奏をリンクし直しました。



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アンサンブル | コメント:2 | トラックバック:0 |

YouTube で見つけたビデオです

今回はちょっと切り口を変えて、YouTube をいろいろと見ていて、見つけたビデオを紹介します。

このビデオの方ですが、サックスを始めて1年半だそうです。

この方の音を聴いて頂くと分かると思いますが、サックスを始めて1年半の音には聴こえません。





コメントを読んだのですが、やはりレッスンで先生に習ってたようで、いい先生に習われてたのだな…と思ったのと、腹式呼吸の感覚をうまくつかんで息のスピードが操れるようになれたんだな…と思いました。1年半でフラジオまで出せるようになるなんて、本当に大したものだと感心しましたね。

素人の方でもカラオケで歌がプロ級の方をよく見かけますが、カラオケで歌の上手なプロ級の人も、この方のサックスのように伸びやかでボリュームのある声がすると思いますが、腹式呼吸を使ってお腹からしっかりと声が出ているからです。

腹式呼吸がしっかりとできて、お腹から息をしっかりと出して、息のスピードが自由に操れるようになると、カラオケで熱唱するようにサックスも吹けるようになります。

この方も、きっとカラオケを歌わせるとプロ級に上手な方だと思いますね(笑)


腹式呼吸を使って息のスピードをうまくコントロールできなければ、何年サックスを吹いていてもこのビデオの方のような音でサックスを吹くのは難しいと思いますし、逆に腹式呼吸、アンブシュア、息のコントロールといった基礎がしっかりと身に付けば、1年半でもこれだけの音が出せるといういい例だと思います。

腹式呼吸、アンブシュア、息のコントロールといった基礎がすごく大切だといういい例だと思って紹介しました。


コメントにあったのですが、この方の楽器他のセッティングは、

楽器: Selmer SA-80Ⅱ(SERIEⅡ)
マウスピース: ビーチラー メタル 6番
リガチャー: 黒い革のベルトみたいなとありますので、ロブナーかBGですかね?
リード: Vandren V16 3番

だそうですので、ジャズ用のセッティングですね。

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サクソフォーンのためのトレーニング・ブック

教則本の3回目は、サックスプレーヤーの基礎練習には欠かせない、音階スケールの練習のための教則本です。



須川展也 著/音楽之友社
判型: 菊倍・52頁
価格: 1,260円(本体1,200円)(税込)
発行: 1989年10月


この教則本も、須川展也先生が書いた教則本で、基本となる音階や分散和音などを使った様々なトレーニングが掲載されており、初級者から上級者までが使えるように工夫されています。

私もこの教則本は基礎練習でずっと愛用しています。

今はどうか分かりませんが、一昔前にはこの教則本が国立音楽大学のサックス科のテキストとしても使用されていました。

価格もお手頃の価格ですし、コンパクトにまとまっている教則本ですので、すごく使いやすいです。


音階スケールの基礎練習はこれ1冊で十分だと思いますので、この教則本でしっかりと基礎練習を積むとかなり力がつくと思います。


この教則本も私のオススメの1冊です。



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タイトなアンブシュア

サックスでは、ソプラノサックスのような小さいマウスピースで吹く時や、フラジオを含む高音域を吹く時には、この「タイトなアンブシュア」で吹きます。


以前の記事で、「噛み過ぎのアンブシュア」について書きましたが、タイトなアンブシュアというのは、「噛み過ぎのアンブシュア」のように、マウスピースを上下に強く噛むアンブシュアではありません。

アンブシュアの記事でも触れましたが、マウスピースをくわえるときは、唇全体で周りからマウスピースを包み込むような感じでくわえます。

そして、タイトなアンブシュアとは、下唇を強く噛むようにするのではなく、唇全体でマウスピースをギュっと締めるような感じにしてやることを指します。

分かりやすくいえば、きんちゃく袋の口をギュっと締めるような感じです。

つまり、唇全体でマウスピースをギュっと締めてくわえるのがタイトなアンブシュアです。


このタイトなアンブシュアの時は、下唇の部分は「下唇だけでリードを支えてやる」ようにする点については変わりません。

音程を上げたりする時も同じですね。下唇だけでリードを圧迫して、音程を上げてやります。


下唇の力だけですと、リードの振動を殺すほどにはならず、下唇のクッションがうまく効いてくるという訳です。


このタイトなアンブシュアを作る時は、下の歯で下唇を噛んでしまわないようにするのが一番の注意点です。

マウスピースを強く噛んでしまうアンブシュアの癖が直ってきて、マウスピースを強く噛まないようになってくると、このタイトなアンブシュアも感覚がつかめると思います。


また、高音域から低音域に下りていくにつれて、このタイトなアンブシュアを緩めていって、リードが大きく振動しやすいようにしていくのですが、この時のアンブシュアの緩め方は、「口を縦に緩める感じ」にしてやると、アンブシュアを緩めた時に口の両端から息が漏れたりせずにうまくアンブシュアを緩められると思います。

高音域になるとどうしてもマウスピースを強く噛んでしまって、下唇の裏側に歯型がついて痛くなってしまうという人は、タイトなアンブシュアよりも先に下唇を強く噛まないようにすることが先決です。

下唇を噛まないでタイトなアンブシュアを作るためには、口をすぼめて「おちょぼ口」を作るような感じにすると下唇を噛まずにタイトなアンブシュアになるかも知れません。


アンブシュアは正しい形ができて、それを定着させるまでにかなり時間がかかりますので、普段の練習の時から自分でチェックしながら、悪い点については意識して直していくようにしましょう。

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中古品の楽器を購入する際の注意

楽器を購入する際のポイントでは、「プロまたは上級者に購入する楽器を選定してもらう」ことがポイントだということを書きましたが、次は中古品の楽器を購入する際の注意について書いてみたいと思います。

人それぞれに楽器を購入する際には事情とかもあり、まず決めるのは予算をどのぐらいにするかということになると思いますが、例えば30万円を予算とした場合、国産モデルの新品にするか、セルマーなどの有名海外ブランドの中古品で30万円程度の楽器を探すかという選択支が出てくると思います。

これはひとつの例ですが、要は中古品の楽器を購入する時にどのようなことに注意すればいいかということです。


中古品として出回っている楽器は、前のオーナーの様々な事情によって楽器が下取りに出されて、その楽器が市場に出回っているのですが、中古品を購入する際にはいくつかの注意事項があります。

中古品のサックスの中には、非常に程度のいいものもたくさんあり、プロや音大生などが使っていたものならば、楽器がしっかりと吹き込まれており、音の抜けもよくて音程のバランスのいい楽器が多く、そのような中古品のサックスを手にした人はラッキーだと思います。

しかしながら、前のオーナーがその楽器を長い間吹かずにしまっておいたような楽器や、傷などはほとんどないけど、個体差のあるハズレの楽器とかですと、見た目は綺麗で程度がよさそうに見えたりもするのですが、実際に買って吹いてみると音程がすごく悪い楽器だったり、音抜けの悪いあまり鳴らない楽器だったということもよくある話です。

まずひとつは、中古品を購入する際には、見た目の綺麗さでその楽器の程度を判断しないようにするということです。


次の注意点ですが、「中古品の楽器は絶対にインターネットの通販などでは購入しない」ことです。


インターネットで極上の中古品ということで、いろんな楽器が出ていると思いますが、インターネットで購入する場合は、購入した後のアフターサービスがほとんど受けられないという大きなデメリットがあります。

もちろん、インターネットでの通販ですので、試奏もできないものがほとんどですし、前のオーナーがどんな人で、その楽器をどのように使っていたかの情報も分からないような楽器や、何かの訳アリでその楽器を店頭販売できない事情のある楽器が多いからです。

インターネットでの通販で購入する価値があるのは、地方に住んでいてプロの先生の選定品の楽器が欲しいんだけど、近くの楽器店には選定品の楽器がない場合とかに、インターネット通販で有名プロの選定品の新品の楽器を購入する場合だけです。

新品の楽器であれば、当然メーカーの保証がついていますし、アフターについてもそれほど心配する必要がないからです。


それでは、中古品の楽器を購入するのには、どのようにして購入するのがいいかということですが、中古品の楽器を購入する際には、必ず自分が直接足を運んでその楽器を実際に試奏させてもらえる楽器店で購入するということが絶対条件です。

また、その中古品の前のオーナーがどんな人だったか、その楽器をどういう風に使っていて、どういう理由で手放したのかも聞き出せるのであれば、それがベストです。

中古品は、これもまた中古車と同じで、店頭に並べたりする以上は、売った後にクレームなどが出るとその楽器店の信用問題にも関わることになりますので、実際に店頭に並んでいる中古品は外見が少し悪くても程度のいい楽器であることが多いと思います。

あと、楽器のリペアマンが常駐しているようなお店であることも大切な条件です。
リペアマンが常駐しているお店であれば、アフターサービスも安心ですし、万が一調整不良などがあった場合もすぐに楽器を持って行って見てもらえると思います。


実際に楽器店で中古品の楽器を試奏してみて、自分の欲しい中古品が見つかったとしましょう。

そして、その楽器を購入したいということになった時ですが、その中古品の楽器が「現状渡し」なのか、「オーバーホール後渡し」または「調整後渡し」なのかもチェックしてみましょう。

割と程度のいい楽器であれば、「現状渡し」の楽器も少なくありませんので、楽器店に現状渡しと言われた時に、お店の人やリペアマンの人と交渉して、調整またはオーバーホールを購入するサービスとして付けてもらうようにすると安心です。

中古品の楽器は、新品の楽器とは違い、タンポが老朽化していたり、調整も狂っていたりするので、購入後にすぐ楽器の調整に出さないといけなくなったりもしますので、その分を購入の際にサービスとして付けてもらうのです。

その交渉を快く引き受けてくれる楽器店であれば、良心的でいい楽器店だと言えます。

そんな楽器店であれば、楽器購入後も次の楽器に買い換える時などもいろいろとサービスをしてくれたり、楽器の調整などでも簡単な調整ならば無料でしてくれたりと、今後もその楽器店やリペアマンの方ともいいお付き合いをしていけますよね。

こういうことは、ごくごく常識的なことなのですが、インターネットで激安のよさそうな中古品をたまたま見つけてしまったりするとついつい忘れてしまったり、見えなくなってしまったりすることですので、このような感じで記事にしてみました。


あなたにとって自分の素敵なパートナーとなる楽器が見つかることを祈っています。

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楽器を購入する際のポイント

自分の楽器を購入したいといった時に、どんな楽器を購入すればいいか?ということで悩まれる方も多いと思います。

最近は、私が中学生だった25年以上前とは時代も大きく変わり、当時は楽器店の店頭になかったようなメーカーの楽器で優れた楽器もたくさん出てきました。

YAMAHA、YANAGISAWA といった国産メーカーを始め、昔からの定番であるフランスのSelmer(セルマー)、ドイツのKEILWERTH(カイルベルス)、台湾製の優れたサックスを送り出している Cadeson(カドソン)や、iO(イオ)のようなメーカーも人気があり、ブラックニッケルなど個性的なルックスのCannonball (キャノンボール)のようなサックスもあるかと思えば、昔はセルマーと同等レベルのブランドで、クラリネットでは有名なフランスの Crampon(クランポン)も廉価版モデルなどを出しています。

このように、現在ではいろんなメーカーからいろんなグレードのモデルが出ており、サックスを購入する側としてはいったいどこのメーカーのどのグレードのサックスを購入すればいいのか…?

あまり高いものは買えないので、10万以下のサックスで…という人もいることと思います。

いずれにせよ、サックスの購入は高い買物ですので、楽器購入でどういう点をポイントにしたらいいかということで悩まれる方が多いのではないでしょうか。


私がこれから楽器を購入する方に楽器を選ぶ際にアドバイスする1番のポイントは…

「プロまたは上級者に購入する楽器を選定してもらう。」

この一言に尽きます。


サックスという楽器は、同じメーカーの同じ種類の楽器でも、1つ1つの楽器が全く同じ程度に作られている楽器はありません。

ハンドメイドなどの手作りの楽器はもちろんのこと、大量生産されている楽器でも同じです。

どういうことなのかと言うと、たとえ高級ブランドの最上級グレードの楽器であったとしても、楽器によっては音程の悪い音痴な楽器があるということです。

このような作りの悪い楽器に当たってしまうと、いくら高いお金を出して、いいブランドのいい楽器を購入しても、実際に吹いてみると音程にバラツキがあって、音程を合わすのがものすごく大変だとか、音抜けが悪くていくら息を吹き込んでもあまり響かないといった楽器に当たってしまうことも珍しくありません。


これを楽器の個体差と呼んでいます。

YAMAHA や YANAGISAWA のような国産メーカーは、日本の車と同じで品質もよく、楽器の個体差は海外メーカーの楽器に比べると少ないです。

また、フランスのセルマーのように昔から有名ブランドと呼ばれている海外メーカーの楽器の方が、楽器の個体差が大きく、ハズレの楽器に当たってしまうと高いお金を出して楽器を買ったのに結果として悲惨な買物となってしまいます。

私自身、フランスのセルマーの SA-80Ⅱ(SERIEⅡ)のアルトを使っているのですが、私のセルマーは20年以上前に購入した際に、国立音楽大学の先生に選定して頂いたもので、20年以上経った今もバリバリと使っていますが、楽器のバランスも非常によく、音程のバラツキの少ない非常にいい楽器です。

このように、国産メーカーと海外メーカーによって、品質の差はありますが、どこのメーカーの楽器であっても、プロや上級者にちゃんと選定してもらった楽器であれば、たとえ安い楽器であったとしても安心して使用できると思います。


このように、プロの先生や上級者に楽器を選んでもらえる環境にないという方は、もともとプロの先生が選定した、選定品や選定モデルが店頭に並んでいる楽器店もありますので、~先生の選定品という楽器を購入されると間違いないと思います。

アマチュアでサックスを吹いている人ですと、音色の違いや吹きやすさの違いぐらいならば実際に試奏してみた時に感じることはできると思いますが、楽器の音程のよさなどの微妙な楽器の違いはやはりプロの先生や上級者の人でなければ分からない部分ですからね。


例えば、地方にお住まいの方とかで、近くの楽器店でプロの選定品や選定モデルが扱っていないということであれば、インターネットで「サックス、選定品、選定モデル」などのキーワードで検索してみると、インターネットでプロの選定品を購入することができますので、プロの選定品をネット購入されるといいと思います。

トルヴェールカルテットの、須川展也先生、彦坂眞一郎先生、新井靖志先生、田中靖人先生、それ以外にも、栃尾克樹先生や小串俊寿先生などの選定品もいろいろと出ています。


たとえ10万円ぐらいの安い楽器であっても、プロの先生の選定品であれば、安心して使えると思います。


このように、私が楽器を選ぶ上で一番大切だと思うことは、「プロまたは上級者に購入する楽器を選定してもらう」ということです。


高い買物ですので、自分の相棒となるサックスを購入する時には、後悔のないものを手にしたいですね。


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楽器の調整

サックスは、とてもデリケートな楽器で、楽器にたくさんついているキーや、トーンホールをふさぐタンポの閉まりが悪かったりすると、たちまち音が出にくくなったり、ノイズが混じったりするようになります。


そこで、サックスは定期的に楽器を調整に出してやる必要があります。


サックスは普通に丁寧に使っていても、キーやタンポなどの調整が狂ってきますし、メーカーで作られた新品のサックスでさえも既に調整の狂っている楽器がたくさんあります。

また、楽器店によっては、メーカーから新品の楽器を仕入れてからお客さんに売る前に、その新品のサックスを全部バラしてきちんと調整してから出すお店もあります。


楽器の調整が狂っていると、音が出にくくなったり、音程が狂ってきたりします。

また、楽器の調整が狂っているのに、無理して音を出そうとしたりするようになると、サックスを吹く時に変な癖がついてしまったりします。

楽器の調整が狂っていることに気付かなかった場合は、いい音が出ずにノイズが混じったりするのを、自分の奏法に問題があるのだと思って、悩んでしまう人も少なくありません。


では、楽器の調整はどのぐらいの頻度で出せばいいのでしょうか?


楽器の調整は、サックスを吹く頻度にもよりますが、普通に1週間に1~2回程度使うぐらいですと、半年に1回ぐらいは調整に出した方がいいと思います。

ちなみにうちのアンサンブルのメンバーは、だいたい3ヶ月~半年に1回ぐらいの頻度で楽器を調整に出しています。

また、毎日何時間も練習する音大生などは、毎月楽器を調整に出しています。


サックスを調整に出すには、近くの楽器店で楽器のリペアマンの常駐しているところに持っていくのがベストです。

楽器の調整の値段ですが、楽器店や調整内容によって変わってきます。

キーの調整ぐらいであれば、3,000円ぐらいで済みますし、タンポの部分交換とか少し手間のかかる調整があると 10,000円~15,000円ぐらいでしょうか。

あと、オーバーホールと言って、サックスを全部バラした上に、タンポの総交換をする場合ですと、普通の楽器店でも、60,000円~70,000円ぐらいに料金が跳ね上がり、楽器店によっては100,000円以上する場合もあります。

日頃からこまめに楽器を調整に出していると、料金もだいたい3,000円前後で済むと思います。

また、調整の代金が心配ということであれば、リペアマンに調整すると料金はどのぐらいかかるかを見積もってもらうようにすれば、見積もり費用はタダというところがほとんどですので、一度楽器をリペアマンに見せて、チェックしてもらうといいと思います。

また、調整費用が予算オーバーになってしまうということであれば、リペアマンにお願いして、例えば5,000円以内で収まる範囲で調整して下さいということもできます。

楽器も人間と同じ生き物のようなものですので、定期健診と同じように定期的に調整に出すようにしましょう。

調整に出す時期ですが、吹奏楽コンクール前の6月~8月にかけては、楽器の調整が殺到しますのでリペアマンの人もフル稼働になり、楽器を調整に出しても長い間待たされることになりますので、その時期は避けた方が無難だと思います。



楽器店のリペアマンの方と仲良くなって顔見知りになっておけば、その場で簡単にできる調整であれば、料金タダでちょこちょこっと楽器を調整してくれたりもしますし、手抜きせずにきちんと調整してくれます。

楽器がきちんと調整されていれば、例えば音が変だとか、上手く吹けないのが楽器のせいではなくて、自分の奏法に問題があるということがはっきりしますので、そういった意味でも楽器の調整は非常に大切です。


余談ですが、日本で一番腕のいいリペアマンは、ヤナギサワのリペアマンだそうです。
(国立音楽大学サックス科の学生談)



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息の向き

今日は、マウスピースから吹き込む、「息の向き、方向」について書いてみたいと思います。

サックスで高音域を吹く時に大きな悩みになってくるのが、「音程の上ずり」です。

音が高くなってくるにつれて、「ヒャ~~~」とか、「ヒェ~~~」とかいう情けない音が出て、音程が上ずってくるのがこれに当たります。


この音程の上ずりの原因となるのが、マウスピースから吹き込む「息の向き、方向」です。

よくやってしまうのが、音が高くなるに連れて、吹き込む息の方向が上向きになってきます。

音程の上ずりの原因は、この吹き込む息の方向が上向きになってしまうことで起こります。

「息の向き」とは、息を吹き込む時の口の中の息の向き、方向です。
この息の向き、方向を変えることで、音程の落ち着くポイントが変わってきます。


ジャズなどでは、このように吹き込む息の方向を変えることで、音程をわざと不安定にさせて表現の幅を広げる奏法もあるのですが、通常は音程が上ずらないように吹かなければなりません。

この高音域での音程の上ずりを治すためには、マウスピースに対してまっすぐの方向に息を吹き込んでやり、息の方向が上向きにならないようにしてやります。

この息の方向ですが、下向きに息を吹き込むようにと指導される先生もいらっしゃいます。

この指導についても、息の方向が上向きにならないようにするということで、マウスピースに対してまっすぐの方向に息を吹き込むようにすることと理屈は同じです。

マウスピースに対してまっすぐの方向に息を吹き込むことで、アルトですとネックは斜め下方向に向いていますので、吹き込む息の方向を真っすぐにすることで、息の方向は斜め下向きになります。

そして、スピードのある息がマウスピースから入り、ネックの延長線上にまっすぐまっすぐ伸びていく感じです。

アルトですとネックのカーブをも吹き込む息がつきぬけて、さらに先に息が突き進んでいくイメージです。

このようにスピードのある息をマウスピースの延長線上にまっすぐ吹き込んでやることで、高音域の音程が上ずらなくなり、太くてよく響く高音域が吹けるようになってくると思います。

試しに、口の中の息を上向きにして吹き込んだ時と、マウスピースに対してその延長線上にまっすぐに吹き込んだ時の音を比べてみるとよく分かると思います。

コツとしては、高い音を吹く時は、目の視線を音の高さに合わせて上方向に向けずに、視線はマウスピースの延長線上をしっかり見つめて息を吹き込むようにするといいと思います。

この「息の向き、方向」は音程の上ずらない安定した高音域を吹くためには非常に重要です。

息のスピードコントロールと同様にしっかりと意識して吹きましょう。

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Selmer S90 180

クラッシックや吹奏楽では定番のマウスピース、Selmer S90 180 (アルト)です。

このマウスピースは、Selmer S80 シリーズと同様に、クラッシックや吹奏楽では定番のマウスピースです。

写真は、S90 180 の写真ですが、S90 シリーズはティップオープニングの開きの違いによって、170、180、190 の3種類があります。


Selmer S90 180

S90 シリーズは、S80 シリーズをベースにして、90年代に開発されたマウスピースで、S80 よりもフェイシングが長く、チェンバーが若干大きくなっていて、音がよく響くように設計されています。

S90 シリーズ(アルト)のティップオープニングは以下のようになっていて、S80 よりもティップオープニングの開きが小さいラインアップになっています。

(S90 190 が S80 C☆ と同じティップオープニングのサイズになります。)


S90(アルト)
170 : 1.40mm
180 : 1.50mm
190 : 1.70mm


この中では、180 が最も人気があり、S90 シリーズの定番モデルになっています。

この S90 シリーズは、音量は S80 ほど出ませんが、音色や音程が非常に安定していて、S80 よりもコントロールしやすいマウスピースです。

また、S90 シリーズはティップオープニングの開きが小さいマウスピースですので、硬めのリードとの相性がいいです。

この S90 180 のマウスピースは、セルマーの楽器を買った時に付属として付いてくるマウスピースとしても有名です。

私も楽器はセルマーなのですが、私がセルマーの楽器を購入したのは今から20年以上前になりますので、まだこのS90のマウスピースはなく、私の楽器に付属で付いてたのは、S80 C☆ でした。

S90 シリーズは、ティップオープニングの開きの小さいラインアップですので、息の量が少ない女性の方とかですと、定番の 180 よりも 170 の方が音が出しやすくて、コントロールもしやすいかも知れませんね。

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うまくなろう!サクソフォーン

この教則本は、先に紹介した「サクソフォーン演奏技法」の翻訳をされた、故 大室勇一先生のお弟子さんに当たる、日本のクラッシックサックス界のトッププレーヤーの須川展也先生の出された教則本です。

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BJB(5) うまくなろう!サクソフォーン

BJB(5) うまくなろう!サクソフォーン
価格:1,260円(税込、送料別)



須川展也 著/音楽之友社
判型: A5・104頁
価格: 1,260円(本体1,200円)(税込)
発行: 1998年12月


内容は、「サクソフォーン演奏技法」よりも読みやすくて易しい内容になっていますので、「サクソフォーン演奏技法」がちょっと難しくて親しみにくいという方にはオススメです。

この教則本にも、リードの調整方法が出ていたと思いますので、参考になると思います。

表紙のデザインが結構かわいい感じになっていますが、須川先生が分かりやすく丁寧に解説しており、内容もしっかりしたものになっていますので、初級者の方や中高生の方、中級者以上の方でも安心して使えると思います。

初心者の方や中高生の方には特にオススメです。

私が中学生の頃にもこの教則本があったらよかったのに…と思ってしまいますね(笑)



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MEYER 5MM

ジャズの定番マウスピースと言えば、やはりコレですね。

みなさんもよくご存知の、MEYER 5MM(アメリカ)です。


MEYER 5MM

日本だけでなく、世界の名ジャズプレーヤーも数多く愛用しているこのメイヤー5MM。
5MMの「5」はティップオープニングを表して「MM」は、ミディアムフェイシング、ミディアムチェンバーの「MM」です。

メイヤーのティップオープニングは、型番の先頭の数字が大きくなるほど開きが大きくなります。
他にも、「MS」(ミディアムフェイシング、スモールチェンバー)のモデルもあり、MSの方はチェンバー部分が狭くなっているため、MMよりも音の立ち上がりも早く、パワフルでドライブ感のある音がしますので、「MS」のモデルの方は電子楽器と一緒に演奏したりするフュージョンやポップスなどに適しています。

このマウスピースも、セルマーの定番マウスピースのS80C☆(ワンスター)と同様に、初心者からプロの奏者までが幅広く使える非常にいいマウスピースですね。

私も吹いたことがありますが、とにかく息通りのよさには本当に驚かされます。

音のレスポンスが非常によくて、息が強くて量も多いタイプの私にとっては、口先だけでも楽々と音のコントロールができてしまうような感じです。

「口先だけで」という表現は腹式呼吸を使わずに吹いてるように聞こえるので、表現としてはあまりよくないですが、表現するならばそのぐらい音の出しやすいマウスピースだということです。

マウスピースの記事では最初に、メイヤーの 「G by Meyer」 を紹介しましたが、G by Meyerの方がメイヤーの中では少しカラーの違うマウスピースで、この5MMの方がメイヤーでは定番のモデルになります。

この、5MMはとにかく楽に音が出ますし、息の量が少なくて力もそんなにない人でも楽に音が出せると思います。

音色は、ジャズの定番マウスピースらしく暗い音色で、シブイ音がします。

これからジャズを始めたいというジャズ初心者の方は、このマウスピースから始めるといいと思います。


私が吹いた感じでの、MEYER 5MMの欠点は、高音域が少し出しにくい感じで、かなり息を吹き込んでやらないと音がはっきりと出ないところです。バッフルはローバッフルですので、ESMのようなハイバッフルのモデルとは対照的です。

先に紹介した、G by Meyerは高音域の鳴りや響きは格段にいいのですが、この5MMの方は高音域を普通に吹くと少しかすれ気味の音になったりします。

でもそこが、ジャズらしくていいのかも知れませんね。

また、このMEYER 5MMは、同じマウスピースでも1つ1つのマウスピースでそれぞれの癖や特徴が大きく異なっていて、個体差が大きいので、購入される場合は楽器店で5MMをあるだけ出してもらって、必ず複数本試奏した中で一番自分が吹きやすいものを選んで購入した方が賢明です。

私も、MEYER 5MMは何本も試奏したことがあるのですが、なかなか自分が気に入った個体がなくて、未だ購入には至っていないんですよね。

そのぐらいこのMEYER 5MMはいい個体を見つけるにはかなりの本数を試奏しないとなかなか当たりの個体がありませんので、願わくば楽器と同様にプロに選定してもらったものを購入するのがベストだと思います。

通販であれば、楽天で熱帯Jazz楽団でも有名な、藤陵さんの選定品が購入できます。



実は、私はこのMEYER 5MMで気に入った個体がたまたま見つかったので、それを購入するために楽器店に出向いたのですが、G by Meyerの虜になってしまい、結局はお目当ての5MMを購入せずに、G by Meyerの方を購入してしまいました(笑)

しかしながら、MEYER 5MMは、必ず1本は手持ちの愛用として持っておきたいマウスピースですので、次の機会にいい個体にめぐり合えば、必ず購入したい1本ですね。



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サクソフォーン演奏技法

サックスの腕を上げるためには、教則本選びも重要になってきます。

欲張りすぎて難しいものを購入しても後が続かなかったりしますし、ロングトーン、音階スケール、エチュードなどなど、サックスの練習にはあらゆる練習が必要になります。

数ある教則本の中で、私が一番オススメするものは、この「サクソフォーン演奏技法」という教則本です。

この教則本には、サックスを吹く上で知っておくべきことがほとんど全て網羅されています。





ラリー・ティール 著/大室勇一 訳
全音判/120頁
価格:2,625円(本体2,500円)(税込)


この教則本は、私が中学1年生でサックスを始めた頃からずっと愛用しているもので、27年経った今も再版を繰り返して販売されていて、今もよくお世話になっている私にとってはバイブルのような本です。

私もこの教則本はかなり使い込んでボロボロになったりして、3~4回は買い換えています(笑)


中身の写真などは古臭くて思わず笑ってしまうようなものがたくさん使われていますが、サックスの音の出る仕組みから、腹式呼吸、ロングトーン、タンギング、ヴィブラート、フラジオ奏法に至るまで、サックスを吹く上で必要なものが1つ1つ非常に詳しく解説されています。


特に、この教則本で重宝するのは、リードの調整方法(削り方)が詳細に解説されていることです。

最近では、リードを箱買いした時に、使えるリード(いわゆる当たりのリード)以外のリードは使えないと思っている人が多いのではないでしょうか。

その使えないリードは、リードが硬すぎて吹けなかったり、バランスが悪くてノイズが混じったり、音が裏返ったりこもったりということで使い物にならないと思うかもしれませんが、この本には低音が出にくいとか、音が硬すぎるとか吹くのが苦しいとか、その症状に合わせてリードのどこを削ればいいのかということが詳しく解説されています。

リードを調整するには、紙やすり(サンドペーパー)や、とくさという植物のクキを乾燥させたものを使って、リードを削って使います。

私も中学生の頃は、この本を見ながら吹きにくいリードをよく削ったものです。

最近の中高生や初心者の方ですと、リードを削って調整するという発想自体がない人が多いと思いますので、画期的だと感じる方も多いと思います。


少し本題からそれましたが、レッスンとかに通わずに独学でサックスを学ぶ人にはとにかく最適の教則本ですので、独学でサックスを吹いている方、中学や高校の吹奏楽部でサックスを吹いていて、もっとサックスを勉強して上手くなりたい方、後輩に教える時にどんな風に教えればいいのか困っている人などにとっても最適な教則本だと思います。


余談ですが、この本の翻訳をされた、故 大室 勇一先生は、日本のクラッシックサックス界を大きく発展させた第一人者の先生で、今をときめく日本のトッププレーヤーの須川 展也先生の師匠に当たる方です。

ご存知の方も多いかも知れませんが、もし知らないという方は、是非とも熟読して欲しい1冊です。



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BG Traditional 5 micron

私が最も気に入って愛用しているリガチャー、BG Traditional 5micron (フランス)です。

BG Traditional のリガチャーも、Harrison(ハリソン) のリガチャーと同様に、クラッシックや吹奏楽では人気があり、アマチュアからプロの奏者まで幅広い層にわたってファンの多いリガチャーだと思います。

BGは、セルマーと同じフランスのメーカーで、ストラップなどは有名ですよね。


BG Traditional のリガチャーには、表面に塗装してある金メッキの厚さによって、5micron と 3micron のタイプに分かれており、5micronの方が金メッキ塗装が分厚い分、響きのいい音が出ます。
価格はもちろん、 5micron の方が高くなります。

装着時の音の特徴は、吹奏楽やクラッシックで人気のHarrisonのリガチャーに比べると、音質はマイルドで、太くてやわらかで豊かな響きがします。

このBG Traditional のリガチャーは、マウスピースの下の方に付けると、このリガチャーの力が最大限に発揮されて、リード全体がよく振動するようになるので、付ける時はマウスピースの下の方に付けるようにするのがコツです。

ネジも1本ネジですので、2本ネジのように上下のネジの締め方を気にしなくて済みますので楽でもあります。

BG Traditional 側面

側面からの写真です。BGの頭文字の「B」をモチーフにしたデザインで、ネジは1本締めです。





BG Traditional 底面

これがリードを固定する部分の底面の写真です。
2本のレール状の突起でリード面を固定するようになっています。





BG Traditional Alto with MP

アルト用です。マウスピースに付けるとこんな感じになります。「B」のアルファベットがシャレた感じです。





BG Traditional Soprano with MP

ソプラノ用です。ソプラノからバリトンまで大きさが違うだけで「B」のモチーフは同じです。


私はこの他に、人気のHarrison(ハリソン)のリガチャーも持っていますが、私はソプラノもアルトもこの BG Traditional 5micron のリガチャーしか使っていません。

私のオススメで、うちのアンサンブルのメンバー全員が試奏したのですが、全員が気に入り、ソプラノ、アルト、テナー、バリトンとメンバー全員がこのBG Traditional のリガチャーに買い揃えました。

BG Traditional Alto & Soprano

私もこのリガチャーとの付き合いは長いのですが、もともとBGの革のタイプのリガチャーを買いに行ったところ、残念ながら品切れで、同じBGのこのTraditional を試してみたところ、自分好みの理想的な響きがしたので迷わず購入してずっと愛用しています。

リガチャーを変えたぐらいで…と思っていたり、BG Traditional は試したことがないという方がいらっしゃいましたら、是非とも一度楽器店で試してみて下さい。

また、リガチャーも選定品などもありますが、楽器やマウスピースのように個体差をそれほど意識する必要はありませんので、気に入ったものがあればネットで購入してもいいと思います。

こちらは、ソプラノ用です。






こちらは、アルト用です。






こちらは、テナー用です。




こちらは、バリトン用です。




BGのGP(ゴールドプレート)は、私のオススメのリガチャーで、うちのカルテットのメンバーのみならず、私がサックスを教えている生徒さんもみなさん愛用されています。



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速いパッセージの練習方法

今日は速いパッセージが吹けるようになるための練習方法をご紹介します。

曲によってテンポの速い難しいパッセージが出てくると、指が回らなくて練習しないと吹けないことがよくあると思います。

テンポが速い上に、運指が難しいような場合ですと、なおさら大変ですね。


例えば、Prestoなどの速いテンポで16分音符が続いていて、楽譜が真っ黒な曲なんかですと、楽譜を見ただけでもやる気が失せてしまうこともしばしばです。

速いテンポで16分音符などが連続するような難しいパッセージでは、メトロノームを使ってゆっくりのテンポから少しずつテンポを上げて練習していくの基本ですが、ゆっくりのテンポから何度練習してもなかなかうまく吹けるようにならず、連符がすべって転んだり、フレーズの途中で止まったりしてしまうこともあると思います。


そんな時のとっておきの練習方法です。


例えば、以下のような全部16分音符で4拍の速いテンポのフレーズがあったとします。

ファレシレ、ミドラド、レシソシ、ドシドレ

このフレーズをPrestoなどの速いテンポで転ばないようにするための練習ですが、リズムを変えて2種類の吹き方で練習します。

ひとつは、「タータ」のリズムで、もうひとつは「タター」のリズムで練習します。

練習の方法としては、速いフレーズのテンポを少しゆっくりに落として、上記の例でいきますと、

リズム1:ファーレシーレ、ミードラード、レーシソーシ、ドーシドーレ

リズム2:ファレーシレー、ミドーラドー、レシーソシー、ドシードレー

という具合に、少しテンポを落として吹けるぐらいの速さにして、このように違う2つのリズムに分けて、この2つのリズムで交互に吹いて、この2つのリズムで吹いた時に指が転ばないようにスムーズに吹けるまで練習します。

例えば、リズム1ならうまく吹けるんだけど、リズム2にするとうまく吹けないということであれば、リズム2でスムーズに吹けるまで繰り返し練習します。

そして、リズム2がスムーズに吹けてくると、今度はリズム1のパターンでスムーズに吹けるように練習します。

そして、慣れてくるとリズム1、リズム2、リズム1、リズム2といった感じで交互にリズムを変えてスムーズに吹けるまで練習します。

速いパッセージがこのように少しテンポを落として、この2つのリズムで交互にスムーズに吹けるようになれば、今度は楽譜通りにインテンポで、

ファレシレ、ミドラド、レシソシ、ドシドレ

とPrestoの速いテンポで吹いてみます。

このように、テンポの速いフレーズを少しテンポを落としてこの2つの異なるリズムで交互に吹けるようになってくれば、今度は楽譜通りに速いテンポで16分音符で続けて吹いても指が転ばずにちゃんと吹けるようになります。

この練習は、速い曲を練習するのに非常に効果的で、運指の難しいフレーズなどでは特に有効な練習方法です。


私も難しい曲や速いフレーズを練習する時には必ずこの練習方法で練習していますし、音大生やプロの奏者でもこの練習方法で難しい曲や速いパッセージを練習しています。

また、速いパッセージの途中で指がもつれて止まってしまうような場合ですと、止まってしまう場所の繋ぎ目の部分を、最初は1拍単位で区切って練習して、次に1拍目から2拍目の最初の音符まで区切って、その次は1拍目から2拍目の2つ目の音符まで区切って…といったように、連符の区切りの位置を変えて練習するのも効果的です。

上記の例で、例えば1拍目と2拍目の間でつまって止まってしまう場合とかですと、

ファレシレミ、ファレシレミ、ファレシレミ…
ファレシレミド、ファレシレミド、ファレシレミド…

といったように、つまってしまう1拍目と2拍目の繋ぎの部分を入れたところで区切って練習します。

そして、スムーズに吹けるようになってくれば、

ファレシレミドラドレシソシドシドレ…

と速いテンポで続けて吹いてみても止まらずに繋がって吹けるようになってくると思います。


既に知ってる方もいらっしゃるとは思いますが、覚えておくと非常にいい練習方法ですので、ぜひとも実践してみて下さい。

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Selmer S80 D (ソプラノ)

ソプラノのマウスピース、セルマー S80 D です。

こちらのマウスピースは、私がアンサンブルでソプラノを吹く時に愛用しているマウスピースです。

Selmer D Soprano


このマウスピースも10年以上の付き合いになりますが、私と非常に相性のいいマウスピースです。

ティップオープニングは、1.30mm と S80 C** よりも 0.05mm 大きいのですが、フェイシングが D の方が長くなっているからでしょうか、私の場合は何故か S80 C** の方が大きくて伸びのある音が出ます。

このマウスピースは、S80** よりも音がコンパクトにまとまっていて、音色も少し暗めの落ち着いた音色で、他のサックスとも音色がよく溶け合うので、サクソフォーンアンサンブルではこちらのマウスピースを使用しています。

吹奏感は、S80 C** よりも息を入れる時の抵抗感がありますが、私の場合は D の方が音程がすごく安定しているので、音程が命のソプラノではすごく重宝しています。

ティップオープニングの開きが大きくなりますので、私のように息の量が多くて息の力も強い方であれば相性がいいと思います。

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Selmer S80 C☆☆ (ソプラノ)

ソプラノのマウスピース、セルマー S80 C☆☆ です。

私がソプラノで愛用しているマウスピースです。

Selmer C** Soprano

このマウスピースもソプラノでは結構人気があるモデルで、息の通りが非常によくて音量も結構出ますし、音色はとにかく明るくて生き生きとした音がします。

また、表現の幅の広いマウスピースですので、エッジの立った明るい音から、まろやかでメロウな音色まで多彩な表現ができるマウスピースですね。

ティップオープニングは、1.25mmと、S80 C☆ の 1.20mm よりも若干開きが大きくなっていますので、アンブシュアが固まっていないと音程のコントロールに少し苦労するかも知れません。

このマウスピースは、10年ぐらい前からずっと使っていますが、このモデルもソプラノでは私が一番信頼を置いているマウスピースです。

息の通りがよく、音も出しやすくてよく響くマウスピースですので、吹奏楽でソプラノのソロを吹いたりするのにはオススメですね。

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Selmer S80 C☆ (アルト)

吹奏楽やクラッシックでは定番中の定番と言われている、セルマーS80 C☆ のマウスピースです。

みなさんよくご存知のように、通称「ワンスター」とよく言われているものです。

吹奏楽でサックスを吹いている人の中ではおそらく一番使っている人が多いマウスピースではないでしょうか。

Selmer C* Alto

この写真は、私の愛用している S80 C☆ (アルト)のマウスピースです。

色も褪せて、かなり汚らしく写っていますが、それもそのはず、もう20年以上このマウスピースを愛用して使っているからです。

このセルマーの S80 C☆ のマウスピースは、全音域に渡ってムラなくいい音が出ますし、音色も音程も安定した非常にいいマウスピースです。

これからサックスを始められる方、今中学高校などの吹奏楽部でサックスを吹いている方、音大などでサックスを専門に勉強されている方、プロの奏者などなど、初心者から上級者、プロまで幅広く使えるベストセラーモデルです。

自分のマウスピースが欲しいと思っている人は、まずこのマウスピースから始められるといいと思います。

私の場合は、中学時代に最初に吹き始めたマウスピースがセルマーのDで、その後、クランポンのCや同じセルマーでも今は製造されいない昔の古いタイプのCなど、結構マニアックなマウスピースを渡り歩いて来ましたが、結局最後はこの S80 C☆ に落ち着いてもう20年以上になります。

見た目は汚いですが、私が一番信頼を置いているマウスピースです。


マウスピースも楽器と同様に、同じメーカーの同じモデルのものでも、個体によって当たり外れがありますし、吹きやすさや抵抗感も違ってきますので、購入される際には楽器店に足を運んで、楽器店にある在庫を全部だしてもらって、実際に試奏してみて吹きやすいものを選んで購入されることをオススメします。

可能であれば、上級者の方と一緒に行ってマウスピースを選定してもらうか、プロの先生の選定品などを購入されると間違いないです。

地方にお住まいで、楽器店の在庫数が少なかったり、一緒に選んでくれる上級者の方がいないという方は、ネットでプロの先生の選定品が購入できますので、それを利用するのもひとつです。

以下は、プロのクラシカルサクソフォン奏者でも有名な、宗貞啓二先生の選定品の S80C☆ です。




宗貞先生の選定品は、抵抗感の強いものから弱いものまでを分類して選定されていますので、自分の好みの抵抗感のものを購入されるといいと思います。

自分の周りに上級者がいなくて、自分でマウスピースを選ぶ自信がないという方には、こういうネットで購入できるプロの先生の選定品マウスピースを購入されると失敗がないので、オススメです。



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ティップオープニング

サックスのマウスピースには、本当にいろんなメーカーのいろんな種類のものがあります。

マウスピースの吹奏感に大きく関わってくるポイントで、「ティップオープニング」という部分があります。

略して、「ティップ」とか「オープニング」とか言われている部分です。

ティップオープニングとは、リードをマウスピースに付けた時に、マウスピースの先端とリードの先端の間の隙間の広さのことを表します。

下の写真を見て頂くと分かりやすいと思いますが、ちょうどマウスピースとリードの先端部分の隙間の広さのことです。

ティップオープニング

マウスピースを選ぶ時は、この「ティップオープニング」の開きがどのぐらいのものを選ぶかで同じメーカーのマウスピースでも吹奏感が大きく違ってきます。

クラッシックや吹奏楽で人気のマウスピースですと、セルマーの S80 や S90 といったモデルが人気のモデルですね。

例えば、このセルマー(アルト)の S80 と S90 の型番とティップオープニングの開きはそれぞれ以下のようになっています。

S80(アルト)
C☆ : 1.70mm
C☆☆ : 1.80mm
D   : 1.90mm
E   : 2.00mm
F   : 2.20mm
G   : 2.40mm 
H   : 2.60mm
I   : 2.80mm


S90(アルト)
170 : 1.40mm
180 : 1.50mm
190 : 1.70mm


クラッシックや吹奏楽では、S80でしたら「C☆」、S90なら「180」が最も一般的で人気のあるサイズです。

ティップオープニングの開きが大きくなるほど、息がたくさん入りますので、その分大きな音が出ますが、音程のコントロールが難しくなるのと、硬いリードですと音が出にくくなります。

ティップオープニングの開きが小さいものは、音量はそれほど出ませんが、音程や音色が安定していて音のコントロールが楽にできます。

リードの選び方のところでも触れましたが、ティップオープニングの開きの大きいマウスピースは柔らかいリード、開きの小さいマウスピースは硬いリードとの相性がよくなります。



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下唇の役割

今回は、アンブシュアに大きく関わる、下唇の役割について書いてみたいと思います。

クラッシックのサックスでは、アンブシュアを作る時には、下唇を内側に巻き込んでくわえるのが基本で、これを「シンリップ」と呼んでいます。

また、ジャズなどでは下唇を内側に巻き込まないアンブシュアをよく使います。この下唇を巻き込まないスタイルを、「ファットリップ」と言います。

クラッシック、吹奏楽の世界では、昔は下唇を内側に巻き込んでくわえる、「シンリップ」が主流でしたが、最近では下唇を巻き込まない「ファットリップ」を使う人も多くなりました。

シンリップの方は、音程が取りやすく、音色も安定しているのが特徴で、「ファットリップ」の方は下唇が柔軟に使えますので、音程や音色を柔軟にコントロールできるのが特徴です。

また、特殊なアンブシュアで、上下の両方の唇を内側に巻き込む、「ダブルリップ」という唇の使い方もあります。

どのスタイルがいいかについては、演奏する音楽のジャンルに合わせて、自分が一番音が出しやすくて、自分がいい音の出せるスタイルを選択するといいと思いますし、どれが一番いいということはありません。


おそらく、吹奏楽をされている方は「シンリップ」を使っている方がほとんどだと思います。


噛み過ぎのアンブシュアでも触れましたが、シンリップで下唇を強く噛んでしまうと、リードの振動を殺してしまい、音が細くなって響かなくなり、マウスピースから息があまり入らなくなってしまいます。


サックスでは、下唇はリードを支える役割を担っていて、リードに対するクッションの役割を果たしています。

下唇がリードに対するクッションの役割をすることで、リードの振動をコントロールするのです。

従って、下の歯で強く下唇を噛んでしまうと、下唇がリードに対するクッションの役割を果たさなくなってしまいます。

そういう意味でも、下唇は下の歯で強く噛んでしまわないように、「下唇だけでリードを支える」感じにしてやることが大切です。


そして、下唇だけの力でリード面を圧迫したり緩めたりして、リードの振動をまろやかにしたり、振動幅を大きくしたりします。

ちなみに、私は軽いシンリップで吹いていて、シンリップのいいところとファットリップのいいところの両方をうまく使えるようにしています。

マウスピースの噛み過ぎをやめて、下唇だけでリードを支える感じにすると、最初は音程もふらついたりしてすごく違和感があると思いますが、慣れてくると気にならなくなりますし、下唇のクッションを使ってリードの振動をうまくコントロールできるようになるので、下唇を噛んでしまいたくなるのを我慢して練習に励みましょう。


また、ダブルリップですと、上下の唇を内側に巻き込むようにしてくわえますので、マウスピースを噛むと上下の唇が痛くてたまらないので、マウスピースの噛み過ぎの悪い癖を直すのにはいい練習になりますが、まともな音を出すまでが結構大変だと思います。

いずれのスタイルにしても大切なことは、「唇の力だけでリードを支える感じ」にしてやることです。


下唇の役割は、サックスでいい音を出すための非常に重要な役割を果たしていますので、自分の下唇をチェックして、リードの振動を殺してしまっていないかどうかを確認してみて下さい。



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くわえすぎのアンブシュア

サックスは、マウスピースをくわえて吹くのですが、人によってマウスピースをくわえる深さはそれぞれだと思います。

サックスは、マウスピースを深くくわえるとリード全体が振動しやすくなるので、リードの大きな振動幅が必要になる低音域が出しやすくなるので、結構深めにマウスピースをくわえる人が多いのではないでしょうか。

また、マウスピースを深めにくわえると音がベーベーいいやすくなって音が汚くなりやすいので、そこでまたマウスピースを強く噛んで、汚い音を緩和させようとして悪循環におちいりやすくなります。

音色が汚くて悩んでいる人は、マウスピースを少し浅めにくわえてみるといいと思います。


マウスピースをくわえる深さは、上の歯がマウスピースの先端からだいたい1cmぐらいのところに当たるぐらいがひとつの目安です。

人によって口の形や唇の厚い薄いがありますので、だいたいこのぐらいを目安にして、いい音の出る自分に合った位置を探してみましょう。

マウスピースを浅めにくわえることで、下唇がリードの先端に近いリードの柔らかい部分に当たるようになるので、マウスピースを噛まなくても下唇だけでリードの振動をコントロールしやすくなります。


上手な人でマウスピースを深くくわえているような人もいるかも知れませんが、唇の分厚い人とかですと、実際にはマウスピースを浅めにくわえているのに、外から見るとマウスピースを深くくわえているように見えることもあります。

音がベーベーいって汚い音が出たりして悩んでいる人は、このマウスピースのくわえる深さを少し浅めにすることで下唇でリードの振動をコントロールしやすくなりますので、汚くて粗っぽい音が解消されてくると思います。

マウスピースをくわえる深さは、マウスピースの噛み過ぎにも影響してきますので、一度自分のマウスピースをくわえる深さもチェックしてみて、少し深くくわえているようであれば、くわえる位置を浅めにしてやり、マウスピースに息がしっかりと入るように、噛み過ぎているアンブシュアをリラックスさせて緩めてやることで音が全然変わってくると思います。




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噛み過ぎのアンブシュア

今日は、噛み過ぎのアンブシュアについてです。

これは、サックスを吹くアマチュアの人で、初心者、中高生のほとんどの人がこの「噛み過ぎのアンブシュア」になっているのではないでしょうか。

私もサックスを始めた頃は、この噛みすぎのアンブシュアにはずいぶんと苦しめられました。

この「噛み過ぎのアンブシュア」は、サックスを吹く上で一番タチの悪い癖で、習慣付いてしまうと直そうにもなかなか直らず、直すのにもかなり長い時間がかかったりします。

噛み過ぎのアンブシュアになっていると、サックスを吹いているうちに、下唇の裏側に歯型がついたりしてすぐに痛くなってきて、ひどい場合は下唇の裏側が切れて出血したり、口内炎ができてしまったりします。



では、この噛み過ぎのアンブシュアについて、じっくりと解説してみたいと思います。

この噛み過ぎのアンブシュアというのは、サックスを吹く時に、マウスピースを上下に強く噛んでしまうことを指します。

特に、高音域を吹く時は、この噛み過ぎのアンブシュアになりやすく、高音域をしばらく吹いていると、下唇の裏側が痛くなって楽器を吹くのが辛くなってきます。

この噛み過ぎのアンブシュアになると、下の歯で下唇を噛み締めるような感じになりますので、リードの振動を殺してしまうだけでなく、マウスピースとリードの間が狭くなりますので、マウスピースから息が入りにくくなります。

リードの振動が殺されて、マウスピースから息が入らなくなると、音は貧弱でか細い音になってしまいますし、音色も全然響かない汚い音になってしまいます。


では、どうして高音域を吹く時にマウスピースを上下に強く噛み過ぎてしまうのでしょうか?

サックスは、リードが振動して音が出る楽器で、低音域ではリードの振動幅が大きくなり、高音域ではリードの振動幅は小さくなります。

また、息のコントロール、息のスピードのところでも触れましたが、サックスでは高音域を吹く時には「息のスピード」が必要になってきます。

息のスピードが足りないと、リードの振動幅が小さくならないので、音が裏返ったりしてオクターブ下の音が出てしまったりします。

つまり、高音域を吹く時にマウスピースを上下に強く噛んでしまうアンブシュアになってしまうのは、吹き込む息のスピードが足りないため、下の歯で下唇を強く噛むことでリードの先端部分だけを振動させて、無理矢理リードの振動幅を小さくして高音域を出そうとするようになるのです。

下唇を強く噛むと、それほど息のスピードがなくても、リードの先端部分だけが振動するようになるので、リードの振動幅が小さくなり、高音が出やすくなるという訳です。



強く噛むことで高音は出やすくなるものの、リード全体の振動を殺してリードの先端部分だけを振動させるようにするので、実際に出る音は響きの悪い汚い音色になってしまいます。

また、マウスピースから息も入りにくくなりますので、貧弱で細い音になってしまいます。


噛みすぎのアンブシュアをやめることで、リード全体がよく振動するようになるので、リードの振動幅が大きくなり、音に倍音成分がたくさん含まれるようになるので、太くてよく響く音になってきます。

また、マウスピースの息の通りがよくなり、息もたっぷりと吹き込むことができるようにってなってくるので、今度は口の中の容積を減らしてスピードのある息をお腹からたっぷりと吹き込んでやることでリードの振動幅を小さくしてやります。


つまり、マウスピースを上下に強く噛んで高音を出している人は、息のスピードと量が足りないということなのです。

スピードのある息をたっぷりと吹き込んでやると、マウスピースを上下に強く噛むアンブシュアにしなくてもリードの振動幅が小さくなって高音域が楽に出るようになりますし、逆に噛みすぎをやめないと息が楽器に入りにくくなって、リードの振動も殺されてしまって細くて痩せた汚い音になってしまうという訳です。


この噛みすぎのアンブシュアは、いったん癖がついてしまうとそれを直すのにかなりの時間がかかりますので、矯正するのが非常に大変です。

マウスピースを強く噛まないようにすると、慣れないうちは音程が下がったり、ベーベーという音が出てしまったり、高音域の音が裏返って出しにくくなるので、そこを我慢して根気よく練習することが大切です。


あなたのアンブシュアも強く噛み過ぎていないかどうかチェックしてみましょう。

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リードの付け方

今日はリードの付け方講座といきたいと思います。

サックスを吹く時には、マウスピースにリガチャーでリードが正しく固定されていなければなりません。

この時のリードの付け方ですが、サックスを吹く人にとって基本中の基本なのですが、正しい手順でできていない人が案外多いので、あえて記事にすることにしました。


以下が、正しいリードの付け方です。

1.マウスピースにリガチャーをつけ、リガチャーのネジを緩める。

2.リガチャーを少し上にずらし、マウスピースとリガチャーの間にリードを滑り込ませる。
  (マウスピースとリードを合わせて、後からリガチャーをつけると、リガチャーを付ける時にリードに当たって、リードを傷つけたり割ってしまうことがあるためです。)

3.リガチャーを下げて定位置に戻し、リードをマウスピースに正しく合わせる。
  この時、リードの先端とマウスピースの先端を合わせるのですが、マウスピースの先端の方がリードの先端よりも「髪の毛1本分」出るぐらいに合わせます。

4.リガチャーのネジを締める。(リガチャーが2本ネジの場合は、下側のネジをキツく締めて、上側のネジは緩めに締めます)


この手順は基本中の基本なのですが、リードを先に合わせてリガチャーを後から付ける人が結構います。

このリードの付け方でポイントとなるのは、3.の「マウスピースの先端の方がリードの先端よりも「髪の毛1本分」出るぐらいに合わせる」です。

この部分で、リードをかなりマウスピースの先端よりも下の方に付けていたり、リードの先端がマウスピースの先端よりも出すぎていると、音がちゃんと出なかったり、ノイズが混じるようになったりします。

「髪の毛1本分」というのは、リードの先端からマウスピースの先端が黒い線のように見えるぐらいですので、この加減が人によってそれぞれになってしまうのが難点です。

私がサックスを教える時に、ここの部分を聞いてみるのですが、「髪の毛1本分」という知識は持っているにも関わらず、実際にマウスピースに付けられているリードをチェックしたのですが、1mm~2mmぐらいリードがマウスピースの先端よりも下に付いていたという人がいて驚きました。

私は思わず、「もしかして、剛毛??」って冗談を言ってしまったぐらいです(笑)

この人は、サックス歴が9年の人なのですが、今まで9年の間、ずっとその状態でサックスを吹いていたそうで、それが「髪の毛1本分」だと自分では納得していて、特に気にもしてなかったそうです。

人によって感じ方が大きく違うので、言葉での表現って難しいですね。

プロの先生によっては、最近はマウスピースの先端とリードの先端をぴったり揃えるという風に指導される先生もいらっしゃるぐらいですので、この部分は「髪の毛1本分」というよりは、「マウスピースの先端とリードの先端をぴったり揃える」という表現の方がいいかも知れません。

リードの付ける位置は、ほんの少し変わるだけでもかなり吹きやすさが違ってきます。


さて、あなたはどうですか?


基本中の基本なのですが、念のためにチェックしてみましょう。


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リードの選び方

今日はリードの選び方について書きたいと思います。

リードにはいろんなメーカーからいろんな種類のリードが出ていますが、クラッシックや吹奏楽でよく使われるリードですと、Vandoren(バンドレン)や、RICO(リコー)などのリードが有名ですね。

同じVandorenでも、主にクラッシックや吹奏楽でよく使われている、通称「青箱」と言われている、Traditionalというリードや、ジャズなどによく使われる、JAVAやV16、ZZという種類のリードがあります。また、RICO(リコー)ですと、LaVoz(ラヴォズ)などのリードもプロのジャズプレーヤーなどで愛用されている有名なリードです。

主に、クラッシック用として使われているリードは、フレンチカットというタイプのリードで、リードの先端部分が薄くカットされていて、繊細でクリアな音が出ます。Vandoren(バンドレン)のTraditionalや、RICO(リコー)のGrand Concert(グランドコンサート)などのリードがこのタイプになります。
あと、私が学生時代にはなかったのですが、RICOのRESERVE(レゼルブ)なんかも最近は人気で、吹奏楽やクラッシックで愛用されている方も多いですよね。

また、ジャズ用として使われているリードは、アンファイルドカットと呼ばれるタイプのリードで、リードの先端部分が厚めにカットされていて、ストックの部分が薄くなっているため、リード全体が振動するような感じになっています。音は、フレンチカットのタイプよりもソフトでマイルドな音がします。Vandoren(バンドレン)のV16やRICO(リコー)のLaVoz(ラヴォズ)のリードがこのアンファイルドカットのタイプになります。


下の写真を見て頂くと、リードのカットの違いがよく分かると思います。

Reed Vandren

写真左側が、ジャズでよく使用される「アンファイルドカット」のリードで、写真右側がクラッシックでよく使用されている「ファイルドカット(フレンチカット)」のリードです。

リードのカットは呼び名が色々とありますので、下記にまとめておきます。

写真左側のリードの呼び名: アメリカンカット、アンファイルドカット、シングルカット
写真右側のリードの呼び名: フレンチカット、ファイルドカット、ダブルカット


また、リードには硬さのレベルがあり、Vandoren(バンドレン)やRICO(リコー)は1~5のレベルに分かれていて、硬さの度合いは、数字が大きくなるごとに硬くなります。

吹奏楽やクラッシックで最も一般的に使われているのは、3番のリードが多いと思います。

また、LaVoz(ラヴォズ)では、Soft、Medium Soft、Medium、Medium Hard、Hardという分類になっており、Medium Hard (MH)が最も多く一般的に使われています。

日本に輸入されているリードは主に2番~4番までのリードで、1番と5番については需要が少ないため、海外で購入しないと手に入らないようです。



少し話が横にそれてしまいましたが、みなさんが一番頭を痛めているのは、どの硬さのリードを使うか?ということではないでしょうか。

サックスという楽器は、リードの良し悪しや相性によって音色や音質が大きく左右されます。


あなたは、リード選びで一番大切なことは何だと思いますか?


リード選びで一番大切なことは、「自分にとって一番音を出しやすいものを選ぶ」ことです。


ごくごく当たり前のことなのですが中高生の方の間では、初心者が柔らかいリードを使い、上達してくると硬いリードを使うといったデタラメな話が当たり前のようにまかり通っているようです。

例えば、2番とか、2 1/2番のような柔らかいリードを使うのは初心者で下手だとか、上手な人は3 1/2番や4番の硬いリードを使うというような理屈です。

また、硬いリードの方が音が太くなるとか、いい音が出るというのも全くナンセンスな話です。

このようなデマが自分にとって相性のいい、適切な硬さのリードを選ぶための妨げになっているのは言うまでもありません。

プロのプレーヤーでも、2番や2 1/2番のような柔らかいリードを愛用している人もたくさんいますし、マウスピースとの相性で、柔らかいリードじゃないといい音が出ないようなケースもありますので、もしも自分がそのような話を信じていたという方は、自分の考えを180度変えてみて下さい。


ちなみに、私は演奏する音楽のジャンルや、マウスピースの種類によって2番から4番までの硬さのリードを使い分けています。

例えば、3 1/2番の硬さのリードを使っていて、音がカスカスしたり、吹くのが少し苦しいと思っている方、3番の硬さのリードでも吹くのが少ししんどいと思っている方は、迷わずリードの硬さのランクを落として、楽に音が出せるリードを選んで下さい。

この「自分にとって楽に音を出せるリードを選ぶ」ということは、アンブシュアや奏法にも大きく影響してくる部分ですので、非常に重要なことです。



また、マウスピースの種類によって相性のいい硬さとして一般的に言われていることがあります。

ここで簡単に紹介しておきますので、参考にしてみて下さい。

マウスピースのところでも触れますが、マウスピースには「ティップオープニング」という、リードをマウスピースにつけた時の、リードの先端とマウスピースの先端の間の隙間の広さを表す言葉があります。

マウスピースは、各メーカーの型番によってこのティップオープニングの広さが異なってきます。

一般的に、このティップオープニングの開きが広いものは柔らかいリードとの相性がよく、ティップオープニングの開きが狭いものは硬いリードとの相性がいいので、自分の使っているマウスピースの種類によっても自分に合うリードの硬さは変わってくると思います。

あと、ジャズでよく使われているような、JAVAとか、V16、LaVoz(ラヴォズ) などのリードでも、自分が吹きやすいと思うのであれば、吹奏楽やクラッシックで使用するのもアリです。

かく言う私も、中学高校時代はずっと吹奏楽部で吹いていましたが、LaVoz(ラヴォズ)のMedium Hardを愛用していましたし、当時使っていたマウスピースとの相性が非常によく、柔らかくて太い音が出ていました。また、現在ではVandoren(バンドレン)のV16のリードをクラッシックのアンサンブルで使ったりもしています。

Vandoren(バンドレン)のV16はアメリカのプロのジャズミュージシャンの要望に応えて開発されたリードで、先端部分がTraditionalよりも分厚くカットされているために、高音部分のキンキンした音が抑えられて、落ち着いた音色の太い音が出る上に、リードの品質が非常によく、1箱まとめて買っても10枚のうち半分以上のリードが調整せずに使えたりしますので、私にとっては非常に相性のいいリードです。

このように、リード選びについては、メーカーや硬さに関わらず、「自分が一番音の出しやすいものを選ぶ」ということが一番大切なことなのです。

以下に、それぞれの用途でよく使われる有名どころのリードをまとめてみます。


主にジャズ、フュージョンで使用されるリード(アメリカンカットのリード)

   

 





主に吹奏楽、クラッシックで使用されるリード(フレンチカットのリード)

  

 




さて、あなたとベストマッチングのリードは、どこのメーカーの何番の硬さのリードですか?


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ヴィブラート

今回はヴィブラートについて書きたいと思います。

サックスも中級レベル以上になってくると、ヴィブラートをかけて曲のフレーズを叙情的に吹くテクニックが要求されてくると思います。

中高生などで、吹奏楽部に入っていて曲の中でソロを吹いたりする時も、ヴィブラートをかけて吹くとかっこいいですよね。

ヴィブラートをかけることで、メロディーを吹く時に叙情的で味のある表現ができるようになります。


サックスのヴィブラートには「息でかけるヴィブラート」と、「アゴでかけるヴィブラート」があり、「アゴでかけるヴィブラート」がサックスでは一般的だとされています。


また、ヴィブラートは、「1拍に4つの波を入れる」のが最も理想的で美しいヴィブラートだと言われています。


この、アゴでかけるヴィブラートですが、「オウオウオウオウ…」と発音した時の口の感じで下アゴを上下させてヴィブラートをかけます。

「オウオウオウオウ…」と発音した時の下アゴの動きで、下唇を使ってリードを強く圧迫したり緩めたりしてやります。(この時、マウスピースを下の歯で上下に強く噛みすぎないように十分注意して下さい)

ヴィブラートは、「ヴィブラート」というその名の通り、このように音程を上げたり下げたりして音程を上下に揺らします。



練習方法としては、「オーーーウーーーオーーーウーーー…」と発音するような感じで、最初はゆっくりしたテンポで音程を上げたり下げたりする練習をします。

この「オーーー」の部分は、通常のアンブシュアから下唇をぐっと緩めて音程を下げます。(これをベンドダウンと言います。)また、「ウーーー」の部分は、通常のアンブシュアから下唇でリードをぐっと圧迫して音程を上げます。(これをベンドアップと言います。)

このように、最初はベンドダウンとベンドアップをゆっくり繰り返して、音程を上げたり下げたりする感覚を覚えます。そして、慣れてくるとゆっくりしたテンポで、1拍の中に波が4つ入るようにベンドダウンとベンドアップを連続して繰り返すことで音を揺らします。

「オウオウオウオウ、オウオウオウオウ、オウオウオウオウ、オウオウオウオウ…」という感じです。

そして、ゆっくりしたテンポで1拍に波を4つ入れて吹けるようになると徐々にテンポアップして、早いテンポでもちゃんと1拍に4つの波が入るように練習していきます。


慣れないうちは、ヴィブラートの練習の時にアンブシュアが崩れやすくなりますので、、上の前歯2本はしっかりとマウスピースに当ててアンブシュアがブレないようにして、「オウオウオウオウ…」という発音の時の下アゴの動きだけを使って下唇でリードを強く圧迫したり緩めたりして音の波を作って下さい。

また、ヴィブラートの練習も他の練習と同様に、必ずメトロノームを使って練習しましょう。

正しいテンポで、1拍に4つの波が均等に入るように練習して下さい。

慣れるまでには少し時間がかかると思いますが、ヴィブラートが使いこなせるようになると、サックスでの表現の幅がかなり広がりますので、慌てずにじっくりと地道に練習を重ねていきましょう。


次は、「息でかけるヴィブラート」です。

息でかけるヴィブラートは、フルートなどでよく使います。

息でかけるヴィブラートは、お腹で息の圧力をぐっと上げると音程が上がり、息の圧力を下げると音程が下がりますので、その原理を利用して息の圧力をコントロールして音程の上下の波を作ります。

このとき、口の中の状態を「オウオウオウ」と発音する口の中の状態にすることで、息のスピードが変化して、息の圧力も変化しやすくなりますので、口の中の状態も合わせて変化させるとより効果的です。

これは、息のスピードが「オ」の部分では遅くなって息の圧力が下がりやすくなり、「ウ」の部分ではまた息のスピードが速くなって息の圧力が上がりやすくなるという原理を利用します。


このように、息でヴィブラートをかける場合は、少し難しいと思いますので、息のスピードを速くしたり遅くしたりすることで息の圧力を変化させることを利用するとやりやすくなります。


どちらの方法がいいかについては、自分がやりやすい方を選択されるのがいいと思います。

私の場合は、アゴでかけるヴィブラートと息でかけるヴィブラートの両方を同時に併用しています。


最後に、ヴィブラートの練習などで注意することですが、ヴィブラートを意識しすぎて練習していると、そっちの方に気を取られすぎて、無意識に息のスピードが落ちてきたりしますので、ピッチが下がってきてしまったりします。

ヴィブラートは音程を上下させる波の幅が少々小さくてもいいので、もう少しアゴの力を抜いて、リラックスした状態で練習することが必要です。

ヴィブラートの波の上下幅が大きすぎると、「ド演歌調」になってしまったり、しつこくて音楽センスの全くないヴィブラートにもなってしまいます。


このように、いいヴィブラートと悪いヴィブラートは紙一重なのです。


ヴィブラートの練習では、ヴィブラートをかけることよりも、息のスピードを落とさないことの方を意識して、しっかりと息を吹き込んで音を響かせ、ヴィブラートはその補助程度に考えて練習した方がいいと思います。

ヴィブラートはタンギングと同じで、リラックスしたアゴの状態(タンギングの場合は舌)で、軽くでいいので自然にかけられるようなイメージで練習した方が自然でいいヴィブラートになります。


音楽の流れ上、どうしても大きな波が必要なところは、ヴィブラートをしっかりかけないといけないケースもあるのですが、それよりもヴィブラートをかけている時に、息のスピードが落ちないようにすることの方が大切ですので、そちらを意識して練習することが大切です。

息のスピードが落ちずに、しっかりと息を吹き込めていれば、ヴィブラートを少しかけただけでも、実際には想像以上に音が伸びて、ヴィブラートの波が生きてきます。

ですので、ヴィブラートはあくまでも「演奏上の補助的なもの」として考えた方がアゴにも力が入らずにリラックスして演奏できますし、ヴィブラートも自然でよいヴィブラートになると思います。


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