ミストなサックス

これまでのサックス人生を振り返りながら、サックスを吹くアマチュアプレーヤーの上達のヒントや情報交換の場になればと思い、当ブログを立ち上げました。

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Grover Washington Jr. (グローヴァー・ワシントンJR.) : WINELIGHT (ワインライト)

今日は、私の大好きなサックスプレーヤーのお気に入りのCDアルバムを紹介したいと思います。

グローヴァー・ワシントンJr.の「ワインライト(WINELIGHT)」です。

グローヴァー・ワシントンJr.は、1970年代~1980年代にかけてフュージョン ジャズ サックスのトップ プレーヤーとして活躍した人です。




残念ながら、グローヴァーワシントンJr.は1999年の12月に56歳の若さでこの世を去ってしまいましたが、彼のアルバムは今もCDショップの店頭に並んでおり、私は今もこのお気に入りのアルバムで彼の音をよく聴いています。

この私のお気に入りのアルバム、「ワインライト」に入っている、「ジャスト・ザ・トゥー・オブ・アス(クリスタルの恋人たち)」は、POPチャートで最高位2位を獲得する大ヒットとなりました。

あと、メイク・ミー・ア・メモリーなんかも有名な曲ですね。

このアルバムの収録曲はどの曲もいい曲ばかりで、夜に聴くのがぴったりのムードあるアルバムです。


私は、彼のサックスのセクシーで甘い音色が大好きなんですよね…


ということで、私の携帯のメールアドレスにもこのアルバムの名前を使っています(笑)

私はSoftbankの携帯を使っているのですが、アドレスを変えたくないので今だにVodafoneのドメインのままのメールアドレスです…(笑)


「ワインライト」のCDは廉価版として出ていますので手に入れやすいですし、私のオススメの1枚ですので、興味のある方は是非とも一度聴いてみて下さい。


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Selmer Tenor Saxophone SA-80Ⅲ (SERIEⅢ)

今日は、テナーサクソフォーンについて書いてみようと思います。

テナーサックスと言えば、ジャズでは花形の楽器ですね。


中でも、サックス吹きなら誰もが憧れる、SelmerのSERIEⅢについて書きたいと思います。

往年の名器である、MarkⅥやMarkⅦでも有名なフランスセルマー社が世に送り出した最高傑作と言われている、最新モデルのこのSERIEⅢは、SERIEⅡに比べると管体が薄くなっていて軽量化されており、音もよく響く設計になっている他、音の立ち上がりやレスポンスが非常にいい楽器です。


Selmer Tenor SA-80 SERIEIII


うちのアンサンブルのテナー吹きもこのSERIEⅢを使っていますが、いい楽器ですね~~

私も何度かSERIEⅢのテナーを吹きましたが、音の響き、音抜け、音の立ち上がり、音のレスポンス、キーのアクション…

どれを取っても本当に素晴らしいですね。


初めてSERIEⅢを吹いた時には、「こ、これがセルマーが世に送り出した最高傑作のモデルなのか…」と感動しましたね(笑)

SERIEⅡに比べると、音程も非常に安定していて、昔のセルマーのように扱いにくいというイメージはどこにもありませんでしたね。

吹いた感じは、音の立ち上がりがシャープで、音色も明るくて非常にクリアだという印象ですね。

逆に、SERIEⅡの方は、SERIEⅢに比べると深みのあるまったりした感じの音色で、しっかり吹き込めば鳴る楽器という感じで、吹いた時の息の抵抗感がSERIEⅢよりも強くて、また一味違った良さがありますね。


ちなみに、テナーのSERIEⅢの今の定価は、¥663,600円 (税込) とかなりお高いですが、一生使える楽器ですね。


セルマーは、クラッシックだけではなく、ジャズやフュージョンと様々なジャンルで愛用されていますし、どんなジャンルの音楽をやるにしても対応できる楽器ですね。


テナーを吹いていらっしゃるみなさんの中にも、このSERIEⅢを使っていらっしゃる方も結構多いのではないでしょうか。

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テナー サクソフォーン | コメント:0 | トラックバック:0 |

リードミスについて

今日は、リードミスについて書いてみたいと思います。

楽器を吹いている時に、「キーキー」とか、「キュッキュ」とかいう音が出てしまうことはありませんか?

サックスを吹いている時に、リードが意図しないような変な音を出してしまうことを、一般的に「リードミス」と言っています。

このリードミスが起こる原因としては、実に様々な原因が考えられます。


以下、リードミスの原因をチェックするためのポイントを挙げてみますので、チェックしてみて下さい。



1.マウスピースを少し深くくわえすぎていませんか?

→マウスピースを深くくわえすぎていると、軽いリードミスが起こりやすくなり、吹いていると「キュッキュ」という音が混じるようになります。くわえる深さの目安は、上の前歯2本がマウスピースの先端より1センチぐらいのところに当たるようにくわえます。(1センチはあくまでも目安です)



2.リードのバランスが悪くないですか?

→バランスの悪いリードを使っていると、リードがうまく振動せずにリードミスを起こしやすくなります。
リードの先端の左右の硬さが微妙に違っていたりすると、リードの振動が不安定になったりして、リードミスの原因になってしまうということです。今使っているリードのバランスが悪くないかをチェックする意味でも、他のリードに変えて吹いてみて同じようなノイズが混じるかどうかをチェックしてしましょう。



3.リードはマウスピースに正しく固定されていますか?

→リードはリガチャーでマウスピースに固定しますが、リードの先端とマウスピースの先端が大きくズレたりしていると、音が出にくくなったり、リードミスも起こりやすくなります。リードを固定する位置は、リードをマウスピースに当てて、リードの先端よりもマウスピースの先端がわずかに黒い線(髪の毛1本分)のように見えるぐらいの位置に固定するようにします。また、リードが左右にズレて固定されていないかもチェックしてみましょう。



4.リガチャーのネジはしっかりと締めていますか?

→リガチャーはリードを固定するために重要な役割を果たすパーツです。2本ネジのリガチャーは、下のネジを固くしっかりと締め、上のネジは下のネジよりは少し弱めに締めるのが基本です。
また、上のネジは下のネジよりも弱めに締めるのですが、締め具合を弱くしすぎるとリードミスを起こしやすくなります。
1本締めのリガチャーの場合は、ネジが1本しかありませんので、リードがズレたり、リガチャーが左右にズレないようにネジはしっかりと締めておきましょう。



5.リガチャーが歪んだりしていませんか?

→リガチャーは思っている以上に繊細なパーツですので、扱いが悪かったり、落としたりしていると目に見えない歪みが出て、リードをちゃんと固定できなくなり、結果としてリードミスやノイズの原因となります。4.でリガチャーのネジの締め方について書きましたが、リガチャーが歪んだりしていると、上のネジを弱めに締めるとリードがちゃんと固定されずにリードミスやノイズが混じるようになります。上のネジも下のネジと同じように固くしっかり締めるとリードミスがなくなるようでしたら、リガチャーが歪んでいることが考えられます。この場合は、上のネジも下のネジと同じように固く締めるようにしましょう。そして、リガチャーの歪みを矯正するために、しばらくの間は楽器を収納する時もマウスピースにリードとリガチャーをつけて、リガチャーのネジを2本ともしっかり締めた状態でマウスピースキャップをかぶせて収納するようにしましょう。



以上が物理的に考えられる原因とその対処方法です。


基本的なチェックポイントは、過去の記事で触れた内容がほとんどですね。

たいていは、2.のバランスの悪いリードを使用していることが原因になっていることが多いのですが、吹いているうちにリードがズレたり、リードの付け方が悪くて3.が原因になっていることも多いようです。

また、5.が原因になっていたりする時には、なかなか気付かないことが多いようです。
リガチャーは、思っている以上に精密でデリケートなパーツですので、目に見えない歪みなどでリードがちゃんとマウスピースに固定されないと、リードミスが多くなったり、音が悪くなることもよくありますね。

同じメーカーの同じ種類のリガチャーなのに、新品のリガチャーを付けてみるとすごくいい音が出た!なんてこともよくある話です。

これは、リガチャーに目で見たのでは分からないような歪みがあって、リードをしっかり固定できていなかったということです。


リガチャーはこのように精密でデリケートなパーツですので、丁寧に扱うようにしましょう。



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ペドロ・イトゥラルデ作曲 「ギリシャ組曲」 の音源

今日も、ギリシャ組曲の話題です。

YouTubeで割といい演奏を見つけました!

外人の演奏ですが、結構演奏としては雰囲気が出てていい感じですね。

録音状態が非常に悪くて、音が割れたりしているのがすごく残念ですが…

I 楽章からⅣ楽章までを通しで演奏してます。





もう1つ聴いてみましょう。

こちらの演奏は、Ⅳ楽章の最後が切れてしまっていますが、結構いい演奏しています。
リズムがちょっと変だな…って思うところがありますが、目をつぶりましょう(笑)



でも、やはりプロの音源が一番でしょうね!

みなさんもよくご存知の、雲井先生のカルテットがギリシャ組曲の音源を出していますよ!!!




私もこのアルバムを買って聴いたんですが、YouTubeのどの演奏も比べ物にならないぐらいの素晴らしい演奏ですよ!!!
ちなみに、この雲井先生のカルテットのギリシャ組曲ですが、楽譜が私の手に入れた楽譜とは異なっていて、2楽章のソプラノのソロの演奏が、テナーのソロになっているんですよね~~
実は、アンサンブルコンテスト全国大会で、NTT西日本中国吹奏楽クラブが演奏したのも、雲井先生と同じ編曲のものなんですよ。

これは、ギリシャ組曲の古い編曲の楽譜で、今市販されている楽譜は、「2000年改訂版」となっていて、2楽章のソロがソプラノで書かれた楽譜です。
この、2楽章のソロがテナーになっている編曲の楽譜が欲しいんですが、普通に探したのでは「2000年改訂版」しか見つからないようですね。

ということで、私はソプラノがソロで書かれている「2000年改訂版」を注文して我慢しました(笑)
それに、うちのカルテットのテナーでは、とうていこの2楽章のアドリブソロは吹けそうにないですからね(笑)


そして、注文していた楽譜が昨日の夜に届いたのですが、やっぱりいいですね~~

楽譜を見ていたら寝不足になってしまいました(笑)


この曲は、ソロパート以外のリズムパートがキッチリと演奏して、ジャズ調のリズムをしっかりと組み立てるのがポイントになると思います。

楽譜上はそれほど難解ではありませんが、ジャズっぽい雰囲気を出すのがすごく難しい曲ですね。

今夜はアンサンブルの練習日なので、楽譜を配って少し合わせてみたいのですが、今週はメンバーが全員揃うかな?


今週はこのギリシャ組曲でかなり時間を使いましたね(笑)




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BG のストラップ

今日はサックスの小物、ストラップについてです。

私もかれこれ27年もサックスを吹き続けているのですが、ストラップについては演奏上、特に不便を感じなかったのと、ソプラノサックスの方に付属していたYAMAHAのストラップが首のパッドもしっかりしていて結構使いやすかったので、アルトもソプラノもずっとそのYAMAHAのストラップを使っていたのですが、最近肩凝りが結構ひどいので、ストラップを買い換えようと思って物色していました。

最近では、ブレステイキングというストラップがプロでもアマチュアでも流行っていて、楽器を吊るしても楽に演奏できるということですごく人気があり、また某BBSの人にはドイツ製のツェブラという人間工学に基づいて作られた高級ストラップをススメられたりして悩んでいたのですが、やはり自分の好みのものを…ということで、ここんとこ楽器店に行く機会が多かったので、いろいろとストラップを見ていて目をつけていたものがあったので、23日の個人練習の時に購入しました。

愛用のリガチャーとお揃いでフランスのBGのストラップです。

BG のストラップ


できるだけ胸元はスッキリしてスマートなもので、首のパッドがしっかりしているという条件で、紐のタイプのヤツを探していたのですが、ちょうどいいのがありました。




このストラップは、首のパッドの内側にコットンが縫い付けられていますので、汗も吸収しやすくなっていて、楽器を引っ掛けるフックの部分が閉じるタイプになっていますので、少々動いても楽器が外れることがないので安心です。

紐のタイプのストラップは他にもいろいろとあって、楽器を引っ掛けるフックの部分が丸いコインみたいになっているスマートなやつもよかったのですが、通販かあちこち探さないと見つからないので、コレにしました。

お値段の方は、約 6,000円弱とお手頃です。


ストラップもいろいろあって、プレーヤーの個性が出ますよね。

私の知人も、赤や白や7色の虹色やと、カラフルで華やかなストラップを使っている人がいろいろといますよ(笑)


さて、みなさんはどんなストラップをお使いですか?



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演奏姿勢について

今日は演奏姿勢について書いてみたいと思います。

少し話題に取り上げるのが遅かったのですが、演奏姿勢はサックスを吹く上でアンブシュアや息の使い方、呼吸法などと同じぐらい大切で、演奏姿勢が悪い場合は、実際の奏法にまで大きな影響を及ぼします。

まずは、過去の記事で触れたことの復習をしてみましょう。


楽器を支える3点とは???


1.楽器を吊り下げているストラップ

2.楽器のサムフックに引っ掛けた右手の親指

3.マウスピースにしっかり当てた上の前歯2本


以上の3点で楽器を支えるのが基本となります。

ストラップと右手の親指はすぐに分かると思いますが、3.の「マウスピースにしっかり当てた上の前歯2本」についてはおろそかになりやすいポイントですので、日頃からしっかりと意識するようにしましょう。

このマウスピースにしっかりと当てる上の前歯2本ですが、マウスピースに自分の口を持って行こうとすると姿勢がおかしくなって、首が痛くなったり上の前歯がしっかりとマウスピースに当たらなかったりしますので、そんな時はストラップをしっかりと引き上げて、マウスピースが上の前歯2本を押し上げるような感じにしてやると楽器がしっかりと固定されるようになります。

この部分がしっかりとできるようになると、ストラップが結構重要な役割を果たしていることに気付くと思います。


以上の3点で楽器をしっかりと支えてやり、左手は楽器に軽く添える感じにします。


初心者の方とかによくあるのですが、オクターブキーを押さえるのに左手にかなり力が入ってしまっていて、練習しているうちに左手の親指が痛くなってくる人がよくいます。(中学1年生の時の私もそうでした(笑))

上記の3点でしっかりと楽器が支えられていれば、左手は楽に力を抜いた状態でキーを押さえることができますので、演奏中も楽に速く指を動かして演奏できると思います。



次に、座った時の姿勢と立った時の姿勢について書いてみたいと思います。


まずは、座った時の姿勢です。

椅子に座ってサックスを吹く場合には、楽器を自分の正面に構える方法と、自分の右横に楽器を構える方法と大きく2つの構え方があります。

吹奏楽部などでサックスを吹いている方や女性の方は、楽器を自分の右横に構える方が多いと思います。

この場合に注意する点としては、両足を開かずに揃えて構えることと、あまり右横に構えすぎないことです。楽器を右横に構えすぎると、上体が前かがみになってしまってお腹に息が入りにくくなってしまいます。

また、自分の口を楽器に持って行くのではなく、ストラップを引き上げるようにして、楽器の方を自分の口に持ってくるようにして構えることが大切です。

楽器を正面で構える場合は、両足を軽く開いて、その間にサックスを持ってきて正面で構えます。

正面で構える場合も、ストラップを調整して楽器の方を自分の口に持ってくるようにして構えるのは同じです。

次に椅子に腰掛ける深さですが、中高生の方はよく先輩から椅子には浅く腰掛けるようにと教えられる人が多いと思いますが、椅子に浅く腰掛けた場合は、上体が前かがみになりやすいので、背筋はしっかりと伸ばして、上体が前かがみにならないように注意しましょう。

ということで、私の場合は座って吹く時はサックスは正面で構えて、椅子には深く腰掛けるようにして、背もたれに軽くもたれるぐらいの感じで上体を起こして、むしろ後ろにふんぞり返るぐらいの感じで構えてます(笑)

その方が、お腹のところが広がりやすくなりますので、息もたっぷり吸えて楽に吹けるからです。

女性の方ですと、スカートなどの時は両足を広げて正面で構えるという訳にもいかないと思いますので、上体が前かがみにならないように注意して、サックスは軽く右横(正確には右前方かな?)に構えるようにするといいと思います。

また、譜面台の高さも自分の正しい姿勢に合わせて調節してやるようにしましょう。

譜面台は、少し高めにした調節した方が背筋も伸びて、上体が前かがみにならないのでいいと思います。


次に立った時の姿勢です。

座った時よりも立った時の姿勢の方が楽に楽器が吹けると思います。

立った時も基本は同じで、自分の口を楽器に持っていくような感じではなく、ストラップをしっかりと引き上げて、楽器を自分の口に持ってくるようにします。

立った時の姿勢ではサックスは右横ではなく、正面に構えるようにします。

立ったときも座ったときもそうですが、楽器を支える3点は変わりませんので、楽器を支える3点が崩れないように注意することが大切です。

また、楽器を自分の方に持ってくるように構えるのですが、楽器はストラップがピンと張った状態で自分の前方、右横に構える場合は右前方に楽器を構えた方が背筋もまっすぐ伸びていいと思います。


さて、あなたの演奏姿勢はいかがですか?

ごくごく当たり前のことなのですが、改めて自分でチェックしてみると案外できてなかったりすることにいろいろと気付くと思います。


演奏姿勢が悪いと、アンブシュアが崩れやすくなってしまったり、指も速い運指に対応できなかったり、お腹で息をしっかりと吸わないといけない腹式呼吸でも十分に息を吸うことができなくなってしまったりと、奏法上いろんな悪影響を及ぼします。


演奏姿勢は、サックスを吹く上で非常に大切な基本ですので、軽く見ずにもう一度自分の演奏姿勢をチェックしてみてはいかがでしょうか。

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ペドロ・イトゥラルデ作曲 「ギリシャ組曲」

今日は、先日の続きでアンサンブルの選曲のオリジナル曲編と行きたかったのですが、非常にカッコイイ曲と出会ってしまいましたので、その曲についての記事を書きたいと思います。

先日、アンサンブルの練習でうちのアルト吹きとアンサンブルの曲について話をしていたのですが、昨年度(2008年度)のアンサンブルコンテストの全国大会の一般の部で演奏された曲がすごくいいと言う話になりました。

覚えられないような変な名前の作曲家の曲で、曲はちょっとジャズ風の曲とのことで、一般団体が演奏して全国大会で金賞を受賞したという話でした。

うちのアルト吹きが東京に仕事で出張している時にその曲を聴いて、楽譜も見たとのことだったのですが、聴いた通りの難しい曲だった…ということで、私もすごくその曲が気になったので早速調べてみました。

ペドロ・イトゥラルデという人の作曲の曲で、「ギリシャ組曲」という曲です。

2008年のアンサンブルコンテスト全国大会で、NTT西日本中国吹奏楽クラブが演奏して金賞を受賞した曲です。他には、2006年の全国大会でも、神戸学院大学が演奏していました。

2008年の全国大会はCDが出ているのですが、2006年の神戸学院大学の演奏がネットで1曲だけ買えるサイトがありましたので、そこで購入して聴いてみました。

http://www-musicdownloadstore.com/fs/main/sub_catalog.asp?mother_catalog_num=88&catalog_num=249

また、2008年版はヤマハの心斎橋店でも試聴できるとのことで、NTT西日本中国吹奏楽クラブの演奏も試聴してきました。


いや~~~メチャクチャに難しい曲ですが、本当にカッコイイ曲です…

難しい曲となると燃えてしまう私の性格が黙っていなくて、大阪の楽器店を回って楽譜がないか丸一日探し歩いたのですが、残念ながら大阪の主要な楽器店には置いてなかったです。

こうなると絶対に手に入れてやる!ということで、ネットで調べて楽譜の在庫を見つけたのでさっさと注文してしまいました(笑)

楽譜を注文したということは、ほとんど半強制的にうちのアンサンブルでも「ギリシャ組曲」をやるということです(笑)

この「ギリシャ組曲」は、2008年のNTT西日本中国の演奏がかなり話題になったようで、サクソフォーンシンフォネットと同様に、サクソフォーンアンサンブルではこれから大流行する気配がしてます。
私もネットで楽譜を探したのですが、あちこちのサイトで輸入元が品切れになっているとのことで、たまたま在庫が1つだけあったサイトを見つけてGETしました。


この「ギリシャ組曲」の作曲者のペドロ・イトゥラルデは、スペインのジャズ界では有名な大御所プレーヤーで、「フラメンコ・ジャズ」でよく知られている人だそうです。

彼は、マドリード高等音楽院で音楽を学び、ジャズプレーヤーでありながらもクラッシックの作曲をしたり、クラシカルサックスのプレーヤーも育てているとのことです。


この、「ギリシャ組曲」は、4つの楽章からできていて、全体を通してジャズっぽい雰囲気の漂う非常にカッコいい曲です。もとはサックスとピアノのために書かれた曲だったようですが、サックスの四重奏用にも楽譜を出したようですね。

また、今出版されているギリシャ組曲の楽譜は、2000年に作曲者によってリメイクされたものらしくて、楽譜に2000年改訂版という注釈が付いています。

他にも音源がないか、YouTubeとかでも調べたのですが、外人の演奏はどれもサッパリダメダメの演奏ばかりでした…(苦笑)


個人的には、3楽章、4楽章がカッコよくて大好きですね。

私はずっとクラシックでサックスを吹いていますが、JazzやFusionが大好きですので、このような曲は本当に大歓迎ですね。


みなさんも是非とも聴いて見て下さい!

難しい曲ですが、本当にカッコいい曲ですから(笑)

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アンサンブル | コメント:0 | トラックバック:0 |

YAMAHA YSS-875 Custom

今日は、ソプラノサクソフォーンについて書きたいと思います。

サックスには、音の高さによっていろんな種類がありますが、上からソプラニーノサクソフォーンの次の2番目の高音を担当するサックスがソプラノサクソフォーンですね。

昔は持っている人も少なかったと思いますが、今や中学校の吹奏楽部でもこのソプラノサクソフォーンのある中学校も増え、ソプラノ、アルト、テナー、バリトンのアンサンブルができる学校も増えました。

各サックスメーカーからソプラノサックスが出ていますが、今回は私の愛用しているソプラノサクソフォーンを紹介したいと思います。


写真が私の愛用している、YAMAHAのYSS-875です。

YAMAHA YSS-875 Custom


今のモデルでは、YSS-875EXというこれよりも上のグレードのものが出ていますが、写真のソプラノは私の愛用している一昔前のCustomモデルです。

Selmer SerieⅢと同じデタッチャブルネックのモデルで、ネックの部分がストレートネックとカーブドネックの2種類のネックを付け替えることができます。

ストレートネックの方は、硬くて芯のある文字通りストレートな音が出て、カーブドネックの方がストレートネックよりも柔らかくてまろやかな音がします。

私は、クラッシックで主に吹いていますので、いつもカーブドネックの方を使用しています。

カーブドネックの方は、音が柔らかい音が出るだけでなく、演奏する時の姿勢で楽に楽器を構えることができますし、その分、運指もスムーズに動かすことができます。

ソプラノサックスは、このようにネックを付け替えることのできるデタッチャブルネックの方式のものと、Selmer SerieⅡのようにネックの部分に継ぎ目がなくて、ストレートで本体と一体型になっているものがあります。

この一体型になっているソプラノサックスの特徴は、管の継ぎ目がありませんので、管全体の音の響きがよくなるという特徴があります。

また、その他にも、アルトサックスと同じような形をして、本体管がU字に曲がっているタイプのカーブドソプラノという種類のソプラノサックスもあります。このカーブドソプラノの特徴は、音が柔らかくてまろやかなことはもちろんのこと、他のアルトやテナーなどのサックスと同じようにベルが上に向いているために音が遠くに飛びやすく、他のサックスとも音がよく溶け合うようになっています。

カーブドソプラノは、ヤナギサワのSC-991やSC-992(ブロンズモデル)などが有名で、人気があるモデルですね。

話を元に戻しますが、私の愛用しているこの写真の、YSS-875(Custom)は製造番号が700番台の初期モデルで、もう10年以上の付き合いになります。メッキがところどころハゲかかっていますが、大きなヘコみもなくて、昨年に楽器のオーバーホールをしてから楽器の調子も非常にいい状態です。


YAMAHAの875シリーズは、YAMAHAのハイエンドモデルなのですが、Selmerに比べると音も柔らかくて吹きやすく、固体差も少なくて品質もいいので、プロの奏者も使っている方が多くて、アルトのYAS-875EXなんかは非常に人気があります。

私がアルトを買った頃には、このYAMAHAの875シリーズはまだありませんでしたので、この875シリーズが出た時は欲しくてたまりませんでしたね。

YAMAHAの875シリーズは、これから楽器を買いたいという方にはオススメのモデルです。

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Selmer S80 C☆ と Selmer S90 180 の違い

今日は、クラッシック向けのマウスピースでは定番の、Selmer S80 C☆ (アルト)と Selmer S90 180(アルト)の違いについて書いてみたいと思います。

どちらも吹奏楽やクラッシックではよく使われていて、人気のマウスピースですよね。

私は、S80 C☆ の方をもうかれこれ20年以上愛用してきました。

つい最近なのですが、私の今組んでいるアンサンブルで、他のメンバーと音色を揃えるということも考えて、S90 180 を購入しました。S90 180 は、今までに何度か吹いたこともありましたが、音色が少し暗くなってしまうので、自分の音色の個性が殺されてしまうということで、ずっと S80 C☆ の方を使っていた訳です。

S90 の方は、S80 をベースにして開発されたモデルで、90年代にSelmerが開発したマウスピースです。構造の違いとしては、S90の方がS80よりもフェイシングが長くて、チェンバーも若干広くなっていますので、音量は出ませんが、音がよく響くように設計されています。

S90 は、プロの先生も愛用されている方が多く、須川展也先生も S90 170 を使っていらっしゃいますし、新井靖志先生も S90 170 (テナー用)を使っていらっしゃいます。

話を戻しまして、まず S80 C☆ と S90 180 では、ティップオープニングの開きが違います。

(ティップオープニングの開き)

S80 C☆  : 1.70mm
S90 180 : 1.50mm

S90 は、170、180、190 とありますので、180 はちょうど真ん中のモデルになります。
S90 170 は、ティップオープニングは 1.40mm で、S90 190 は S80 C☆ と同じで、1.70mmになります。

このようにまず、S90の方がS80に比べてティップオープニングの開きが小さいモデルです。

ここまでは、構造上の違いになります。


次は、実際の私が吹いてみた吹奏感の違いについて書いてみたいと思います。

S80 C☆ の方は、もう20年ぐらい吹いていますので慣れたものですが、S90 180 を吹くようになってから違いがよく分かるようになりました。

まず、高音域は S80 C☆ の方が音色が明るくて音抜けもよく、本当によく鳴りますね。
フラジオもそうですが、音色がとにかく明るくてよく音が通ります。

低音域は高音域ほどではないですが、音は明るいですね。

あと、 S90 180 に比べてフェイシングが短いので、吹き込む息に対するレスポンスがよくて、音の立ち上がりが早いですね。

私が20年以上吹き続けているだけの利点は十分にあると感じました。


次に、S90 180 の方ですが、以前にも吹いたことがあったのですが、その時と感触的にはほぼ同じで、音色は S80 C☆ に比べると高音域、低音域ともに音色は暗い音色です。

ところが、S90 180 の方はチェンバーが S80 C☆ よりも広くなっている構造上の違いによる音の響きの差が大きく出ていて、暗い音色なのに音が本当によく響きます。

S90 180 は、特に中音域から低音域にかけての音の響きが抜群によくて、少々荒っぽく息を吹き込んで吹いても倍音が乗った太くて柔らかい音で本当によく響きます。このように S90 は中音域、低音域がよく響きますので、気持ちよくていつまでも中低音ばかり吹いてしまいそうになるマウスピースですね(笑)

ということで、なるほどプロの先生が好んで愛用している理由がよく分かりました。

また、S90 180 はフェイシングが長くなっているため、音のレスポンスが S80 C☆ よりも悪く、息を早め早めに送り込んでやらないと音の立ち上がりがワンテンポ遅れるような感じになってしまうのが S80 C☆ よりも劣る点だと思います。

分かり易い表現で言えば、S80 C☆ はソリスト向きで、S90 180はアンサンブル向きという感じですね。

私も、最近 S90 180 を購入して本格的に吹き始めたのですが、最初は少し S80 C☆ との違いに戸惑いましたが、今では逆に S90 180 の方が扱い易いですね。

少し吹いてきて慣れたということもあるのだとは思いますが、ティップオープニングの開きの小さい、S90 シリーズの方が一般的に扱い易くて吹き易いマウスピースだと思いましたね。


どちらも本当にいいマウスピースで、どちらも捨て難いマウスピースですので、吹き込む息の量が多くて明るいサウンドが好みの方には、S80 C☆ 、女性のように吹き込む息の量が少なくて、少し暗めの音がお好みの方は、S90 180 (S90シリーズ)を…という基準でどちらにするかを選ぶのもいいかも知れません。

ちなみに、うちのアンサンブルのテナー吹きは女性なのですが、私と同じで今まではずっと S80 C☆ を吹いていたのですが、息の量が少なくて、吹くのが苦しそうでしたので、ティップオープニングの開きの小さい、S90 170 を私がススメたのですが、S90 170 購入して吹くようになってから息がだいぶ楽になったようです。


ということで、話が少し外にそれてしまいましたが、今日はクラシックサクソフォーンでは定番中の定番の2つのマウスピースの違いについて書いてみました。

いかがだったでしょうか?


以上、S90 と S80 のマウスピースのどちらを購入しようかと迷っている方への少しでも参考になれば幸いです。


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アンサンブルの選曲 (クラッシック編 その2)

今日は、アンサンブルの選曲(クラッシック)の続きを書きたいと思います。

今回は、難易度:4以下の曲について一口コメントをしていきたいと思います。


・グラズノフ作曲 「カンツォーナヴァリエ」 難易度:4

(一口コメント)
 サックスの曲では有名な作曲家のグラズノフの書いた四重奏曲です。この曲は、グラズノフのサクソフォーン四重奏曲の二番目の変奏曲の集まりで、アンダンテ(テーマ)、第1変奏、第2変奏、第3変奏(ショパン風に)、第4変奏(スケルツォ)の5曲から構成されています。最初のテーマはアンダンテのゆっくりしたテンポで、サックスの重厚な和音の優しいメロディーで始まり、第1変奏ではアルトがテーマを引っ張り、第2変奏ではバリトンが主題を担当して同じテーマを印象的に演奏します。第3変奏では、少し曲想が変わってフランスの香りのするまさにショパン風の主題に変わり、第4変奏のスケルツォではサクソフォーン特有の機動力を生かしたテンポ感のあるメロディーが印象的です。コンテストでは、アンダンテ(テーマ)、第1変奏、第2変奏から1ないし2曲と第4変奏の組み合わせか、第3変奏と第4変奏の組み合わせなどが考えられます。この曲は、楽譜上は全然難しくないように見えますが、4本のサックスの音色を揃えてハーモニーを完璧に仕上げることと、第4変奏のスケルツォのテンポをどれだけ上げられるかがポイントになると思います。この曲の楽譜を見て、「なーんだ簡単ジャン!」と思う人はこの曲で完成度の高い演奏するのは難しいと思います。



・ショルティーノ作曲 「異教徒の踊り」 難易度:4

(一口コメント)
 この曲も昔はコンテストでもよく演奏されていた名曲です。少し不気味なダンスという感じの曲で、サックスの面白い響きが楽しめる曲ですね。この曲の特色は、後半部分のテンポの速い部分でのソプラノサックスのダブルタンギング使った刻みのメロディーは、この曲を知る人なら誰もが分かる部分だと思います。曲の始まりは美しく、中間部分ではアルトの長いソロが出てきますので、アルトは美しい音色と高い表現力が求められる曲です。曲の後半は、各パートの掛け合いでダンスが始まり、不気味なメロディーでダンスが展開されます。この曲も楽譜上はそれほど難しくありませんが、曲の構成がよくできていますので、楽譜の内容の割には演奏効果の高い曲だと思います。この曲のポイントは、中間部分のアルトのソロ、後半のダンスの部分の各パートの掛け合いをしっかりと練習して、まるで1本のサックスで吹いているように曲がスムーズに流れるように演奏することが大切だと思います。また、後半部分のソプラノサックスでは速いテンポでのタンギングが必要になりますので、ソプラノはシングルタンギングないし、ダブルタンギングを使って速いテンポで細かい音符の刻みがきっちりできるように練習しましょう。曲の最後の伸ばしの部分は、ソプラノ奏者がフラジオを出せるのであれば、最後の音を1オクターブ上げてフラジオ音域で吹くと曲の終わりがより引き締まってかっこよくなると思います。



・デュボア作曲 「四重奏曲」 難易度:4

(一口コメント)
 デザンクロの四重奏、ボザのアンダンテとスケルツォの次ぐらいの難易度に位置づけられる、デュボアの名曲です。この曲も、演奏効果の高い曲で、昔はコンテストで非常によく演奏されていた曲なのですが、実は私も楽譜を見てみないとどんな曲だったのかが思い出せないぐらいの印象の薄い曲です(笑)曲のイメージとしてはちょっとノーテンキで変なメロディーの現代曲っぽい雰囲気の曲で、楽譜上もデザンクロの四重奏ほどは難しくなくて、その割には実際に吹いてみると聴き栄えのする演奏効果の高い曲だと思います。昔はアンサンブルでは非常にメジャーな曲だったのですが、クラッシックの選曲自体が減ってきている昨今では、アンコンでこのデュボアの四重奏曲を演奏する団体はほとんどないと思いますので、他の団体と曲がかぶらないようにクラッシック曲でそこそこの曲を探しているという団体にはオススメだと思います。



・ヴェロンヌ作曲 「アンダルシアの騎士」 難易度:4

(一口コメント)
 一言で言えば、非常にカッコイイ曲ですね。曲の構成は、シンプルな急緩急の3部構成になっていて、曲名にもあるように、「急」の部分は騎士が馬に乗って走っていく様子を彷彿させます。曲の始めの冒頭部分は、速い半音階スケールの受け渡しで各パートにメロディーが受け渡され、やがて「急」の部分の主題がソプラノによって展開されていきます。「急」の部分は、ソプラノが主旋律を演奏し、残りのパートが伴奏という形態で曲が流れ、伴奏パートは低い音域での半音階スケールが展開されますので、両手の小指が折れそうになるほど酷使しなければなりません(笑)中間部分の「緩」の部分は、サクソフォーンアンサンブルの非常に美しいハーモニーが展開され、騎士の休息、やすらぎを彷彿させるようなメロディーが流れ、やがてまた前半部分と同じ主題が戻ってきて「急」の部分が再度展開されます。この曲は、フルモーサクソフォーンカルテットのアルバムに音源が収録されていますが、音源がとにかく素晴らしいですね。楽譜上は、半音階のクロマチックスケールがしっかりと練習できていれば、それほど難しく感じることはないと思います。この曲は、コンテストではあまりお目にかからない曲ですが、曲が非常にカッコよくて、構成も単純明快、吹いてみると非常に聴き栄えのする曲ですので、そこそこ実力のある中級ぐらいの中高生のアンサンブルにはピッタリの曲で、聴いている人には結構大きなインパクトを与える曲だと思います。この曲のポイントは、「急」の部分をどれだけテンポを上げて演奏できるか、「急」から「緩」、「緩」から「急」への曲の場面の変わり目をはっきりと差をつけて演奏できるかが大きなポイントになってきます。細かい半音階のスケールの受け渡しは、音符をごまかさないようにきっちりと練習して吹くことと、中間部分の美しいサックスのハーモニー作りなども非常に大切だと思います。



・フランセ作曲 「小四重奏曲」 難易度:4

(一口コメント)
 このフランセの曲は、サックスらしいコミカルでかわいらしい感じの3つの楽章から成る曲です。アンコンでは、第1楽章と第3楽章を演奏して、ちょうど時間も4分ぐらいのアンコン向けの曲だと思います。そう言えば、私が高校3年生の部活を引退した後に後輩たちがこの曲でアンコンに出場して金賞を取ってましたね。難易度は4になっていますが、正確には3.5ぐらいの難易度だと思います。曲のポイントとしては、コミカルでかわいらしい曲ですので、その雰囲気がよく出るように細かい音符の掛け合いなどはきっちり吹くようにしてメリハリを効かせ、パリッとした感じで演奏するといいですね。また、ソプラノは高速トリルが出てきますので、速いトリルが自在に操れるようにトリルの練習をしっかりとしておきましょう。



・クレリス作曲 「序奏とスケルツォ」 難易度:3

(一口コメント)
 マイナーで大人っぽいメロディーのオシャレな曲です。難易度も3ですので、演奏技術がそれほど高くないメンバーばかりでアンサンブルをやることになった団体にはピッタリの曲だと思います。難易度は3ですが、4人できっちり練習して吹けば金賞の取りやすい、演奏効果の高い曲だと思います。これまで紹介してきた曲の中でもそれほど高い演奏技術を必要としませんので、初めてアンサンブルに挑戦するという中学生の4重奏などには非常にいい曲だと思います。この曲のポイントとしては、基本的なことですが、縦の線をきっちりと合わせ、レガートとスタッカートを効果的に使い分けて、音の強弱の差をハッキリとつけるようにしてメリハリのある演奏を心がけましょう。



・ランティエ作曲 「アンダンテとスケルツェット」 難易度:3

(一口コメント)
 作曲者を見ずに曲名だけで見ると、ボザの「アンダンテとスケルツォ」とよく間違えてしまう曲です(笑)ボザの曲は、技術的にもかなり難しいですが、このランティエの方はそんなに難しい曲ではありませんし、サクソフォーンアンサンブルを始めたばかりという団体にはオススメの曲です。曲としては、それほど高い技術も要求されない曲ですし、結構力を持ったメンバーばかりのアンサンブルですと少し物足りない感じがする曲かも知れませんが、変に難しい曲を選曲して消化不良を起こした演奏をするよりは、この曲をきっちり仕上げた方がコンテストではいい結果が出ると思います。



・サンジュレー作曲 「演奏会のアレグロ(Allegro De Concert)」 難易度:3

(一口コメント)
 サンジュレーの名曲ですね。単純明快でシンプルな曲で、メロディーがとても親しみやすいメロディーですので、とっつき易い曲だと思います。曲が割と単調な曲ですので、アンコンの5分の制限時間を考慮しながら最初のイントロ部分を少しでも入れてやるようにすれば、曲に変化ができると思います。楽譜上は決して難しい曲ではありませんので、中高生でサクソフォーンアンサンブルを始めたばかりという団体のデビュー曲などで使うといいかも知れませんね。この曲のポイントは、曲がさらっとスムーズに流れるように、旋律のソプラノはできるだけ曲のフレーズを長く取るように注意して、伴奏の刻みはテンポを決める大切なパートですので、速くなったり遅くなったりしないように八分音符を正確に刻んでテンポをキープするようにしましょう。また、曲が割と単調な曲ですので、強弱の差を極端に付けてやるとメリハリのあるいい演奏になると思います。



・アルベニス作曲 「セヴィラ」 難易度:3

(一口コメント)
 スペインの香りが漂ってくる非常に美しい曲です。曲の構成は、ソプラノが主に旋律、その他のパートが伴奏というシンプルな形態の曲です。中間部分では、ソプラノの美しいソロがありますので、ソプラノに上手な人がいるというアンサンブルにはオススメの曲です。この曲も楽譜上では難解な部分はあまりなく、素直に演奏できる曲だと思います。この曲のポイントは、やはり中間部分のソプラノのソロですね。ヴィブラートをかけて、表情豊かにしっかりと歌い上げましょう。また、ソプラノ以外のパートは主に伴奏を担当する訳ですが、面白くない!と思われる人もいるかも知れませんが、このアルベニスの曲はスペインの雰囲気を出して演奏することが非常に難しく、その雰囲気を出すためには伴奏がしっかりと演奏できないとソプラノがいくら上手でもこの曲は台無しになってしまいます。ソプラノはメロディーを表情豊かに歌うように吹いて、伴奏系はパート間の掛け合いをしっかり練習して、パリッとしたリズムで伴奏ができるように練習しましょう。



・アルベニス作曲 「カディス」 難易度:3

(一口コメント)
 この曲も、セヴィラと同じ作曲者のアルベニスの曲で、セヴィラのようにソプラノのソロはありませんが、セヴィラと同様にスペインの雰囲気漂う美しい曲です。メロディーが親しみやすいメロディーですので、演奏していて楽しい曲だと思います。この曲のポイントもソプラノのソロがないだけで、注意する点としてはセヴィラとほぼ同じで、伴奏系がしっかりとリズムを刻んで、パリッとした感じで演奏しましょう。この曲は、最初から最後まで曲想がそれほど変わりませんので、曲が単調になってしまわないように、曲のポイントポイントでの「 rit.」 と 「a tempo」 を効果的に生かして、曲の雰囲気を出してやるように演奏しましょう。


以上、サクソフォーンサンサンブルのクラッシック曲について書いてきましたが、いかがだったでしょうか?

オリジナル曲がたくさん出ている今の時代では、これらの曲もアンサンブルコンテストであまり演奏されなくなってしまったのが少し寂しいですね。


今度は、オリジナル曲についていろいろと書いていきたいと思います。

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アンサンブルの選曲 (クラッシック編 その1)

今日は、アンサンブルの選曲(クラッシック)について書きたいと思います。

これまでに私が演奏してきた曲なども含めて、候補となる曲と選曲する際のポイントや基準などについてもコメントしたいと思います。


ざっと並べてみると、候補曲は以下のような曲が挙げられます。


【2ATB編成】
・ベネット作曲 「サクソフォーン シンフォネット」 難易度:3


【SATB編成】
・デザンクロ作曲 「サクソフォーン四重奏曲より第一、第二、第三楽章」 難易度:5
・リヴィエ作曲 「グラーヴェとプレスト」 難易度:5
・ピエルネ作曲 「民謡風ロンドの主題による序奏と変奏」 難易度:5
・リュエフ作曲 「サクソフォーン四重奏のためのコンセール(演奏会用四重奏曲)」 難易度:5
・ボザ作曲 「アンダンテとスケルツォ」 難易度:5

・グラズノフ作曲 「カンツォーナヴァリエ」 難易度:4
・ショルティーノ作曲 「異教徒の踊り」 難易度:4
・デュボア作曲 「四重奏曲」 難易度:4
・ヴェロンヌ作曲 「アンダルシアの騎士」 難易度:4
・フランセ作曲 「小四重奏曲」 難易度:4

・クレリス作曲 「序奏とスケルツォ」 難易度:3
・ランティエ作曲 「アンダンテとスケルツェット」 難易度:3
・サンジュレー作曲 「演奏会のアレグロ(Allegro De Concert)」 難易度:3
・アルベニス作曲 「セヴィラ」 難易度:3
・アルベニス作曲 「カディス」 難易度:3


この他にもまだまだたくさんありますが、とりあえず以上の曲を候補としてご紹介します。

なお、難易度は私の独断と偏見で判断した基準で、1(易しい)-2(やや易しい)-3(普通)-4(やや難曲)-5(難曲)の5段階で表しています。


以下、順番に一口コメントを書いていきたいと思います。

・ベネット作曲 「サクソフォーン シンフォネット」 難易度:3

(一口コメント)
 昔のアンサンブルコンテスト全国大会の流行曲。楽譜上はそれほど難しい曲ではないので、難易度は3としていますが、音の強弱の表現や4人が一緒に動く速い指回しのフレーズが見せ場で、緩急のメリハリがあって、演奏効果の非常に高い曲です。曲の中では、1st アルトの指回しの速い高速なソロや、テンポのスローな部分では叙情的なテナーのソロが出てくるなど、1st アルトとテナー奏者の実力が要求されるため、アルトとテナーにレベルの高い奏者がいれば選曲としては持って来いの曲だと思います。アルトとテナーにレベルの高い奏者がいて、ソプラノがなくて選曲に困っているという団体にはオススメですね。



・デザンクロ作曲 「サクソフォーン四重奏曲より第一、第二、第三楽章」 難易度:5

(一口コメント)
 言わずと知れた、サクソフォーン四重奏の名曲中の名曲。特に第三楽章は、アンサンブルコンテストではお馴染みの曲で、中学生でも演奏している団体がたくさんあります。楽譜は臨時記号も多く、速いテンポで難しいスケールが多用されているため、非常に難易度の高い曲です。すべてのパートで高い演奏技術が要求されるため、メンバー全員がそれなりの上級者揃いか、曲をさらうための練習時間がたっぷりとないと曲を仕上げるのは困難だと思います。楽譜上からしてもかなり難しい曲であるため、曲の表現力よりも曲を通しで演奏できるというだけでもそれなりに評価される曲です。第二楽章はコンテストで選曲する団体はほとんどいませんが、第一楽章を演奏するというのも選曲としては珍しくてインパクトがあるため、第一楽章を選択するというのも効果的かもしれませんね。第一楽章は3拍子の裏拍から始まるため、リズムが非常に取りにくく、第三楽章ほどテンポは速くはないですが、聴いた感じよりもはるかに難しいです。デザンクロの四重奏曲は、サクソフォーンアンサンブルで活動している人なら、いつかは必ず挑戦すべき名曲ですね。余談ですが、かの有名なトルヴェールカルテットはこの曲のレコーディングを行うために特別に合宿をしたという話もあります。



・リヴィエ作曲 「グラーヴェとプレスト」 難易度:5

(一口コメント)
 これまたサクソフォーン四重奏では言わずと知れた名曲中の名曲です。楽譜上はデザンクロほど難しくはないです。臨時記号も少なく、速いプレストの部分のスケールやアルペジオも素直なものが多いため、しっかりと時間をかけて練習すればデザンクロよりは仕上げやすい曲だと思います。曲の構成がよくできており、テンポのゆっくりしたグラーヴェの部分は普通に吹いてもサックス特有の艶やかでいい響きが出るため、演奏効果の非常に高い曲ですね。この曲を選曲すると、後半のプレストの部分ではソプラノにかかってくる負担が非常に大きいため、ソプラノ奏者の技術レベルが高い団体であれば、コンテストには持って来いの非常に効果的な曲だと思います。この曲のポイントは、プレストの部分のテンポをどれだけ速くできるかが勝負になると思います。



・ピエルネ作曲 「民謡風ロンドの主題による序奏と変奏」 難易度:5

(一口コメント)
 バリトンサックスの非常に美しいメロディーのソロから始まるこの曲も、サクソフォーンアンサンブルでは上記の2曲と肩を並べる名曲中の名曲です。レベルの高いバリトン奏者のいる団体はぜひとも挑戦して欲しい曲ですね。曲の構成は全体を通して物語のように場面の移り変わりがあって、非常に面白い曲です。曲の終わり方も派手に終わるので、曲が終わった時の雰囲気も非常にいいです。速いパッセージでは細かい動きが多いので、細かい音符をごまかさないようにはっきりと吹くのがポイントですね。この曲もかなり難しい曲ですので、時間をかけてじっくりと練習に取り組まなければこの曲は仕上がらないと思います。昔はこの曲もアンサンブルコンテスト全国大会の常連曲だったのですが、ここ近年では演奏する団体もほとんどなくなってしまいましたね。今の中学高校の若い世代にはしっかり頑張ってもらって、またこの曲をアンサンブルコンテストで復活させて欲しいものです。



・リュエフ作曲 「サクソフォーン四重奏のためのコンセール(演奏会用四重奏曲)」 難易度:5

(一口コメント)
 「普通、アンコンにはこの曲はやらないでしょう…?」とまで言われる、サクソフォーンアンサンブルでは難曲中の難曲です。この曲は、曲名からも分かるように、コンテスト向きの曲というよりは、コンサートや演奏会のメインとなることが多い曲です。この曲は、音大生のカルテットが演奏しても難しくて曲の途中で落ちてしまったりするほどの難曲で、知人の音大生にはコンテストの選曲としては非常に危険だと言われた曲です。私も、過去にそれほど技術レベルの高くないメンバーを率いてこの曲に挑戦して、コンテストにも出場したのですが本当に苦労した記憶が残っています。第一楽章はテンポのゆっくりした派手で非常にインパクトのある曲で、アンサンブルコンテストでのウケはいいと思いますが、この曲の最大のポイントは、各パートが違う動きをしている第三楽章のメヌエットの部分の縦の線を合わせることと、音大生でも落ちてしまうと言われているテンポの速い最終楽章をしっかりと練習することです。



・ボザ作曲 「アンダンテとスケルツォ」 難易度:5

(一口コメント)
 この曲も大昔からある、サクソフォーン四重奏曲では超有名な曲ですが、アンサンブルコンテストではこの曲を選曲する団体は非常に少ないと思います。この曲は、ゆっくりしたアンダンテとテンポの速いスケルツォの2つの曲から構成されており、アンダンテの冒頭は、テナー1本だけの非常に美しいソロから始まるテナー奏者にとってはヨダレの出るような美味しい曲です。それ故に、テナー奏者に要求される表現力や技術力が非常に高いため、コンテストでこの曲を選曲する団体は少なく、アンサンブルコンテストではなかなか聴くことのできない曲です。楽譜上は臨時記号が非常に多く、聴いた感じよりも楽譜を見てみるとかなり難しい曲であることが十分に分かると思います。この曲のポイントは、アンダンテでは、冒頭のテナーのソロの部分と4人の美しいハーモニーが勝負で、スケルツォの部分では4人でどれだけテンポを上げてきっちりと演奏できるかがポイントとなってくると思います。上級者揃いのアンサンブルであれば、ぜひとも挑戦して欲しい曲ですね。



以上、難易度:5のクラッシック曲について一口コメントを書いてみましたが、いかがでしたか?

アンサンブルに詳しい方であれば、ほとんどの曲が知ってる曲ばかりだったと思います。

難易度:4以下のクラッシック曲については、次回以降の記事で書いていきたいと思います。


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アンサンブルコンテスト

夏の吹奏楽コンクールも終わり、これから冬にかけてはアンサンブルコンテストのシーズンですね。

検索キーワードも、アンサンブルの楽譜というキーワードで検索される方が増えてきました。


ということで、当ブログでもサクソフォーンアンサンブルの曲について、これから数回に分けて記事にしていきたいと思います。

アンサンブルコンテストとは、吹奏楽コンクールとは違って、少数の同族楽器などで構成される少人数編成によるコンテストです。

私も、サックスを持ったばかりの中学1年生の時に、訳も分からずアンサンブルコンテストの地区予選大会に出たことを思い出します。

その時は、アルト、アルト、テナーの3重奏で出場したのですが、なんとなんと「銅賞」という目も当てられない結果に終わった苦い経験でしたね…(笑)


そんな私が大学時代には、メンバーに恵まれて全国大会で「金賞」という憧れの賞を頂いた経験もあります。


それ以来、私はアンサンブルの面白さ、アンサンブルの魅力に取りつかれてしまい、今も仲間たちとサクソフォーンアンサンブルを楽しんでいるという訳です。


そんな私の独断と偏見で、サクソフォーンアンサンブルの曲を色々とご紹介していきたいと思います。


サクソフォーンアンサンブルと一言に言っても、2人でするDuo(デュオ)から、3人でするTorio(トリオ)、4人でするQuartet(カルテット)、5人でするQuintet(クインテット)などなど…編成によって本当に様々な曲があります。

こういった編成の中でも、サクソフォーンアンサンブルでは、ソプラノ、アルト、テナー、バリトンのQuartet(カルテット)の編成の曲が最も多いですよね。

また、同じQuartet(カルテット)でも、アルト、アルト、テナー、バリトンという編成もありますよね。

通常、ソプラノ、アルト、テナー、バリトンの編成を、SATB編成と呼び、アルト2本、テナー、バリトンの編成を、2ATB編成と呼んでいます。

これからは、主にこのQuartet(カルテット)という四重奏の形式を中心にいろんな曲について書いていきたいと思います。


その昔、私が中学生だった頃は、まだソプラノサクソフォーンがそれほど普及しておらず、小さな中学校の吹奏楽部などは、ソプラノサクソフォーンがなくて、2ATBの編成や、2ATの三重奏の曲でコンテストに出場してくる団体が多かったのですが、ソプラノサクソフォーンが普及してきた昨今では、三重奏の編成や、2ATB編成でコンテストに出場してくる団体はほとんどなくなり、SATB編成の団体がほとんどになってしまいました。

私が中学生だった頃は、2ATB編成がほとんどだったため、アンサンブルコンテストの全国大会も2ATB編成の団体が目白押しでした。

以前の記事で音源を紹介しましたが、D.ベネットの「サクソフォーン シンフォネット」なんかは、その頃のアンサンブルコンテスト全国大会で大流行した名曲です。


近年のアンサンブルコンテストの全国大会では、この「サクソフォーン シンフォネット」を演奏する団体もほとんどいなくなってしまいました。

……と思っていたのですが、このブログで「サクソフォーン シンフォネット」の音源を YouTubeより紹介してみたところ、「サクソフォーン シンフォネット」のキーワードで検索していらっしゃる方が結構いるんですよね。

あと、プロの演奏家もこの「サクソフォーン シンフォネット」を最近演奏する団体が出てきたという噂も聞きますし、もしかしてサクソフォーンシンフォネットブームの再到来か???とも思われる感じもしてきている今日この頃です。


今日の記事では、まずアンサンブルコンテストの曲を選択する上で、ポイントとなる概要についていろいろと話してみたいと思います。



まずは、編成ですね。

主な編成としては…

① 2ATB(4重奏)
② SATB(4重奏)
③ 2SATB(5重奏)
④ S2ATB(5重奏)

辺りの編成が一番メジャーですね。

おそらくは、ほとんどのアンサンブルが②の編成だと思います。

③の編成でしたら、本田俊之 with トルヴェールカルテットの「サクソフォーン・パラダイス」などの5重奏曲、④の編成でしたら、天野正道さんの「セカンドバトル」などが選曲としてメジャーな路線になりますね。


まずは自分たちの編成を決めて、次はいよいよ選曲ですね。

アンサンブルの選曲でまずポイントになるのは、クラッシック曲でいくのか、はたまた近現代に作曲されたオリジナル曲でいくのかということがポイントになります。

オリジナル曲の方は、最近では実に様々な曲がリリースされており、ジャズ系の曲もかなり増えましたね。


ここで曲のジャンルを選ぶ訳ですが、私のこれまでの経験からいくと、アンサンブルコンテストではとにかく「いい賞」を取りたい!!ということであれば、クラシカルな曲の方を選択されることをオススメします。


また、自分たちのレベルや腕に相当な自信がある、もしくは賞は関係ない!コンテストではとにかく仲間たちと楽しく演奏したい!!と言う趣旨であれば、ジャズ系の曲でもいいと思います。

なぜ、このような基準で選曲することを勧めるかということなのですが、アンサンブルコンテストでジャズ系の曲を選曲をするということは、本番の演奏でジャズ独特の「ノリ」や「リズム」のセンスを問われることになりますので、ずっと吹奏楽の世界で吹いてきた人ですと、ジャズ独特の「ノリ」や「リズム」を効果的に出して演奏するのが難しいと思いますので、高得点を取ることが難しくなるからです。

もちろん、全国大会の舞台でジャズ系の曲を演奏して、金賞を受賞している団体も色々とありますが、それらの団体は演奏のレベルも高く、曲の完成度も非常に高いため、まさに自分たちのレベルや腕に相当自信を持った実力派の団体がそれなりの結果を収めているということなのです。


また、ジャズ系の曲ではなく、クラシカルな雰囲気の近現代のオリジナル曲ということであれば、また話は変わってきます。


ということで、選曲ではその辺りのことを考慮に入れた上で、自分たちのアンサンブルに合った選曲をしていくといいと思います。


さて、あなたのアンサンブルはどの路線で行きますか?

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アンブシュア その2

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アンブシュア |

音の出だしのタンギング

今日は、音の出だしのタンギングについて書いてみたいと思います。

タンギングについては、過去の記事で一度触れましたが、今日はタンギングでも伸ばしの音や音の出だしの発音の時のタンギングにスポットを当ててみます。

タンギングと言えば、連続するスタッカートの音の時のタンギングを想像する方が多いと思いますが、音の出だしでも「トゥーーーーー」と言った感じで、音の頭の部分に舌を付くのもタンギングです。

このタンギングがうまくいかないと、音が「ベェーーーーーー」とか、「タァ!ーーーーー」といったように音の頭のアタックが汚くなってしまったり、アタックを意識しすぎると「スヮーーーーー」といったように音の頭の音がはっきり発音できずにかすれたような音の出だしになってしまいます。

タンギングとは、音を出す時に舌付きをして音の切れ目をはっきりとさせるのですが、基礎がしっかりとできていないと綺麗なタンギングでレガートで吹いたりするのが難しくなります。


まず、タンギングの基礎をおさらいしてみましょう。

タンギングは、マウスピースとリードの先端の隙間の部分を舌で埋めるようにして息をせき止めます。

そして、その状態のままで息の圧力をグッとかけてやります。

あとは、素早く舌をリリースしてやるだけです。


この時の注意点としては、リード面にべったりと舌をつけて息をせきとめないことです。

リード面に舌をべったりとつけていると、舌をリリースした時に、「ペッ!」とか、「ベッ!」とかいう舌のリリース音が音の出だしに聴こえてしまい、汚い音の発音になってしまいます。

舌で息をせき止める時は、舌の先よりも少し奥の部分だけでマウスピースとリードの先端部分の隙間を埋めてやるようにして、舌の先は下の歯の裏側に下げてリードに当たらないようにしておくといいと思います。

次に、舌をリリースする時のコツですが、舌をリリースするときは、舌を上下に動かすようなイメージではなく、舌を前後に動かす感じで素早くリリースしてやります。

つまり、舌を奥に素早く引っ込める感じですね。

上下に舌を動かすイメージですと、リリースの時に舌でリードを弾いてしまうような感じになりますので、アタックが強くなりすぎて汚いタンギングになりやすくなります。

音の出だしの発音は、「トゥーーーーー」という発音よりは、「トーーーーー」と発音するイメージで吹くようにすると音の出だしが綺麗に発音できるようになると思います。


音の出だしのアタックを気にしすぎて、「スヮーーーー」という感じで音の頭の音がかすれてしまったりする場合は、舌で息をせき止めた時に、その状態で息の圧力が十分にかけられていないためです。これは、舌をリリースした後で息の圧力をかけるためにこうなってしまいます。

舌のリリース時に、リードを弾くような感じにしなければ、息の圧力を十分にかけておいても音の出だしが「タァ!ーーーーー」という感じにはなりにくいと思います。

また、舌をリリースした後は、息のスピードや量が減ったりしないように、リリース直後の息をしっかりと保つようにすると綺麗な音の発音で音を伸ばすことができると思います。


文章にすると少し難しいですが、音の出だしのタンギングは非常に大切ですので、みなさんも綺麗に音の出だしが発音できているかどうかチェックしてみましょう。

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奏法 | コメント:3 | トラックバック:0 |

ミヨー 「スカラムーシュ」

今日は、日本のクラシカルサクソフォーンのトッププレーヤーの須川展也先生の「スカラムーシュ」を鑑賞してみましょう。

この、ミヨーの「スカラムーシュ」という曲は、音楽大学のサックス科の生徒であれば、誰しもが必ず1回は演奏する、これもまた超有名なソロ曲です。

私もスカラムーシュを練習して吹いたことがあるのですが、かなりの練習量がないとフルコーラスで吹くことはかなり難しいですね(汗)

それでは、須川先生の素晴らしい演奏を鑑賞しましょう!(曲の最初の録音が悪くて音が切れているようです…)




私も久しぶりにスカラムーシュを聴きましたが、必死こいて練習していた頃が懐かしくて、また練習熱に火がつきそうですね(笑)

スカラムーシュの楽譜、どこ行ったかな…

Amazon で検索したら、スカラムーシュの楽譜がありました。



結構吹きごたえのある曲ですので、中級以上の方はぜひチャレンジしてみて下さい。



須川先生のスカラムーシュを堪能したところで、次は同じく須川先生の「美女と野獣」を鑑賞してみましょう。




さすが日本を代表するトッププレーヤーですね。

脱帽です。




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アルト サクソフォーン | コメント:7 | トラックバック:0 |

モンティ 「チャルダーシュ」

今日は、クラシカルサクソフォーンのプロの先生の演奏を鑑賞してみましょう。

You Tube で見つけたのですが、東京佼成ウィンドオーケストラ、トルヴェールカルテットのバリトンサクソフォーン奏者でも有名な、田中靖人先生の演奏で、モンティのチャルダーシュです。

さすが、田中先生!

素晴らしいですね…




この曲は、中高生のソロコンテストの曲などでもよく取り上げられる超有名な曲で、速いパッセージの部分はダブルタンギングを使って演奏します。

中高生のみなさんでソロコンテストに出場される方などは、このチャルダーシュに挑戦してみてはいかがでしょうか?

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アルト サクソフォーン | コメント:0 | トラックバック:0 |

プロの先生方のアンブシュア

今日は、プロの先生方のアンブシュアの写真がネットにありましたので、紹介したいと思います。

みなさんもよくご存知の東京佼成ウィンドオーケストラのウェブサイトからです。

http://www.tkwop.jp/qa/sax.html

トルヴェールカルテットでお馴染みの今をときめく日本のトッププレーヤーの須川先生、田中先生に、トルヴェールカルテットの大先輩に当たる、キャトルロゾーサクソフォーンアンサンブルの仲田先生、そしてアルモサクソフォーンカルテットの栃尾先生の4人のアンブシュアの写真です。

須川先生、田中先生のアンブシュアの写真を見ると、下唇がリードを支えるクッションの役割を果たしている感じがよく分かると思います。

その下には、ビデオレッスンということで、田中先生のスカラムーシュに栃尾先生の白鳥が聴けます。

スカラムーシュは私も昔吹いたことがありますので、懐かしいですね。


田中先生はアルトを吹いていますが、田中先生も栃尾先生も日本を代表するバリトンサックスプレーヤーですね。


その下には、皆さんから寄せられた質問に、それぞれの先生がアドバイスしているQ&A集のリンクがあります。

どの先生のコメントを読んでみても、勉強になることが満載だと思います。


サックスの上達に役立つ貴重なコメントがたくさんありますので、読んでみると非常に勉強になると思います。

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替え指による音程の微調整

今日は、サックスの音程の微調整です。

みなさんご存知かも知れませんが、サックスという楽器は正しい音程を取るのが難しい楽器です。

サックスでは、楽器の特性で音程が高くなりやすい音、低くなりやすい音がありますね。

また、同じメーカーの同じモデルのサックスでも、楽器1本1本のクセのようなものがあり、生産された時に固体差ができてしまうので、楽器を購入する際には、可能であれば上級者やプロの先生が選んだ選定品を購入するのがサックスを購入する時のポイントだということについても以前の記事で触れたと思います。

音程のムラの少ないプロの先生の選定品のサックスであっても、サックスという楽器は音によっては音程が高くなったり低くなったりしてしまうものです。

他の楽器と一緒に演奏したり、合奏、アンサンブルをする時に、他の楽器と音程を合わせる時には音程を微調整する必要が出てきます。

まずは、基本となる音でのチューニングです。

吹奏楽では、実音B♭でのチューニングが一般的ですが、オケを意識したバンドなどでしたら、実音Aでチューニングをします。


サックスの場合は、実音B♭もしくはAでチューニングをしても、必ずと言っていいほど他の音の音程が高くなったり低くなったりします。

そんな時は、たいていの場合は、アンブシュアをタイトにして音程を上げたり、アンブシュアを緩めて音程を下げたりして対応していることが多いと思います。


そこで、例えば音程のズレが大きく、アンブシュアで音程の調節が対応できない時には、替え指を使って音程の微調整をします。


サックスにはたくさんのキーがついていますよね。

そこで、アンブシュアで対応できないような音程の微調整は、このたくさん付いているキーを利用して替え指を使ってやる訳です。

例えば、シ♭やファ♯などの半音の代表的な替え指は運指表などにも掲載されていると思いますが、代表的なもの以外の替え指は運指表に書かれていなかったり、覚えるのが大変だったりしますよね。

そこで、便利なのが即席の替え指をその場で探してやるのです。

例えば、オクターブキーを押したレの音(サックスではこもりやすい音ですね)を例にしてみましょう。

オクターブキーを押した中音のレの音はサックスの楽器の特性上、音程の高くなりやすい音ですね。

この音の音程を下げるための替え指を探してやります。

このとき、自由に使える指は、右手の親指以外は左右の小指がフリーで使えますよね?

このフリーになっている小指を使って、音が変わらずに音程が少し下がるキーを探して押さえてやる訳です。

この場合でしたら、左手の小指で低音のシ、シ♭を吹く時のテーブルキーを押さえてやると音が変わらずに音程だけが下がります。

低音のシのキーを押さえると中音レの音が少し下がって、低音シ♭のキーを押さえるとさらに中音レの音程が下がります。


このように、アンブシュアで対応できない音程の微調整は、フリーになっている指を使って、音が変わらないけど、音程だけが上がったり下がったりするキーを探して、即席の替え指を見つけてやるのです。

正規の運指で押さえた時に、フリーになっている指を利用して、音程を下げたい時は押さえるとタンポが閉まるキーで音程は下がるけど音の変わらないキーを、音程を上げたい時は押さえるとタンポが開いて音が変わらずに音程だけが上がるキーを探してやる訳です。


文章にすると少し分かりにくいですね。

要は、フリーになっている指を使って、いろんなキーを押してみて、音程が上がったり下がったりするキーを見つけてそれを即席の替え指にしてやるということです。

替え指によっては、音色がこもりやすくなったり、音抜けも悪くなったりするものもあったりして、前後の音との繋がりが悪くなったりすることもありますので、替え指を使う時はその辺りも考慮して使うといいですね。

私も替え指はあまり好きではないのですが、アンサンブルなどで他のサックスと和音を吹く時にはこの即席の替え指をよく利用してます。


ソロを吹くときなどは多少の音程のズレなどは気にならないかもしれませんが、伸ばしの音とかで他の楽器との和音などを吹く時には、音程の微調整は不可欠ですね。


ということで、どんどん即席の替え指を見つけて、音程の微調整に利用しましょう!

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音にスースーと息の音が混じってしまう

今日は、音にスースーという息の音が混じってしまうことについて書いてみたいと思います。

前回のツバのズルズル音が混じってしまうという話題に続いて、次は吹いているとスースーという息の音が混じってしまうという問題ですが、これも経験の多い方がたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

音に息のスースー音が混じってしまうのにも、いくつかの考えられる要因があります。



サックスを吹く時に、息のスースー音が混じってしまうのは、リードが吹き込む息に対して十分に振動していないことを表しています。



チェックポイントを以下に挙げてみましょう。

1.リードが硬くて自分に合ったリードを使っていない。

2.リードのバランスが悪くて、リードがちゃんと振動していない。

3.リードがマウスピースに正しくつけられていないため、リードがちゃんと振動していない。

4.リードが乾いていて、リードが十分に湿っていない。

5.ティップオープニングの開きの大きいマウスピースに硬いリードを合わせている。

6.楽器の調整が狂っていて、タンポがきっちり塞がれていなくて息漏れがしている。



では、順番にチェックしてみましょう。

まず、1番目です。

ほとんどの人がこれが原因になっている可能性が一番高いのではないでしょうか。

私がよくコメントしているBBSでもよく見受けられるのですが、中高生の間では硬いリードを吹きこなすようになることがサックスを上達することだと思い込んでいる方が結構いらっしゃいます。

このブログでも触れましたが、リード選びの基本は自分が一番音の出しやすいものを選ぶことで、決して硬いリードを吹きこなすようになることが上達することであるとか、上級者であるということではありません。

そのBBSでは、2半のような柔らかいリードを吹いているヤツは初心者だ!と先輩や同級生に言われたのですが…という方がいらっしゃいましたが、とんでもない話ですね。

プロの奏者でも、2半の硬さのリードを愛用している人はたくさんいますし、マウスピースの種類や仕様、その人の奏法やポテンシャルによっても適したリードの硬さは違ってきます。

しかし、世間一般の中学高校の吹奏楽部では、硬いリードの方が太くていい音が出るし、硬いリードを吹きこなすことが上達することだという話が当然のこととしてまかり通っているようです。


私が昔、クラッシックサックスのプロの先生に教わった時には、そのプロの先生は柔らかいリードの方が柔軟性にも富み、音も柔らかい音が出るということで、当時の私はクラッシック向けのクランポンのマウスピース(フェイシングが短くてティップオープニングの開きが大きいマウスピース)に、柔らかい Rico LaVoz の Medium Hard を合わせて愛用していましたし、その先生も同じ Rico LaVoz の Medium Hard を愛用していました。

ですので、まずは今自分が使っているリードの硬さが本当に自分に合っているかどうか?ということをもう一度根本から見直してみましょう。

よく、柔らかいリードだと「音がベーベー言って汚くなる」という人がいますが、これもマウスピースをくわえる深さに注意して、マウスピースを上下に強く噛まずに周りから包み込むようにくわえて、息も1点に集中して吹くようにすることでほとんどが改善されると思います。(私がこれまでの記事で触れてきた内容です)



次に、2番目です。

リードのバランスが悪くて、リードがちゃんと振動していない。
これはもうみなさんもお分かりですよね?

俗に言う、「ハズレ」のリードを使った場合のことです。

これを改善するには、ハズレのリードを違うリードに変えるか、リードのバランスの悪い部分をサンドペーパーか「とくさ」でリードを少し削ってやって、リードのバランスを調整して吹きやすくすることです。

なお、リードの削り方については、私が以前にご紹介した、ラリーティールの「サクソフォーン演奏技法」の本の中に詳しく解説されていますので、参考にしてみて下さい。



次に、3番目です。

リードがちゃんとマウスピースにつけられていない。
これも、リードの正しい付け方について以前の記事で触れましたね。

リードをマウスピースに付ける位置が、上下左右にズレているとリードがちゃんと振動しないため、息をしっかり入れても息の音ばかりが大きくなり、息の音で音色がかすれるような感じになってしまいます。



次に、4番目です。

リードは、口でなめたり、水につけたりして、リードが十分に湿った状態で吹くのが基本です。

リードが乾いていると、リードがきれいに振動してくれず、音も粗くなったりしますので、リードは乾かないように口でなめたり、水につけたりして、吹く時には十分に湿らせておくようにしましょう。



次に、5番目です。

これについても、ティップオープニングの記事でちらっと触れましたが、もしも硬いリードを使うのであれば、その硬いリードを十分に振動させるだけの息の力があるか、ティップオープニングの開きの小さいマウスピースを選ぶようにしなければ、逆にティップオープニングの開きの大きいマウスピースに硬いリードを合わせると、リードが硬くて十分に振動せず、息の音ばかりが目立つようになってしまいます。

外国人のプレーヤーなどは、日本人に比べると身体などもすごく大きくて、息の力も身体の小さい日本人に比べるとかなり強い人が多いので、外国人のプレーヤーなどのセッティングを日本人がそのまま真似たとしても、同じように吹きこなすことは難しいと思います。



そして、最後に6番目です。

これもまた言わずと知れたことですね。

サックスはいくらハイグレードでいい楽器を使っても、その楽器の調整が不十分な場合はその楽器の持つ本来の音を出すことはおろか、上級者やプロが吹いても明らかに吹き辛くて、音もかすれたりしてしまうということがよくあります。


楽器は定期的にメンテナンスに出すようにして、常に楽器のベストコンディションを保つようにしておきましょう。

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音にズルズルとツバの音が混じってしまう…

みなさんも経験があるかもしれませんが、サックスを吹く時に、ツバのようなズルズル音が混じってしまうことはありませんか?


今日は、そのことについて書いてみたいと思います。

サックスは管楽器ですので、長時間楽器を吹いていると、マウスピースの中やリードの裏、本体管のカーブの部分にツバが溜まってきます。

特に、マウスピースの中やリードの裏に溜まったツバは、サックスの音に混じってズルズルという音がして嫌ですよね。


この音にズルズルというツバの音が混じるのは、楽器を長時間吹いていてそうなってしまうのはある程度仕方のないことですが、それほど楽器を長く吹いていないのに、すぐに音にズルズルとツバの溜まったようになって悩んでいる人が結構いるのではないでしょうか。


このツバの「ズルズル音」の原因ですが、長時間吹いていないのにそうなってしまうのには、大きく2つの原因があります。


1.腹式呼吸を使ってお腹からしっかりと息を吹き込めていない。

2.噛み過ぎのアンブシュアになってしまっている。


まず1つ目ですが、腹式呼吸を使ってお腹からしっかりと息が吹き込めていない場合は、口先だけで楽器を吹こうとするようになりますので、マウスピースから息を吹き込む時に、口の中のツバが吹き込む息に混じりやすくなり、それでそれほど長時間吹いていないのに、すぐにツバが溜まってズルズルという音がするようになってしまいます。

お腹からしっかりと息が吹き込めていれば、お腹から出す息にはツバなんて最初から混じってないですし、口の中は息の通過点に過ぎませんので、ツバが吹き込む息に混じりにくくなるのです。
あと、長時間楽器を吹いていて腹筋が疲れてきたりすると、口先だけで楽器を吹くようになりますので、そうなってしまうとすぐにツバが溜まってしまうという訳です。


次に2つ目ですが、マウスピースを上下に強く噛みすぎる、「噛み過ぎのアンブシュア」になっている人もツバが溜まりやすくなります。

これは、「噛み過ぎのアンブシュア」の記事でも触れましたが、マウスピースを上下に強く噛むようにくわえると、下唇がリードの振動を殺してしまうために、リードが先端部分しか振動しなくなり、リードの付け根の裏側の部分にツバが付着しやすくなってしまうからです。

マウスピースを強く噛み過ぎないリラックスしたアンブシュアで吹いていると、リードもしっかりと振動してくれますので、リードの振動でツバが弾き飛ばされて、リードの裏にツバが付着しにくくなります。


この2点に注意して練習すると、音にズルズルというツバの音が混じりにくくなります。

もしも、演奏中にズルズルという音がしてきたら、マウスピースを軽く「スッ!」と吸ってやるようにすれば、リードの裏側についたツバが少し取れてズルズル音が少しマシになると思います。

また、演奏本番前に少し余裕があるのであれば、舞台袖のところでリードを外して、ハンカチなどでリードに付いたツバをぬぐったり、リードとリガチャーを外してマウスピースをネックにつけたままの状態(チューニングが狂わないように)で、軽くスワブを通したりしておけばバッチリです。

中高生の方などは、練習時間がたっぷりあるので、長時間連続で練習したりすることがあると思いますが、口や腹筋が疲れてきたりすると、アンブシュアをキープするために無意識にマウスピースを強く噛んでしまったり、口先だけで楽器を吹くようになってきてしまいますので、長時間練習する時には、合間合間で適度な休憩を入れて、腹筋や口の周りの筋肉などを休めてやるようにしましょう。

ホッペを膨らませたりしぼめたり、口を大きく開けたり閉じたりして、口や口の周りの筋肉をほぐしてやるようにするといいですね。

私も最近では長時間練習することがなくなってしまいましたが、口が疲れたりすると休憩を取って、口を動かしたり、口の周りの筋肉をマッサージしたりしてほぐすようにしています。


みなさんは楽器を吹いていると、すぐにツバのズルズル音がしてしまう方ですか?

ツバのズルズル音がした時は、腹式呼吸やアンブシュアをもう一度チェックしてみましょう。

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サクソフォンのための練習曲 25の日課練習 (クローゼ)

今日は、また練習曲のエチュードのご紹介です。

「サクソフォンのための練習曲 25の日課練習 (クローゼ)」

クラリネットの教則本でも有名な、クローゼの教則本シリーズで、Reduc出版より出ているものです。

以前に、「ベルビギエ」をご紹介しましたが、この教則本は「ベルビギエ」の前にこの「クローゼ」のエチュードをするという人が多く、内容は初級者~中級者向けのエチュードです。


クローゼ 25の日課練習


サクソフォンのための練習曲 25の日課練習 (クローゼ)
クローゼ 著 ・ マルセル ミュール 改訂/Leduc出版
価格: 4,725円 (内税)


このエチュードも、私が昔よく使っていた教則本で、内容はベルビギエよりも易しくなっていて、サミの練習曲の次ぐらいに練習するといいかも知れませんね。


私が中高生だった頃は、このエチュードもそれほどメジャーではなかったと思いますが、今ではクラッシックのプロの先生のレンッスンに付くと、ほとんどの人がこのエチュードを使ったりしているのではないでしょうか。


今ではミュールのエチュードよりも人気のあるエチュードですね。

このエチュードも非常によくできた教則本で、基礎練習の確認用に使われるといいと思います。


クローゼ 25の日課練習 1


これが、クローゼの最初の曲です。

臨時記号もなく、素直な音階ですので、メトロノームを使って正しいテンポ、正しいアーティキュレーションで吹けるように練習しましょう。




クローゼ 25の日課練習 2


これが、20番目の曲です。後半になってくると、臨時記号やいろんなアーティキュレーションの組み合わせなどがミックスされて、吹き応えのある内容になってきます。


このエチュードも輸入版の楽譜ですので、少し値が張りますが、内容的にはしっかりしたものですので、私のオススメのエチュードの中の1冊ですね。

Amazonからも出ていますが、値段がやはり変動していますね。



前にも書きましたが、輸入版の楽譜は通貨レートで価格が変動しますので、正確な価格は楽器店で実際に確かめてみられるか、ネット通販の価格を参考にして頂ければと思います。




あと、カールフィッシャー出版からも同じクローゼの教本が出ているのですが、上記のルデュック出版のものと中身が少し違っているようです。




カールフィッシャー版は、私も店頭でパラパラと見ただけでしたので中身の違いに気付かなかったのですが、実は中身が結構違っているというご指摘を頂きましたので、訂正したいと思います。

違うポイントとしては、アーティキュレーションにかなり違いがあるそうで、カールフィッシャー版の方が音楽的内容を反映していないアーティキュレーションになっているそうです。あとは、音を所々音域を狭くしているようなところがあるとのことです。

私が使っていたのはルデュック版なのですが、カールフィッシャー版とそういう部分が違っているのには気付きませんでしたね。


ご指摘頂いた方、本当にありがとうございました。


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音色の作り方

今日は、サックスの音色の作り方について書いてみたいと思います。

みなさんは、どんな音色を目指していらっしゃいますか?

柔らかい音色、太い音色、明るい音色、硬くてシャープな音色、フワフワしたような音色、芯のある音色、哀愁のある暗い音色などなど…


私も、長い間サックスを吹いていますが、自分の音色作りには今もなお試行錯誤しながらサックスを吹いています。

音色を左右する要素は、口から遠い部分から楽器、ネック、マウスピース(リガチャーやリードを含む)といった具合に、口に近いものほどサックスの音色に大きな影響を与えます。


ということで、マウスピースをジャズ向けのメタルのマウスピースを使ったり、リードをジャズ用のリードにしたりすることで音の方向性を出していくということも大切ですが、今回は物理的な面ではなくて、精神的な面、つまりサックスを吹く時のイメージについて書いてみたいと思います。


まず、音色を作っていく時に一番大切なことは、自分がどんな音を出したいかということを知ることです。

抽象的でもいいので、

こんな感じの音…

という風に頭でイメージすることができますか?

まず、ここまでの段階で自分がどんな音を出したいのかという音色のイメージを持ってみて下さい。



自分の出したい音、音色がイメージできれば、次は具体的にその出したい音、音色を実際に耳でたくさん聴くのです。


実は、自分の出したい音色作りではこの自分の出したい音色を、実際に自分の耳でその音色が夢に出てくるまで(笑)しっかりと聴くことが大切なことなのです。

つまり、自分の出したい音色に近いプロのプレーヤーの音をしっかりと自分の耳で聴いて、その音色をイメージしながら実際にサックスを吹いて練習するのです。


もちろん、プロの奏者の音を自分がそのまま出すことはまず不可能ですが、どうやって吹けばこの人のような音が出るのだろう…?

こんな感じで吹けばどうだろう…

といった感じで、自分の目指したい音をイメージしながらサックスを練習する訳です。


中高生の方ですと、プロの奏者が吹いているクラシカルサクソフォーンの音を聴いたことがないという人も多いのではないでしょうか。

そういう、プロの音を聴いたことがまだないという方は、是非ともプロの奏者のCDなどを購入して聴いてみて下さい。

また、コンサートやライブなどに行って、プロの奏者の生の音を聴くのもすごく勉強になりますので、オススメです。

おそらくプロの演奏を聴いたことがないという人ならば、プロの奏者の音を聴いた時には、「サックスってこんな音がでるんだぁ……」という感じで、本当に驚くと思いますよ。


かく言う私は、中学1年生の時に、とある人のサックスのソロを聴いて、その人に憧れてサックスを始めた訳ですが、その人からレコードでプロの音をしっかり聴いて練習するようにと教わって、プロのサクソフォーン奏者の、しかも当時はCDではなくてレコードだったのですが、その人に教えてもらったプロの奏者のレコードを聴いた時に、ものすごい衝撃を受けてしまいました…

それ以来、私はそのプロの奏者のレコードをレコードの針が擦り切れるまで聴いて練習していました。


そのプロの奏者は、ダニエルデファイエという世界的に有名なクラシカルサクソフォーン奏者で、今の若い人は知らない人も多いかもしれませんが、ユージンルソーやマルセルミュールと肩を並べるような、クラシカルサクソフォーンの世界では巨匠と言われている人です。

彼の音はものすごく大きくてパワフルで、音も太く、なおかつものすごく柔らかくて甘い音色は、おそらく今の日本人のプロの奏者でもとうてい出せないような音だと思います。

当時、中学1年生だった私は、このダニエルデファイエの「愛の喜び/魅惑のサクソフォーン」というアルバムのLPレコードを何度も何度も聴いて、どうしたらこのような音が出るんだろう…?と試行錯誤しながら必死で練習していたのを懐かしく思い出します。


ネットで検索してみて驚いたのですが、当時私がよく聴いていたこのアルバムのCDが出ているんですよね。



へぇーーーCDになってまだあるんだぁ…と思って、本当に驚きましたね。。

彼のこのアルバムの録音には、彼のブレスの音までもが一緒に録音されており、曲の中のいたるところで、「スッ!!スッ!!!」 と彼のものすごい大きなブレスの音が入っているんですよね。

興味のある方は、是非とも聴いて見て下さい。

彼のサックスはとてもダイナミックで、信じられないような音を出してますよ!

今をときめく日本のトッププレーヤーの須川展也さんなどの音とはまた全然違った音です。


話が少しそれてしまいましたが、このようにプロの演奏をしっかりと聴いて、自分の出したい音色をイメージしながら吹くということは、自分の出したい音色作りには本当に大切なことなんですよね。


みなさんは、例えば吹奏楽部のサックスの後輩の音が自分の音に似てきたなぁ…と感じたり、誰かに先輩の音に似てるね…とか言われたような経験はありませんか?

これは本当に不思議なことなのですが、自分がよく耳にする身近なプレーヤーの音が、自分の音色に大きな影響を与えているということなのです。


私が高校時代に、地元では有名な某高校の音楽科の卒業生が主体になって結成された某一般バンドがあって、私はそこの高校の音楽科生ではなかったのですが、私の知人の紹介でそこのバンドの定期演奏会に特別に誘われて出演したことがあって、そこで偶然に私の中学時代の吹奏楽部の顧問の先生に会った時の話です。

私の中学時代の吹奏楽部の顧問の先生は、国立音楽大学のサックス科を卒業した若い男の先生で、私が中学時代には先生はサックス専攻だったにも関わらず、下手な生徒が多かったせいか、その先生からはほとんどサックスのことは教えてもらったことがありませんでした。

それで、私が中学2年の時にその先生は教員を辞めて私の中学を去ってしまってそれっきりだったのですが、偶然にもその高校の音楽科のOBだった先生に久しぶりにその某一般バンドの定期演奏会の練習で会ったんです。

その時、練習室で音出しをしていると先生が私のところにやってきて、「おぅ、久しぶりやな~!お前、かなり上手くなったな~、誰のレコード聴いた?」って言われて、私はその時はあまりピンと来なかったのですが、「えーっと、ダニエルデファイエ、アレクサンドルオセイチュクをよく聴いてます。あ、それとマルセルミュールなんかも聴いてます。」と私が答えると、先生は「お前の音は、オセイチュクじゃないなぁ……どちらかと言えば、ミュールやな!」と言って、その意味が分からない当時の私は、「はぁ…………?????」とよく分からないようなすっきりしない返事をしたのを今でも覚えてます(笑)


プロのいい音をたくさん聴いて、その音色をイメージしながら練習することが、自分の音色作りに大きな影響を与えるということが、その時の先生の「誰のレコード聴いた?」という言葉だったんだな…ということに後から気付いて、それからは私もいろんなプロの奏者の音をたくさん聴きましたね。

プロの奏者の音でも、本当に色々な音色の人がいて、どの人もプロですのでもちろん上手いのですが、その人その人の個性が音色に出ていて、自分の好きなタイプの音色とあまり好きではないタイプの音色というのも分かってきたりして、だんだん自分の出したい音色のイメージが湧いてくるんですよね。


そして、サックスを吹く時は常に自分の出したい音色のイメージを持って吹くようにして、マウスピースやリード、リガチャーとかも、できるだけ自分の出したい音のイメージに近い音が出るようなものをたくさんある種類の中から自分で選んでいく。

これがサックスを吹くことの大きな楽しみのひとつでもあるんですよね。


みなさんは、どんな音色でサックスを吹いてみたいと思っていますか?


「プロの奏者の、○×△□さんのような柔らかくて甘い音色で、なおかつ音が太くて…」

「こんな感じで吹けば、あの人のような音が出るかな…?」




今回は私の昔のエピソードも交えてお話しましたので、かなり記事が長くなってしまいましたね。


ということで、みなさんもサックスのいい音をたくさん聴いて、自分の出したい音色を目指して頑張って下さいね!

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もう一人のホンダさん

今日は、もう一人のホンダさんで、T-SQUAREの元メンバーだったフュージョンサックスプレーヤーの本田雅人さんについて書きたいと思います。


こちらも同じホンダさんなのですが、こっちのホンダさんの字は、「本田」です。

本田雅人さんは、日本を代表する超一流のフュージョンサックスプレーヤーです。

次は、彼との出会いについて書きたいと思います。

彼との出会いは2000年の夏の終わりのことです。
とあるCDショップで私が時間つぶしをしていたときに、Jazz&Fusionのコーナーで目ぼしいCDを探していた時のこと。

ちょうどそこで、新作CDの視聴コーナーがあって、そこで彼のアルバムを見つけました。

彼のアルバム「Real-Fusion」です。

私は最初、このアルバムのジャケットを見たときに、なんて生意気そうな顔した若者がサックスを持って写ってるんだ…と思いました(笑)

これもまた、本田さんには大変失礼な話なのですけどね…

ちょうど視聴できるCDだったので、どれどれお手並み拝見といくか…とヘッドフォンを取って、再生ボタンを押しました。

1曲目は、彼を知る人なら誰もが知っている、「放課後は日曜日」です。
彼の演奏が始まるや否や、これまた腰を抜かしそうなぐらい驚きましたね…

彼の音、テクニックを目の当たりにして、「こんな凄いサックスプレーヤーが日本にもいたんだ…」と…

彼の音を初めて聴いた私は、これまた彼の音の魅力に一発で取り付かれてしまい、その場で彼のアルバムを買って帰りました。

その後、彼のことを知るうちに本当に驚くべき事実がいろいろと出てきましたね。

恥ずかしいことに、彼がT-SQUAREの元リードサックスをやっていたことを実は後から知ったのです(笑)

私はフュージョンが大好きで、THE SQUARE の大ファンで、昔はTHE SQUAREのアルバムはすべて制覇し、伊東たけしさんの大ファンで、彼のアルバムもよく聴いていたのですが、伊東たけしさんがTHE SQUAREを離れてからは、SQUAREも全く聴かなくなり、T-SQUAREになってからは誰が何をやっているかなど全く興味も持たなくて、聴くことすらしなかったからなんです。

どうりで彼がT-SQUAREのリードサックスをやっていたなんて知る由もないはずです…(苦笑)

本田雅人さんは、高知県中村市の出身で、音楽の先生をしている父の影響でサックスを始めました。

その後、彼は国立音楽大学に進み、クラッシックサックスを勉強する傍ら、大学生にも関わらず、プロのジャズサックスプレーヤーとして活動していました。

そんな彼は国立音大の中でも「伝説の人」と今でも語り継がれているらしいです…

クラッシックサックスを勉強しながらもプロジャズプレーヤーとして活躍し、卒業演奏試験では、クラッシックの曲を演奏して、審査員の教授に絶賛される名演奏をして、満場一致の主席の評価を得て、国立音楽大学を主席で卒業したのです。

音大の卒業演奏でクラッシック曲の名演奏を残しながらも、プロではフュージョンプレーヤーとして第一線で活躍している彼は筋金入りの本当に凄い人なのです…

私の一番尊敬しているプロのサックスプレーヤーですね。

独断と偏見ですが、私は日本のフュージョン界ではダントツでNo.1の技術とテクニックを持つサックスプレーヤーだと思っています。

彼は本当に器用なプレーヤーで、ソプラノ、アルト、テナー、バリトン、EWI (電子サックス)が吹けることはもちろんのこと、サックス以外にも、フルート、トランペット、ギター、リコーダーなどなど、いろんな楽器をこなせる上に、歌まで歌ってしまうというマルチプレーヤーなのです。

彼のライブに行ったことのある人なら分かると思いますが、彼のライブに行くと、彼のマルチプレーヤーぶりがたっぷりと味わえます。

彼の演奏を見てみると分かると思いますが、叩き上げのプロとは違って、サックスの専門教育を受けた洗練された技術とテクニックが随所に見られます。

私が一番好きなのは、彼のアンブシュア(楽器のくわえ方)とキーを押さえる運指ですね。
余分な力がどこにも入っていなくて、本当に楽器を吹いているのか?とも思える本当に楽なアンブシュアから吹き込まれる、パワフルで美しいサウンド…

どんなに難しくて早いパッセージでもいとも簡単に吹きこなす早くて楽な指の運び……

きっとサックスをやっている人が見ると、誰もが憧れる演奏スタイルであるのは間違いないですし、しかもそれを涼しい顔でやってのけるところがプロの中のプロを感じさせますね。

彼の運指や奏法は私が目標とする演奏スタイルですね。


先述で、本田さんのことを生意気な顔をした若者と書きましたが、実は本田さんは私よりも年上で、年齢はもう40半ばなんですよ(笑)

そうです、本田さんはものすごい童顔なんです…(笑)

これもまた驚きましたね。


CDやDVDでも十分彼の魅力は堪能できますが、やはり生に勝るものはないですね…

彼のCDで私のオススメは、

「Real-Fusion」




「The Best And More」




「Assemble A Crew」





オススメDVDは、2004年9月に渋谷で行われたライブDVD、

「Masato Honda LIVE! Assemble A Crew」




です。


とにかく、本当に凄い人ですので、本田さんの音を聴いたことのない人はぜひとも聴いてみて下さい。

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2人のホンダさん

今日は、私が師と崇める日本のプロサックスプレーヤーについて書こうと思います。

師と言っても、私が勝手に師と呼んでいるだけなのですが…


タイトルにもある通り、2人のホンダさんです。

一人は、音楽プロデューサーでも有名なジャズサックスプレーヤーの本多俊之さん。
もう一人は、T-SQUAREの元メンバーだったフュージョンサックスプレーヤーの本田雅人さんです。

ホンダの字が少し違いますが、2人とも同じホンダさんです(笑)


私はもともとサックスはクラッシックから始めたのですが、ジャスとフュージョンが大好きで、この2人のプレーヤーに魅せられて、私はこの2人を自分の目標とする憧れのプレーヤーとして崇めています。

まずは、本多俊之さんについて。

プロのジャズ奏者を父に持つ彼は、父の影響でジャズサックスを始め、若い頃より父親譲りのジャズの才能を開花させ、プロのジャズサックスプレーヤーとして活躍するようになりました。

しかし世間では、本多俊之と言えば、音楽プロデューサーとしての彼の方が有名ですね。

今は亡き日本を代表する映画監督の伊丹十三の映画音楽は、すべて彼のプロデュース作品です。
マルサの女、ミンボーの女などなど、彼の手掛けた音楽はどれも傑作ばかり。

昔懐かしいニュースステーションのオープニングテーマも彼のプロデュースなんですよ。
そんな彼は、知る人ぞ知るプロのジャズサックスプレーヤーなのです。

私が初めて彼のサックスを生で聴いたのは、もうかれこれ15年ぐらい前になります。

ちょうど、須川展也さん率いるトルヴェールカルテットの演奏会が京都であるという情報が入って、そのチケットを手に入れたのですが、その演奏会には、「トルヴェールカルテット with 本多俊之」というタイトルが書かれていて、「本多俊之??誰だ?この人は… ま、いっか…」と、トルヴェールが聴けるのだからと気にも留めていませんでした。

演奏会当日、開演時間になってコンサートが始まり、須川さん率いるトルヴェールカルテットが出てきたのですが、その直後…

赤いアロハシャツを着た、軽そうなオッサンがヘラヘラしながら舞台に登場してきて、

「誰だぁ~?この軽そうな中年のオッサンは…」

それが私の初めてお目にかかった本多俊之さんだったのです(笑)


その時は、まさかこの軽そうなオッサンが憧れの人になるなんて想像もしなかったですね…

変なオッサンだなぁ…と見ていると、ヘラヘラと標準語で挨拶をした後、しばらくしてサックスを手にしたので、

「え、、、このオッサン、もしかしてサックス吹くの?!?!?」

とにかくビックリしましたね。

それまで彼のことを全く知らなかった当時の私は、失礼にもそんなことを思ってしまったんです(笑)

そして、彼がサックスを吹き始めた瞬間、私は彼のサックスの音に頭をハンマーで強く殴られたような強烈なショックを受けました……

とにかく半端じゃないほど凄いサックスの音…
その音の大きさは今までに一度も聴いたことないパワフルで大きな音で…

そして彼のサウンドにはものすごく熱いハートが感じられて、一瞬で彼の音の虜にさせられてしまいました。


須川さん、彦坂さん、新井さん、田中さんの音を堪能するつもりが、私はすっかり本多俊之の虜になってコンサート会場を後にしました…

それ以来、私は本多俊之の音に惚れ込んで今もなお彼の音をCDでよく聴いています。


燻し銀の魅力とも言いましょうか…

彼のそのハートのある熱い音は、聴く人々を一瞬にして魅了しますね。

本多俊之さんは、須川さんとの交流を深め、ジャズサックスとクラッシックサックスを融合させ、トルヴェールカルテット with 本多俊之の5重奏アンサンブルで、「HIGH FIVE」というアルバムを東芝EMIからリリースしています。

私の中では、サックスアンサンブルとしては最高傑作のアルバムと言えるものだと思います。

アルバム「HIGH FIVE」に収録されている曲は、もちろんすべて本多さんのプロデュースの曲ばかりで構成されていて、そのアルバムの楽譜も同時に出版されました。

私が今の前に組んでいたアンサンブルは、この「HIGH FIVE」の曲を中心に5人で活動していました。

もちろん、「HIGH FIVE」の曲をやるのは私の独断と偏見だったのですが、メンバー全員が「HIGH FIVE」の曲が大好きになり、みんながそれぞれ一生懸命練習してましたね。

そして、このアルバムの中の「サクソフォンパラダイス」という曲で、コンテストに出たこともありました。

このアルバムの中の収録曲で、本多さんの編曲した、チックコリアの「スペイン」という曲があるのですが、この曲がとにかく私の一番のお気に入りの曲ですね。

この「スペイン」はとにかく難しい……
聴いてるだけでも、こんな曲がアマチュアに吹けるのか???って思うぐらいです。
アマチュアの集まりではこの「スペイン」を完成させるのにどれだけの期間と練習が必要なのか分からないぐらいの難曲です。

前のアンサンブルでは、いつかそのメンバー5人でこの「スペイン」をステージで演奏するのが夢だったのですが、残念ながらその夢はとうとう叶わない夢となってしまいました…

ちなみに私は今でも、この「スペイン」の夢は今でも捨てていません。

前のあの5人のメンバーで実現することはもうできませんが、いつかまた違うメンバー5人で実現させたいと思っています。


本多さんには少し失礼なことを書いてしまいましたが、これが私と本多さんとの出会いでした…


JAZZサックスの好きな人には、ぜひとも1度は彼の音を生で聴いて欲しいですね。

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アンサンブルのすすめ

今日は、私が今熱中している、サクソフォーンアンサンブルについて書いてみたいと思います。

アンサンブルの魅力に取りつかれて、もうかれこれ20年近くになります。

中学高校でサックスを吹いている人は、夏のコンクールが終わると、次の行事は文化祭があって、冬になるとアンサンブルコンテストが目標になるという人もたくさんいるのではないでしょうか。

私も、もともとは吹奏楽が大好きだったのですが、アンサンブルの魅力に取りつかれて、気が付けばいつの間にかアンサンブルの活動だけに絞ってサックスを吹くようになってました。


みなさんは、どのサックスを吹いていますか?

高音パートの花形のソプラノ。 吹奏楽の花形のアルト。ジャズの花形のテナー。ビッグバンドで大活躍のバリトン。

そんな4種類のサックスが集まって構成される、サクソフォーンアンサンブル。

今の私は、吹奏楽よりもサクソフォーンアンサンブルの方が面白くて、吹奏楽そっちのけでアンサンブル活動をしてます。

今のアンサンブルのメンバーはもう4年目に突入して、私の中では結構長い付き合いになるアンサンブルです。


アンサンブルは、吹奏楽とは違って人数も少ないため、楽器を持った人であればすぐに集まって練習できますし、練習場所も4畳半の部屋が1つあれば練習できますので、お手軽です。

そういうお手軽ということも大きな理由ですが、やはり一番面白いのは、各パートがそれぞれアンサンブルでは重要な役割を担っていて、サクソフォーンアンサンブルでは、すべてのパートが主役になるんですよね。

例えば、吹奏楽なんかではどうしても1st アルトが花形になってしまい、2nd アルト、テナー、バリトンは脇役といった構図がどうしてもあると思いますが、アンサンブルではそういう構図は全くありません。


私もアンサンブルを長年やっていていつも思うのですが、テナーやバリトンの方が面白いから、そっちのパートをやってみたい!っていつも思ってます(笑)

特にテナーパートは、その曲で重要なポイントを占めるメロディーをたくさん受け持っていたり、バリトンの低音域の伴奏なんかは吹奏楽では経験できないような面白いフレーズがたくさん出てきます。


それだけではなく、吹奏楽で吹いているよりも、アンサンブルで吹いている方が個人の実力の向上度合いも天地の差があると私は思っています。

昔に組んでいたアンサンブルのバリトンの子がいたのですが、その子はアンサンブルをするまでは一般の吹奏楽団でのほほんとバリトンを吹いていたのですが、吹奏楽団で吹いている時はあまりパッとしなかったのですが、一緒にアンサンブルをするようになってからメキメキと力を付けましたね。

私がアンサンブルの選曲で結構難しい曲を持ってくるので、なかなか吹けなくて苦労してたのですが、コンテストに出るために猛特訓したり、自分でも個人で一生懸命練習するうちに、音色もそうですし、リズム感も非常によくなりましたね。


彼は仕事の関係で、東海地方に転勤になってしまって、一緒にアンサンブルができなくなってしまったのですが、年に1、2回ぐらい奈良で行事がある時などに顔を出すことがあるので会うのですが、「何かいい曲、ないですか?」と聞いてきたり、年賀状も毎年やりとりしてますし、一緒にアンサンブルができなくなってからも兄貴分のように慕ってくれていています。



別のサイトのBBSでもコメントしたことがあるのですが、アンサンブルで一番大切なことは、「チームワーク」だと思っています。

私もいろんなメンバーと一緒にアンサンブルをやってきましたが、上手い下手うんぬんよりも、一緒にやっている仲間が初心者であろうと、音大生のようなプロ級の人であろうとも、とにかくメンバー全員が一緒に楽しむことをいつも心掛けてます。

練習が終わってからも、みんなでファミレスとかに行って食事したりして、たわいもない話で盛り上がったり、時にはサックスのことでみんなで語り合ったりと、練習以外の部分での関わりが深くなると、不思議なんですが演奏にもまとまりが出てきたり、よし!一緒に頑張ろう!っていう気持ちも出てきたりしますし、すごく楽しいですね。


ということで、みなさんもぜひサクソフォーンアンサンブルを始められることをおすすめします!


お近くの方であれば、一緒にアンサンブルを楽しみませんか?

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吹奏楽について

今日は吹奏楽の話題について触れたいと思います。

中学、高校でサックスを吹いていらっしゃる人は、ほとんどの方が吹奏楽部、ブラスバンドに所属していることと思います。

かく言う私も、中学、高校、大学、一般と吹奏楽部、もしくは吹奏楽団に所属して活動してきました。

現在は、仲間とサクソフォーンアンサンブルを組んで、もっぱらサックスだけの活動をしている訳ですが、もともとは吹奏楽から私のサックス人生は始まりました。

吹奏楽は、やはり人数の多い、50人編成以上での合奏がやはり吹いてても聞いてても気持ちいいですよね。しかしながら、中学高校ですと人数が足りずに30人前後で活動しているような学校もたくさんあります。

私も中学時代は、いつもコンクールは35人で出場する中学B部門に出ているような中学でサックスを吹いていましたし、コンクールも万年「銀賞」を繰り返すような中学校で吹いてました。

その頃からずっと思っていたのですが、吹奏楽と言えば通常は50人編成以上の人数が必要で、35人ぐらいの小編成ではコンクールでいい成績を収めることはできないと思っていましたし、50人編成じゃないといい演奏をするのは無理だなぁ…とも思っていました。

そんな私の感覚を根本から覆されたのが、大学時代に所属していた吹奏楽団でサックスを吹いていた時のことです。

その吹奏楽団は、団員の約9割が音大生で構成されており、一般の団員が1割という半分プロのような吹奏楽団でした。

団員数は、40名前後で、各パートは必要最少人数しかいないようなバンドだったのですが、私が今までに所属した団体では最高の楽団でした。

人数は40名前後なのに、そのほとんどが音大生ということで、指揮も音大生、トレーナーはプロの先生の方々という申し分ない環境で吹かせて頂いてました。

私も高校時代は、音大からプロの道を志して必死で練習はしていたものの、いざ実際にそんな環境で吹くことになるとかなり大変でしたね(汗)

でも、音大生のサックスの人たちにサックスについてのノウハウをいろいろと教わりましたし、プロの先生との面識もいろいろとできてご指導頂いたりと、有意義な大学生活でしたね。

特に合奏練習では、各パートの音程は全く狂いがなくピッタリと合っていて、ハーモニー、音の出だし、切り方、強弱、クレッシェンド、デクレッシェンドなどなど、どれを取っても完璧で、みんながそれぞれプロ級の演奏をするので、そこでサックスを吹くのはすごく気持ちが良かったですね。

その時は、メンバーが50人に満たないバンドだったのですが、ホントにすごかったですね。

そんなほとんど反則のような吹奏楽団が、吹奏楽コンクールに出る訳ですから、強いのは当たり前って言われてましたけどね(苦笑)

一般の吹奏楽団で、吹奏楽コンクールの全国大会で毎年金賞を取るような有名な常連団体も実情は同じようですね。私もいろいろと知ってますが、えーーあの先生ってあそこのトレーナーやってたんだ…どうりでね…っていうことがよくあります。また、音大生の助っ人をたくさん呼んでコンクールに出ているなど、その手の裏話はよく聞きましたね(笑)


話が少しそれてしまいましたが、私が中学時代に思っていた、35人そこそこの編成ではコンクールでもいい賞は取れない、人数がいないと音の重厚感も出ないので、やっぱり人数いないとね…っていう考えは見事に大学時代に崩されたという訳です。

人数が少ない団体でも、各パートの音程やハーモニーがピッタリと合っていると、音って思っている以上に響きますし、音が遠くまで伸びてくるんですよね。

また逆に、音程や和音が合ってないと、いくら大きな音で吹いても、全然音が響かないし、音も前に出て来ないですしね。


自衛隊の音楽隊なんかがいい例ですね。

私の大学時代に一緒に吹いていた知人も、音大を卒業してから航空自衛隊の中央音楽隊に入った人がいるのですが、自衛隊の音楽隊は実のところは、いわゆるプロのバンドなんですよね。

音大を卒業していてもいなくても、自衛隊音楽隊に入ってからプロの先生のレッスンに必ず付きますし、演奏活動が仕事ですので、一日中楽器の練習してますし、まさにプロの楽団という訳です。

自衛隊の中央音楽隊なんかは人数も多くて、技術も人数も両方とも揃っているのですが、地方の自衛隊音楽隊なんかは人数が少ないところが多いのですが、なにしろ個人技術が非常に高いので、人数が少なくても音も大きくて、小編成でもすごくいい演奏するんですよね。

YouTube で自衛隊の野外での演奏のビデオを見つけたのですが、この自衛隊音楽隊も人数が少ないのに演奏はとにかくすごいですね…

屋外の録音ですので、音が響かない上に、風の音がビュービュー入ってたりして、聞き取りにくいですが、ホールで聴くとおそらくメチャクチャ上手いと思います(笑)




この「太陽にほえろ」のテーマのアルトサックスのソロを吹いている、女性の自衛官の方はおそらく音大のサックス科を出た人でしょうね。

音を聴いたらすぐに分かります(笑)

あと、懐かしい「Gメン75」のトランペットのソロ、いい音してますよね。

「はぐれ刑事純情派」のトランペットのソロを吹いてる年配の自衛官の方、最後の方の高音部はトチっちゃってますが、これだけ高い音域をこれだけの音色で吹けるとは相当な実力を持った人じゃないと吹けないですね。

最後の「西部警察PARTⅡ」のワンダフルガイズでフルートのソロを吹いてる人も、さすがって感じですしね。その辺のちょっとしたプロよりもはるかに上手いと思います(笑)

こういう演奏を聴くと、自衛隊音楽隊の底力を見せ付けられますね。

海外でも、軍隊のミリタリーバンドなんかは有名ですよね。


私もここんとこ、ずっとサクソフォーンアンサンブルばかりで、吹奏楽の方はしばらくご無沙汰してますので、この演奏を見つけた時は、大学時代の吹奏楽団のことを懐かしく思い出しましたね。

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オクターブキーを押した中音域の 「レ」 の音について

今日は、オクターブキーを押した中音の「レ」の音について書いてみたいと思います。


オクターブキーを押した中音の「レ」の音は、音抜けが悪くて音色もこもりやすい音ですよね。

サックスを吹いている人ならば、誰もが感じる感覚だと思います。

また、この「レ」の音はサックスの楽器の特性上、音程が高くなってしまう音としても有名です。


このオクターブキーを押した中音の「レ」の音ですが、お腹からしっかりと息に圧力をかけて吹きこんでやらないとなかなか音抜けしてくれません。

しかしながら、この「レ」の音は少々粗っぽく息を吹き込んでやっても音が「ベーベー」という汚い音にはなりにくい音でもあります。


では、この中音の「レ」の音を抜けをよくするために、お腹でしっかりと息に圧力をかけて吹くためのちょっとした練習方法を紹介してみたいと思います。


まず、中音の「ド」の音をロングトーンしてみて下さい。
アルトであれば、オクターブキーを押さない左手の中指1本だけの実音E♭の音です。


どうですか?響きにくい音ですよね。

息の量をたくさん吹き込んでやらないと、ドの音がかすれたような音になって、音が細くて汚い音になってしまうと思います。

また、全部キーを離した中音の「ド♯」の音も同じようになかなか響かない音になってしまいますよね。

これは、指を離した開放の運指ですので、マウスピースから吹き込む息がどんどん楽器の穴から出ていってしまって、たくさんの息を吹き込んでやらないと楽器の管体が響いてくれないのです。

それでは、この中音の「ド」の音をとにかくありったけのたくさんの息の量を吹き込んでロングトーンしながら、オクターブキーを押して問題の中音の「レ」の音に上がってみて下さい。


そうすると、中音の「ド」の音を吹いていた時にはマウスピースからどんどん楽器の中に入っていってた息が、自分の口の方に逆流してグッと戻ってくるようになりませんか?


これは、運指が閉塞の運指、つまりキーで穴をたくさん塞いだ運指になりますので、息が管体の中を通る距離が長くなって、今までたくさんマウスピースから入っていた息が楽器の外に逃げなくなって口に押し戻されるようになるのです。

ポイントはココです。

中音「ド」の音でロングトーンしながら、「レ」の音に上がった時に口に押し戻される息をお腹の力をつかってグッと押し返してマウスピースの中に押し込んでやるようにします。

つまり、逆流する息に負けないように息をお腹の力で楽器に吹き込む練習をするのです。

中音「ド」の音をとにかく息の量をたくさん吹き込むようにして、息が広がらないように1点に集中する感じでロングトーンしながら、オクターブキーを押した「レ」に上がり、息が押し戻されないようにお腹で息を押し返しながら「レ」の音をロングトーンします。

つまり、中音「ド」と中音「レ」の音を吹き込む息の量と圧力が変わらないように息はまっすぐ同じ強さと速さで吹き込んで、「ド」と「レ」の音の変わり目で息の抵抗感がなくなるまで練習します。

この練習をすることで、お腹の力で息をコントロールする感覚を自分の身体に覚え込ませるのです。

「ドーーーー(息を1点に集中してたくさん入れてやる)レーーーー(口に戻ってこようとする息をお腹でグッと押し返してやる)」


この繰り返し練習です。

この練習は、お腹で息に圧力をかけるための非常にいい練習になりますので、みなさんも一度試してみて下さい。

中音「ド」から「レ」に上がる時に、息の抵抗を感じなくなってくると「レ」の音がよく抜けるようになっていると思います。

中音「レ」の音はこもりやすい音ですが、この練習をしっかり積むと音抜けがよくなってきて、逆に「レ」の音がこもりやすい音というよりは、息をちゃんと吹き込んでやればよく響く音であるということに気付くと思います。

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バリトンサックスについて

今日は、バリトンサックスについて書いてみたいと思います。

今の時代は、私が中学生の頃とは時代が変わって、たいていの中学校にバリトンサックスがある時代で、中学の頃からバリトンやってますっていう人も本当に多くなりましたね。


バリトンサックスは、バリサクと略して呼ばれることが多く、サックスの中でも低音を受け持つパートですね。

アルトを吹いていたのに、ある日先生にバリトンを吹けと言われてバリトンを吹きだしたという人もいるでしょうし、最初からバリトンを担当という人もいると思います。

バリトンサックスは、アルトサックスに比べると楽器の大きさはもちろん、マウスピースもリードも大きくなり、アルトサックスよりもかなり多くの息の量が必要になります。

しかしながら、サックスという楽器はアルトサックスが基本の楽器で、アルトサックスがちゃんと吹けると、ソプラノ サックス、テナー サックス、バリトン サックスと4種類の楽器を吹くことはそれほど難しいことではありません。

もちろん、それぞれの楽器の特性に応じて注意しないといけないことはいろいろとありますが、アンブシュアや呼吸法、運指などの基本はほとんど同じです。



ここでは、アルトとバリトンを比較した場合に注意しないといけないことについて少し書いてみたいと思います。

まず、アンブシュアについてですが、バリトンのアンブシュアも基本はアルトと同じで、上の前歯2本をしっかりとマウスピースに当てて、アンブシュアは「オー」と発音した時のような縦型の口にして、マウスピースを唇全体で包み込むようにしてくわえるようにします。下唇についても、私が下唇の記事で触れたように、「下唇だけでリードを支える感じ」にするのも同じです。

違ってくる部分は、アンブシュアのタイトさがアルトよりもかなり緩いアンブシュアにしてやる必要があります。

バリトンサックスでは、音域が低くなり、出る音も当然低くなりますので、リードの振動が他のサックスに比べると大きな幅で振動しますので、アンブシュアもそれだけ緩いアンブシュアにしてやって、リードが大きく振動するようにしてやることが必要になります。

もちろん、「噛み過ぎのアンブシュア」はリードの振動を殺したりしますので NGです。バリトンの場合は、少しでもマウスピースを上下に噛むようにしてしまうと低音域が裏返ったり出にくくなってしまったりします。

次に大きく違ってくるのは、「息のスピード」です。「息のスピード」の記事でも少し触れましたが、サックスでは高音域を吹く時は息のスピードを速くしてやり、低音域を吹く時はアンブシュアをぐっと緩めてやり、息のスピードも遅くしてやる訳ですが、例えばアルトからバリトンに変わると必要となる息のスピードがぐっと緩やかになります。つまり、口の中の容積をしっかりと取ってやることで、息のスピードが緩やかになります。しかし、バリトンは息のスピードが緩やかになる分、今度は息の量がたくさん必要になってくるという訳です。

バリトンを吹く時は、アンブシュアをぐっと緩めてやり、「オー」と発音する時の口の中の状態を作ってやり、口の中の容積をしっかり取った上で、喉を開いて「ほぉーーーーー」という感じで吹くのが基本になります。また、アンブシュアを緩める時は、口を縦に緩めるようにしてやるといいと思います。

バリトンで高音域を吹く時も、アルトの時と同じ要領で口の中の容積を減らして息のスピードをつけてやるのですが、アルトの時ほど口の中を狭くしてやる必要はなく、「ウー」と発音した時の口の中の状態ぐらいで十分バリトンの高音域はきれいに鳴ってくれると思います。


上記でも書きましたが、バリトンは息のスピードよりも「息の量」が他のサックスよりもかなり多く必要になりますので、ブレスの時はお腹の息を十分に吐き切ってから、息をたっぷりと吸ってたっぷりと息を吹き込むように練習することが大切です。

また、基本的なことですが、演奏姿勢についてもチェックしてみましょう。
座って吹く時によく前かがみになって吹いている人を見かけますが、前かがみになるとお腹に息があまり入らなくなるので、背筋を伸ばして上体を起こして姿勢を正すようにすることが大切です。


バリトンサックスを吹いている人で、ロングトーンでよく息が続かないという人が多いのですが、上記の演奏姿勢を正すことと、自分の使っているリードの硬さについてもチェックしてみましょう。

バリトンサックスでは、他のサックスよりも音が低く、リードの振動幅も大きくなりますので、自分に合わない硬めのリードを使っていると、リードを大きく振動させるのにより多くの息の量と息の力を持っていかれますので、3半のリードを使っている人は3のリード、3のリードを使っている人は2のリードと、リードの硬さを落として、自分が楽に音の出せるリードにすることも大切です。

また、これはプロの先生に教わったのですが、楽器を吹いていて息が足りなくなってくると、お腹を前に突き出すようにすると息持ちがよくなります。

これは、バリトンだけでなく、他のサックスでも同じですので、ぜひ試してみて下さい。

ちなみに、私も息が足りなくなるとお腹を突き出しています。

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サクソフォン教程 18の技術練習、または練習曲 (ベルビギエ)

中級者以上の方、お待たせしました。

「サクソフォン教程 18の技術練習、または練習曲 (ベルビギエ)」

マルセル・ミュールの教則本シリーズで、Reduc出版より出ているものです。

通称「ベルビギ」と呼んでいる教則本で、中級者以上の方向けの練習用エチュードです。


ミュール ベルビギエ



サクソフォン教程 18の技術練習、または練習曲 (ベルビギエ)
マルセル ミュール 著/Leduc出版
価格: 5,460円 (内税)




この教則本も、私がずっと使用している愛用のエチュードで、内容もそこそこ難しくて結構歯応えのある教則本で、中級者以上の方向けの教則本です。

テンポが速くなると音をはっきり発音するのが難しくなる跳躍の音階などが練習曲の中にたくさん盛り込まれており、やってみると分かると思いますが、「あ、これは練習しないとできないわ…」と思うような技術練習がふんだんに盛り込まれています。

対象者としては、音大受験を目指している方や中級以上の方が演奏技術の向上を目的として使用するのにオススメです。

音大受験に向けて、音大の講師をされている先生などにレッスンに付いたりしている人は、このベルビギエを使っている方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。


ミュール ベルビギエ 1


これがベルビギエの最初のページの1番目のエチュードですが、これ以降のページに進むとさらに発展した内容のエチュードが登場してきます。

跳躍の音を含んだ音階やアルペジオのパターンがいろいろと出てきますので、跳躍の音の練習や速いパッセージを吹くための指の練習などで使用されるといいと思います。

最初はゆっくりのテンポでもいいので、メトロノームを使って正確なテンポ、正確なアーティキュレーションで確実に音を出して練習して、吹けるようになってくると少しずつテンポを上げて練習していきましょう。また、速くて難しいパッセージなどは、以前の記事で触れた練習方法を利用して練習すると難しい運指のパッセージなどもできるようになってくると思います。


速いテンポで吹けるようになってくると、このエチュードは何とも怪しい響きがして、カッコいいです(笑)

中級レベルの教則本では、私の大好きなエチュードですね。


それにしても、輸入版の教則本は高価ですよね…

私も結構いろいろな輸入版の教則本を持っていますが、どれも結構値が張ります。

しかし、輸入版の教則本はどれも内容的にしっかりしているものばかりですので、価格が少々高くてもそれなりの価値のあるものばかりです。

また、輸入版の教則本は、通貨レートの変動で値段が上下しますので、私がご紹介した値段と変わっていることがありますので、実際に楽器店に足を運んで正確な値段を確認してみて下さい。



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