ミストなサックス

これまでのサックス人生を振り返りながら、サックスを吹くアマチュアプレーヤーの上達のヒントや情報交換の場になればと思い、当ブログを立ち上げました。

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Yanagisawa : 「サムの魔法使い」

今日は、ヤナギサワの小物では有名な、「サムの魔法使い」について書きたいと思います。

「オズの魔法使い」 のパクリでしょうかね(笑)

サム、つまりサックスの親指に関わる部分の小物ですね。

一般的には、サムレスト、サムフックと呼ばれています。
サムレストの方は、左手の親指を置く部分で、サムフックの方は右手の親指をひっかけるフックの部分になります。

最近のサックスは、このサムレストとサムフックがもともと金属製でできているものも増えましたが、例えば私の愛用しているセルマーのSERIEⅡなんかですと、このサムレストとサムフックが黒のプラスチック製でできています。

また、セルマーSERIEⅢですと、サムフックの部分が金属製で、サムレストの部分がプラスチックになっていますね。


今日ご紹介する、ヤナギサワから発売されている、「サムの魔法使い」という小物は、このサムレストとサムフックが金メッキのプレートでできた金属の部品です。

この「サムの魔法使い」は、ヤマハ用、ヤナギサワ用、セルマー用と分かれていますので、もし購入されるという方は、自分の楽器のメーカーに合わせて選んで下さい。




この写真を見て頂くと分かると思いますが、サムフックの裏側には5つのイボのような出っ張りが付いていて、取り付けるとサムフックが楽器に接触する面積が少なくなるようになっています。

私も、前からこの「サムの魔法使い」がずっと気になっていたのですが、いよいよ今週の日曜日がアンサンブルコンテストの本番ですし、本番に向けた私の楽器の強化ということで、ついに買ってしまいました(笑)

取り付けると、こんな感じになります。

サムレスト

こちらがサムレストです。



サムフック

こちらがサムフックになります。

この2つがセットになって、「サムの魔法使い」です。

では、この「サムの魔法使い」を取り付けることで、何が変わるのかということですが…

以下、私の使用感について書いてみたいと思います。


【 使用感 】

私の楽器は、20年以上前のセルマーSERIEⅡなのですが、特に中音から高音域にかけては、「サムの魔法使い(GP)」を付けると、自分で音の広がりをコントロールしなくても、音がギュッとまとまった感じになってくれますし、強奏した時の抵抗感が増して、鳴りの限界がさらに広がって、かなり息のコントロールレンジが広がりましたね。

息の量が多く、吹く力も普通の人よりもかなり強いタイプの私にとっては、本当に嬉しいですね。

サムレストとサムフックが金属製になった分、管体が全体的によく響くようになって、そうですね、レディーゴディバを吹いた時のような音の重厚感と音がさらに生き生きとしたようなビビッド感が出ましたね。ちなみに、Cannonball のレディーゴディバは、もともとサムレストとサムフックは両方とも金属製になっています。

あとは、ネックスクリューを変えた時と同じように、かなり息を荒く吹き込んでも、音が広がったようにならずにちゃんとまとまってくれるので、息のコントロールもかなりしやすくなると思います。

セルマーのSERIEⅢを始め、最近のサックスは、サムフックの部分は標準で金属製になっているものが多く、サムレストの部分だけがプラスチックになっているものが多いと思いますので、サムレストの部分だけでも金属製のものに変えることだけでもかなり音が変わるのではないでしょうか。

ヤナギサワの楽器であれば、この「サムの魔法使い」が標準で付いているモデルもたくさんありますね。

さて、気になる価格の方は、定価で¥16,800-と、マウスピース1本分ぐらいの値段になってしまいますが、吹奏感はかなり変わりますので、それなりの価値はあるのではないでしょうか。

ヤナギサワのこの「サムの魔法使い」は、私の付けた金メッキの他にも、以下の写真のような銅製のブロンズタイプのものもあります。

<セルマー用>



<ヤナギサワ用>


サムレストだけを変えられる場合は、石森楽器からWood Stone製の金属のサムレストが出ていますので、そちらを利用されるといいと思います。


<GP(金メッキ)>



<SP(銀メッキ)>



<サテンGP(サテン金メッキ)>


また、逆にサムフックだけも出ていますので、ネット検索で「サムフック」をキーワードにして検索すると、他社の製品がいろいろと出てくると思います。

サムレストとサムフックですと、口に近いサムレストの方が変えた時の音に与える影響は大きいと思います。

サムレストやサムフックがプラスチック製の方は、変えてみられると吹奏感も変わっていいと思いますので、興味のある方は試してみてはいかがでしょうか?


また、このサムレストとサムフックは、リペアマンに頼んで付け替えてもらう必要がありますので、ネットで購入された方はリペアマンの常駐している楽器店に持ち込んで付けてもらうか、その楽器店で購入すれば取り付けは無料サービスにしてくれるところがほとんだと思います。


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気温による音程の変化

秋もすっかりと深まり、外もかなり寒くなりましたね。

もうすぐアンサンブルコンテストの時期ですね。

今日は、気温による音程の変化について書きたいと思います。

この時期になると、気温も下がり、楽器を吹く時も楽器を触ると冷たいと感じることが多いと思います。

また、ここんとこ楽器の音程が低くて、チューニングがなかなか合わないっていう人も多いのではないでしょうか。

ご存知の方もたくさんいらっしゃると思いますが、楽器が冷えている状態と暖まっている状態では、音程が全然違ってきます。

他の管楽器についてもすべて共通することなのですが、気温が低くなって楽器が冷えていると、楽器の音程は下がり、気温が高くなって楽器が暖まっていると音程は上がります。

今の時期ですと、気温が低くて楽器も冷えていますので、音程がものすごく下がってしまって、いつもの位置までマウスピースを差し込んでも、チューナーの針が真ん中に来ないということが当たり前のように起きます。

楽器をずっと吹いていると、楽器が暖まって来ますので、吹いているうちに楽器の音程が徐々に上がってきます。

そして、楽器を吹くのを止めてしばらく楽器を放置していると、楽器が冷たくなって冷えてきてまた音程が下がってしまい、またチューニングが狂ってきてしまいます。

ですので、この時期はチューニングを合わせるのが非常に難しくなります。

冬に行われる、アンサンブルコンテストでは、寒さによる音程の下がりがひどかったりすると、本番でチューニングが狂って音が合わなかったり、和音が綺麗にハモらなかったりと、命取りになってしまうことがよくあります。

そうなってしまわないように、本番前にはキーを全部押さえて、音を出さないようにして息をしっかりと楽器に吹き込んで、楽器が冷えないように保っておくことが大切です。

ホカロンなどのカイロをネックのところに巻いたり、楽器の管体に当てたりして楽器を暖めるのもひとつですね。

逆に、暑い夏場は気温が高いので、楽器も暖まりやすいですし、直射日光などが当たると、とてつもなく音程が高くなってしまったりします。

夏と言えば、吹奏楽コンクールですよね。

吹奏楽コンクールでも、会場や本番までのコンディションによっては、この気温による音程の変化が命取りになることがよくあります。

冷房のよく効いている会場ですと、冬の場合と同様に楽器が冷え易くなりますので、音程が下がることが予想されますので、冷房が効いている場合は楽器が冷えてしまわないように、楽器にしっかりと息を入れて楽器を暖めておくことが必要になります。

また、控え室からステージで演奏するまでの間に、冷房のよく効いているリハーサル室や、冷房のない控え室、舞台袖の前には炎天下の外を通らないといけないような会場もあるでしょうし、そのような温度差の激しい場所を移動する時に、チューニングが大きく狂ってしまうことがよくあります。

そのような場合には、温度差が楽器に影響を与えないように、外に出た時には楽器に直射日光がなるべく当たらないようにしたり、冷房の効いている部屋では楽器に息を吹き込んで楽器が冷えないようにしたりと、気温の差に応じたケアが大切です。

私は、昔からこのように気温の変化に応じて音程が上がったり下がったりしないように、当たり前のようにケアをしてきたのですが、結構このことを知らない人がいるなぁ…と思いましたので、記事にしてみました。

最近、楽器の音程が低いなぁ……と思っている人は、楽器にしっかりと息を吹き込んで楽器を暖めてみて下さい。

また、練習しているうちに楽器が暖まって、音程が上がって来ますので、練習の合間合間でチューニングを合わせ直してみることも大切です。





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リードの寿命について

今日は、リードの寿命について書きたいと思います。

みなさんは、1枚のリードをどのぐらいの期間、使い続けていますか?

いい音の出る、お気に入りのリードですと、長く使いたくて大事にしている人が多いですよね。

リードは、アルト、ソプラノですと、1箱10枚入り、テナー、バリトンですと、1箱5枚入りで、1箱2~3千円ぐらいしますよね。

中高生の方ですと、お小遣いでリードを買わないといけなくて、バラ売りのリードを選んで買って、1枚のリードを大事に長く使い続けている人も多いのではないでしょうか。


リードはどんなにいいリードであっても消耗品ですので、長く使っているとそのうち磨耗してきて、いい音が出なくなってしまいます。

見た目は全然変わらないのに、吹いているうちにだんだん磨耗してきて、音がちゃんと出なくなってきたりします。

では、リードの寿命とはどのぐらいのものなのでしょうか?

寿命については、どのぐらいの頻度で楽器を吹くかによっても変わってきますし、1枚のリードでこのぐらいの期間使えるという明確な基準はないのですが、もう寿命かな?って判断する基準があると思います。

その判断基準も人それぞれだとは思いますが、ここでは私の判断基準を紹介したいと思います。

リードは、長い間使っていると、リードが磨耗してきて、リードの「コシ」がなくなってきます。

リードの「コシ」がなくなってくると、音質が悪くなってきて、高音域が綺麗に鳴らなくなってきたりします。


私が使っているリードが寿命かどうかを判断するには、

1.オクターブキーを押した高音部を強奏してみて、音が裏返ったり、ちゃんと出なかったりする。

2.オクターブキーを押した音にオクターブ下の倍音が混じってきたりする。

3.強奏した時に、リードがマウスピースに張り付くような感じになる。

4.フラジオを吹いた時に、音が裏返ったり、ちゃんと音が出なかったりする。

5.リードを透かして見た時に、先端部分が薄くなって白っぽくなっている。


と、こんな症状が出てきたら、リードもそろそろ寿命かな…と判断して、廃棄するようにしています。

よく鳴る、いい音のリードとかですと、寿命が来てもついつい取っておきたくなってしまいますが、リードが元に戻る訳でもないですし、未練が残ってしまうかも知れませんが、私はリードは消耗品だと割り切って未練を残さずに思い切って廃棄するようにしています。

あと、消耗品のリードをできるだけ長く使う方法ですが、私の場合は、自分のコレは使える!!というリードを3~4枚用意しておいて、そのリードをローテーションして使うようにしています。

そうすることで、1枚のリードの寿命は長くなりますし、1枚のリードをずっと使い続けていると、使えば使うほど音質も低下してきますので、リードをローテーションして使うことで、音質の低下のムラも抑えることができます。

お小遣いの限られている中高生の皆さんには、3~4枚の使えるリードを用意することはちょっとしんどいかも知れませんが、長い目で見ると1枚ずつバラで買うよりもコストパフォーマンスは良くなると思います。

リードケースを買って、使うリードをリードケースに入れてローテーションするのもいいですし、リードを箱買いしている人であれば、使えるリードを逆さまにして入れて分かるようにしておくのもひとつだと思います。


私のリードの消費量ですが、週に1~2回の練習で、練習時間は1回の練習で約2時間ぐらいの使用なのですが、だいたい3~4ヶ月ぐらいで10枚入りの箱を1箱(使えるリードが3~4枚)買うぐらいのペースですね。


私にしてみれば、ごくごく当たり前のように自分で判断しているのですが、リードの寿命がどのぐらいなのか、どうなったらリードの寿命なのかがイマイチよく分からない人の参考になれば幸いです。


みなさんのリードの消費量はどのぐらいですか?



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アンサンブルコンテスト校内予選

今日は、現在私が活動しているカルテットのメンバーの母校である、奈良県のとある高校の吹奏楽部にお邪魔してきました。

この高校では、1月に行われるアンサンブルコンテストの奈良県大会の出場チームを決める校内予選ということで、今日は約15チームのアンサンブルチームが日頃の練習の成果を発表しました。

うちのアンサンブルはその校内予選のゲストということで声をかけて頂き、アンコールを含めて4曲ほど演奏してきました。


我々はちょうどお昼ぐらいから学校にお邪魔したのですが、朝から雨の降る寒い中、みんな寒い教室で自分たちの本番に向けて一生懸命練習していました。

私も高校生の演奏を間近で聴くのは本当に久しぶりで、みなさん一生懸命演奏しているのを聴かせて頂き、自分の高校時代を懐かしく思い出しました。

高校生の若さとパワーを感じましたね。


約15チームが演奏したのですが、1つの高校からアンコンの県大会に出場できるのは2チームだけで、この校内予選の上位2チームだけが県大会に出場できるという狭き門。

最後の先生方の審査講評の後、県大会出場2チームが発表されると、選ばれたチームの生徒たちは大きな歓声と嬉しさのあまり号泣する子もいたりして、青春の貴重な1コマを見る事ができました。



指導されている先生方が講評でおっしゃっていたのですが、社会人の演奏と高校生たちの演奏のどこが違うのか?

「音の大きさというか、音が前に出て来るような感じの臨場感のある音。」

「社会人は、仕事をしていて平日はほとんど練習できない人がほとんどで、毎日練習している高校生よりもはるかに楽器を練習する時間が短いのに、何故ここまで差が出るのか?」

そんなことをおっしゃっていました。


もちろん、身体の大きさが違うということもあると思いますが、高校生でもプロ顔負けの音で演奏する子もたくさんいます。


私も高校生たちの演奏を聴かせてもらって感じたのは、音のボリュームが小さくて音が前に出てこないということでした。

では、どうすれば音のボリュームが大きくなるのか?どうすれば、音が前に出てくるのか?


このブログでも記事にしましたが、私は「腹式呼吸」と「息のコントロール」だと思います。

これがちゃんとできるようになると、音のボリュームは一気に大きくなり、よく響く豊かな音が出るようになります。

それほど肺活量のない人でも、「腹式呼吸」と「息のコントロール」がちゃんとできるようになれば、そんなに力んで楽器を吹かなくても、楽に大きくて豊かな音が出るようになります。


私が今のアンサンブルの前の前に組んでいたアンサンブルのテナーの子がいたのですが、彼女はまだ高校を卒業したばかりで、サックスに憧れてテナーを始めたばかりの初心者の子でした。

当時は、アンサンブルを組む時にテナーを吹く経験者がいなかったので、彼女をメンバーに入れることになり、毎回の練習で腹式呼吸の練習から息のコントロールまで苦労して教えたのですが、彼女は面白くない基礎練習でも真面目に練習してくれて、あっという間に太くて大きな音が出るようになって本当に驚かされました。

いい音が出るようになると、吹いてる本人も面白くなり、あとはどんどん上達していきましたね。


高校生のみなさんは、普段は吹奏楽部として活動しているので、アンサンブルを組むのはアンサンブルコンテストの時だけと思っている人もたくさんいると思いますが、私は逆にアンサンブルの方を大切にして欲しいと思っています。

「アンサンブルのすすめ」の記事でも書きましたが、アンサンブルではすべてのパートが主役になりえる編成ですので、吹奏楽で吹くよりもアンサンブルで吹く方が勉強になることが多く、それだけ上達も早くなるからです。


高校生たちのひたむきな姿を見ていると、今回の校内予選で嬉しい思いをした人も、悔しい思いをした人も、「もっともっと上手くなりたい」という気持ちを大切にしてこれからも頑張って欲しいですね。


高校生のみなさん、寒い中、今日は本当にお疲れ様でした!


いつか一緒に演奏する機会があるといいですね。


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アンサンブル | コメント:2 | トラックバック:0 |

サックスプレーヤー専用SNS

気候もかなり寒くなりましたね。

私の方は、とうとう風邪をひいてしまい、ダウンです…

当ブログも毎日記事を…と思って、日付を飛ばさずに更新していたのですが、諸事情により時間が取れず、日を飛ばして更新できる時に更新することにしました。

今日は、私がいつもコメントさせて頂いている、サックスのBBSのお話です。

そちらのBBSで私のことを知って、偶然このブログに訪問してくださった方もいらっしゃると思います。

ここんとこ、ミクシーのようなコミュニティが流行りで、みなさんもミクシーとかを利用されている方も多くいらっしゃると思いますが、私のいつもお世話になっているそこのBBSで、サックスプレーヤー専用のSNSができました。

http://sns-walker.com/jazzsax/?m=pc&a=page_h_home


私も既に登録しており、このブログの記事を一部掲載しています。

このSNSは、ミクシーのように紹介制ではないので、どなたでも登録できるようになっています。


ご興味のある方は、登録してみてはいかがでしょうか?

私も登録していますので、登録された方はSNSよりお気軽にメッセージを頂ければと思います。



テーマ:吹奏楽 - ジャンル:音楽

その他 | コメント:2 | トラックバック:0 |

Cannonball T5-BS (ブラックニッケル)

今日も試奏レポートですが、前回と同じ Cannonball で、今度はテナーサックスです。

キャノンボールではお馴染みのブラックニッケルモデルの、Cannonball T5-BS です。

Cannonball T5-BS (2)

CANNONBALL T5-BS
451,500円
(本体価格:430,000円 消費税:21,500円)

管体・ベル・ベル内部・U字管:ブラックニッケルメッキ
キィ:シルバーメッキ


このモデルは、 管体がブラックニッケルメッキ仕上げになっており、キーの部分がシルバーメッキという、サックスでは珍しいルックスで、見た目からして非常にカッコいいモデルです。


試奏楽器の提供は、またまたレディー・ゴディバと同様に、JEUGIA 梅田ハービスENT 店 さん です。

Cannonball T5-BS

楽器: Cannonball T5-BS
マウスピース: Selmer S80 C*
リード: Vandren Traditional 3 1/2
リガチャー: Selmer 付属リガチャー (2本ネジ)


この T5-BS のモデルには、もともとネックが2本付属されていて、1本は管体と同じブラックニッケルのネックと、もう1本はこの写真にあるように、ネックのトーンホールが裏側に付いているシルバーのネックが付属されていて、これらのネックを付け替えることで違った音色を楽しむことができるようになっています。


【 ルックス 】
 写真をご覧になっても分かるように、サックスでは珍しいブラックニッケル仕上げになっていて、見た目からしてカッコよくて、少しイカつい感じがするルックスですが、実際に手に取ってみるとブラックの光沢が非常に美しく、シルバーのキーが高級感をさらに高めています。


【 音色 】
 これまた吹いてみてビックリ!!
見た目は、黒く光るブラックニッケルですので、どんなイカつい音がするんだろう…と思いきや、見た目に似合わず、高音域は繊細で柔らかく、優しい音色がしますね。見た目とのギャップに驚きました。
そして、高音域から徐々に、中音、低音と下りてくると、さすが Cannonball ですね。ものすごく重厚で太い音がします。



【 吹奏感 】
 見た目はすごくカッコよくて、こんな楽器を吹いてみたいんだけど、見た感じからして気が引けてしまうので、肺活量のない私はちょっと無理かなぁ…とお悩みの女性の方々!!
これほど女性にとって吹き易い楽器はないと思いますよ!!!
というのは、このブラックニッケルメッキですが、見た目はかなり強烈なインパクトがあってゴツい感じがするのですが、ブラックニッケルがかなり反応がいい塗装ですので、実際に吹いてみると他のメッキよりも抵抗感が少なくて、めちゃくちゃ楽に音が出せるんですよ!
ちなみに、息の量と力が人よりもかなり多いタイプの私が吹いてみると、あまりの楽器の反応の良さに音が裏返ってしまう始末…(苦笑)
逆に、そーーっと吹いてみるとものすごくよく楽器が鳴って、こんなに少ない息の量と力でこんなに音が出るの???って驚いてしまったぐらいですから(笑)
私の場合は、抵抗感が強い楽器の方が合っているので、写真にある付属のシルバーネックを付けた時の方が抵抗感が増してよかったですね。



【 キーアクション 】
 キーを押さえた感じは、アルトのレディー・ゴディバと同様に、キーのポジションがヤマハなどの国産楽器に比べて間隔が少し広い感がありますので、女性など手の小さい日本人ですと少し押さえにくいと感じる人がいるかも知れませんが、慣れてしまえば大丈夫だと思います。
それよりも、ブラックニッケルの反応の良さで楽々音が出ますので、むしろ女性の方にはオススメの楽器ですね。


【 所感 】
 レディー・ゴディバとは対照的な、キャノンボールのブラックニッケルモデル。見た目と吹いた感じでは全く感覚が違っていて、実際に吹いてみると最初見た時のイメージが全然変わりましたね。
男性の方はもちろん、息の量が少なくて、力も弱い女性の方が太い音でサックスをバリバリと吹きたいという場合には持って来いの楽器ですね。吹いた時の抵抗感が本当に少なく、楽器の反応が抜群にいいので、楽々とヘヴィーな演奏ができるという非常にハイパフォーマンスな楽器ですね。
セルマーのSERIEⅢのテナーと比べてみると、断然こっちの方が楽にいい音が出せると思います。
特に、中低音域は、まるでマイケルブレッカーのような重くて重厚な中低音を楽々と出せてしまうような楽器で、特にジャズでは大きな力を発揮するモデルだと思いました。

サックスを吹きたいんだけど、肺活量も少なくて自信がないという女性の方には特にオススメのモデルだと思いますので、そんな方は是非とも試奏してみて下さい。


ということで、前回、今回と、Cannonball の試奏レポートということでお届けしました。

いかがだったでしょうか?

Cannonball


試奏の楽器を用意して下さった、JEUGIA 梅田ハービスENT 店さん、本当にありがとうございました。


今後も、また試奏レポートを書きたいと思いますので、ご希望の楽器などがありましたらお知らせ頂ければ、その楽器についての試奏レポートをまた企画したいと思います。


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Cannonball AV/LG-L (レディー・ゴディバ)

今日は、アルトサックスの試奏レポートです。

近年ではかなりの人気機種に成長した、Cannonball の最新作モデルを試奏してきました。

Cannonball AV/LG-L (レディー・ゴディバ)です。

Cannonball AV/LG-L (2)

Cannonball AV/LG-L
472,500円
(本体価格:450,000円 消費税:22,500円)


管体には女性と馬の彫刻が施された、「レディー・ゴディバ」と言う、400本限定のモデルです。

ルックスはセルマーのリファレンスのような濃い色合いのゴールドラッカー仕上げで、ヴィンテージモデルを意識した感じですね。

キャノンボールと言えば、ビッグベルが特徴なのですが、このモデルのベルはビッグベルにはなっておらず、これまでのキャノンボールのサックスとはテイストの違ったモデルに仕上がっています。


試奏楽器の提供は、いつもお世話になっている、JEUGIA 梅田ハービスENT 店 さんです。

Cannonball AV/LG-L

楽器: Cannonball AV/LG-L
マウスピース: Selmer S80 C*
リード: Vandren Traditional 3 1/2
リガチャー: Selmer GL (逆締めの1本ネジ)


私も、Cannonball を吹いたのは今回が初めてだったのですが、試奏してみて楽器の完成度の高さにはとにかく驚かされましたね。

Cannonball は台湾で生産されている楽器なのですが、Cadson も然り、iO も然り、私がセルマーを購入した20年以上前の時代とは違って、楽器が台湾で生産されているにも関わらず、非常に品質のいい楽器がたくさん登場してきているのには本当に驚くばかりですね。


【 ルックス 】
 まず、手に取ってみて、女性と馬の彫刻の美しさに目を奪われました。
サムレストとサムフックは金属製で、見た目からしてよく響きそうな感じでした。
色は、セルマーのリファレンスのような濃いゴールドのメッキで、重厚感と高級感がありますね。


【 音色 】
 吹いてみてビックリ!!
音色は非常に素晴らしい音色で、一言で言えば「カッコイイ音色!!!」です。
音質は硬い音色なのですが、音色が硬いのに音が薄っぺらくならず、ズッシリとした重くて太い音が出ます。
個人的な感想では、音色の良さはセルマーの上を行っていると思います。


【 吹奏感 】
 吹いてみた感じ、少し抵抗感があり、高音域から低音域まで安定したバラツキのない感じで楽に吹けます。
音程は想像以上に安定しており、音の上ずりも少なく、楽器の完成度の高さを感じさせますね。
特に、フラジオの当たりが非常によくて、Double High E♭を吹いてみたのですが、他社の楽器よりも安定した音程でビシッと当たって鳴りましたので、フラジオのミストーンも少ない楽器だと思います。


【 キーアクション 】
 キーを押さえた感じでは、キーのポジションがヤマハなどの国産楽器に比べて間隔が少し広い感がありますので、女性など手の小さい日本人ですと少し押さえにくいと感じる人がいるかも知れませんが、キーを押さえた感じは他の楽器よりもソフトな感じで、握力の弱い人にはいいかもしれませんね。
逆に、硬いキータッチがお好みの方にはキーのレスポンスが若干悪いように感じるかも知れませんね。
私の個人的な感覚では、キーアクションはセルマーSERIEⅢの方が勝っていると思いますが、私の昔の愛用していたクランポンのサックスのキータッチによく似た感じで、私は懐かしくて好きなんですけどね(笑)


【 所感 】
 キャノンボールを吹いたのは今回が初めてだったのですが、これほどまでにいい楽器だとは思いもしませんでしたので、吹いてみて感動しましたね。正直言って、今の愛用のSERIEⅡを売って、このレディー・ゴディバを買いたくなってしまったほどです(笑) この音色のかっこよさは、他のどの楽器よりもピカイチだと私は感じましたね。特にクラシカルサクソフォーンとしてはかなりのポテンシャルを持っていると思いますし、ジャズやフュージョンでもシャープだけど芯のある重い音で、いいサウンドを出してくれると思いますしね。対抗機種では、セルマーのリファレンスがありますが、私はセルマーのリファレンスも吹いたことがあるのですが、このレディー・ゴディバの方が断然上を行っていると思いますし、私なら迷わずレディー・ゴディバの方を購入しますね。


といった感じで、今回は、JEUGIA 梅田ハービスENT 店 さん のご協力で、Cannonball の最新作モデルの「レディー・ゴディバ」を存分に堪能させて頂きました。

限定400本のモデルですし、個体差も少なく、私のオススメサックスとして胸を張ってオススメできるモデルだと思いますので、ご興味のある方、これからサックスの購入を検討されている方はぜひとも候補に入れてみてはいかがでしょうか。


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