ミストなサックス

これまでのサックス人生を振り返りながら、サックスを吹くアマチュアプレーヤーの上達のヒントや情報交換の場になればと思い、当ブログを立ち上げました。

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音の処理

久しぶりの更新になります。
夏も終盤を迎え、台風も来たりして大変ですが、台風の行った後はぐっと涼しくなりましたね。
みなさん、いかがお過ごしでしょうか?

今日は、「音の処理」について書きたいと思います。

私が初心者の方にサックスの指導をする際に、お手本で吹いてみることがあるのですが、
その際に、「やっぱり音の処理が違いますよね~」と言われることがあります。

この「音の処理」ですが、分かり易く言いますと、例えば1つの音を8拍伸ばしで吹くとします。
このときに、最後の8拍目の音をどのように処理して終わるか、どのように切るかということです。

初心者の方に多いのは、音の最後を何も意識せずに、ブツっと切ってしまう方が多いと思います。
音の最後は、吹き込んでいる息を止めて、音をそこで終わらせてやる訳なんですが、上手な人と下手な人の違いは、この「音の処理」の仕方に大きな差があります。

曲によっては、音の最後をブツっと切るような曲もあると思いますが、たいていの曲では音の最後は、その音の余韻がかすかに残るような感じで、ちょっとエコーがかかったように、音が自然に消えていくような感じがきれいに聞こえますよね?

例えば、「ソ」の音を長く伸ばして切るとすると、

「ソーーーーーーーーーーーーーーォン・・・」

という感じでしょうか?

この「ォン」の部分が音の余韻で、「・・・」の部分は実際に音は鳴っていませんが、前の音がかすかに聞こえてくるような「雰囲気」です。

音の処理が下手だと、

「ソーーーーーーーーーーーーーーッ!!!」

という感じで、音の最後が「ッ」という感じで、伸ばしの音がキツくて硬い感じに聞こえてしまいますし、ブツっと音が切れた感じで、雑な吹き方だなぁという印象を与えます。

最後に「!!!」と付けたのは、キツくて硬くて雑な感じを出すためです(笑)
実際に違いを聞き比べてみるとよく分かるのですが、音を文章で表すのは難しいですよね(笑)

この「音の処理」の違いですが、テンポの速い派手な曲ですとそんなに分からないですが、ゆっくりした曲や静かな曲を吹くと、音の処理の違いは歴然とした差になります。

では、この「音の処理」はどうすれば上手くできるようになるのでしょうか?

以下、「音の処理」を上手にするポイントについて書いてみます。

みなさんは、サックスを吹くときに、マウスピースから息を吹き込んで、両手で楽器のキーを押さえて、曲を吹いていると思いますが、出てくる音の最後の終わり方に気を使って吹いたことがありますか?

まず1つ目は、「音の最後の終わり方に気をつける」ということです。
気をつけると書いても、頭で考えて気をつけるだけなのか?と思われる方もいらっしゃると思いますが、私が言いたいのは、まずは今まで意識しなかったことを意識するようにすることが大切だということです。
ロングトーンの練習の時などに、音の最後に気をつけて、余韻を残して丁寧に音を切るようにするだけでも全然違ってきます。
曲を吹くときも同じで、フレーズの終わりを丁寧に終わるように「意識」するだけでも全然違います。
頭の中では、音の最後に「ン」という余韻を付けるイメージで音を切るようにしてみて下さい。

サックスを始めて間もない方ですと、なかなかそういうところまで意識できている人はいないと思いますので、あえて「音の最後の処理を丁寧にする」ことを意識して下さい。
最初は、意識しないと音の処理が雑になってしまうかも知れませんが、常に意識して吹くようにしていると、そのうち何も意識しなくても音の処理がきれいにできるようになります。


次に2つ目ですが、息の使い方、口の中の状態、舌の使い方について書きます。
音の処理を上手にするためには、この3つの点をうまくコントロールしてやる必要があります。

「音の処理」は最後に「ン」という余韻を残す感じで、音が自然に消えるような感じで音を切るという風に書きましたが、「デクレッシェンド(だんだん小さく)を一瞬でする」という方が分かり易いかも知れませんね。

デクレッシェンドと言えば、音を徐々に小さくしていく訳ですが、サックスで音を小さくするには、他の記事でも書いたかも知れませんが、息の圧力はそのままで、「息の量を減らす」ことです。
息の圧力を変えずに「息の量を減らす」には、吹き込む息の圧力の強さはそのままで、息の通り道である口の中をだんだん狭くしてやり、口から出てくる息の量をだんだん減らしてやります。これがデクレッシェンドの時の「息の使い方」と「口の中の状態」です。

さてさて、話を元に戻して、音の処理を上手にするには、音の最後に一瞬でこのデクレッシェンドをしてやるようなイメージです。

・・・と書いてみましたが、みなさん、イメージできますか?

当然、一瞬でデクレッシェンドですので、「息の使い方」と「口の中の状態」を頭で考えながら意識して・・・とやってみると、まぁ、頭がこんがらかってうまくできないと思います(笑)

そこで、一番簡単にできるようになるためには、どんな表現が分かり易いか?ということで、私はこの表現が一番分かり易いのではないかと思います。

音の最後は、「舌を徐々にリードに近づけていって、最後に舌をそっと静かにリードに付けて音を切る」です。

つまり、舌を徐々にリードに近づけていくと、口の中が狭くなっていきますし、最後はそっと舌でリードの振動を止めてやることで、音の最後はきれいに終われるようになります。

音の処理が下手な方は、音の最後は、舌をリードに「ベタッ!」と付けて、息を急に「ブツっ」と止めて終わっているのではないでしょうか?(笑)

今回のこの「音の処理」を上手くすることで、曲を吹いても雰囲気が全然違ってくると思いますし、演奏から初心者っぽい感じが抜けて、聞いてる方も安心して聞けるようになります。



さてさて、今回の「音の処理」の記事、いかがだったでしょうか?
こうして改めて意識しないと、音の処理というのはなかなか普段は考えないことだと思いますので、この機会にみなさんも自分の演奏の音の処理について考えてみて下さい。

みなさんは今まで「音の処理」を意識したことがありますか?
今まで意識したことがなかったという方は、ぜひぜひ音の最後の「音の処理」を意識して吹くようにしてみて下さい。

そうすることで、みなさんの演奏も今までの演奏よりも一気に1ランク、2ランク上の演奏になると思います。



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テーマ:吹奏楽 - ジャンル:音楽

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