ミストなサックス

これまでのサックス人生を振り返りながら、サックスを吹くアマチュアプレーヤーの上達のヒントや情報交換の場になればと思い、当ブログを立ち上げました。

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リードの管理

今日は、リードの管理について書いてみたいと思います。

リードの管理とひとことに言っても、皆さんいろんな管理をされている方がいらっしゃいますし、誰がやっているどの管理が正解なのかという答えも1つではありません。

ですので、ここでは私が常日頃からリードを管理している方法について書きたいと思います。


リードの扱いについてはこれまでの記事でも書いてきましたが、ここでもう一度まとめて書いてみたいと思います。


私の場合は、まず自分の使っているリードを1箱(10枚入)購入します。

私の場合でしたら、バンドレンの青箱(トラディション)をよく使いますので、箱を開封するとリードの1枚1枚が板ガムのように包装されているのを全部破いて中身を出して、まずは包んでいる包装をすべてゴミ箱へ捨てます(笑)

これは、購入した10枚のリードのすべてを試し吹きして、それぞれのリードの良し悪しをまず最初にざっとチェックするためです。

また、バンドレンのリードですと、原産国のフランスでリードが作られて、フランスの工場で1枚ずつ包装されますので、フランスの湿度の状態でリードが包装されて日本に輸入されてきますので、日本でリードを開封するとリードが日本の湿度に馴染むまでに少し時間がかかりますので、リードの包装をすべて取り払った後で1週間ぐらいリードを寝かしておいて、日本の湿度に馴染んだところで吹いてチェックした方がベターかも知れませんね。

過去の記事でも書きましたが、中高生の皆さんですとリードを箱買いしても、もったいないからと言って、1枚ずつ包装を開封して使用するという方もたくさんいらっしゃるかも知れませんが、1枚ずつリードを使うとそのリードばかりを使用することになりますので、リードの消耗も早いですし、いいリードを選ぶということができませんので、結果として開封したリードの良し悪しに自分の音が大きく左右されてしまうことになります。

ですので、1枚ずつリードを開封して使用しているという方は、これを期にリードの使い方を改めた方が賢明です。


そして、次に包装から開封したリードをすべてプラスチックのケースから出して並べ、1枚ずつ1~2分程度ざっと吹いてみて、「1:よく鳴る」、「2:少し硬いがよく鳴る」、「3:硬すぎる」、「4:バランスが悪くて鳴らしにくい」の4つに分類します。

1枚ずつ吹いてみるときは、各リードを光に透かしてみて、リードの中央部分(ハートといいます)がきれいな山型になっていて、左右のリードの厚さが均等になっているかと、リードのかかとの部分の左右の高さが同じになっているかどうかも同時にチェックします。


こうして、1箱に入っている10枚のリードを4種類のランクに分けます。

1:よく鳴る (1~2枚ぐらい)

2:少し硬いがよく鳴る (3~4枚ぐらい)

3:硬すぎる (1~2枚ぐらい)

4:バランスが悪くて鳴らしにくい (2~3枚ぐらい)


この中で、私が「良いリード」として扱っているのは、2番目の「2:少し硬いがよく鳴る」リードです。

一見は、1番目の「1:よく鳴る」リードが一番いいように思うかも知れませんが、最初からよく鳴るリードというのは、ダメになるのも早く、最初はすごく吹きやすくていい音が出ていたのに、あっという間にリードのコシがなくなって、ペラペラの音しか出なくなってしまったりします。

それに比べて、2番目の「2:少し硬いがよく鳴る」リードは、使っているうちに徐々にリードが馴染んできて、すごくいい状態にリードが育ってきますので、ちょっと硬くて吹くのが若干しんどいかな?ぐらいのリードが実は一番いいリードだったりします。

次に3番目の「3:硬すぎる」リードですが、こちらは「サンドペーパー」や「とくさ」を使ってリードの硬さを調整することによって、吹きやすくして使うことができたりします。

最後の4番目のリードですが、こちらはリードのバランスが悪いリードですので、調整して使えないこともないですが、「とくさ」をうまく使いながら、吹きにくい症状に合った部分を微妙に削って調整する必要があるため、調整に手間もかかってしまうので、そのまま捨てても問題ありません。


そして、4種類にリードが分類できると、リードの裏面の隅っこに分類した1~4の番号を書いて、どのリードがどの分類のリードなのかが分かるようにします。


これで、リードの選別が完了です!


次は、リードを本格的に使う前に、各リードの表面をサンドペーパーやとくさで軽く撫でるような感じで、リードの表面をツルツルに磨きます。(本当に軽く1~2度こする程度で、表面をツルツルにするだけですよ)

これは、買ったばかりのリードは表面がザラザラしているのですが、表面をツルツルに磨くことでリードが振動する際のノイズが減り、クリアな音になるためです。(昔はスプーンの裏側でリードの表面を軽くこすってツルツルにしたりもしてました)


これでいつでもリードの使用ができる状態になりました。


次にリードの保存の方法ですが、一番いいのは別売りのリードケースを購入して、リードを保管するのがベストです。

最近では、リードの湿度を一定に保つために、RICOからリードヴァイタライザーという便利な保湿剤が出ていますので、リードケースの中にリードヴァイタライザーを入れておけば、常にリードの湿度が一定に保たれます。

ちなみに、私の愛用しているリードケースは、他の記事でも紹介していますが、RICOのリードケースで、リードヴァイタライザーが一緒に収納できるようになっていますので便利です。





リードヴァイタライザーには、84%、73%、58%の3種類が出ていますので、用途に合わせて選ばれるといいと思います。

もちろん、湿度の高いものの方がリードの保湿には優れていますが、カビも生えやすいので、高い湿度のものを使用する場合は、こまめにリードケースを開けたりして、湿度を適度に外に飛ばしてやる必要があります。


以下が、RICOが提示している目安です。

84% : 常にリードを湿らせておくのに最適。演奏前リードを湿らせる必要がありません。但し、高湿度なので日々の管理に注意を要します。(※2~3日以上無開封は避けてください。カビが発生する恐れがあります。)





73% : 標準設定です。毎日使用するリードの管理にお勧めです。演奏前に多少湿らせるだけで充分です。(※但し、2ヶ月以上の無開封は避けてください。カビが発生する恐れがあります。)





58% : 長期間の安定保存に最適。一定の低湿度で保存されますが、演奏前には普通に湿らせる必要があります。(※カビが発生する恐れはありません。)





リードは生き物と同じようなものですので、その日の湿度によってリードに含まれる水分量が違うとリードの調子も変わりますので、できるだけ一定の湿度で管理してやるのがベターです。

私が学生の頃は、リードヴァイタライザーのような保湿剤もありませんでしたので、カメラのフィルムケースに水を入れて、その中にリードを2~3枚浸しておいて、足元にいつも置いて練習していましたよ(笑)


次に、リードの使い方についてです。

リードの育て方、使い方は人によっても違うかも知れませんが、私の場合は上記にも書きましたように、まず新品のリードの箱をすべて開封して、その中からいいリードを3~4枚選び、リードの表面をサンドペーパーで軽くこすってツルツルにした上で、それらのリードをリードヴァイタライザーの入ったリードケースに入れてローテーションしながら使っていきます。

そして、そのローテーションの中でいい具合に馴染んできたいい音のするリードは、少し使用頻度を下げて、演奏会本番などのここぞという時だけに使うようにしています。

しかしながら、リードも生き物と同じですので、本番当日のためにコレ!!っていうリードを温存しておいても、実際に本番当日のリハーサルとかで吹いてみると、別のリードの方がいい音がしたりするということもよくありますので、そんな時は別のリードを使ったりもします。


みなさんもお気に入りのリードというのは、いい音が出ますし、練習でも本番でもずっとずっと使っていたいという気持ちになりますが、リードの管理、リードを育てるという点で言えば、同じリードばかりをずっと使い続けるというのは全く以ってNGです!

上記で4種類に分類したリードで、1と2に当たるリードをローテーションして使うようにすることで、リードの寿命も長くなりますし、リードの劣化による音質や音色の低下もゆるやかになりますので、リードはローテーションで使うというのがリードの使い方の基本です。


もっと細かく管理するのであれば、上記の1に分類されたリードは新品の状態で一番よく鳴るリードで、ヘタってしまうのも一番早いリードですので、ローテションのリードのなかでも、一番ローテーションの間の期間を長く取ってやるようにすると長持ちすると思います。

通常は、「2:少し硬いがよく鳴る」に分類されるリードを3~4枚用意して、それをローテーションして使うようにします。

また、1日のうちで2時間以上練習したりする場合は、1日の中でリードをローテーションさせてやるようにするとリードが長持ちします。


このように、リードをローテーションして使っていくうちに、少し硬めだったリードが徐々に吹きやすくなってきて、すごくいい状態のリードに育っていきます。


さて、みなさんはいかがでしょうか?

ここまでが、私がリードを購入してからリードを選び、リードを日々管理するまでのプロセスです。


次にリードの廃棄についてです。

リードは皆さんもよくご存知のように消耗品ですので、どんなに素晴らしい最高のリードでも、寿命が来ると音質や音色もだんだん悪くなり、廃棄しないといけない時が必ず来ます。

これは、分かっていてもなかなかお気に入りのリードを捨てられない、新しいリードに変えられないという人がたくさんいますが、それは結果的に自分の音質や音色の低下を早くしてしまい、いいことは何一つありません。


私も若い頃は、いいリードをなかなか捨てられずに困っていたこともありましたが、今はリードに未練を残さないために、廃棄すると決めたリードは、すぐにその場でリードの先端を親指でポキッ!と容赦なく折って捨てるようにしています。

リードの良し悪しは確かに音質や音色に非常に大きな影響を与える重要なパーツであることは確かですが、良いリードに執着してしまうというのは結果としてよくない傾向ですので、皆さんも良いリードとのお付き合いは割とドライに考えられた方がいいと思います。

よく、「リードにはお金をかけなさい」と先生などに言われる方も多いと思いますが、まさにその通りで、寿命の来たリードはサッと廃棄して、また新しいリードで良いリードを育てるようにした方が得策です。

なお、リードを使用する期間については、「リードの寿命について」という記事がありますので、そちらを参考にしてみて下さい。



最後は、リードの調整についてです。

私が中高生の頃は、吹きにくいリードをサンドペーパーやとくさで削ったり、柔らかすぎるリードはリードトリマー(リードカッター)という道具を使ってリードの先端をカットして使うということをよくやっていたのですが、最近ではリードを調整するということ自体を知らないという方も多くなったように思います。

その理由としては、リードを削るにしても、どんな症状の時はどこを削ればいいのかが分からなかったり、削ってはみたものの、うまく調整ができなくてリードをすぐにダメにしてしまったりというのもあるかも知れませんね。

私も昔は、サンドペーパーやとくさ、リードトリマーを使ってよくリードを調整していましたが、今ではサンドペーパーでリードの表面をツルツルにする程度か、硬すぎるリードはカット面の付け根の部分をサンドペーパーで軽く削って吹きやすくするぐらいで、柔らかすぎるリードについては、リードの先端をリードトリマーでカットしたりはしていません。

やわらかすぎるリードについては先端をリードトリマーでカットして使ったりするのですが、私の場合は昔リードトリマーで先端をカットしたリードはいい音がしないという記憶しか残っていませんので、今ではリードトリマーは一切使っていません。

もしかしたら、今のリードトリマーは品質がよくてそんなこともないのかも知れませんが、昔のやつはリードの先端をカットするとうまくカットできなかったり、リードの先端がよく割れたりしてましたからね。


ちなみに、こちらがリードトリマー(リードカッター)のアルト用です。



見た目は、私が昔に使っていたものとあまり変わっていないようですね。


とくさがあるのであれば、サンドペーパーよりもとくさを使った方がリードを部分的にうまく削れますのでオススメです。

私も昔は、家の近所の電車の駅の近くにとくさが生えていたのを見つけて、それを取ってきて乾燥させて使っていましたが、今ではとくさを手に入れるのも面倒なので、サンドペーパーを使っています。

サンドペーパーは、1000番~1500番ぐらいの目の細かいものがいいですが、楽器店でもリードトリムペーパーという名前で売られていますので、私は今はそれを使っています。

以下が私の使っているリードトリムペーパーです。





とくさは観葉植物の一種ですので、苗を買ってきて家で観賞用として育てながら、リードの調整にも使うという風にしてもいいかも知れませんね。




とくさは、竹のように節がありますので、その節の部分でちぎって切り離し、色が茶色くなるまで乾燥させ、使うときはポキッと半分に折って、その切り口の先の部分を指で潰してリード面に押し付け、軽くこすってやるとリードが削れます。


リードの削り方ですが、私の紹介している「サクソフォーン演奏技法」や「うまくなろう!サクソフォーン」に詳しく書かれていますので、そちらを参考にしてみて下さい。

     


ちなみに、「サクソフォーン演奏技法」の方がリードの削り方についてはかなり細かく書かれています。


リードを削って調整する際に注意する点は、「リードの先端部分は削らない」、「リードのハートの部分(光に透かして見たときに山型になっている部分)は削らない」の2点に注意して調整するようにしましょう。

リードはデリケートなパーツですので、削りすぎるとすぐにリードがダメになってしまいますので、削るときは2~3回軽くこする程度にとどめ、その都度吹いて確かめながら慎重に調整するのが基本です。


ちなみに、私が中学1年のときは、あまり意味のないマウスピースだけでのロングトーンとかを先輩からやらされていて、同級生の間でどれだけ長く吹けるかのタイムを競っていたのですが、その時に、タイムが伸びるからといってサンドペーパーでリードを削りまくってペラペラにして吹いたりと、今から考えると本当に意味のないバカなことを真剣にやっていた記憶があります(笑)

ですので、私が中学生の時は高いリードを何枚もダメにしました(笑)


今回は、リードの管理について書いてみましたが、いかがだったでしょうか?

ちょっと記事が長くなってしまいましたが、リードはサックスの音に及ぼす影響が非常に大きいパーツですので、リードの管理についてはしっかりと押さえておきたいところです。


みなさんも、今までリードの管理についてはあまり意識していなかったという人も、いい機会ですので自分のリードの管理についてもう一度見直してみてはいかがでしょうか。




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オススメのチューナー (TM-50、TMR-50)

今日は、久しぶりにサックスの小物の記事を書きたいと思います。

少し前に、うちのカルテットのアルト吹きがちらっと話していたのですが、新しいチューナーで自分が吹いた音に近い音を返してくれるのが出たらしい…という話をしていて、その時はへぇ~~それすごいな!って言ってそのまま流していたのですが、よくよく考えてみるとその機能はサックス奏者に限らず、管楽器奏者の正しい音感を鍛えるのにすごくいい機能だと思いましたので、今回記事にすることにしました。

過去の記事で、メトロノームのオススメを紹介したことがあったと思いますが、その際に通称「メトチュー」と呼ばれている、メトロノームとチューナーが一体化した電子式チューナーの新しいモデルです。

私は、メトロノームは電子式よりも振子式を推奨しており、私自身もチューナーはメトロノームと別に使いますが、チューナーを使うときにセンサーを使わずに正しい音程の音を出して耳で音を合わせる時に、いちいちチューナーの音を手で変えて合わせるのが面倒だなぁ…って思っていたのですが、この新しいチューナーに搭載された機能ですと、自分が吹いた音に反応してその音に近い音をチューナーが自動的に出してくれますので、本当に便利ですね。

この新しい機能は、「サウンドバック機能」と呼ばれていて、「入力音に近い基準音をスピーカーで返す」そうです。


では、このサウンドバック機能が付いたチューナーをご紹介します。

まずは、KORG製の「TM-50」です。

     


こちらは、TM-50のマイク付きのセットです。

     


それにしても、「サウンドバック機能」が付いているのって本当に魅力ですよね!!!

実は私も欲しいのですが、今持ってるクリップ式のチューナーがまだ現役バリバリですので、次回購入のときにはぜひコレにしたいと思います(笑)

私が【音程】のカテゴリーの記事の中で、サックスで正しい音感を身に付けるには、チューナーや鍵盤楽器で正しい音程の音を出して、それをよく聴いてロングトーン練習をして、チューナーや鍵盤楽器の音と自分の吹いている音が1つに聴こえるように練習しましょうということを書いていたと思いますが、この「サウンドバック機能」の付いたチューナーがあれば、ハーモニーディレクターのような鍵盤楽器は不要ですよね。

前のモデルの「TM-40」には、基準音を出す「サウンドアウト機能」は付いていたのですが、自分で出す音をボタンを押して選ばないといけなかったのですが、この新しい「TM-50」の方は自分で選ばなくてもセンサーが吹いた音を感知して、その音を自動的に出してくれますので本当に便利です。

使い方としては、日々の基礎練習でこの「サウンドバック機能」を使って、まさに私が音程のトレーニングで書いていたように、自分の吹いた音とチューナーから出てくる音が1つの音に聴こえるようにロングトーンをするようにすればバッチリです!

これからチューナーを購入する予定の方は、ぜひこの「サウンドバック機能」付きのチューナーを購入して、正しい音感を身に付ける練習に役立てるとバッチリです。


…と言いながら、見ているとなんと録音機能まで付いたバージョンのものがありました(笑)

上記のTM-50の上位モデルで、TMR-50です。

     


そして、こちらはTMR-50のマイク付きセットです。

     


いやはや、恐れ入りました(笑)

この録音機能付きのモデルならば、ハンディーレコーダーも別に買う必要はないですよね~
実は、私はハンディーレコーダーも別でZoom製のH4を購入して使っているんですよね。


このTMR-50、かなり便利で優れものですので、今使っているクリップチューナーが壊れたら購入すると思います(笑)


自分の音を録音して客観的に聴いてみるのはすごくいい勉強になりますし、練習の際に自分の音をハンディーレコーダーで録音して聴くことをどなたかのご質問のアドバイスで何度か書かせて頂いた記憶がありますが、これ1台あれば普段の練習に必要な機能がほぼ全部オールインワンで収まっていますので、すごく便利ですよね。


最初からコレがあれば、クリップ式チューナーもハンディーレコーダーも買わなかったのに(笑)

しかも、お値段も1万円しませんので本当に便利でかなりイケてる小物だと思います。


それにしても、時代は一気に進化しましたね。

私が中学生の頃に使っていたチューナーもKORG製のもので、当時の価格で2万5千円もする高級品のチューナーを父親から渡されて使っていたのですが、今はその10分の1の価格で大きさは約5分の1、メトロノーム機能も搭載されてチューナーと同時使用ができるなど、恵まれた世の中になったと思います。


これからチューナーを購入されるという皆さんは、このような便利な機能がすべて1台に詰まったチューナーを利用しない手はないと思います。



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エチュード(練習曲)

今日は、エチュード(練習曲)について書いてみたいと思います。

皆さんは、エチュードという言葉を耳にしたことがありますか?

その昔、松田聖子さんの曲で、「野ばらのエチュード」という曲がありましたね(笑)
また、かなり昔ですが、マツダの車にも「エチュード」という名前の車があったと思います。

しかしながら、最近では普段の生活ではエチュードという言葉も耳にしなくなりましたね。

エチュードはフランス語で、「練習曲」という意味です。


フランスと言えば、セルマーの原産国ですよね(笑)

ウィキペディアで調べてみると、エチュードは…

「練習曲 - 声楽や楽器演奏の習得、また特定の技巧の向上を目的に演奏される」とあります。

そうです。エチュードは、サックスを吹く上での演奏上の技術向上を目的に作られた「練習曲」のことを指します。


当ブログでも【教則本】のカテゴリに、サックスの演奏技術向上のための超定番エチュードをいくつか紹介しています。


(初級者用)
 ・サクソフォンのための50の易しく漸新的な練習曲 第1巻 (ラクール)



 ・サミによるサクソフォンのための24のやさしい練習曲




(中級~上級者用)
 ・サクソフォンのための練習曲 25の日課練習 (クローゼ)



 ・サクソフォン教程 18の技術練習、または練習曲 (ベルビギエ)



 ・サクソフォンのための50の易しく漸新的な練習曲 第2巻 (ラクール)



などがあります。

これ以外にも多くのエチュードが出版されていますが、一番メジャーで私も練習で使用してきたものはこの5つぐらいですかね。

音大や音高を受験される方は、これらのエチュード以外にも先生の指定で色んなエチュードを使って練習されると思います。

中高生の皆さんでも、吹奏楽コンクールの全国大会レベルの学校の吹奏楽部に所属している方や、音大、音校などの受験を目指して先生のレッスンに付いているような方は、これらのエチュードの名前は本当に当たり前のように耳にするものばかりで、実際に使っているという人も多いと思います。


上記に挙げているエチュードは、昔からよく使われているものばかりで、主にクラシカルサクソフォーンを本格的に練習する人向けに作られた練習曲です。

私も上記以外にもいくつかのエチュードを練習しましたが、色んなエチュードを練習してみると分かるのですが、違うエチュードなのにところどころ同じような似たフレーズが出てきたりして、「あれ?このフレーズどこかで吹いたことがあるぞ???」ってなります(笑)

これは、サックスを練習して上達していく過程で、例えばフィンガリング(運指)の難しいパターンなどは決まっていますので、どのエチュードでもサックスで演奏するのが難しい運指を使った似たようなフレーズなどがあちこちに織り交ぜられていて、ちゃんと練習するとサックスの技術が確実に上がっていくように作られているからです。

よく、ミュージックスクールでサックスを始められる人がいると思いますが、それほど本格的にはサックスを習わず、例えば自分の知っている曲や好きな曲が吹けるようになりたい!ぐらいの人であれば、これらのエチュードとかは使わずに、インストラクターが「アルトサックス名曲集」など曲集の中から、とっつきやすい曲などを練習曲に選んで吹いていると思います。

しかしながら、本気でサックスが上手くなりたい!!!と思っている人は、上記に挙げたようなエチュードをコツコツと練習していくことで、本格的な演奏技術の向上を図ることができます。


次にエチュードの使い方ですが、これと言って特別な使い方というものはなくて、基礎練習の1つの項目として普通に日々練習していきます。

例えば、最初は音出しでロングトーンをした後に、須川先生のトレーニングブックで音階スケールの練習をして、基礎練習の仕上げにこれらのエチュードを練習するといった感じです。

エチュードは、中にいくつかの曲が含まれていて、たいてい最初のページはそのエチュードの中でも一番易しい曲が収録されていて、ページが進むにつれて調号なども増えていき、だんだん曲が難しくなっていきます。

上記に挙げている初級者用のエチュードであれば、最初の方の曲は普通の簡単な楽曲と同じぐらい易しい曲が収録されていますので、安心して始められると思います。

また、エチュードは、音階スケールの楽譜とは違って、それぞれの収録曲が1つの「曲」ですので、それぞれの曲には指定されたテンポがあり、強弱記号やスラー、スタッカート、アクセントなどの記号が盛り込まれていますので、楽譜で指定されたテンポ、強弱記号、アーティキュレーションなどを正しく守りながら練習していきましょう。

曲がだんだん難しくなってくると、最初は指定テンポで吹くのが難しかったりしますので、そんな時は、テンポをゆーーーっくりで結構ですので、メトロノームのテンポを落としてゆっくりのテンポから練習して、少しずつテンポを上げて練習していきます。


いかがですか???普通の曲の練習をするのと同じ要領ですよね。

エチュード(練習曲)と言っても、特別な練習をするという訳ではなくて、練習方法は普通の曲を練習するのと方法は何も変わらないのですが、これらのエチュードはサックスの演奏技術を効果的に向上させるように書かれていますので、普通の曲の練習と同じように練習することで自然とサックスを吹くのに必要な演奏技術が身に付くように作られていますので、サックスをもっと本格的に吹けるようになりたい!!!と思っている皆さんは、ぜひこれらのサックス用のエチュードを基礎練習の一環として使用して下さい。


さて、いかがでしたでしょうか?

今回は、基礎練習のカテゴリの記事として、「エチュード(練習曲)」について書いてみました。

ある程度サックスが吹けるようになって、歌謡曲やポップス、簡単なジャズのスタンダードナンバーぐらいは何とか吹けるようになったけど、頭打ちしてしまってそこから思うように上達しないという方は、ロングトーンや音階スケールの基礎練習に加えて、ぜひ上記のサックス用に書かれたエチュード(練習曲)を練習していってみて下さい。

「継続は力なり」

エチュード(練習曲)は皆さんにとっては楽しい曲ではないかも知れませんが、「絶対に上手くなりたい!」という気持ちを大切に我慢強く継続的に練習していくことで、確実に力は付いてきますので、皆さんも頑張りましょう!




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Ligaphone UNIVERSAL (リガフォン ユニバーサル)

今日は、またまたリガチャーについて書きたいと思います。

リガチャーについては、これまでも私の愛用リガチャーから、楽器店で試奏した様々なリガチャーのあれこれ、リガチャーを変えることによる効果などを書いてきました。

今日は、私が今アルトで愛用しているフランスのリガフォン(Ligaphone)のリガチャーで、ユニバーサルというリガチャーについて紹介したいと思います。

私の愛用しているリガフォンのLigaphone Orchestre GP については、過去の記事を参考にして下さい。

http://takasax.blog39.fc2.com/blog-entry-132.html

私の使っているリガフォンのリガチャーは、アルトとB♭クラリネットの兼用リガチャーなのですが、今回紹介するユニバーサルは、リガチャーの上半分の逆締めネジの部分がワイヤーによる可変式の留め金になっていて、マウスピースの径に関係なく、ソプラノからバリトンまでの楽器に対応できるリガチャーなんですよ。

とりあえず、どんな感じなのかを見てみましょう。

まずは、ゴールドプレート(GP)のモデルからです。


【リガフォンGPオーケストラ】



・24金メッキ仕上
・オーケストラ(薄いパッド)…パワフルで艶やかな音色
・Eb・B♭・アルト・バスクラリネット、 ソプラノ・アルト・テナー・バリトンサックス用

まずオーケストラモデルですが、私の愛用しているモデルの可変式バージョンです。
リードの当たるパッドの部分が薄手の布パッドになっていますので、吹いた時の抵抗感も少なく、BG Tradition GP に比べると楽に音が出ますし、吹いた時の吹奏感は軽い感じで、音色は華やかで明るい音がすると思います。



【リガフォンGPクラシカル】



・24金メッキ仕上
・クラシカル(厚いパッド)…豊かで明るめの音色
・Eb・B♭・アルト・バスクラリネット、ソプラノ・アルト・テナー・バリトンサックス用

次はGPのクラシカルですが、こちらは私の愛用しているモデルよりもリードの当たる部分のパッドが厚手になっていますので、オーケストラに比べると吹いた時の抵抗感も強めで、音色はオーケストラよりも少し落ち着いた感じの音になると思います。



次は、ブラックニッケルメッキのバージョンですね。

【リガフォンブラックニッケルオーケストラ】



・ブラックニッケル仕上
・オーケストラ(薄いパッド)…パワフルで艶やかな音色
・Eb・B♭・アルト・バスクラリネット、 ソプラノ・アルト・テナー・バリトンサックス用



【リガフォンブラックニッケルクラシカル】



・ブラックニッケル仕上
・クラシカル(厚いパッド)…豊かで明るめの音色
・Eb・B♭・アルト・バスクラリネット、 ソプラノ・アルト・テナー・バリトンサックス用


私の持っているリガフォンの説明書には、ブラックニッケルではなく、ブラックシルバーという名前で書かれていました。

ブラックニッケルですとメッキの特徴から想像すれば、ゴールドメッキのきらびやかな響きの音色に比べるとシブめの音色になるように思います。

試奏レポートでも書いていますが、キャノンボールのブラックニッケルメッキのテナーを試奏したことがあるのですが、ブラックニッケルメッキは吹いた時のレスポンスが相当よくて、音の立ち上がりもすごくいいので、このリガフォンユニバーサルのブラックニッケルメッキのリガチャーもレスポンスのいいシブい感じの音になるような気がします。

ですので、ジャズなどをされている方はブラックメッキ、吹奏楽やクラッシックをされている方は、ゴールドメッキのものが適していると思います。

また、抵抗感が弱めの吹奏感が好きな人はオーケストラ、抵抗感が強い吹奏感が好きな人はクラシカルを選ばれるといいと思います。


私がリガフォンのリガチャーを購入した時は、このユニバーサルの存在を知りませんでしたので、アルト用のものを購入しましたが、もしこのユニバーサルの存在を知っていれば、ソプラノも吹きますので、このユニバーサルを購入していたと思います。

マウスピースの径とリガチャーには相性がありますので、可変式で調整のできるリガフォンのユニバーサルはすごく便利だと思いますし、何よりも今の一番の私のお気に入りのリガチャーの可変式リガチャーですので、オススメです。


私のようにソプラノ、アルト、テナー、バリトンと、複数の楽器を掛け持ちする人にとっては嬉しいリガチャーですね。

BG Tradition GP のリガチャーに比べると、価格も安いですし、コストパフォーマンスにも優れたすごくいいリガチャーですので、みなさんもぜひ一度お試し下さい!




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息を入れた方が指が回る

今日は、「息を入れた方が指が回る」というタイトルで記事を書きたいと思います。

サックスを始めてからある程度運指も覚えたし、簡単な曲も吹けるようになってくると、少しずつ難しい曲にチャレンジするようになると思います。

吹奏楽部でサックスを吹いている中高生の皆さんですと、コンクールの課題曲や自由曲でも結構難しい曲をやることになると、16分音符がたくさん出てくるような、いわゆる「速い運指」の曲を仕上げないといけなくなってくると思います。

アンブシュアや息の入れ方、腹式呼吸などはサックスを吹く上で非常に大切なことですが、速い運指の曲を練習するようになってくると、速い運指に気を取られてしまって、楽器にお腹からしっかりと息を入れることがおろそかになってきます。

アンブシュア、息の入れ方、腹式呼吸と並んで、速い運指で曲を吹くことは、サックスを吹いている人だと必ずぶち当たる壁の1つです。

16分音符が並んでいる真っ黒な楽譜を見ただけでも、練習する気力が失せてしまうという人もたくさんいるのではないでしょうか?(笑)

上手な人の演奏や、プロの演奏などを聴いていると、速い指回しのフレーズとかは本当にカッコイイですし、思わずスゴイ!!!って思って、自分もあんな風に吹けたらいいのに…って思うのではないでしょうか。

しかし、実際に楽譜を見て自分で同じフレーズを吹いてみると、指が全然動かなくて、速いフレーズが全然吹けない…


速い指回しのフレーズを吹くためには、どうすればいいですか?という質問をよく頂くのですが、他の記事でも書いていますが、答えはいたってオーソドックスで単純です。

以下の5つのポイントに従って練習すれば、速い指回しのフレーズでもちゃんと吹けるようになります。

 1.普段から音階スケールの練習をしっかりする。
 2.吹きたいフレーズを頭にしっかりと焼き付けて、自分の口で歌えるようにする。
 3.ゆっくりのテンポから練習して、徐々にテンポを上げて練習する。
 4.リズムパターンを変えて練習する。(「速いパッセージの練習方法」の記事を参照)
 5.息をしっかり入れて吹く

そして、この記事で私が言いたいポイントは、5番目に書いている「息をしっかりと入れて吹く」ということです。

1番目は、普段からの基礎練習で、音階スケールをすることによって指がスムーズに動くように練習しておくということで、2番目は吹きたいフレーズを頭でイメージする練習、3番目は速い指回しの練習では一番オーソドックスな練習法で、4番目は指が転ばないようにするための練習で、プロもやっている練習法です。

そして5番目ですが、これは実際に速い指回しのフレーズを練習してみるとよく分かることなのですが、息をしっかりと入れた方が、不思議なことに指が速く回ってくれるんですよ。


たいていの人は、指回しの速いフレーズになると、自信がなくて入れる息もついつい引いてしまって、音も小さくなってしまっていませんか?

速いフレーズが吹けないので、指が回らないのが聴こえてしまうのが恥ずかしくて、つい息を引いてしまっているという人は結構たくさんいると思います。

しかしながら、息を引いてしまうと、余計に速いフレーズで指が回らなくなってしまうんですよ。


練習の時に、実際に試してみるとよく分かると思いますが、速い指回しのフレーズを何度も繰り返して吹く練習をしている時に、指使いを間違えてもいいので、思い切って息をしっかりと入れて吹いてみて下さい。

速い指回しのフレーズを、息をしっかり入れて吹き切るような感じです。

速い指使いのフレーズをうまく吹く自信がないという人ほどしっかり息を入れてみて下さい。



さぁ、みなさんはいかがでしょうか???

上にあげた5つのポイントのうち、1~4のポイントを無視して、いきなり息をしっかり入れたからといって速い指回しのフレーズが吹けるようになる訳ではないですが、1~4のポイントをしっかりと押さえた上で、息をしっかりと入れて吹くようにすれば、自信がなくて息を引いてしまっていた時よりも指はちゃんと回ってくれるようになります。


ちゃんと練習しているのに、なかなか速い指回しのフレーズが吹けるようにならないという人は、ぜひこの「息をしっかりと入れる」ということを意識してみて下さい。


間違えたらカッコ悪いとか、うまく吹けなかったらどうしよう…という意識を捨てて、思い切って息を入れるようにすると、「えっ?、指が回るじゃん!」という風になります。

これは、変な気休めや精神論とかじゃなくて、実際にやってみると本当にそうなってくれますので、みなさんもぜひ試してみて下さい。



テーマ:吹奏楽 - ジャンル:音楽

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