ミストなサックス

これまでのサックス人生を振り返りながら、サックスを吹くアマチュアプレーヤーの上達のヒントや情報交換の場になればと思い、当ブログを立ち上げました。

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Cadeson A-902V W/SE (A-902Vの特別豪華彫刻仕様モデル)

今日は、先日試奏した4本の楽器のうちの最後の1本の試奏レポートです。

Cannonball と同じ台湾で製造された、最近ではすっかり人気のメーカーとなった、カドソンのアルトサックス Cadeson A902V W/SE です。

カドソン

Cadeson A-902V W/SE
価格: \404,250円
(本体価格: \385,000円 消費税: \19,250円)

このモデルは、A-902Vというモデルに、超豪華な彫刻を施したもので、色は濃いゴールドのヴィンテージラッカーです。

カドソンのサックスと言えば、昔は全く見たことも聞いたこともなくて、ここ最近になって出てきたサックスで、台湾製のサックスだけどものすごく完成度が高くていいという評判がたちまちに広まり、プロのプレーヤーとかでも、セルマーを吹いている人がこのカドソンのサックスに乗り換える人がどんどんと出てきたということで、一気に人気機種の楽器になりました。

私も、カドソンはすごくいいということで、噂はよく聞いていたのですが、実際に吹いたことがなく、今回がカドソンを初めて試奏するということで、どんな音の出る楽器なのかが非常に楽しみでした。

カドソンのサックスと言えば、つや消しのヴィンテージモデルのような、アンティークサテン仕上げのモデルがジャズとかでよく使われていて、プロ奏者の佐藤達哉さんの選定モデルなどがよく店頭にも並んでいます。

今や大人気のカドソンのサックス、以下にレポートを書きます。

試奏楽器の提供は、JEUGIA 梅田ハービスENT店さん です。


カドソン 2

【 試奏データ 】
楽器: Cadeson A-902V W/SE (A-902Vの特別豪華彫刻仕様モデル)
マウスピース: Selmer S90 180
リード: Rico Grand Concert 3 1/2
リガチャー: BG Traditional 5 micron



カドソン 3


【 ルックス 】
 濃いゴールドのヴィンテージラッカーの美しくて高級感溢れる管体は、Cannonball のヴィンテージラッカーシリーズと同じく、台湾製のサックスとは思えないですね。
このモデルは、A-902Vに豪華な彫刻を施したモデルで、管体の彫刻も非常に美しいですね。
カドソンのサックスは、セルマーのサックスをモデルにして作られたと言われており、ルックスもセルマーによく似た感じに仕上がっています。


【 音色 】
 なんじゃぁ、このサックスはぁ~~~?!?!?!
いきなり変な言葉が出てしまいましたが、決して変だという意味じゃないですからね(笑)
思わず吹いてビックリ!!

私が今まで27年間サックスを吹いてきて、いろんな楽器を吹いて来ましたがが、この楽器が恐らく一番音抜けのいい楽器だと思います。

新品の楽器にも関わらず、いきなり吹いてもこの抜群の音抜けと音の響きの良さ……
私の中では、「ありえない・・・」の一言でした。

マウスピースを付けて、普通に吹いて音を出してみたのですが、音の立ち上がり、音抜け、音の響きと、今まで吹いてきた楽器の中のどの楽器よりも優れており、それほど息を吹き込んでもないのに、管体全体が響き渡り、芯のある太くて遠くまで届くような音が簡単に出てしまうのです。
サムレストとサムフックは、金属製のものが標準装備されていますので、それも大きく影響しているのかも知れませんね。

例えば、セルマーの楽器とかですと、新品の楽器を購入してから、何年もその楽器をじっくりと吹き込んでいくことによって、音の響きや音抜けがだんだんとよくなってきて、楽器が成長してくるのですが、このカドソンの楽器は、新品の楽器のうちから既に育ってしまっており、しかも育ちすぎと感じるぐらいの感じですね…

音色は、とにかく音がめちゃくちゃ明るくて華やかで、パァーーーっと音が広がるような音色ですね。

総銀製のシルバーソニックの楽器に息をかなり吹き込んだ時のような音が、息をそんなに入れなくても楽々と出せてしまう感じですね。

これは、初心者の方が吹いても相当いい音が出ると思います。


【 吹奏感 】
 私もこれまたビックリしてしまったのですが、楽に普通に吹いただけでも、よく響く太い音が出ますし、他のどの楽器よりも軽く吹いただけで楽器全体が響き渡るような楽器ですね。楽器を吹いた時の抵抗感はそれほど強くないのですが、そんなに息を入れなくても本当に楽器がよく鳴ってくれます。

息の量も圧力も共に強いタイプの私が、普通にこの楽器を吹くとうるさいぐらいに楽器が鳴ってくれて、「あ、俺はそこまで音を響かそうと思ってないんだけど…」って思っても、楽器が勝手に響いてくれる感じですね(笑)

私にとっては、おいおい、そこまでよく響いて鳴ってくれなくても大丈夫だってば…って思うほどの楽器です(笑)

しかしながら、この楽器にもやはり欠点はありましたよ!(笑)

これだけ楽器がよく響いて、音抜けもレスポンスも抜群であるにも関わらず、フラジオについては少し出しにくい楽器ですね。楽器が楽によく鳴りすぎてしまうせいなのか、何が原因なのかはよく分かりませんが、フラジオの音の当たりが少し悪く、フラジオの音程のコントロールも少しし辛いですね。


【 キーアクション 】
 キーアクションは、カッチリとした少し硬めの感じで、セルマーのSERIEⅢに近いキーの感覚ですね。キーは少し硬い感じがあるかもしれませんが、かなりキーのレスポンスが良く、速い運指などにはバッチリ対応してくれますし、キーアクションについてはセルマーのSERIEⅢのような感じのキーアクションで申し分ないですね。また、右手のキーは指の短い日本人でも余裕で押さえられるようなコンパクトで近めのキーポジションですので、手の小さい方や女性の方でも安心ですね。


【 所感 】
 今回、私も初めてカドソンのサックスを吹かせて頂いたのですが、本当に台湾製のサックスってどうしてこんなにいい楽器ばかりが出てるのでしょうね?

台湾製のサックスは、日本に輸入された後、店頭に並ぶ前にタンポの総交換や、楽器の組み立て直しなどを行って、製品のチェックや管理体制がしっかりしているとのことでしたので、おそらくそういうところも、楽器の完成度の高さに現れてきているのでしょうね。

それにしても、買ったばかりの新品のサックスの音抜けや鳴りがいきなりここまでいい楽器というのは、他には私もまだ吹いたことがありませんね。

この楽器は、まさにこれからサックスを始めようとされている方や、レンタルの楽器から新しい自分の楽器を買いたいと思っているようなビギナーの方には是非ともオススメの楽器だと思います。

店員さんとも話をしたのですが、私がこのような感想を言うと、「実は、最近ではカドソンからサックスを始められる人ってものすごく多いんですよ。」という返事が返って来ましたので、やっぱり思った通り初心者の方がファーストサックスとして購入されているのだな…と妙に納得してしまいました。

それにしても、新品の楽器でここまで音抜けがよくて、よく響く楽器があったとは本当に驚きでしたね。

この、A-902 W/SE のモデルはお値段もかなりいい値段がすると思いますが、セルマーのSERIEⅡやSERIEⅢの購入を考えていらっしゃる方や、これからサックスを始められる方、マイ楽器を購入される方で、一生使えるような1本を購入したいと考えていらっしゃる方には、本当にオススメの楽器ですね。また、同じカドソンでもう少しお安いモデルを検討されるのもいいと思います。

いや~~~、台湾製のサックス恐るべし!!!


いかがだったでしょうか?

今回は、ソプラノ、アルト、テナーと合計4本の楽器を試奏してレポートしました。


初心者の方や、楽器の経験がまだそれほどなくて、楽器の違いなどがよく分からない…という方もいらっしゃったと思いますが、次なる企画では、初心者の方やビギナーの方が購入を検討する、10万~15万円前後のお手頃価格のサックスをいろいろと試奏して、初心者の方の楽器購入にも役立つようなレポートをしたいと考えていますので、また楽しみにしておいて頂ければと思います。

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テーマ:吹奏楽 - ジャンル:音楽

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