ミストなサックス

これまでのサックス人生を振り返りながら、サックスを吹くアマチュアプレーヤーの上達のヒントや情報交換の場になればと思い、当ブログを立ち上げました。

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息の圧力

今日は、「息の圧力」について書いてみたいと思います。

今までのブログでは、「息のスピード」、「息の向き」、「息の入れ方」などについて書きましたが、それと同じぐらい大切なものが、この「息の圧力」です。

学校の吹奏楽部でサックスを吹いている中高生の皆さんですと、先生や先輩から、「もっと息に圧力をかけて吹いて!」と注意された方も多いのではないでしょうか?

この「息の圧力」をかけるということは、実は腹式呼吸と大きく関係していて、楽器に吹き込む息にお腹でグッと圧力をかけてやることを指します。

「息の圧力」が不足していると、音が薄っぺらくてあまり響かない音になってしまいます。

では、息に圧力をかけるにはどのようにすればいいのでしょうか?


まずは、息に圧力がかかっている状態がどんな状態かをまず知らなければ、息に圧力をかけてと言われても難しいと思います。

ここで、息ではないのですが、「圧力がかかっている気体」を「圧力がかかっている息」の代わりに考えてみましょう。

みなさんは、炭酸飲料は好きですか?

私は、胃が弱いくせに炭酸飲料が大好きで、たまに夜中とかに無性に飲みたくなってコンビニに走ることがあります(笑)

それでは、炭酸飲料でも有名なコカコーラのペットボトルが目の前にあるとします。

そして、そのコーラのペットボトルを思いっきり振って下さい(笑)
そうするとどうなりますか?

ペットボトルの中では、コーラから炭酸の小さな泡が出てきて…

もう誰もフタを開けたくないですよね?(笑)


この時、ペットボトルの上の部分にはコーラから出てきた炭酸が、ギューーーーーっと圧縮されている状態になっています。

そして、フタを普通に開けてしまうと、中からものすごい勢いで炭酸の泡と一緒にコーラが溢れ出てきてしまいますよね(笑)

それでも、フタを開けてコーラを飲まないといけないとしたら、みなさんはどうしますか???


おそらく、ペットボトルのキャップをすこーーーーーーしだけひねって、炭酸が吹き出ないように炭酸を抜こうとしませんか?(笑)


その時は、わずかに開けたフタの隙間から、「プシューーーーーーーーー!!!!!!」とものすごい音で炭酸が出てきますよね?

そうです。もうお分かりですよね?


この、「プシューーーーーーーーー!!!!!!」というのが、気体に圧力がかかっている状態です。

この時の炭酸を「息」、わずかに開いたペットボトルの隙間が「口の中」という風に考えてもらえば、サックスを吹く時に息の圧力をしっかりとかけるというイメージが分かると思います。

例えば、ペットボトルの中が普通の水だったらどうなるでしょう?

いくら振っても炭酸が入っていませんので、ペットボトルの上の部分に溜まっている空気には圧力はかかりませんので、フタをひねって開いても、「プシューーーーーーーーー!!!!!!」とはなりませんよね?

炭酸の入った液体を振って、炭酸でペットボトルの上に溜まっている空気に圧力をかけてやることと、サックスを吹く時に、吹き込む息にお腹で圧力をかけてやるのは、気体に圧力をかけるという意味では同じイメージです。

つまり、圧力のかかった息を口から「フーーーーーーーーーーッ!!!!!」と勢いよく出してやると、息の音がします。

ところが、息に圧力が十分にかかっていないと、口から息を強く吐いても、なかなか大きな息の音がしないと思います。

そこで、口から出す息に圧力をかけてやるには、お腹の力を利用してやる訳です。

腹式呼吸の記事でも書いていると思いますが、腹式呼吸は息をお腹で吸って吐いてやるのですが、吸った息を吐く時に「お腹をヘコませない」ようにして、逆に息を吐く時に「お腹を前に突き出す」感じで吐いてやることでお腹に力が入り、息にしっかりと圧力をかけることができるようになります。

息を吐く時に、「お腹をヘコまさない」ようにすると「お腹を前に突き出す」感じになると思います。

息を吐く時にお腹をヘコませるとどうですか?
多分、お腹に力が入りませんし、吐く息をお腹で強く押し出すことが難しいと思います。

先日、この息に圧力をかけることをテナー奏者に教えていたのですが、その方は腹式呼吸はできている(お腹で息をすること)はできているのですが、息を吐く時にお腹をヘコませていましたので、息に十分な圧力がかかっていない状態で、音にも響きがなかったのですが、お腹をヘコまさないように息を強く吐くことを教えると、息に圧力がかかるようになって、音もガラッと変わってよく響く音になりました。

ただ、今までずっとお腹をヘコます癖がついてしまっていましたので、意識しないとまたお腹をヘコましてしまって息に圧力がかからなくなってしまいましたので、毎回息を入れる時には、意識してお腹をヘコまさないで息を吐くようにして、それを習慣にするようにと指導しました。

ここで注意点ですが、息に圧力をかけてサックスを吹くようにすると、ほとんどの人が息の圧力に負けて、口の中が広がってしまうと思いますので、そこを我慢して、お腹で息に圧力をぐーーーーーーっとかけて息を吐いても、決して口の中が広がらないようにすることが大切です。

この、「お腹で息に圧力をかける」ことができるようになると、息のスピードコントロールがすごくしやすくなります。

つまり、息にしっかりと圧力がかかっていると、口の中の広さを狭くしてやるとかなり息のスピードが付きます。

お腹で息にしっかりと圧力をかけることができない人は、必要な息のスピードに合わせて息の圧力も弱めたり強めたりしてしまいますので、音がよく響かない音になってしまうのです。

サックスを吹く時は、ff(フォルテ)の時も、pp(ピアニシモ)の時も、どちらもお腹でしっかりと息に圧力をかけた状態にしてやる必要があります。

そして、音量の調節は圧力を強めたり弱めたりして調節するのではなく、口の中を広くしたり、狭くしたりして「息の量」を調節することで音量を調節してやります。

小さな音(pp)で吹く時は、圧力のかかった息を少なく出して、大きな音(ff)で吹く時は、圧力のかかった息を多く出してやる訳です。

圧力のかかった息を出すと大きな音が出てしまうという方は、口から出す息の量が多いということですので、口の中を狭く狭くしてやって、息の通り道を狭くしてやることで息の量を減らしてやって下さい。

そうすると、お腹でしっかりと息に圧力をかけても、大きな音ではなくて、小さな音だけどよく響く音が出ます。

pp(ピアニシモ)で吹いて!と言われた時に、音がかすれてしまったりして小さな音がちゃんと出ない人は、息の量を減らすと同時に、息の圧力も下げてしまう癖があるからです。

また、pp(ピアニシモ)で吹く時に、お腹でしっかりと圧力をかけると大きな音が出てしまう人は、息の量がまだまだ多いということですので、口の中を究極に狭くして、息にかける圧力はそのままで、息の量をかなり極端に減らしてみて下さい。
お腹で息に圧力をしっかりかけると、口の中が広がってしまいそうになりますので、そこは我慢我慢です。

そうすることで、本当によく響く小さな音が出るようになると思います。


これができるようになるには、毎回練習の時に意識して吹くようにしないと、習慣が付くまではなかなか難しいと思いますので、根気よく練習するようにしましょう。


ということで、今回は「息の圧力」について書いてみましたが、いかがだったでしょうか?

「息の圧力」はサックスを吹く上で非常に大切な要素の1つですので、みなさんもぜひマスターして下さい。


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| コメント:4 | トラックバック:0 |
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この記事のコメント

> あるとん2号 さん

こんばんは。管理人の Taka です。コメント、ありがとうございます。

息を吐く時に、お腹をへこましてしまう方は結構いらっしゃると思います。
ブログの記事にも書いていますが、お腹をへこますとお腹に力が入りにくくなってしまうのと、息持ちも悪くなってしまいます。

あまり意識しすぎると体に力が入ってしまいますので、楽な気持ちでやってみるといいと思います。
今までずっとそうしてきたものは、急に変えるといってもなかなか難しいと思いますので、気長に練習して習慣付けていく必要があります。

たとえすぐに直らなくても、いつも意識して練習しているとだんだん身体が覚えてきますので、すぐにできなくてもあせらずに、継続的に練習していきましょう。


> あと、息を吐いてるうちにだんだんおなかがへこんでいくのですが、どうすればいいでしょう?

以下の2つに注意して練習してみて下さい。

まず1つ目ですが、「お腹の腹筋にぐっと力を入れる」ようにして下さい。
お腹にぐっと力を入れると、腹筋が硬くなってお腹がへこみません。
腹筋に力を入れるタイミングは、息を吐く最初から腹筋に力を入れてみて下さい。
息が減ってきてからですと、お腹に力が入りにくくなります。
腹筋に力を入れる感覚が分かりにくいようでしたら、「つま先から息を吐くようなイメージ」で吹いてみて下さい。
実際につま先から息を吐くなんてできっこないですが、頭でイメージして息を入れると横隔膜が下にさがって、腹筋に力が入るようになると思います。

2つ目は、息を吐いていくと、当然お腹の息が出ていきますので、お腹がへこんでいきそうになると思いますが、そこをぐっとこらえて、お腹の息が減ってきたら「お腹を前に突き出す」ようにしてみて下さい。
お腹を前に突き出す感覚がつかめないようでしたら、息が減ってきたら無意識に姿勢が前かがみになってくると思いますので、そこで前かがみにならないように注意して、背筋を伸ばしてやるとお腹を前に突き出しやすくなります。
背筋を伸ばして、お腹を前に突き出すようにすることで、お腹が広がるようになりますので、息持ちがよくなります。


頑張ってくださいね!^^
2012-04-29 Sun 01:24 | URL | Taka #-[ 編集]
はじめまして。
中3のアルト&ソプラノ担当です。
私はいつも息を吐くとき、おなかをへこましていたので「まちがってたのか~・・・」と少しショックです(笑)

ただ今PCの前でやってみているのですが
体がかなり力みます。
あと、息を吐いてるうちにだんだんおなかがへこんでいくのですが、どうすればいいでしょう?
お願いします。
2012-04-28 Sat 17:15 | URL | あるとん2号 #4Kjo4XdA[ 編集]
> 桜さん

こんばんは。管理人の Taka です。

コメント、ありがとうございます。

息の圧力、すごく大切ですので、日々の練習で意識しながら頑張って下さい!
2012-03-07 Wed 01:51 | URL | Taka #-[ 編集]
ちょうど今悩んでいたことでした 
すぐに分かるなんてすごい嬉しいです 
ありがとうございました           
2012-03-04 Sun 07:01 | URL | 桜 #-[ 編集]

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