ミストなサックス

これまでのサックス人生を振り返りながら、サックスを吹くアマチュアプレーヤーの上達のヒントや情報交換の場になればと思い、当ブログを立ち上げました。

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リガチャー変えるとそんなに変わるの?

はい、そんなに変わります!(笑)

…ということで、変な始まりになりましたが、今日はリガチャーについて書いてみたいと思います。

これまでの記事でも、リガチャーについて色々と書いてきましたが、今日は改めてリガチャーについて書いてみたいと思います。

リガチャーと言えば、マウスピースにリードを留めるためのパーツですが、このリガチャーがサックスの音色や吹奏感に及ぼす影響が非常に大きいです。

サックスを始めたばかりの初心者の方ですと、リガチャーが変わると音色や吹奏感がガラっと変わってしまうと言ってもピンと来ない人も多いのではないでしょうか。

実は、この私も最初はリガチャーについては特に意識もしていなかったので、中高生の頃は使っていたマウスピースにもともと標準で付属していたものを使っていたのですが、社会人になってからリガチャーを変えてみて、その吹奏感や音色の変化に衝撃を受けてからは、自分のお気に入りのリガチャーをずっと使い続けてきました。

私がサックスを始めた中学生の頃の記憶として残っているのは、中学の先輩が「ハリソンのリガチャーだぞ~!」とか言いながら、普通のリガチャーを逆に付けてネジを締めてふざけて吹いていたのをよく覚えています(笑)

今では、中高生の皆さんでも吹奏楽の盛んな学校にいらっしゃる方ですと、先生や先輩からのオススメでいいリガチャーを買って使っている人も多いと思いますが、中には「リガチャー変えるとそんなに変わるの?」と思っていらっしゃる方も多いかも知れませんね。

でも、その答えは・・・

「はい、すごく変わります!」です(笑)


実は、先日私のブログのリガフォンのリガチャーの記事にコメント頂いた方も、リガフォンのリガチャーが届いて試したところ、今までよりも全然音が良く響くようになったということで喜びのメールを頂きました。


私がこれまでの記事に何度か書いた記憶があるのですが、サックスという楽器は、口に近いパーツほど吹奏感や音色に及ぼす影響が多い楽器ですので、口に近いパーツ、つまり、マウスピース、リード、リガチャーについては、いいものを使えばそれだけ音も出しやすくなり、音色も使うモノによって大きく変わります。

例えば、マウスピースですとクラッシックでよく使われるハードラバーの黒いマウスピースと、ジャズやフュージョンでよく使われているメタルのマウスピースでは、同じセルマーの楽器を使っても、出てくる音の方向性が全然変わってきます。

また、リードについても、マウスピースとの相性によって適した硬さも変わってきますし、シングルカットやダブルカットのリードのカットの違いによっても音が変わってきたりします。

それと同じように、リガチャーについても色んなメーカーから色んな種類のリガチャーが出ていますが、使うリガチャーによって音色や音の響きが全然違ってくるのです。


それでは、リガチャーの違いでどんな風な違いが出てくるのかを書いてみたいと思います。

まず、リガチャーの見た目で大きく違うのは、リードを留める時に締めるネジの本数ですね。

ハリソンやウッドストーンなどのリガチャーには2本ネジが付いていますし、今のセルマーの標準リガチャーやBG、私の使っているリガフォンなんかは1本ネジですよね。

私も色々なリガチャーを試してみましたが、このネジの本数による音色や吹奏感の違いはそれほどないように思います。

それよりも、音色や吹奏感に大きな影響を与えるのは、リガチャーの塗装の材質が何なのかと、リードに接触する部分がどのような構造になっているかで音の響きや吹奏感が大きく違ってきます。

まず、塗装の材質ですが、値段の安いリガチャーは、塗装に「ゴールドラッカー」という「金色」のラッカーが使われているのですが、この「ゴールドラッカー」のリガチャーは吹いても音色や吹奏感が変わることもありません。

セルマーの標準で付いている1本締めのリガチャーがこのゴールドラッカーのリガチャーです。


【セルマー標準リガチャー(ゴールドラッカー)】



このリガチャーは、「GL LIGATURE SAXPHONE ALTO GOLD」ということで、GLですのでゴールドラッカーということになります。

金メッキのリガチャーは、GP(ゴールドプレート)という名前が付いているもので、見た目は分かりにくいのですが、金メッキ(GP)のリガチャーですと、ゴールドラッカーのリガチャーとは全然違って、音色も深くてよく響く音になります。


以下が上と同じセルマーの標準リガチャーですが、塗装が金メッキ(GP)のモデルになります。


【セルマー標準リガチャー(金メッキ)】



同じセルマーの標準リガチャーでも、金メッキになると値段が倍以上に跳ね上がりますね(笑)

上のゴールドラッカーのものと形状は全く同じですが、塗装に本物の「金」を使っていますので、響きも全然違いますし、値段は倍以上になりますが、響きは格段によくなりますので値段が倍以上になっても、それだけお金を出す価値は十分にあります。



また、銀メッキのリガチャーは、SP(シルバープレート)という風に書かれています。
銀メッキのリガチャーの特徴は、金メッキのとは違って、パワフルな響きがします。

以下がセルマーの銀メッキのリガチャーです。


【セルマーリガチャー(銀メッキ)】



これも、リガチャーは銀メッキですので響きがパワフルになりますので、金メッキのリガチャーとは響きが違ってきます。

銀メッキの場合は、音が響きすぎるぐらいパワフルな感じになりますので、慣れていない人とかですと音の響きをコントロールするのが難しいかも知れません。


それ以外ですと、ピンクゴールドのメッキ(PGP)がありますね。
ピンクゴールドメッキは、普通のゴールドメッキよりも響きが柔らかい音色になります。

【セルマー標準リガチャー(ピンクゴールド)】





メッキの違いによる響きの違いをまとめてみますと、

・ゴールドラッカー(GL):響きが少ない
・ゴールドプレート(GP):音色が深くてよく響く
・ピンクゴールド (PGP):GPよりも音色が柔らかくてよく響く
・シルバープレート(SP):パワフルでよく響く

という感じになります。

吹奏楽やクラッシックでよく使われるリガチャーは、金メッキ(GP)かピンクゴールドメッキ(PGP)のものが多いですね。

また、パワフルな音色が要求されるジャズやフュージョンでは、銀メッキ(SP)のリガチャーがよく使われています。


次に、リードに接触する部分の構造の違いですが、本当に色んなメーカーからいろんなタイプのリガチャーが出ていますが、リードを留める部分の構造は大きく分けると、「点でリードを固定する」、「線でリードを固定する」、「面でリードを固定する」の3つが主なタイプですかね。

「点でリードを固定する」タイプのリガチャーは、ヤナギサワの「魔法のリガちゃん」やハリソンのリガチャーなどがあり、リードを点で固定しますので、リードの振動が最大限に生かされて、エッジの立った輪郭のはっきりした音が出ます。

「線でリードを固定する」タイプのリガチャーは、私の愛用しているBG Tradition やボナードのリガチャーなどがあります。この線でリードを固定するリガチャーは、例えばBGのリガチャーの場合ですと、2本のレールでリードを固定するような感じになりますので、点で固定するタイプのリガチャーよりもリードが安定します。音は、点で固定するタイプのリガチャーよりも落ち着いた感じの音色でよく響いてくれます。

あと、「面でリードを固定する」タイプのリガチャーは少ないのですが、私がアルトで愛用しているリガフォンのリガチャーなどがこれに当たります。面でリードを固定するタイプのリガチャーは、リードの接地面積が大きいので、リガチャーの塗装や材質に音の響きが大きく左右されます。私の愛用しているリガフォンのオーケストラのリガチャーは、リードの接地面に薄い布が張っていますので、リードの振動がまろやかになる上に、リガチャーの塗装が24金メッキですので、柔らかくてよく響く音になります。


こんな感じで、リガチャーの表面の塗装やリードとの接触面の構造によってサックスの吹奏感や音色が大きく変わります。

私も、リガチャーを初めて変えたときにはその違いに本当に驚いてしまって、こんなに変わるのなら、もっと早くからリガチャーをいいものに変えておけばよかった・・・と後悔してしまったぐらいですので、これからサックスを始めようと思っている方々やサックスの初心者の方とかで、リガチャーに興味があるという方はぜひともいろんなリガチャーを試してみて下さい。

実際に試奏してみると、その違いに驚かされると思います。

リガチャーについては、選定品とかもありますが、マウスピースや楽器ほど個体差があるものではないので、ネット通販で購入されても大丈夫だと思います。

だいたい私が他の人にオススメするリガチャーは、BG Tradition GP か PGP をオススメしています。


【 BG Tradition GP L11 アルトサックス用リガチャー(金メッキ)】




【 BG Tradition GP L41 テナーサックス用リガチャー(金メッキ)】





【 BG Tradition GP L61 バリトンサックス用リガチャー(金メッキ)】





【 BG Tradition PGP L50 ソプラノサックス用リガチャー 《ピンクゴールド仕上》】




【 BG Tradition PGP L10 アルトサックス用リガチャー 《ピンクゴールド仕上》】




【 BG Tradition PGP L40 テナーサックス用リガチャー 《ピンクゴールド仕上》】




それと、次のリガチャーは、Tradition ではなくて、DUOというモデルのようですね。
私も偶然見つけたモデルですが、クラリネットと共用になっているみたいで、私の愛用しているリガフォンのオーケストラのリガチャーみたいですね!

【 BG リガチャー "DUO" B♭クラリネット+アルトサクソフォン LIGATURE DUO SAXOPHONE ALTO/CLARINETTE SIB DUO-LD1(金メッキ) 】




BG Tradition のリガチャーは、リードの接地面が2本レールでしっかりとリードを固定できるようになっていますので、初心者の方でもすごく扱い易いですし、値段は少々お高いですが、音色や音の響きもかなりいいですし、作りもしっかりとしてて丈夫ですので、私のイチオシのリガチャーです。

ハリソンのリガチャーも人気があるのですが、ハリソンはネジを強く締めすぎたら、Hの部分がプチンと切れてしまったりしますし、落としたりして歪みが出ると、リードミスが出やすくなってしまったりするのと、音のエッジが立ちすぎて、ちょっとキツい音になるのが個人的にあまり好きではないので、個人的にはあまりオススメしていません。


ちなみに、私のカルテットメンバーや、私の教えている生徒さんも、BG Tradition のリガチャーを試してみたら、「あーーーー全然違う!!!こんなに違うんや~~」と言って、みんな BG のリガチャーをすぐにお買い上げになりました(笑)

あ、私は決して BG の回し者ではありませんよ(笑)

もう既に、BG Tradition のリガチャーを愛用している人なら、その理由がよく分かると思います。



しかしながら、ハリソンのリガチャーも人気ですので、以下に紹介しておきますね(笑)


【 RICO LRICHAS1G/H-リガチャー アルトサックス ゴールドプレート(金メッキ)】




【 RICO LRICHAS1S/H-リガチャー アルトサックス シルバープレート(銀メッキ)】





実は、この上の2つのリガチャーは、ハリソンと同じ形をしているんですが、メーカーは RICO なんですよね。
これは、ハリソンがデザインの権利を RICO に売って、RICO がハリソンから買ったデザインの権利で作ったモデルなんですよね。


【 ハリソン A2 GP アルトサックス セルマーラバー用リガチャー(キャップ無)(金メッキ)】




【 ハリソン A3 GP アルトサックス メイヤーラバー用リガチャー(キャップ無)(金メッキ)】




【 ハリソン A2 SP アルトサックス セルマーラバー用リガチャー(キャップ無)(銀メッキ)】




【 ハリソン A3 SP アルトサックス メイヤーラバー用リガチャー(キャップ無)(銀メッキ)】




【 ハリソン T GP テナーサックス ラバー用リガチャー(キャップ無)(金メッキ)】




【 ハリソン BS GP バリトンサックス ラバー用リガチャー(キャップ無)(金メッキ)】




【 ハリソン PGP ソプラノサックス用リガチャー《ピンクゴールド》】




【 ハリソン A2 PGP アルトサックス用リガチャー《ピンクゴールド》】




【 ハリソン A3 PGP アルトサックス用リガチャー《ピンクゴールド》】




【 ハリソン T PGP テナーサックス用リガチャー《ピンクゴールド》】




お気付きの方もいらっしゃると思いますが、ハリソンのリガチャーのアルトは、「A2」と「A3」の2つのタイプがあって、「A2」はセルマーのマウスピース用、「A3」はメイヤーのマウスピース用ということで少し形状が違っています。

これは、セルマーのマウスピースよりもメイヤーのマウスピースの方が太いので、セルマー用のリガチャーだとメイヤーのマウスピースには合わないので、ハリソンのリガチャーはセルマー用とメイヤー用の2種類があるという訳です。

また、BG のリガチャーには専用のマウスピースキャップが付いていますが、ハリソンのリガチャーにはほとんどマウスピースキャップが付いていませんので、ハリソンのリガチャーに合うマウスピースキャップを探して購入しないといけませんので、ちょっと面倒ですよね。

しかしながら、トルヴェールカルテットの須川展也先生をはじめ、田中靖人先生とかもハリソンのリガチャーを愛用していらっしゃいますし、「ハリソンが好き!!!」という人もたくさんいますので、ハリソンが好きな方はハリソンを使うのもいいですね!

ちなみに、私もソプラノは今は BG Tradition GP を使っていますが、その前はハリソン GP のリガチャーを使っていましたからね。


ということで、かなり長くなってしまいましたが、リガチャーを変えると吹奏感や音色はガラッと変わりますので、「リガチャーを変えたらそんなに変わるの?」って思っていらっしゃる方は、ぜひとも一度、リガチャーを変えて吹いてみて下さい。


きっと今まで吹いていたのとは世界が変わると思いますよ(笑)

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テーマ:吹奏楽 - ジャンル:音楽

リガチャー | コメント:4 | トラックバック:0 |
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この記事のコメント

> 高3さん

こんばんは。管理人のTakaです。

BGトラディションのL60とL61はメッキの違いによる品番の違いです。
バリトンの場合は、L60がGL(ゴールドラッカー)で、L61がGP(ゴールドプレート)になります。
アルトですと、L10がGLでL11がGPです。

BG Traditionの品番については、以下のリンクを参考にすると表になっていますのでよく分かると思います。

http://www.prima-gakki.co.jp/catalog/prima_bg_201404.pdf

以上、ご参考になれば幸いです。
2015-08-24 Mon 03:20 | URL | Taka #-[ 編集]
初めまして。バリトン吹いています。マッピはセルマーS90を使っています。
BG トラディションのL60またはL61とはなんですか?
2015-08-20 Thu 05:55 | URL | 高3 #-[ 編集]
> msk さん

こんばんは。Takaです。

> つい最近にBGのDUOを吹いてみたのですが、同BGのTraditionとはまた違って面白いですよ!
> なんというか、同じGPですが音が少し柔らかく感じます。
> なかなかお高いですが、一見の余地アリです。
> 自分は気に入ってしまって購入に至りました(^^;
> クラは吹きませんが、赤色がオシャレです。

そうですか、BG DUO を試されたのですね!
見た感じでは、リードの接触面は BG Traditional GPと同じ2本レールのようですし、ネジ留めの赤い部分のフェルト?のような部分が音の柔らかさに関係してるのかも知れませんね。

私も楽器店で見かけたら試してみますね。

リガチャーは本当に色んなメーカーから色んなタイプのリガチャーが出ていますので、興味深いですよね。

私も今までに色んなリガチャーを試しましたが、アルトは今のリガフォン・オーケストラGPが一番のお気に入りで愛用しています。

それと、実はまだ記事にしていないのですが、私が今まで出会ったリガチャーの中で一番最高のリガチャーだと思ったものが1つあるんですよ(笑)

またそのうち記事にしたいと思いますので、楽しみにしておいて下さいね!
2012-08-27 Mon 01:34 | URL | Taka #-[ 編集]
以前にアンブシュアについてコメントさせてもらっていた者です。。

つい最近にBGのDUOを吹いてみたのですが、同BGのTraditionとはまた違って面白いですよ!
なんというか、同じGPですが音が少し柔らかく感じます。
なかなかお高いですが、一見の余地アリです。

自分は気に入ってしまって購入に至りました(^^;
クラは吹きませんが、赤色がオシャレです。
2012-08-27 Mon 00:39 | URL | msk #4wahFLio[ 編集]

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