ミストなサックス

これまでのサックス人生を振り返りながら、サックスを吹くアマチュアプレーヤーの上達のヒントや情報交換の場になればと思い、当ブログを立ち上げました。

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息のスピードとは?

今日は、いつも私がよく使っている言葉の「息のスピード」について書いてみたいと思います。


そもそも、「息のスピード」とは?「息のスピード」って何だろう???


私のブログをよく読んで頂いている人の中には、私がよく使う「息のスピード」という言葉の意味がイマイチよく分からなくてピンと来ないという人もいるのではないでしょうか。


みなさんは、「スピード」という言葉で何を連想するでしょうか?

多くの人は、車のスピードや、スピード違反などを連想したりしませんか?(笑)


「スピード」と言えば、当たり前ですが日本語で言えば「速さ」ですね。

台風などでもよく出てくる「風速」というのも、風の速さ、つまり風のスピードを表します。


私がよく使っている「息のスピード」についても、同じように考えてもらったのでいいと思います。

つまり、お腹に吸い込んだ息が喉を通って口から楽器へと流れていくスピードのことを「息のスピード」と表現しています。


つまり、台風の風で使う風速、つまり「風のスピード」も、「息のスピード」も同じような意味になります。


ただ、風にしても息にしても、目には見えない気体の速さですので、スピードと言ってもピンと来ないかも知れませんので、代わりに「川の流れ」をイメージした方が分かりやすいかも知れませんね。

川の河口付近の緩やかな川の流れと、山奥の急流の速い川の流れの違いを息のスピードの違いに例えたらイメージしやすいですかね?

河口付近の流れは川幅も太くて水の流れるスピードも緩やかですし、山奥の急流では川幅も細くて水の流れる速さも速いですよね。

サックスを吹く時の息のスピードは、低音域を吹くときは「太くてスピードの緩やかな息」を吹き込んで、高音域を吹くときは「細くてスピードの速い息」を吹き込む必要がありますので、まさにこの川の流れの例えにぴったりとくるかも知れませんね(笑)

つまり、お腹から口へと送り出される息が川の水で、口の中の広さが川幅だと考えれば、口の中の広さを変えることで川幅を広くしたり狭くしたりして、川の水の流れの速さ、つまり息の速さをコントロールしてやると考えたら、「息のスピード」という言葉も少しはイメージしやすくなるでしょうか。

ご存知のように、サックスはリード楽器ですので、口から吹き出す息でリードを振動させて音を出す楽器です。

そして、この口から吹き出す息のスピードによってリードの振動幅が大きくなったり小さくなったりする訳です。


つまり、息のスピードが速くなれば、リードの振動幅は小さくなって高い音が出ますし、息のスピードが遅くなるとリードの振動幅が大きくなって低い音が出ます。

「当たり前のことをなんで今さら?」と思っている方もいらっしゃるかも知れませんが、このことを十分に意識できていれば、息のスピードをコントロールすることで高い音域と低い音域を吹き分けるということが感覚的につかみやすくなるのです。


「噛み過ぎのアンブシュアになっているのですが、直すのにはどうすればいいでしょうか?」というご相談をよく頂きますが、この息のスピードの違いによるリードの振動幅の違いの大原則をよく考えてみると、マウスピースを強く噛まずに口の中を狭くすることで「息のスピード」を速くして「リードの振動幅を小さくする」練習をしなければならないことがお分かりになると思います。

高音域を吹くときに噛み過ぎのアンブシュアになっているということは、マウスピースを強く噛むことで、リードの先端部分だけが振動するような状態を作り出して、スピードの遅い息でもリードの振動幅が小さくなるように無理矢理しているということですので、マウスピースを強く噛まないようにすると、息のスピードが速くならない限りはリードの振動幅が小さくなりませんので、噛むのをやめると高い音が出なくなってしまうという訳です。

また、息のスピードに加えて、楽器に吹き込む「息の太さ」も低音域と高音域では違ってきます。

この「息の太さ」という表現も少し分かりにくいと思いますが、分かりやすい表現にすると、低音域では口から出る息で「太い息の柱」を作るイメージで、高音域では「細い息の柱」を作るイメージを「息の太さ」という風に表現しています。

これは、口から吐き出す息を1点に集めるように吐き出すことで、口から出る息で柱を作ってやる訳です。

口の中を広くして息を吐き出すと、口から出る息の柱は太くなると思いますし、口の中を狭くして息を吐き出すと、息の柱は細くなります。

つまり、息の柱の太さが違うということは、息の量も柱が太い方が多くなりますし、柱が細いと息の量も少なくて済みます。


どういうことかと言うと、低音域では息のスピードは緩やかでもいいけど息の量はたっぷりと送り込んでやる必要があり、高音域では息の量は少なくてもいいので、スピードの速い息を入れる必要があるということです。

マウスピースを強く噛んで高い音を出すということは、リードの先端部分だけを振動させるような状態を作り出しているだけでなく、強く噛むことでリードとマウスピースの隙間を狭くして、送り込む息の量も減らしているので高い音が出やすくなるのです。

ですので、噛むのをやめることでリードとマウスピースの隙間が広くなって息が通りやすくなり、リードもよく振動するようになりますので、口の中を狭くして息のスピードを速くしてやるのと同時に、吹き込む息の量も少し減らしてやれば強く噛まなくても高い音が楽に出せるようになるのです。

特に、左手のパームキーを使った上の「レ」の音から最高音の「ファ#」までの音は、息の量が多すぎると、いくら息のスピードが速くても音が裏返って下の音が出てしまいますので、そういう時は息の量をほんの少し減らしてやると高い音が噛まなくても出やすくなります。


さて、みなさんは「息のスピード」について理解は深まりましたでしょうか?


この「息のスピード」と「息の量」の関係が感覚的に分かるようになってくれば、マウスピースを強く噛まなくても高い音が楽に出せるようになってくると思います。


そして、さらにこの「息のスピードコントロール」が腹式呼吸を使って息に圧力をしっかりかけてできるようになれば、音の響きも格段に良くなってきますし、音も見違えるように変わってきます。


私がいつも使っている「息のスピード」という言葉の意味、今までよりも理解できるようになりましたか?


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