ミストなサックス

これまでのサックス人生を振り返りながら、サックスを吹くアマチュアプレーヤーの上達のヒントや情報交換の場になればと思い、当ブログを立ち上げました。

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腹式呼吸の前提

今日は、サックスを吹く上でも最も大切な要素のひとつである腹式呼吸について、「腹式呼吸の前提」というタイトルで記事を書いてみたいと思います。

腹式呼吸についてもこれまでにいくつかの記事を書いてきましたが、腹式呼吸を身に付けていく上で前提となる大切なことについて今日は触れてみたいと思います。

腹式呼吸が大切だということは、みなさんもよくご存知の人ばかりですよね?

サックスの上達のために腹式呼吸の練習をしている人もたくさんいらっしゃると思いますが、腹式呼吸と言えばお腹から息にしっかりと圧力をかけて吐き出すということで、息を吐く方に焦点が当たると思いますが、その腹式呼吸を使って息を吐く前にその前提となる大切なことがあります。

みなさんはそれが何だと思いますか???




答えはいたって簡単なことです。

そうです、「息をしっかりと吸うこと」です。

なーーーーーんだ、当たり前のことじゃん・・・とがっかりした方もいらっしゃるかも知れませんが、実はこの「息をしっかりと吸う」という当たり前のことが案外できていない人が多いんですよね。

私がサックスを教えている生徒さんの中にも、最初はこの「息をしっかりと吸うこと」ができていない人が結構いました。

身体が小さい方や、女性の方とかは、身体の大きい人や男性の方よりも吸う息の量はどうしても少なくなってしまうのは仕方のないことですが、それでもその人が吸うことのできる息の量よりもはるかに少ない息しか吸えてないケースが多いですね。

息がしっかり吸えてない原因としては、だいたい以下のようなことがあげられます。

1.姿勢が悪い。

2.お腹でなく主に胸で息を吸っている。

3.緊張したりして身体に余分な力が入りすぎている。

4.息を吸うことよりも吐くことの方を意識しすぎている。

5.息を吸う要領がわからない。

だいたいはこんなところでしょうか。

これらの項目に当てはまる方は、だいたいが初心者の方や自己流でサックスを吹いてきた方が多いのではないでしょうか?

先生のレッスンに付いている方や、吹奏楽の強豪校で腹式呼吸の練習を学校でしっかりと指導されている方とかですと、この辺のことは当たり前のこととして一番最初に徹底的に指導されますのでよくお分かりだと思います。


ということで、この辺りのことがちゃんとできていない人のために1つずつ解説していきたいと思います。

1.姿勢が悪い。
⇒ まず、「姿勢が悪い」ということについてですが、もう自分で姿勢が悪いのはよく分かっているという人もいらっしゃるかも知れませんが、姿勢が悪いと音や奏法に大きな影響を与えますし、何よりも息がしっかりと吸えません。

例えば、姿勢が前かがみになっていたりすると、お腹に息が入りにくくなりますので、当然息をたくさん吸おうとしても息がたくさん吸えません。ですので、姿勢が悪いという人は背筋をまっすぐ伸ばして、お腹の部分がきゅうくつにならないようにして息がしっかりと吸えるようにしましょう。



2.お腹でなく主に胸で息を吸っている。
⇒ これは腹式呼吸ではなくて肺式呼吸で息を吸っている人ですね。胸で息を吸っている人は、息を吸ったときに肩が上がりますので、息を吸ったときに肩が上がっているという人は、まずは腹式呼吸の基礎となるお腹で息を吸う感覚を覚えて下さい。

腹式呼吸の練習方法については、私が過去の記事でいろいろと書いていますので、それをよく読んで、まずはお腹で息を吸う感覚をしっかり覚えましょう。



3.緊張したりして身体に余分な力が入りすぎている。
⇒ 身体に余分な力が入りすぎているという人は、主にサックスを始めたばかりでまだ楽器を持って間がないという人が多いと思います。楽器を持って間がないという人は、サックスを吹いているというよりは、サックスに吹かれているような感じの人が多いかも知れませんね(笑)

サックスはそれなりに重量もありますし、慣れるまでは首から吊り下げただけでも重いと感じる上に、何だか高価なものを手にしている感じがして緊張したり、ストラップで楽器をしっかりと吊り下げているんだけど楽器を誤って落としたりしないかとか余計な心配で緊張したりして、身体に余分な力が入ったりするパターンですね。

あとは、レッスンを受けたりする時に緊張したりして身体に力が入ってしまうという人もいらっしゃるかも知れませんね。
これも当たり前のことですが、身体に余分な力が入りすぎると、当然息もしっかりと吸えなくなりますので、焦らずに気持ちに余裕を持って身体をリラックスさせてやりましょう。



4.息を吸うことよりも吐くことの方を意識しすぎている。
⇒ これは息がしっかり吸えていない人のほとんどに言えることではないでしょうか。楽器を吹くのに「息を吸う」ということはごくごく当たり前のことですので、意識の中にはあまりなくて、息を入れて音を出す方の「息を吐くこと」の方に気を取られすぎているために、本来はもっと息をたくさん吸わないといけないのに、それほど息が吸えていないということになってしまっているパターンです。

これについては、今まではあまり意識していなかった「息をしっかりと吸う」ことを意識して、いい音でサックスを吹くにはまずは「息をしっかりと吸うこと」という風に頭にインプットしましょう。

息がたくさん吸えると、吐く息にも余裕が出てきますし、息のコントロールもかなり楽になりますし、いいことばかりです。

逆に息があまり吸えていないと、サックスを吹いていてもすぐに息が足りなくなってしまいますし、息がすぐに足りなくなると息のスピードも落ちますので、それをカバーしようとしてマウスピースを強く嚙んで吹くようになりますし、そうなると音が揺れて不安定になってきますし、どんどん悪循環に陥ってしまいます。

この悪循環を考えると、本当にごく当たり前の「息をしっかりと吸う」ことが非常に大切だということがお分かり頂けると思います。



5.息を吸う要領がわからない。
⇒ これは知らない人は覚えればいいだけですので、息を吸う要領が分からないと言う人はこの際に覚えてしまいましょう。

腹式呼吸の基本となるお腹で息を吸う感覚については、私の過去の記事をよく読んで参考にして頂ければいいと思いますが、息を吸うときの要領ですが、まず息をしっかりと吸う前に最初は身体の中に残っている息を全部吐き出して下さい。

これは、息を吸う前に身体の中に残っている息を全部吐き出してから息を吸った方がたくさん息が吸えるからです。このことを知らなかったと言う人は、今ここで覚えましょう!

それでは、ここで息をしっかりと吸う練習をしてみましょう。

メトロノームがすぐ手元にある人はメトロノームを使ってもいいですし、ない人は自分でゆっくりとしたテンポを感じながらやってみましょう。

速さは、だいたいメトロノームで言うと、60~72ぐらいのテンポでいいと思います。

メトロノームがない人は時計の秒針でテンポを取ってもいいですね。

そして、4拍子を数えると思って、1、2、3(吐く)、4(吸う)、フゥーーーーーー(吐く)という感じでやってみて下さい。

4拍子の最初の2拍でテンポを感じて、3拍目で身体の中の息を全部吐き出して、4拍目でしっかりと息を吸って、その次の拍でお腹からしっかりと息を吐き出す要領です。

テンポ60ですと、かなりゆっくりのテンポですので、息がたっぷりと吸えると思いますので、まずはこのテンポでたっぷり息を吸う練習をしましょう。

そして、息を吸うときは、肩を上げずにお腹の力を抜いて、吸う息がお腹だけでなく手の先から足の先、頭のてっぺんまでいきわたるようなイメージで、たーーーーーっぷりと息を吸いましょう。

イメージで言うと、「お腹で深呼吸をする」ような感じですかね(笑)

さぁ、みなさんもやってみて下さい。

1、2、3でしっかり吐いて~~、4でたーーーぷり吸って吸って吸って~~~~~、そしてお腹をへこまさないように音を立てながらしっかりと息を吐くーーーーー!!!


どうですか?みなさんはしっかりと息が吸えましたか???

息がしっかりと吸えるようになると、当然吐く息もコントロールしやすくなりますし、気持ちにもかなり余裕が出てきますので、それが音にも現れてくるようになりますので、いいことばかりです。

私も「息をたっぷり吸ってたっぷり吐く」ことについては、中学時代から楽器をやっていた父親からもよく言われていたことで、当時は反抗期だったこともあって話半分で聞き流していたところがありますが、高校時代に腹式呼吸をマスターして腹式呼吸の重要性が分かるようになってからは、この「息をたっぷり吸ってたっぷり吐く」ということを常に意識しながらサックスを吹いてきました。

腹式呼吸で、息にしっかりと圧力をかけて、息のスピードをコントロールしてサックスを吹くことは非常に大切なことですが、それ以前に腹式呼吸の前提条件として「息をしっかりと吸うこと」ができなければ、いい音につながっていかないということをみなさんもぜひ日々の練習の中で頭に入れておいて下さい。


さて、今日は腹式呼吸の前提ということで記事を書いてみましたが、いかがだったでしょうか?

この記事を書きながら思ったのですが、サックスを吹くには、ごくごく当たり前のことほど非常に大切なことが多いということをつくづく感じさせられましたね。

私もこれまで30年以上サックスを吹いてきましたが、サックスの指導をする度に、いつも自分の中ではごくごく当たり前のこととしてやってきたことがサックスを上達していく上では必ず押さえておかないといけない重要なポイントになっているということに気付かされますし、逆に私自身がすごく勉強になることが多いですね。


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テーマ:吹奏楽 - ジャンル:音楽

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