ミストなサックス

これまでのサックス人生を振り返りながら、サックスを吹くアマチュアプレーヤーの上達のヒントや情報交換の場になればと思い、当ブログを立ち上げました。

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強く吹くこととしっかり吹くことの違い

今日は、「強く吹くこととしっかり吹くことの違い」というタイトルで記事を書いてみたいと思います。

私がサックスを教えている生徒さんのレッスンの時に、例えばロングトーンやスケール練習で、音がしっかりと出ていない時に、「しっかり息を吸って、しっかり吹いて下さい」とか、マウスピースから「しっかり息を入れて下さい」という風に言うことがあります。

何ヶ月か前のレッスンでの話なのですが、私がいつものように「しっかり吹いて下さい」という風に指導していたところ、出てくる音の大きさは結構大きな音が出てくるのですが、その音が全然響いていないので、吹き方をチェックしたところ、その方は「しっかり吹く」ことを「強く吹く」と解釈していて、とにかく息を強く入れる、思いっきり息を入れるという風に思っていたようです。

日本語って難しいですね。

「しっかり」という日本語自体が少し抽象的で、人によっては「強く」ととらえてしまう人もいると思います。

私が指導する時によく使っている、サックスを吹くときの「しっかり吹く」、「しっかり息を入れる」という表現は、「強く吹く」、「息を強く入れる」の意味ではありません。

では、例えば、「強く吹く」、「息を強く入れる」とどうなるのでしょうか?


みなさんも実際にやってみられると分かると思いますが、サックスを強く吹くと、口元で息が余るような感じになって、頬っぺたが膨らみそうになり、マウスピースから息が思うように入らないといった状況になると思います。

この状況になると、吹き込む息に効率的に圧力がかかりませんので、いくら強く吹いてもある程度大きな音は出るかも知れませんが、強く吹いている割には音が響かないですし、音色も荒っぽい汚い音色になってしまいます。


では、「しっかり吹く」、「しっかり息を入れる」とはどのように吹けばよいのでしょうか?

私がよく使っているこの「しっかり」という言葉は、「吹き込む息を確実にマウスピースに通す」という表現を使えば分かりやすいでしょうか。

吹き込む息をしっかりマウスピースに通すことによって、そんなに強く思いっきり息を入れようとしなくても、リードが効率的に振動して、出てくる音もよく響く伸びやかな音になります。

これが私の言う「しっかり吹く」ということです。

吹き込む息をしっかりとマウスピースに通そうとすると、他の記事にも書いていると思いますが、「息の柱」を作ってやる必要がありますし、腹式呼吸を使ってその息の柱の硬さや太さをコントロールして、圧力のかかった息を楽器に吹き込む必要があります。

ですので、みなさんもよく響く伸びやかな音を出したいと思うならば、吹き込む息をしっかりとマウスピースに通してやるイメージで練習しましょう。


このことを意識することで、自然と腹式呼吸もできるようになってくると思いますし、吹き込む息をマウスピースの先端に集中させて、密度の濃い息を入れる習慣が付いてくると思います。


今日は、「強く吹くこととしっかり吹くことの違い」について書いてみましたが、みなさんはいかがでしょうか?

力任せに強い息を入れても楽器がちゃんと響いてくれないことに気付くことができたならば、それだけでも大きな進歩だと思いますので、日々の練習で意識しながら、よく響く伸びやかな音が出せるように頑張りましょう!


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