ミストなサックス

これまでのサックス人生を振り返りながら、サックスを吹くアマチュアプレーヤーの上達のヒントや情報交換の場になればと思い、当ブログを立ち上げました。

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バリトンサックスについて

今日は、バリトンサックスについて書いてみたいと思います。

今の時代は、私が中学生の頃とは時代が変わって、たいていの中学校にバリトンサックスがある時代で、中学の頃からバリトンやってますっていう人も本当に多くなりましたね。


バリトンサックスは、バリサクと略して呼ばれることが多く、サックスの中でも低音を受け持つパートですね。

アルトを吹いていたのに、ある日先生にバリトンを吹けと言われてバリトンを吹きだしたという人もいるでしょうし、最初からバリトンを担当という人もいると思います。

バリトンサックスは、アルトサックスに比べると楽器の大きさはもちろん、マウスピースもリードも大きくなり、アルトサックスよりもかなり多くの息の量が必要になります。

しかしながら、サックスという楽器はアルトサックスが基本の楽器で、アルトサックスがちゃんと吹けると、ソプラノ サックス、テナー サックス、バリトン サックスと4種類の楽器を吹くことはそれほど難しいことではありません。

もちろん、それぞれの楽器の特性に応じて注意しないといけないことはいろいろとありますが、アンブシュアや呼吸法、運指などの基本はほとんど同じです。



ここでは、アルトとバリトンを比較した場合に注意しないといけないことについて少し書いてみたいと思います。

まず、アンブシュアについてですが、バリトンのアンブシュアも基本はアルトと同じで、上の前歯2本をしっかりとマウスピースに当てて、アンブシュアは「オー」と発音した時のような縦型の口にして、マウスピースを唇全体で包み込むようにしてくわえるようにします。下唇についても、私が下唇の記事で触れたように、「下唇だけでリードを支える感じ」にするのも同じです。

違ってくる部分は、アンブシュアのタイトさがアルトよりもかなり緩いアンブシュアにしてやる必要があります。

バリトンサックスでは、音域が低くなり、出る音も当然低くなりますので、リードの振動が他のサックスに比べると大きな幅で振動しますので、アンブシュアもそれだけ緩いアンブシュアにしてやって、リードが大きく振動するようにしてやることが必要になります。

もちろん、「噛み過ぎのアンブシュア」はリードの振動を殺したりしますので NGです。バリトンの場合は、少しでもマウスピースを上下に噛むようにしてしまうと低音域が裏返ったり出にくくなってしまったりします。

次に大きく違ってくるのは、「息のスピード」です。「息のスピード」の記事でも少し触れましたが、サックスでは高音域を吹く時は息のスピードを速くしてやり、低音域を吹く時はアンブシュアをぐっと緩めてやり、息のスピードも遅くしてやる訳ですが、例えばアルトからバリトンに変わると必要となる息のスピードがぐっと緩やかになります。つまり、口の中の容積をしっかりと取ってやることで、息のスピードが緩やかになります。しかし、バリトンは息のスピードが緩やかになる分、今度は息の量がたくさん必要になってくるという訳です。

バリトンを吹く時は、アンブシュアをぐっと緩めてやり、「オー」と発音する時の口の中の状態を作ってやり、口の中の容積をしっかり取った上で、喉を開いて「ほぉーーーーー」という感じで吹くのが基本になります。また、アンブシュアを緩める時は、口を縦に緩めるようにしてやるといいと思います。

バリトンで高音域を吹く時も、アルトの時と同じ要領で口の中の容積を減らして息のスピードをつけてやるのですが、アルトの時ほど口の中を狭くしてやる必要はなく、「ウー」と発音した時の口の中の状態ぐらいで十分バリトンの高音域はきれいに鳴ってくれると思います。


上記でも書きましたが、バリトンは息のスピードよりも「息の量」が他のサックスよりもかなり多く必要になりますので、ブレスの時はお腹の息を十分に吐き切ってから、息をたっぷりと吸ってたっぷりと息を吹き込むように練習することが大切です。

また、基本的なことですが、演奏姿勢についてもチェックしてみましょう。
座って吹く時によく前かがみになって吹いている人を見かけますが、前かがみになるとお腹に息があまり入らなくなるので、背筋を伸ばして上体を起こして姿勢を正すようにすることが大切です。


バリトンサックスを吹いている人で、ロングトーンでよく息が続かないという人が多いのですが、上記の演奏姿勢を正すことと、自分の使っているリードの硬さについてもチェックしてみましょう。

バリトンサックスでは、他のサックスよりも音が低く、リードの振動幅も大きくなりますので、自分に合わない硬めのリードを使っていると、リードを大きく振動させるのにより多くの息の量と息の力を持っていかれますので、3半のリードを使っている人は3のリード、3のリードを使っている人は2のリードと、リードの硬さを落として、自分が楽に音の出せるリードにすることも大切です。

また、これはプロの先生に教わったのですが、楽器を吹いていて息が足りなくなってくると、お腹を前に突き出すようにすると息持ちがよくなります。

これは、バリトンだけでなく、他のサックスでも同じですので、ぜひ試してみて下さい。

ちなみに、私も息が足りなくなるとお腹を突き出しています。
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バリトン サクソフォーン | コメント:13 | トラックバック:0 |
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この記事のコメント

> orange さん

こんばんは。管理人のTakaです。

かなり前にコメントを頂いていたのに、返信がすっかり遅くなってしまい、大変申し訳ありません。

その後、ロングトーンの調子は戻りましたか?
リードは硬さのランクに関係なく、湿度などのコンディションによって状態が変わったりするので、他のリードとかでも試してみましょう。

どのぐらい楽器を吹いていなかったのか分かりませんが、ある程度基礎が固まってきてアンブシュアとかも安定している人でしたら、少しの間楽器を吹いていなくても、急に吹けなくなるということは考えにくいので、楽器の調整が狂ったりしていないか楽器店のリペアの方に一度チェックしてもらった方がいいと思います。

バリトンですと学校の楽器を使っていると思いますので楽器店に持ち込むのが難しいようであれば、同じパートの人に吹いてもらって、同じように楽器が吹きにくいかどうかチェックしてもらいましょう。

他の人が吹いても吹きにくいようでしたら、楽器に問題がある可能性が高いと思いますので、その場合は先生に相談して楽器を調整に出した方がいいと思います。

2015-10-25 Sun 05:30 | URL | Taka #-[ 編集]
バリトン吹きの中三です。
休み明けになっていきなりロングトーンができなくなりました。吹いてなかったからだと思い、日々練習するも変化なし。また、ずっと2半のリードを使っていたのですが、それが今では音がでにくいです。肺活量は前に戻ってると思います。むしろ少し上がったと思います。どうして伸ばせなくなったのか、どうして2半のリードが厚く感じるのかわかりません。
2015-08-31 Mon 00:08 | URL | orange #-[ 編集]
> ゆま さん

こんばんは。管理人の Taka です。


> バリトンサックスを吹き初めて今音色について研究しているのですが、
> バリトンらしい厚みのある綺麗な音色になるためには、どうすればいいのですか?

バリトンを吹いているのですね。
音色について研究しているとのことですが、プロの奏者の演奏は聴いてみられましたか?
バリトンですと、トルヴェールカルテットの田中先生や、東京佼成の栃尾先生とかが有名ですね。

バリトンだけに限りませんが、いい音色を作っていくためには、その「いい音色」がどんな音色なのか?を具体的に自分の頭でイメージすることが大切です。

「バリトンらしい厚みのある綺麗な音色」が、実際にどんな音色なのか?
プロの奏者の先生で言えば誰のような音色なのか?
プロの奏者でなければ、すごく上手な○○先輩のような音色とか・・・

私がブログの記事でもあちこちに書いていますが、いい音色を作るためには、プロの演奏をたくさん聴いて、自分にとってのいい音色を頭でイメージできるようになることがまず一番です。

それが自分の頭でイメージできないことには、自分が今吹いている音色がその音色に比べてどう違うのか?が分かりませんよね。

ですので、まずはプロの先生の演奏とかをたくさん聴いて、自分が目指したい音色はどんな音色なのか?を探してみて下さい。

そこがスタートラインになると思います。

音色の作り方については、当ブログの「音色」のカテゴリーの記事をよく読んで参考にして頂ければと思います。


> それから音の出だしや、タンギングがあまりうまく発音できないのですがどうしたらよいのですか?

音の出だしとタンギングがうまく発音できないということですが、具体的にどううまくできないのでしょうか?
実際にゆまさんの吹いているところを聞くことができれば、どううまくできていないのかが分かると思いますが、文字だけから推測することができませんので、もう少し詳しく書いて頂けると私もアドバイスがしやすくなります。

実際にどううまくできないのかが分かりませんので、一般的に音の出だしやタンギングがうまくできない人によくあるのが、タンギングが強すぎて音の出だしが汚くなってしまっていたり、タンギングが強すぎて音の出だしが汚くなるからと言って、舌をリードから離した時にしっかりと息が送り込めずに「スゥワーーーー」といった発音になってしまったりするケースがあると思います。

バリトンですと、息の量がたくさん必要になりますので、音の出だしでは舌をリードから離した後に、たくさんの息をしっかりと送り込むようにしないと、音の頭がボヤけてしまったり、音がかすれてしまったりすると思います。

バリトンですと、低い音域になるとリードの振動もかなり大きくなりますので、タンギングの発音で言うと、普通なら「トゥーーー」と発音するところを、「トォーーー」という感じで発音するようにして、「ォーーー」の部分を意識してしっかりと息を入れるようにすると、口の中が広がって、アンブシュアも縦に緩みますので、低い音がしっかりと出るようになると思います。

きれいなタンギングをするポイントは、「できるだけ舌は軽く付くこと」と、「リードに触れる舌の面積をできるだけ少なくすること」です。

あとはしっかりと息を入れてやることですね。

言うのは簡単ですが、実際にできるようになるまでは日々の練習の中で常に意識しながら地道に練習を重ねていくしかありません。


頑張って下さいね!
2014-02-03 Mon 02:39 | URL | Taka #-[ 編集]
バリトンサックスを吹き初めて
今音色について研究しているのですが、
バリトンらしい厚みのある綺麗な音色
になるためには、どうすればいいのですか?

それから音の出だしや、タンギングがあまりうまく
発音できないのですがどうしたらよいのですか?
2014-01-27 Mon 22:18 | URL | ゆま #-[ 編集]
> めぐ さん

こんにちは。管理人の Taka です。コメント、ありがとうございます。

最近になってアルトからバリトンに変わったようですね。

バリトンを実際に吹いてみると分かると思いますが、アルトに比べるとかなりたくさんの息の量が必要になります。

ロングトーンは、どのぐらいのテンポでやっていますか?

アルトからバリトンに変わったばかりですと、最初は息が足りなくて音を長く伸ばすことが大変だと思いますので、メトロノームのテンポを少し上げて練習してみてはいかがでしょうか。

ロングトーンでは「音をどれだけ長く伸ばせるか?」ということよりも、「どれだけ安定した音でしっかりと音を伸ばせるか?」の方が大切ですので、そちらを意識して練習しましょう。

息がたくさん必要になるということは、それだけ息をたっぷりと吸うことが大切ですので、肺活量を増やすトレーニングというよりは、息をたっぷり吸うことを意識して練習しましょう。

12拍ができないのであれば、まずは自分がなんとかできるという8拍で、しっかりと息を吸って吹くようにして、まずは8拍のロングトーンが余裕をもってしっかりと安定した音で出せるように練習した方が効果的だと思います。

基礎練習のメニューで12拍のロングトーンをどうしてもしないといけないということであれば、メトロノームのテンポを少し上げて、自分が安定した音でちゃんと伸ばせるぐらいの速さにして、しっかりと息を吸うことを意識して練習しましょう。

12拍伸ばすのができないからといって、楽器に吹き込む息をセーブしたり、小さな音で吹いたりしていると、しっかり息を取らずに吹く習慣が付いてしまいますので、「何拍伸ばせるか?」よりも、息をしっかりと吸って、「どれだけしっかりと安定した音で伸ばせるか?」を意識して下さい。(別に最初から12拍伸ばせなくてもかまいません)

最初は大変だと思いますが、地道に練習することでちゃんと吹けるようになっていくと思いますので、慌てずコツコツと練習しましょう。


頑張って下さいね!


2013-11-28 Thu 17:03 | URL | Taka #-[ 編集]
最近、AltoからBaritoneに変わった中1です( ・ω・)ノ


ロングトーンで困っています( ´-ω-)
頑張ればなんとか、8拍は伸ばせるのですが、どうしても、12拍のロングトーンができません。
毎日の基礎練であるんです(*´・ω・)


肺活量を増やすトレーニングとか、何かあったら教えてください(σ´・v・`*)
お願いしますヽ(´ー`)ノ
2013-11-22 Fri 21:47 | URL | めぐ(* ´ ▽ ` *) #-[ 編集]
> yurisophoneさん

こんばんは。管理人の Taka です。コメント、ありがとうございます。

サックスを吹く時に正しい姿勢で演奏することは、何でもないようですが、音色や音の響きなどにも関わってきますので非常に大切です。

さて、どのような姿勢で吹けばいいかについてですが、あまり「姿勢をかっこよく見せる」ということにこだわりすぎない方がいいと思いますよ。

私が指導するとすれば、以下の点に注意するように指導します。

1.身体が左右に傾かないように背筋をまっすぐ伸ばすこと。
2.吹く時の姿勢が前かがみにならないこと。
3.楽器に口を持っていくようにせず、口に楽器を持ってくるようにすること。

以上の3点に気をつけて吹くようにすれば、自然と「かっこいい姿勢」になりますよ。

座って吹く時は、譜面台を少し高めにすると視線が上がりますので、前かがみの姿勢になりにくくなります。


私が「カッコイイ!!」と思う姿勢は、やはりまっすぐ背筋の伸びた姿勢で、楽にサックスを構えて、演奏はバリバリというのが一番カッコイイと思います。

頑張って下さいね!!

2012-04-23 Mon 00:31 | URL | Taka #-[ 編集]
>Baritone Sax ♪さん

こんばんは。管理人の Taka です。コメント、ありがとうございます。

足の骨折の方は大丈夫ですか?
私は、足の骨折はありませんが、手の方は何度か骨折して痛い思いをしましたよ。

早く治ってバリサクを再び吹けるようになるといいですね。

バリサクは、楽器が大きいですし、息を入れてから音になるまでの音の立ち上がりがアルトやソプラノよりも若干遅くなりますので、息を入れるタイミングは少し早めにしてやる必要がありますね。

ロングトーンで8拍伸びる音と伸びない音があるとのことですが、音によって押さえるキーが多い音と少ない音で、吹き込む息が通る管の長さが変わりますので、バリサクのように楽器が大きいと、必要となる息の量やスピードが音によって大きく変化しますので、どの音が息がたくさん必要になるかなど、楽器の特徴を頭に入れて演奏されるといいと思います。

タンギングについても、バリサクになるとマウスピースも大きくなりますし、楽器が大きい分、音のレスポンスも若干遅れ気味になりますので、タンギングで舌付きをするタイミングをメトロノームに合わせるよりも、楽器から出てくる音をよく聞いてメトロノームに合わせるようにした方がいいと思います。


2012-04-23 Mon 00:03 | URL | Taka #-[ 編集]
中3バリサク吹きです!

私の後輩の姿勢がどうしてもよくなりません。
鏡の前に並んで見てみたり、パートのみんなで意見しあったり、色々試してみたんですけど・・・

姿勢をかっこよく見せるために注意する事はありませんか?
2012-04-22 Sun 13:49 | URL | yurisophone #-[ 編集]
中二のバリサク吹きです★今は…足が骨折しててバリサク吹けない状態です。

私は、タンギングなどやってるとメトロノームにあっていない時があり、だから息のスピードを気をつけています。あとロングトーンは八拍伸びる音と、伸びない音があります。
2012-04-15 Sun 21:21 | URL | Baritone Sax ♪ #-[ 編集]
> はるかさん

こんばんは。管理人の Taka です。

貴重なご意見、ありがとうございます。

中高生の方ですと、バリサクからアルトやソプラノへコンバートされる方、またその逆の方も結構いらっしゃいますね。

確か、「交流のひろば」でどなたかのご相談でお答えしたような気がしますが、正式なブログの記事としては書いていませんね。

最近、ブログの更新がなかなかできていませんが、貴重なご意見ですので、ぜひ記事にしたいと思いますので、もうしばらくお待ち下さい。

今後とも、ミストなサックスをよろしくお願いします。


Taka
2011-10-22 Sat 19:53 | URL | Taka #-[ 編集]
私は中学生で最初にバリサクを吹いて、
今はアルト・ソプラノを吹いているのですが、

この記事の逆で、
バリサクに対してあるとはこう吹く
という感じのことを書いてもらえませんか?
説明下手でごめんなさい××
できたらで良いです♪
2011-10-22 Sat 17:23 | URL | はるか #-[ 編集]
私は今中学生でバリトンを吹いています。
ロングトーンは苦手だったのでとても役立ちました!

ありがとうございます♪
2010-06-26 Sat 21:10 | URL | るる #-[ 編集]

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