ミストなサックス

これまでのサックス人生を振り返りながら、サックスを吹くアマチュアプレーヤーの上達のヒントや情報交換の場になればと思い、当ブログを立ち上げました。

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音色の作り方

今日は、サックスの音色の作り方について書いてみたいと思います。

みなさんは、どんな音色を目指していらっしゃいますか?

柔らかい音色、太い音色、明るい音色、硬くてシャープな音色、フワフワしたような音色、芯のある音色、哀愁のある暗い音色などなど…


私も、長い間サックスを吹いていますが、自分の音色作りには今もなお試行錯誤しながらサックスを吹いています。

音色を左右する要素は、口から遠い部分から楽器、ネック、マウスピース(リガチャーやリードを含む)といった具合に、口に近いものほどサックスの音色に大きな影響を与えます。


ということで、マウスピースをジャズ向けのメタルのマウスピースを使ったり、リードをジャズ用のリードにしたりすることで音の方向性を出していくということも大切ですが、今回は物理的な面ではなくて、精神的な面、つまりサックスを吹く時のイメージについて書いてみたいと思います。


まず、音色を作っていく時に一番大切なことは、自分がどんな音を出したいかということを知ることです。

抽象的でもいいので、

こんな感じの音…

という風に頭でイメージすることができますか?

まず、ここまでの段階で自分がどんな音を出したいのかという音色のイメージを持ってみて下さい。



自分の出したい音、音色がイメージできれば、次は具体的にその出したい音、音色を実際に耳でたくさん聴くのです。


実は、自分の出したい音色作りではこの自分の出したい音色を、実際に自分の耳でその音色が夢に出てくるまで(笑)しっかりと聴くことが大切なことなのです。

つまり、自分の出したい音色に近いプロのプレーヤーの音をしっかりと自分の耳で聴いて、その音色をイメージしながら実際にサックスを吹いて練習するのです。


もちろん、プロの奏者の音を自分がそのまま出すことはまず不可能ですが、どうやって吹けばこの人のような音が出るのだろう…?

こんな感じで吹けばどうだろう…

といった感じで、自分の目指したい音をイメージしながらサックスを練習する訳です。


中高生の方ですと、プロの奏者が吹いているクラシカルサクソフォーンの音を聴いたことがないという人も多いのではないでしょうか。

そういう、プロの音を聴いたことがまだないという方は、是非ともプロの奏者のCDなどを購入して聴いてみて下さい。

また、コンサートやライブなどに行って、プロの奏者の生の音を聴くのもすごく勉強になりますので、オススメです。

おそらくプロの演奏を聴いたことがないという人ならば、プロの奏者の音を聴いた時には、「サックスってこんな音がでるんだぁ……」という感じで、本当に驚くと思いますよ。


かく言う私は、中学1年生の時に、とある人のサックスのソロを聴いて、その人に憧れてサックスを始めた訳ですが、その人からレコードでプロの音をしっかり聴いて練習するようにと教わって、プロのサクソフォーン奏者の、しかも当時はCDではなくてレコードだったのですが、その人に教えてもらったプロの奏者のレコードを聴いた時に、ものすごい衝撃を受けてしまいました…

それ以来、私はそのプロの奏者のレコードをレコードの針が擦り切れるまで聴いて練習していました。


そのプロの奏者は、ダニエルデファイエという世界的に有名なクラシカルサクソフォーン奏者で、今の若い人は知らない人も多いかもしれませんが、ユージンルソーやマルセルミュールと肩を並べるような、クラシカルサクソフォーンの世界では巨匠と言われている人です。

彼の音はものすごく大きくてパワフルで、音も太く、なおかつものすごく柔らかくて甘い音色は、おそらく今の日本人のプロの奏者でもとうてい出せないような音だと思います。

当時、中学1年生だった私は、このダニエルデファイエの「愛の喜び/魅惑のサクソフォーン」というアルバムのLPレコードを何度も何度も聴いて、どうしたらこのような音が出るんだろう…?と試行錯誤しながら必死で練習していたのを懐かしく思い出します。


ネットで検索してみて驚いたのですが、当時私がよく聴いていたこのアルバムのCDが出ているんですよね。



へぇーーーCDになってまだあるんだぁ…と思って、本当に驚きましたね。。

彼のこのアルバムの録音には、彼のブレスの音までもが一緒に録音されており、曲の中のいたるところで、「スッ!!スッ!!!」 と彼のものすごい大きなブレスの音が入っているんですよね。

興味のある方は、是非とも聴いて見て下さい。

彼のサックスはとてもダイナミックで、信じられないような音を出してますよ!

今をときめく日本のトッププレーヤーの須川展也さんなどの音とはまた全然違った音です。


話が少しそれてしまいましたが、このようにプロの演奏をしっかりと聴いて、自分の出したい音色をイメージしながら吹くということは、自分の出したい音色作りには本当に大切なことなんですよね。


みなさんは、例えば吹奏楽部のサックスの後輩の音が自分の音に似てきたなぁ…と感じたり、誰かに先輩の音に似てるね…とか言われたような経験はありませんか?

これは本当に不思議なことなのですが、自分がよく耳にする身近なプレーヤーの音が、自分の音色に大きな影響を与えているということなのです。


私が高校時代に、地元では有名な某高校の音楽科の卒業生が主体になって結成された某一般バンドがあって、私はそこの高校の音楽科生ではなかったのですが、私の知人の紹介でそこのバンドの定期演奏会に特別に誘われて出演したことがあって、そこで偶然に私の中学時代の吹奏楽部の顧問の先生に会った時の話です。

私の中学時代の吹奏楽部の顧問の先生は、国立音楽大学のサックス科を卒業した若い男の先生で、私が中学時代には先生はサックス専攻だったにも関わらず、下手な生徒が多かったせいか、その先生からはほとんどサックスのことは教えてもらったことがありませんでした。

それで、私が中学2年の時にその先生は教員を辞めて私の中学を去ってしまってそれっきりだったのですが、偶然にもその高校の音楽科のOBだった先生に久しぶりにその某一般バンドの定期演奏会の練習で会ったんです。

その時、練習室で音出しをしていると先生が私のところにやってきて、「おぅ、久しぶりやな~!お前、かなり上手くなったな~、誰のレコード聴いた?」って言われて、私はその時はあまりピンと来なかったのですが、「えーっと、ダニエルデファイエ、アレクサンドルオセイチュクをよく聴いてます。あ、それとマルセルミュールなんかも聴いてます。」と私が答えると、先生は「お前の音は、オセイチュクじゃないなぁ……どちらかと言えば、ミュールやな!」と言って、その意味が分からない当時の私は、「はぁ…………?????」とよく分からないようなすっきりしない返事をしたのを今でも覚えてます(笑)


プロのいい音をたくさん聴いて、その音色をイメージしながら練習することが、自分の音色作りに大きな影響を与えるということが、その時の先生の「誰のレコード聴いた?」という言葉だったんだな…ということに後から気付いて、それからは私もいろんなプロの奏者の音をたくさん聴きましたね。

プロの奏者の音でも、本当に色々な音色の人がいて、どの人もプロですのでもちろん上手いのですが、その人その人の個性が音色に出ていて、自分の好きなタイプの音色とあまり好きではないタイプの音色というのも分かってきたりして、だんだん自分の出したい音色のイメージが湧いてくるんですよね。


そして、サックスを吹く時は常に自分の出したい音色のイメージを持って吹くようにして、マウスピースやリード、リガチャーとかも、できるだけ自分の出したい音のイメージに近い音が出るようなものをたくさんある種類の中から自分で選んでいく。

これがサックスを吹くことの大きな楽しみのひとつでもあるんですよね。


みなさんは、どんな音色でサックスを吹いてみたいと思っていますか?


「プロの奏者の、○×△□さんのような柔らかくて甘い音色で、なおかつ音が太くて…」

「こんな感じで吹けば、あの人のような音が出るかな…?」




今回は私の昔のエピソードも交えてお話しましたので、かなり記事が長くなってしまいましたね。


ということで、みなさんもサックスのいい音をたくさん聴いて、自分の出したい音色を目指して頑張って下さいね!
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音色 | コメント:5 | トラックバック:0 |
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この記事のコメント

 そうなんですか!僕が探しに言ったのはまさに梅田のTOWER RECORDなんですよ。
宝物は間近にあったのにとり損ねたって感じですね、残念…
そのときは結局チャイコフスキーの管弦楽曲集を2枚(プレトニョフVer.とカラヤンVer.)を買ってしまったので、また小遣いがたまったら買おうと思います。

 それにしてもクラッシックサックスはとても心地良い音がしますね。これなら木管楽器に属しているのも納得です。僕が初めてサックスを聞いた(そして惚れた)のはジャズ(しかもメタルマウスピース)だった僕にとってはクラッシックの音色はまさに衝撃でした。
将来的にはジャズ、クラッシック両方の音を出せるように頑張りたいと思います!
2008-09-14 Sun 19:54 | URL | だいず #ax4px7aw[ 編集]
だいずさん、こんばんは。

クラシックサクソフォーンのCDですね。

ソロのCDでしょうか?

ソロのCDであれば、YAMAHAなどの楽器店のCDコーナーの吹奏楽のCDを置いている近くに奏者別に並んでいると思います。または、器楽、管楽器というコーナーにまとめているCDショップもあります。

大阪でしたら、心斎橋YAMAHA、三木楽器、あと梅田のTOWER RECORDでしたら、CLASSICフロアの吹奏楽のコーナーの近くにありますよ。

クラッシックのサックスのCDは、奏者別に並んでいることが多いので、クラッシック曲の作曲者で探すとなかなか見つからないと思います。

ですので、自分の聴いてみたいプロの奏者名で探すとすぐに見つかると思います。

ネットの通販でもいいということであれば、Amazonなどを利用されると早いですよ。
2008-09-14 Sun 19:10 | URL | Taka #HfMzn2gY[ 編集]
 >>追伸2:だいずさんに対するTakaさんのお返事のキーワードでこちらに辿りつけたので<<
そうなんですか!ネットの面白いところはこういう所ですね。

 ところで、Takaさん、質問です。
 先日、クラッシクのサックスを聞こうと思ってレコード屋に行ってきたんですが、CDが作曲者順に並んでいて、どこにサックス物(?)があるのかが全く分かりませんでした。どうやって探せばよいのでしょうか?クラッシックにはもともと興味があるし、音の参考にもなると思うので、ぜひ買っておきたいんです。
2008-09-14 Sun 18:08 | URL | だいず #ax4px7aw[ 編集]
Yuri さん、こんばんは。

イメージはすごく大切ですよ。
私も後から気付かされることがいろいろありましたからね。

私もサックスを吹き始めた頃はメチャクチャでしたよ(笑)
初心者なら誰もがおかしてしまうあやまちを一通りやってましたからね…(^。^;)

Yuri さんのテナーの音との出会いはソニーロリンズでしたか。
ハードバップの巨匠ですね。ハートのあるサウンドしてますよね。

クラッシックよりもジャズの世界の方が、音色も人によって個性がありますし、同じプロのプレーヤーでも全く違う音してますからね。


プロの先生って、教える時の語彙がすごく多いんですよね。まさに、イメージで教えたりするので面白いですね。

例えば、頭のテッペンから吹くつもりで…とか、足のつま先から息を吐くつもりでとか(笑)

大学時代に吹奏楽団で吹いてた時は、大御所の先生に、「この音の意味は?」、「この休符の意味は?」 と怖い顔して聞かれた時は、さすがに参ってしまいましたけどね…(^。^;)

Yuri さんは、クラッシックのプロの奏者の音は聴いたことありますか?
もしもなければ、機会があれば新井靖志さんのテナーの音を聴いてみて下さい。

ジャズサックスとクラシカルサックスでは音の方向性が全く違いますので、カルチャーショックを受けると思います。

テナー、いいですね。私もいろんな楽団のお手伝いでテナーを吹くことがあるのですが、吹くとハマってしまいますね…

大学時代に、先輩の母校にサックスの指導に行った時に、そこの高校のテナーがクランポンのテナーを吹いてて、思わず借りて吹いたのですが、最高にいい音の出る楽器で、思わず「欲しい!!!!!」って叫びたくなりました(笑)

私も自分の音色には昔から今でもずっとこだわり続けていますし、試行錯誤の連続です。


長いコメントは大歓迎ですので、思うまま感じるがままにコメント頂ければ嬉しいです。(っていうか、S☆Kをごらんになっているのであればお分かりになると思いますが、私のコメントは異常に長いコメントが多いので(笑))

ぜひぜひまた遊びに来て下さいね。

追伸: 毎日見に来てくれる人が定着してきていますので、そんな人たちのために、近々交流の広場のようなものを作りますね。作ると言っても、ブログのカテゴリーを設けるだけですが(笑)
2008-09-11 Thu 01:56 | URL | Taka #HfMzn2gY[ 編集]
大事なんですね~。

私はテナーの「音」に魅了されてしまって、最初はアルトから・・・という定説を無視して(頭ではわかっていてもどうしてもテナーを今すぐ始めたかったのです)楽器を手に入れてから教室探し・・・というTakaさんが聞いたら頭を抱えそうなめちゃくちゃな順番で始めました(苦笑)。
テナーの音を意識したきっかけはロリンズでしたが・・・。

今、いろんなテナー奏者のCDを買ったりレンタルしたりして勉強中です(・_・;)
まだ心酔する音には出会えてませんが、自分の嗜好の違いはわかってきました!(先生のLIVEに行ったら好みの音で安心しました・笑)

Takaさんのおっしゃるように、具体的にイメトレできるよう、たくさん聴いて頑張ります!
(また長くてごめんなさいm(__)m)

追伸1:S☆Kにはあえて公開しない方がよい気がします♪(私は宝探し出来た感じで嬉しいです☆)
追伸2:だいずさんに対するTakaさんのお返事のキーワードでこちらに辿りつけたのでTakaさんはもちろん、だいずさんにも感謝しています!

演奏も耳もまったく素人でこんな私ですが・・・またお邪魔します♪よろしくおねがいします。
2008-09-11 Thu 00:52 | URL | Yuri #mQop/nM.[ 編集]

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