ミストなサックス

これまでのサックス人生を振り返りながら、サックスを吹くアマチュアプレーヤーの上達のヒントや情報交換の場になればと思い、当ブログを立ち上げました。

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アンサンブルの選曲 (クラッシック編 その1)

今日は、アンサンブルの選曲(クラッシック)について書きたいと思います。

これまでに私が演奏してきた曲なども含めて、候補となる曲と選曲する際のポイントや基準などについてもコメントしたいと思います。


ざっと並べてみると、候補曲は以下のような曲が挙げられます。


【2ATB編成】
・ベネット作曲 「サクソフォーン シンフォネット」 難易度:3


【SATB編成】
・デザンクロ作曲 「サクソフォーン四重奏曲より第一、第二、第三楽章」 難易度:5
・リヴィエ作曲 「グラーヴェとプレスト」 難易度:5
・ピエルネ作曲 「民謡風ロンドの主題による序奏と変奏」 難易度:5
・リュエフ作曲 「サクソフォーン四重奏のためのコンセール(演奏会用四重奏曲)」 難易度:5
・ボザ作曲 「アンダンテとスケルツォ」 難易度:5

・グラズノフ作曲 「カンツォーナヴァリエ」 難易度:4
・ショルティーノ作曲 「異教徒の踊り」 難易度:4
・デュボア作曲 「四重奏曲」 難易度:4
・ヴェロンヌ作曲 「アンダルシアの騎士」 難易度:4
・フランセ作曲 「小四重奏曲」 難易度:4

・クレリス作曲 「序奏とスケルツォ」 難易度:3
・ランティエ作曲 「アンダンテとスケルツェット」 難易度:3
・サンジュレー作曲 「演奏会のアレグロ(Allegro De Concert)」 難易度:3
・アルベニス作曲 「セヴィラ」 難易度:3
・アルベニス作曲 「カディス」 難易度:3


この他にもまだまだたくさんありますが、とりあえず以上の曲を候補としてご紹介します。

なお、難易度は私の独断と偏見で判断した基準で、1(易しい)-2(やや易しい)-3(普通)-4(やや難曲)-5(難曲)の5段階で表しています。


以下、順番に一口コメントを書いていきたいと思います。

・ベネット作曲 「サクソフォーン シンフォネット」 難易度:3

(一口コメント)
 昔のアンサンブルコンテスト全国大会の流行曲。楽譜上はそれほど難しい曲ではないので、難易度は3としていますが、音の強弱の表現や4人が一緒に動く速い指回しのフレーズが見せ場で、緩急のメリハリがあって、演奏効果の非常に高い曲です。曲の中では、1st アルトの指回しの速い高速なソロや、テンポのスローな部分では叙情的なテナーのソロが出てくるなど、1st アルトとテナー奏者の実力が要求されるため、アルトとテナーにレベルの高い奏者がいれば選曲としては持って来いの曲だと思います。アルトとテナーにレベルの高い奏者がいて、ソプラノがなくて選曲に困っているという団体にはオススメですね。



・デザンクロ作曲 「サクソフォーン四重奏曲より第一、第二、第三楽章」 難易度:5

(一口コメント)
 言わずと知れた、サクソフォーン四重奏の名曲中の名曲。特に第三楽章は、アンサンブルコンテストではお馴染みの曲で、中学生でも演奏している団体がたくさんあります。楽譜は臨時記号も多く、速いテンポで難しいスケールが多用されているため、非常に難易度の高い曲です。すべてのパートで高い演奏技術が要求されるため、メンバー全員がそれなりの上級者揃いか、曲をさらうための練習時間がたっぷりとないと曲を仕上げるのは困難だと思います。楽譜上からしてもかなり難しい曲であるため、曲の表現力よりも曲を通しで演奏できるというだけでもそれなりに評価される曲です。第二楽章はコンテストで選曲する団体はほとんどいませんが、第一楽章を演奏するというのも選曲としては珍しくてインパクトがあるため、第一楽章を選択するというのも効果的かもしれませんね。第一楽章は3拍子の裏拍から始まるため、リズムが非常に取りにくく、第三楽章ほどテンポは速くはないですが、聴いた感じよりもはるかに難しいです。デザンクロの四重奏曲は、サクソフォーンアンサンブルで活動している人なら、いつかは必ず挑戦すべき名曲ですね。余談ですが、かの有名なトルヴェールカルテットはこの曲のレコーディングを行うために特別に合宿をしたという話もあります。



・リヴィエ作曲 「グラーヴェとプレスト」 難易度:5

(一口コメント)
 これまたサクソフォーン四重奏では言わずと知れた名曲中の名曲です。楽譜上はデザンクロほど難しくはないです。臨時記号も少なく、速いプレストの部分のスケールやアルペジオも素直なものが多いため、しっかりと時間をかけて練習すればデザンクロよりは仕上げやすい曲だと思います。曲の構成がよくできており、テンポのゆっくりしたグラーヴェの部分は普通に吹いてもサックス特有の艶やかでいい響きが出るため、演奏効果の非常に高い曲ですね。この曲を選曲すると、後半のプレストの部分ではソプラノにかかってくる負担が非常に大きいため、ソプラノ奏者の技術レベルが高い団体であれば、コンテストには持って来いの非常に効果的な曲だと思います。この曲のポイントは、プレストの部分のテンポをどれだけ速くできるかが勝負になると思います。



・ピエルネ作曲 「民謡風ロンドの主題による序奏と変奏」 難易度:5

(一口コメント)
 バリトンサックスの非常に美しいメロディーのソロから始まるこの曲も、サクソフォーンアンサンブルでは上記の2曲と肩を並べる名曲中の名曲です。レベルの高いバリトン奏者のいる団体はぜひとも挑戦して欲しい曲ですね。曲の構成は全体を通して物語のように場面の移り変わりがあって、非常に面白い曲です。曲の終わり方も派手に終わるので、曲が終わった時の雰囲気も非常にいいです。速いパッセージでは細かい動きが多いので、細かい音符をごまかさないようにはっきりと吹くのがポイントですね。この曲もかなり難しい曲ですので、時間をかけてじっくりと練習に取り組まなければこの曲は仕上がらないと思います。昔はこの曲もアンサンブルコンテスト全国大会の常連曲だったのですが、ここ近年では演奏する団体もほとんどなくなってしまいましたね。今の中学高校の若い世代にはしっかり頑張ってもらって、またこの曲をアンサンブルコンテストで復活させて欲しいものです。



・リュエフ作曲 「サクソフォーン四重奏のためのコンセール(演奏会用四重奏曲)」 難易度:5

(一口コメント)
 「普通、アンコンにはこの曲はやらないでしょう…?」とまで言われる、サクソフォーンアンサンブルでは難曲中の難曲です。この曲は、曲名からも分かるように、コンテスト向きの曲というよりは、コンサートや演奏会のメインとなることが多い曲です。この曲は、音大生のカルテットが演奏しても難しくて曲の途中で落ちてしまったりするほどの難曲で、知人の音大生にはコンテストの選曲としては非常に危険だと言われた曲です。私も、過去にそれほど技術レベルの高くないメンバーを率いてこの曲に挑戦して、コンテストにも出場したのですが本当に苦労した記憶が残っています。第一楽章はテンポのゆっくりした派手で非常にインパクトのある曲で、アンサンブルコンテストでのウケはいいと思いますが、この曲の最大のポイントは、各パートが違う動きをしている第三楽章のメヌエットの部分の縦の線を合わせることと、音大生でも落ちてしまうと言われているテンポの速い最終楽章をしっかりと練習することです。



・ボザ作曲 「アンダンテとスケルツォ」 難易度:5

(一口コメント)
 この曲も大昔からある、サクソフォーン四重奏曲では超有名な曲ですが、アンサンブルコンテストではこの曲を選曲する団体は非常に少ないと思います。この曲は、ゆっくりしたアンダンテとテンポの速いスケルツォの2つの曲から構成されており、アンダンテの冒頭は、テナー1本だけの非常に美しいソロから始まるテナー奏者にとってはヨダレの出るような美味しい曲です。それ故に、テナー奏者に要求される表現力や技術力が非常に高いため、コンテストでこの曲を選曲する団体は少なく、アンサンブルコンテストではなかなか聴くことのできない曲です。楽譜上は臨時記号が非常に多く、聴いた感じよりも楽譜を見てみるとかなり難しい曲であることが十分に分かると思います。この曲のポイントは、アンダンテでは、冒頭のテナーのソロの部分と4人の美しいハーモニーが勝負で、スケルツォの部分では4人でどれだけテンポを上げてきっちりと演奏できるかがポイントとなってくると思います。上級者揃いのアンサンブルであれば、ぜひとも挑戦して欲しい曲ですね。



以上、難易度:5のクラッシック曲について一口コメントを書いてみましたが、いかがでしたか?

アンサンブルに詳しい方であれば、ほとんどの曲が知ってる曲ばかりだったと思います。

難易度:4以下のクラッシック曲については、次回以降の記事で書いていきたいと思います。

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テーマ:吹奏楽 - ジャンル:音楽

アンサンブル | コメント:3 | トラックバック:0 |
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この記事のコメント

このコメントは管理人のみ閲覧できます
2017-01-09 Mon 01:19 | | #[ 編集]
> かなやん さん

こんばんは。Takaです。

返信が遅くなって申し訳ありません。

遅くなってしまったので、もうオーディションは終わりましたかね?
タイトルにグラプレと書かれていますので、「グラーヴェとプレスト」のことですね。

> オーディションではテンポはどのくらいが理想ですか?

このご質問についてですが、オーディションでの理想のテンポとのことですが、オーディションではこのテンポがいいという基準は実際には存在しないと思いますよ。

というのも、4人でちゃんと吹けないテンポで吹いても、演奏が雑になり、ミスが目立つだけですし、テンポについてはその時点で4人がちゃんと吹けるテンポで演奏するのが一番だと思います。

また、本番のテンポについても、自分たちであらかじめ目標テンポを決めておいて、それに向けて練習で少しずつテンポを上げて練習していくのが基本です。

グラーヴェとプレストは、プレストの部分がかなり音符の数が多いので、あまりテンポを速くしすぎると速いパッセージがすべって流れてしまったりしますし、4人のレベルに合わせて無理のないテンポを設定するようにしましょう。

オーディションに通過すれば、12月は本番ですね。

オーディションを通過してもしなくても、今後の練習の参考になれば幸いです。
2013-11-04 Mon 19:19 | URL | Taka #-[ 編集]
12月に大会があって
来週にそのための
オーディションをします

オーディションでは
テンポはどのくらいが
理想ですか?

目安でいいので
教えてください。
2013-10-28 Mon 08:41 | URL | かなやん #-[ 編集]

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