ミストなサックス

これまでのサックス人生を振り返りながら、サックスを吹くアマチュアプレーヤーの上達のヒントや情報交換の場になればと思い、当ブログを立ち上げました。

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アンブシュアと息のスピードによる音程の変化

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今日は、アンブシュアと息のスピードによる音程の変化ということで、アンブシュアや息のスピードを変えることでサックスの音程が変化するということについて書いてみたいと思います。

サックスという楽器は、他の楽器に比べると音程の取りにくい楽器で、ピアノのように調律さえできていれば、鍵盤を叩くだけで正確な音程が出るというような楽器ではないことはみなさんもよくご存知だと思います。

また、サックスという楽器は、固体差があり、同じメーカーの同じモデルの楽器であっても、1つ1つの楽器にその楽器特有のクセがあり、そのクセの悪い楽器とかですと、新品の楽器であるにも関わらず、もともとの楽器の音程の高い低いのバランスが悪かったりして、その楽器のクセの悪さのために実際の演奏の時などにかなり苦労したりします。

よく楽器店で並んでいる、○○先生の選定品などという楽器が並んでいると思いますが、そういった楽器はプロの先生が楽器の工場などで生産されたばかりのたくさんの楽器の中から、音抜けや音色、音程のバランスなどのいい楽器を厳密に選定した楽器ですので、同じメーカーの同じモデルの新品の楽器の中でも選りすぐられた「いい楽器」ということなのです。

ということで、以前の記事でも触れましたが、楽器を購入する際のポイントとなるのが、可能な限りプロの先生の楽器の選定品を購入するか、上級者などに付き添ってもらって、その上級者に楽器を選んでもらって購入するというのが一番大切なことだと思います。

少し前置きが長くなってしまいましたね…

しかしながら、このようにプロの先生が選んだ選定品のようなバランスのいい楽器であったとしても、サックスという楽器は楽器の特性上、正しい音程を取るのが難しい楽器です。

サックスの音程は、一般的には、高音域になると音程が下がり、低音域になると音程が上がってしまうという楽器の特性がありますので、例えばアンブシュアも息のスピードも何も意識せずに普通に音階を上から下まで吹いてみると、このような傾向があることが分かると思います。



そこで、「アンブシュア」と「息のスピード」をコントロールすることによって音程を変化させて、このようなサックスの楽器の特性を理解した上で、正しい音程で音を出すことが必要になってきます。


まずは、アンブシュアについて考えてみましょう。

正しいアンブシュアの作り方については、過去にも触れてきましたので省略しますが、今回のテーマである「音程」という部分についての関連で言えば、アンブシュアをタイトにすると音程は上がり、アンブシュアを緩めてやると音程は下がります。

つまり、サックスの音程の特性に合わせると、高音域ではアンブシュアをタイトにしてやり、低音域ではアンブシュアを緩めてやるという感じで音程をコントロールしてやる訳です。

このアンブシュアをタイトにしたり緩めたりする時の注意なのですが、過去の記事でも触れましたが、アンブシュアをタイトにする時は、「噛み過ぎのアンブシュア」にならないようにすることです。

「アンブシュアをタイトにする」というのは、マウスピースを強く上下に噛むことではなく、口の周りの筋肉を使って、きんちゃく袋の口をギュッと締めるような感じで、アンブシュアをタイトにしてやるということです。

また、逆にアンブシュアを緩める時は、アンブシュアを縦に緩めてやるイメージで緩めてやると、アンブシュアを緩めた時に、口の両端から息が漏れたりしません。

以上が、アンブシュアで音程の上下をコントロールするための基本的な原理です。



次は、息のスピードについて考えてみましょう。

息のスピードコントロールについても、過去の記事で何度も触れたと思いますが、口の中の広さ(容積)を狭くしてやると息のスピードが速くなり、逆に口の中の広さ(容積)を広くしてやると息のスピードがゆるやかになります。

これは、ホースで水遣りをする時に、ホースから出る水を遠くに飛ばすために、ホースの口をつまんで水のスピードを上げて、水を遠くに飛ばしてやる原理と同じです。

言い方を変えると、息のスピードをだんだん速くしていくためには、言葉の発音で言うと、

「オー」 ⇒ 「ウー」 ⇒ 「イー」 ⇒ 「ヒー」 ⇒ 「キー」

という順番で発音していくと、口の中の広さがだんだん狭くなっていくと思います。
また、逆に息のスピードをだんだんゆるやかにしていくためには、この逆になります。

そして、今回のテーマである「音程」と「息のスピード」との関連で言えば、息のスピードを速くしてやると音程は上がり、逆に息のスピードを緩やかにしてやると音程は下がります。

つまり、サックスの楽器の音程の特性に合わせると、高音域では口の中を狭くして息のスピードを速くして音程を上げてやり、低音域では息のスピードを緩やかにしてやることで音程を下げてコントロールしてやる訳です。


この、息のスピードを速くしたり緩やかにしたりする時の注意点ですが、息のスピードコントロールをするためには、上記のように口の中の状態を変化させる訳なのですが、変化させるのはあくまでも口の中の状態だけであって、アンブシュアは変ってしまわないように十分に注意しなければなりません。

特に、「イー」 ⇒ 「ヒー」 ⇒ 「キー」 の部分では、アンブシュアが横型の口になってしまったり、マウスピースを上下に噛んでしまったりする人がたくさんいますので、この部分は要注意です!!!


アンブシュアは、縦型の口が基本ですので、その縦型の口での発音で言えば、

「オー」 ⇒ 「ウー」 ⇒ 「ユー」 ⇒ 「ヒュー」 ⇒ 「キュー」

という発音の方がいいかも知れませんね(笑)



少し長くなりましたが、これが「アンブシュア」と「息のスピード」と「音程」の関係です。

つまり、サックスの楽器の特性に合わせて、アンブシュアと息のスピードをうまくコントロールして正しい音程でサックスを吹く練習をするのです。

正しい音程は、チューナーのセンサーで計って正しい音程をチェックするのではなく、チューナーの音を出したり、音程の正確なキーボードなどの鍵盤楽器を使って正しい音程の音を出して、その正しい音程の音を自分の耳でよく聴きながら、頭でその音程をイメージしながらロングトーンや音出しをする練習をしましょう。

もしも音程が高かったり低かったりすると、自分の音とチューナーや鍵盤の音が合わなくて濁った音になりますし、ぴったり音程が合うとチューナーや鍵盤の音と自分の音が1つの音になって聴こえます。


この練習をしっかりと積んでいけば、正しい音感が身につきますし、最初はアンブシュアや息のスピードの調節を意識して練習しなければいけませんが、慣れてくると正しい音程で吹く時のアンブシュアの状態や息のスピードを自然に身体が覚えてくれますので、そのうち意識しなくても普通に吹くと身体が正しい音程でサックスを吹ける身体になってきます。


少しややこしくなってしまいましたが、最初は自分でアンブシュアをタイトにしたり緩めたり、息のスピードを速くしたり遅くしたりして、音程が上がったり下がったりするのを自分で感じてみて下さい。

そして、自分がアンブシュアと息のスピードを意識的にいろいろと変えられるように練習していくといいと思います。


今回は少し長くなってしまいましたが、いかがだったでしょうか?

これまでの記事の内容の復習も兼ねて、サックスでは結構ネックとなる音程について書いてみました。


私も長くサックスを吹いていますが、「音程」を合わすことについては、いつも難しさを感じています。

特に、一緒に吹く人同士で音程を合わせる時は、相手の音を耳で聴いて合わせていかないといけませんし、相手の音感がいいか悪いかにも大きく左右されるところです。

相手が自分に合わせられる技量を持った人であれば楽ですが、相手が音程のコントロールができない人であれば、自分が合わせられなければ永遠にお互いの音程は合わせられないですからね(笑)


このように、誰しもが音程を柔軟に合わせられるようになれば、あとはお互いに合わせる気持ちさえあれば、音程のバッチリ合ったいい演奏ができますよね!
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テーマ:吹奏楽 - ジャンル:音楽

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