ミストなサックス

これまでのサックス人生を振り返りながら、サックスを吹くアマチュアプレーヤーの上達のヒントや情報交換の場になればと思い、当ブログを立ち上げました。

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アンサンブルコンテスト県大会 (2013年度)

今年最初の記事になります。

2013年も終わり、2014年になりましたね。

新年のご挨拶もできておらず、仕事の方がバタバタとしており、なかなか記事の更新ができておらず、いつも当ブログに来て頂いている方々には大変申し訳ありません。

今日は2014年の最初の記事になりますが、今年のアンサンブルコンテストの県大会の記事について書きたいと思います。

2013年度は、1月19日(日)がアンサンブルコンテストの県大会で、例年通りうちのカルテットも出場してきましたので、毎年恒例となりましたがそれについて書きたいと思います。

うちのカルテットは、結成されてから今年で9年目。
県大会でもようやくうちのカルテットの名前も認知されるようになってきたかな?と思ってます。


今回のアンコンの曲ですが、うちのアルト吹きが選んだ曲で、「Phantom Dance」をやりました。
この曲ですが、「ガラスの香り」でも有名な福田洋介さんの曲で、なかなかカッコイイ曲です。



もとは9重奏の曲のようですが、4重奏版の楽譜も出版されていたのでこの曲をやることになりました。

カットなしですべて演奏すると9分近くある長い曲ですが、そこから楽譜に書かれているカットの部分を省き、さらにうちの演奏に合わせてカットしました。

練習の時は、だいたい4分40秒ぐらいで演奏できていましたので、去年のようにタイムオーバーの危険性もそれほど意識しなくてよかったです。

この曲は新曲で、今年のアンコンでやったという人も結構いたのではないのでしょうかね。

聞いた感じは結構迫力があり、難しそうに聞こえる曲ですが、聞いた感じよりは取り組み易い曲で、聞き映えのする曲ですので、中高生の方で中級以上のメンバーですと十分に吹きこなせる曲だと思います。




今回のアンコンで演奏した「Phantom Dance」は、以下のCDに収録されています。




他にも、坂井貴祐の「アリオーソとトッカータ」も候補に挙がり、平行して練習をしていたのですが、最終的にアルト吹きがこの曲でいきたいということで、「Phantom Dance」に決まりました。

個人的には、「アリオーソとトッカータ」の方がメロディアスで好きなんですけどね(笑)



実はうちのカルテットがアンサンブルコンテストで演奏する曲は、毎年メンバーが持ち回りでやりたい曲を決めることになっていて、今回はうちのアルト吹きが曲を決める年ということで、「Phantom Dance」をやることに。


今回演奏した「Phantom Dance」ですが、聞いてみると分かると思いますが、リズム感、テンポ感がしっかりしていないと、曲の持つ疾走感を出すのが難しいと思います。

全般的にテンポの速い曲ですので、強弱のダイナミクスレンジを大きくして、曲のストーリーをしっかりと聞かせてやらないと、単調に聴こえてしまいやすい曲だと思います。

運指は8割方はそれほど難しくないですが、ポイントポイントでかなり難しくて指がもつれそうなところが出てきますね(笑)


ということで、今年の選曲は、昨年よりも早めにはしていたものの、例年通り私も含めてメンバーの仕事が忙しく、4人がなかなか集まらない中で9月ぐらいからこの曲の練習を始めました。

最初は個人練習である程度さらい込んで、4人で合わせていったのですが、去年よりも早くから練習には取りかかったものの、4人揃う練習がほとんどないという状況で、昨年度と同様に本番前日の練習はバリトン吹きが仕事で練習に来られず、3人で前日練習をするという危ない状況で本番に臨みました(笑)

今回の「Phantom Dance」の選曲は、4人揃っての練習時間があまり取れないうちのカルテットにとってはかなりリスクの高い選曲でしたね。

あと、中間部分にテナーが旋律の長いメロディーが出てくるため、テナーのレベルが高くないとはっきり言って厳しい曲だと思います。

それなのに、うちのカルテットで一番心配の種となっているテナー吹きのお嬢さん(笑)

前日練習は3人しか集まらなかったため、私が中間部のテナーのソロの特訓をしました。
まずはヴィブラートから・・・

本番前日にヴィブラートの練習してるんですからね(笑)

もともとヴィブラートができない訳じゃないんですが、普段はそんなにヴィブラートをかけずに、4人の中でも一番歌えないということで、猛特訓しましたよ。

当ブログにも記事に書いた記憶があるのですが、メロディーを豊かに表現するために、「とにかく極端に、大げさに強弱を付けて吹く」ことを徹底させました。

歌を歌うのとは違い、サックスを吹くときは、自分で強弱を付けて、かなり表情豊かに吹いているつもりが、実際に聞き手には自分が思っているようには全然聞こえないということをまずは理解してもらった上で、いやらしくてもいいから演歌やオペラを歌うような感じでメロディーを吹くように指導(笑)

3人で2時間の練習時間の中で、30分時間をかけてテナー吹きの特訓に・・・

かなり手がかかりましたが、最後に合わせたときは演奏がガラっと変わったのでとりあえずは一安心。

しかしながら、私の方はその前は2週続けて練習に出られていませんでしたので、最終的なカットの部分を知らされたのも前の週の練習という状態で、難しい運指の部分も練習できていませんでしたので、かなりヤバい状況でした。

そんな中で、本番当日は16時前の本番でしたので、午前中に2時間ほど4人で練習した後に会場入りしました。

今回のアンコンの出場団体は全部で15団体で、出場団体数は昨年と同じでしたが、今年は打楽器からの順番ということで、打楽器が1団体でその後にサックスということで、サックスはうちを入れて2団体でうちが先だったので、うちの出番は打楽器の後の2番目でした。

昨年は、サックスの団体はうちだけでしたが、今年はもう1団体あって2団体。
毎年そうですが、どこの団体が出て何の曲をやろうが全く意識もせず、うちはいつもマイペースですね(笑)

今年もアンコン当日は寒かったですね。

会場は昨年とは違う会場で、いつもの練習場所からもさらに遠かったですし、最寄駅からは遠くないですが、駅の周りに何もないという不便さは何とかならないですかね。

チューニング室は、音がめちゃくちゃ響く広い部屋だったのですが、音が響きすぎてチューニングが合ってるのか合ってないのかがほとんど分からない状態で音を合わせました(笑)


というような中で、今年も本番の演奏が始まったのですが、いつものようにまたまたやらかしましたよ、本番中のアクシデント(笑)


今年の本番では私が最初にやらかしました(笑)

最初、3人の伴奏の後にソプラノが旋律で入るのですが、その旋律の最初の一番低い音が出ずにカスってしまい・・・

おぉ~~ヤッベ~~~ってことで、そこから徐々に立て直していきましたよ(笑)

今年は、「Phantom Dance」ということで、昨年の「万葉」に比べると細かい音符が多いので、仕上げるのに練習時間が多く必要だったにも関わらず、練習時間が全然取れなかったので、多分今年はダメだろうなぁと個人的に思っていたこともあって、やってしまったときは、あぁやっぱりやってしまったか…という感じでしたので、想定内ということで。

そして、中間部のテナーのソロへ・・・

前日の特訓ではどうなることやら・・・と思っていましたが、バッチリきめてくれましたね。

実は、うちのテナー吹きは、他のメンバーがミスをおかすとリラックスしてバッチリ吹けるという変なクセがあって(笑)

演奏の後で聞いてみると、案の定、私がミスったことで「よっしゃ!!」と思ったみたいで、リラックスして吹けたようです(笑)

バリトンは楽しく吹けたようで、私以外のメンバーは今回は問題なく終わりました。

私が今回の演奏を振り返って感じたところとしては、テンポが一定せずに不安定だったこと、最初の4人の音がうまくかみ合わずに音が薄かったこと、個人的には練習不足の消化不良というところで、今年は金賞はまずないだろうな・・・というのが正直なところでしたね。


そんなこんなで本番の演奏が終わり、演奏後はメンバーいつものようにバラバラで、テナー吹きとバリトン吹きは会場の中で他の団体の演奏を聴き、私とアルト吹きは会場の中の喫茶店でコーヒーを飲みながら来年の話をしながらダラダラと過ごしました。


そして、今年も来ました夕方の結果発表。

今年は待たされることもなく、さっさと結果発表が始まりました。

午前からの中学の部ですが、50団体近くが出場して、金賞団体がたったの3団体というかなり厳しい結果に・・・

その前の週が高校の部だったのですが、うちのアルト吹きの話では高校の部もかなり厳しかったようで、金賞団体は少なかったとのこと。

いずれにしても、今年の出来からいくと金賞はまずないので、まぁこれで銀賞は間違いないだろうということで、午前の中学の部の発表に続いて、一般・職場の部の発表へ・・・

プログラム1番の打楽器は、いつものように「金賞ゴールド」。


そして、今年の我々の結果は・・・






「金賞GOLD!!!」



えええ??マジ?????
私はちょっとビックリでした(笑)


私の最初のミスはまぁよしとしても、全体的な仕上がりのイマイチ感や、練習不足による曲の消化不良が隠せない今回の演奏で金賞が取れたのはよほど運がよかったのだと思いますね。

いずれにしても、2年連続で金賞を頂けたのはありがたいことですね。


そして、3年連続の金賞がかかった来年のアンコンは、私が選曲する当番の年です(笑)
まだ具体的には曲は決めていませんが、うちのカルテットに合った曲を選曲するつもりです。


今回のアンコンの審査員は昨年より1名少なく、全部で5名の先生方に審査頂きました。


以下、審査員の先生方の講評コメントです。


【トランペットの先生】
たいへんまとまった演奏だったと思います。
ただ、音色が少しうすいような気がしました。
楽器をもっとうまく響かすことができれば、透明感のある演奏になったと思います。
バランスやタイミングなどはよく研究されており、安定感があり、楽しく聴けました。



【ホルンの先生】
細かい音符に気を取られて、一番大切な曲の持つbeatが出ていないのが残念。
伴奏系、曲想の持つリズムを出して色彩感を出しましょう。
メロディーの受け継ぎを明確に凸凹にならない。



【作曲家の先生】
Sop. Alt. Ten. Bar. それぞれの「らしさ」を生かしたアンサンブル。
少なくとも私は好きです。
しかし、4人がひとつの固まりにならなければならない場面では弱みが・・・
難しい。



【クラリネットの先生】
A.SaxとT.Saxのハーモニー感が不安定な所が少し気になります。
曲の後半になるにしたがって4人のハーモニー感が少し濁ってきたのが残念です。



【オーボエの先生】
時々リズムにメロディーが遅れ気味になります。
それでリズムが崩れるので気を付けましょう。
中間部、伸ばしの和音をもう少しうすくした方がバランスがいいところがあります。
音色がもう少し色々あると更に良いと思います。
もう少しきっちり合うともっとすっきりすると思います。


金賞こそ頂きましたが、後で上記の審査員の先生方の講評を読んで納得でした。

昨年の内容に比べて厳しいコメントが多く、評価も見ましたがギリギリの金賞だったと思います。

昨年の記事の講評と比べてみると分かると思いますが、同じ金賞でも講評の中身はこれだけ違うんですよね。

同じメンバーで長くやっていて、そこそこ吹けるメンバーが揃っていても、毎年練習時間もあまり取れない状況の中で、コンテストに使う曲が違うとこれだけ講評も変わってくるんですよね。

来年は、私が選曲の番ですので、その変もよく考えた上で、うちのカルテットに合った曲を選びたいと思います。

皆さんも悩まれると思いますが、選曲って結構難しいですよね。

さてさて、来年はどうなることやら・・・



中高生の皆さん、その他一般や職場等でアンコンに出場された皆さんはいかがでしたでしょうか?

アンコンの結果はともあれ、これからの自分たちの演奏の課題が色々と見えてきたのではないでしょうか。

うちのカルテットもそうでしたよ。
アンサンブルですので、たとえ1人がどんなに上手に吹けても、いい演奏にはなりません。
また、例えば四重奏で4人ともが上手に吹けても、4人のハーモニーが揃っていないと、これもまたいい演奏にはなりません。

アンコンはコンテストですので、賞があり、演奏に対して審査員の先生方が評価され、金賞、銀賞、銅賞、そして金賞の中から代表という風に順位というか、演奏がランク付けされるような形にはなってしまいますが、自分たちの演奏をこれからどういう風にしていったらいいのか?を考えて、今後の練習に生かしていくには本当にいい機会だと思います。

中高生の皆さんは、これからまた新しい学年になると、またすぐに夏の吹奏楽コンクールのシーズンがやってくると思いますのでバタバタしたりするかも知れませんが、アンサンブルの練習は本当にいい練習になりますので、アンコンが終わったからと言っても、アンサンブルの練習を続けることで夏のコンクールに向けたいい練習にもなると思いますので、コンクールの曲が決まるまでの間は、パート練習の時などにアンサンブルの練習を取り入れてみてはいかがでしょうか。


ということで、長くなりましたが、今年のアンコンの結果報告を今年最初の記事とさせて頂きます。



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腹式呼吸の壁

今日は「腹式呼吸の壁」というタイトルで記事を書いてみたいと思います。

腹式呼吸の重要性については、これまでの記事でも色々と書いてきましたが、サックスで伸びやかで芯のある音を出すためには、腹式呼吸をマスターすることが必須になります。

サックスを吹いているみなさんであれば、腹式呼吸をマスターすることが大切だということはよくご存知だと思うのですが、実はこの腹式呼吸がちゃんとマスターできないと、いくら練習時間を多く積んだとしても、ある一定のラインまでは上達しても、それ以上にいい音を出すことが難しくなります。


これが、今日の記事のタイトルで取り上げた「腹式呼吸の壁」です。

サックスは、リード楽器と呼ばれていて、息を吹き込んでリードを振動させて音を出す仕組みですので、金管楽器のトランペットやトロンボーンとかよりも最初は簡単に音を出すことができますし、運指もソプラノリコーダーとほぼ同じですので、ある程度まで上達することはそれほど難しいことではありません。

ところが、ロングトーン、音階スケールなどの基礎練習もしっかりやって、16分音符や32分音符などのたくさんあるような速い曲も吹けるようになったけど、肝心の音色がそんなに良くならず、音のボリュームもあまり大きな音が出なくて、他の楽器と一緒に演奏すると音が埋もれてしまったり、かき消されてしまったり・・・というような人もいます。

私が昔、音大生のサックス専攻生の方と一緒にデュオを演奏させて頂いたことがあったのですが、その方の音はすごく綺麗な音色で技術的なテクニックもかなりスゴイものを持っていたのですが、音の響きやボリュームがすごく乏しくて、全然音が前に出てこないのをすごく不思議に思った記憶があります。

その方は女性の方だったので、身体の大きさや息の量とかも少しは関係しているとは思いますが、別の音大生の女性は、背丈などもそんなに違わない人ですが、ものすごくよく響く音で、音のボリュームもかなり出るという人がいましたので、その違いはやはり腹式呼吸がしっかりできているかできていないかの違いだと思います。

このように、同じ音大のサックス専攻生でも、腹式呼吸がしっかりできている人とできていない人では音に大きな差が出てきます。

いくら音の綺麗さや技術的なテクニックに優れている音大生でさえも、腹式呼吸の壁を越えられない人もいるんですよね。


おそらく、アマチュアプレーヤーの皆さんの中にも、長年サックスを吹いてきて、ある程度は吹けるんだけど、そこからもうワンランク、ツーランク上の演奏がなかなかできないんだよなぁ~~という人がたくさんいらっしゃると思いますが、そういう方は「腹式呼吸の壁」にぶち当たってしまっているという人が多いのではないでしょうか?


速い運指は、ゆっくりのテンポからだんだん速くして地道に練習すれば誰でも吹けるようになりますが、音色や音の響き、音の伸びなどは、腹式呼吸をマスターしないと全然良くなっていきません。


さて、みなさなんはいかがでしょうか?

音大生やプロの先生が演奏するような難しい曲にチャレンジして、その曲が吹けるようになりたい!と思って、頑張って難しい曲を必死で練習している人もいらっしゃるかも知れませんが、それよりも先に腹式呼吸をしっかりとマスターして、音の響きや音色を自分でコントロールできるようにすることの方が、難しい曲が吹けるということよりもずっと意味があることですし、腹式呼吸の壁を越えられると、その人の運や音楽センスによってはプロになったりする人もいるぐらいです。

「腹式呼吸の壁」

この壁は乗り越えるのが結構大変ですが、乗り越えてしまうとサックスを吹く楽しさが何10倍にも膨れ上がりますし、視野が全然変わってきますので、みなさんも頑張って腹式呼吸がしっかりとできるように練習しましょう!


もちろん、ほんの少しの間だけ一生懸命に腹式呼吸の練習をしたからといっても、すぐにマスター出来るという訳ではありませんので、普段の練習でも常に意識しながら練習して、身体に覚えこませることが大切です。

さぁ皆さんも、腹式呼吸をしっかりマスターして、響きのいい伸びやかな音を出しましょう!



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強く吹くこととしっかり吹くことの違い

今日は、「強く吹くこととしっかり吹くことの違い」というタイトルで記事を書いてみたいと思います。

私がサックスを教えている生徒さんのレッスンの時に、例えばロングトーンやスケール練習で、音がしっかりと出ていない時に、「しっかり息を吸って、しっかり吹いて下さい」とか、マウスピースから「しっかり息を入れて下さい」という風に言うことがあります。

何ヶ月か前のレッスンでの話なのですが、私がいつものように「しっかり吹いて下さい」という風に指導していたところ、出てくる音の大きさは結構大きな音が出てくるのですが、その音が全然響いていないので、吹き方をチェックしたところ、その方は「しっかり吹く」ことを「強く吹く」と解釈していて、とにかく息を強く入れる、思いっきり息を入れるという風に思っていたようです。

日本語って難しいですね。

「しっかり」という日本語自体が少し抽象的で、人によっては「強く」ととらえてしまう人もいると思います。

私が指導する時によく使っている、サックスを吹くときの「しっかり吹く」、「しっかり息を入れる」という表現は、「強く吹く」、「息を強く入れる」の意味ではありません。

では、例えば、「強く吹く」、「息を強く入れる」とどうなるのでしょうか?


みなさんも実際にやってみられると分かると思いますが、サックスを強く吹くと、口元で息が余るような感じになって、頬っぺたが膨らみそうになり、マウスピースから息が思うように入らないといった状況になると思います。

この状況になると、吹き込む息に効率的に圧力がかかりませんので、いくら強く吹いてもある程度大きな音は出るかも知れませんが、強く吹いている割には音が響かないですし、音色も荒っぽい汚い音色になってしまいます。


では、「しっかり吹く」、「しっかり息を入れる」とはどのように吹けばよいのでしょうか?

私がよく使っているこの「しっかり」という言葉は、「吹き込む息を確実にマウスピースに通す」という表現を使えば分かりやすいでしょうか。

吹き込む息をしっかりマウスピースに通すことによって、そんなに強く思いっきり息を入れようとしなくても、リードが効率的に振動して、出てくる音もよく響く伸びやかな音になります。

これが私の言う「しっかり吹く」ということです。

吹き込む息をしっかりとマウスピースに通そうとすると、他の記事にも書いていると思いますが、「息の柱」を作ってやる必要がありますし、腹式呼吸を使ってその息の柱の硬さや太さをコントロールして、圧力のかかった息を楽器に吹き込む必要があります。

ですので、みなさんもよく響く伸びやかな音を出したいと思うならば、吹き込む息をしっかりとマウスピースに通してやるイメージで練習しましょう。


このことを意識することで、自然と腹式呼吸もできるようになってくると思いますし、吹き込む息をマウスピースの先端に集中させて、密度の濃い息を入れる習慣が付いてくると思います。


今日は、「強く吹くこととしっかり吹くことの違い」について書いてみましたが、みなさんはいかがでしょうか?

力任せに強い息を入れても楽器がちゃんと響いてくれないことに気付くことができたならば、それだけでも大きな進歩だと思いますので、日々の練習で意識しながら、よく響く伸びやかな音が出せるように頑張りましょう!



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表現は大袈裟に

梅雨の蒸し暑い日が続いてますが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか?

6月もいよいよ今日で最後ですね。

今日は、「表現は大袈裟に」というタイトルで記事を書いてみたいと思います。

サックスで曲を吹くときに、楽譜を見ると五線譜に音符が並んでいて、五線譜の下に色々な記号が書いてありますよね。

pp(ピアニッシモ)、p(ピアノ)、mp(メゾピアノ)、mf(メゾフォルテ)、f(フォルテ)、ff(フォルティッシモ)といった強弱記号や、クレッシェンド、デクレッシェンド、他にも fp(フォルテピアノ)などの特殊な記号もあります。

これらの記号は、音に強弱や音量の変化を付けることによって、その曲の曲想を作っている大切な記号です。

吹奏楽やオーケストラなどの演奏を聴いていると、音の強弱によって思わずハッとさせられたりすることも多いですよね。

上に書いた強弱記号は本当に基本的なものだけを挙げてみましたが、これらの記号以外にも演奏の際に効果的な表現をするための記号がたくさんあり、奏者はその記号を見てより魅力的な演奏をします。

皆さんは音の強弱を演奏でうまく表現できていますか?

サックスを吹いているときに、強弱を付けて吹いているつもりが、実際に録音してみると全然強弱が付いていなかったり、クレッシェンドしているのに全然音が大きくなっていないという経験はありませんか?

吹奏楽やアンサンブルでも、強弱を付けて吹いているつもりが、実際は全然音量が変わっていないということで指揮者の先生に何度も注意されるということがよくあるのではないでしょうか。

このような経験はサックスだけに限らず、管楽器を吹いている人であれば皆さんもよく経験すると思います。

では、なぜそうなってしまうのでしょうか?


例えば、歌を歌う場合ですと音を出すのが喉の声帯ですので、声の大きさをコントロールするのは比較的簡単にできますので、カラオケとかで歌ったりするときは、自分の思うように歌えば音の強弱も簡単にコントロールできますし、マイクもありますので声の強弱は面白いように操ることができると思います。

ところが、音を出すのが声ではなくて楽器ということになると、自分で強弱を付けて吹いているつもりでも、実際は自分が思っているほど音の強弱が付きません。

これは、音を出すのが自分の身体の一部ではなくて楽器であるため、かなり大袈裟で大胆に強弱を付けてやるようにしないと、実際に出てくる音の強弱は全然付かないということになってしまうのです。

ですので、サックスを吹くときの表現はかなり大袈裟で大胆にしてやるようにしましょう。

例えば、pp(ピアニシモ)であればかなり小さな音で吹くようにして、クレッシェンドとかもかなり小さな音からかなり大きな音にしてやり、音の強弱の変化を大袈裟にしてやるようにすると、聴いている方はちょうどいいぐらいになります。

この音の強弱の幅は、よく「音のダイナミックレンジ」と呼ばれていて、曲を演奏する時は音のダイナミックレンジが大きければ大きいほど効果的な演奏表現ができます。


さて、みなさんの吹くサックスの音のダイナミックレンジはいかがでしょうか?

初心者の方ですと、ある程度大きな音で吹くのは比較的簡単にできるかも知れませんが、小さな音で吹くのは息の圧力がしっかりかかっていないとすぐに音が出なくなってしまったりしますので難しいと思います。

サックスでよく小さな音でちゃんと吹けるように練習することが大切だということを先生や先輩から教わったりすることがよくあると思いますが、それは音のダイナミックレンジの幅を大きくすることにも大きく関係しますので、非常に大切です。

また、大きな音で吹く場合も、ある程度は大きな音で吹けても、それ以上大きな音で吹こうと思うと、噛み過ぎのアンブシュアになっていたりするとはマウスピースから息がたくさん入りませんので大きな音が出ませんし、腹式呼吸がちゃんとできていないと、息に圧力がしっかりとかかっていなかったり、息のスピードコントロールがうまくできないと音も響きませんので、音量もある一定の音量までくるとそれ以上の音量が出なかったりします。

ですので、小さな音でちゃんと音を出して吹く練習、噛み過ぎのアンブシュアにならないこと、腹式呼吸を使って息の圧力や息のスピードをコントロールする練習に加えて、実際に曲を演奏する時には、「表現は大袈裟に」することを心がけましょう。

そうすることで、どんな曲を吹いてもより効果的な演奏ができるようになります。



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本番にミスは付き物!

うっとおしい梅雨の時期ですね。

気温もかなり上がり、もう真夏の暑さの日が続いてますが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか?

私の方は、仕事の方が忙しく、なかなか記事の更新もできておらず、すみません。。m(_ _)m


今日は、「本番にミスは付き物!」というタイトルで記事を書きたいと思います。

サックスを吹いている方ですと、発表会、演奏会、コンクール、コンテスト、人によってはメンバー選考のオーディションなど、いろんな本番の舞台に上る機会があると思います。

かく言う私も、中学時代からサックスを吹いてきた訳ですが、もう数えきれないほどの本番の舞台を経験してきました。

中では、緊張してしまって演奏がガチガチで、ミスを連発してしまい、本番が終わってからもう立ち直れないぐらいの嫌悪感に襲われたことも何度もあります。

また、本番の演奏が本当に楽しくて、吹きながら自分でも鳥肌の立つぐらい感動してしまった充実したステージもたくさんありました。

そんな感じで、本当に様々な本番の舞台を色々と経験してきた訳ですが、振り返ってみるとほとんどの本番の舞台について言えることが、今回の記事のタイトルにした「本番にミスは付き物!」ということです。

まさに本番にミスは付き物であり、思わぬアクシデントも当たり前のように起こるということです。

みなさんも本番のステージで演奏した時に、大きなミスをしてしまったり、思いもよらないアクシデントが起こってしまい、それに動揺してしまったために、演奏がボロボロになってしまったという人も多いのではないでしょうか?

しかしながら、本番でほぼ100%に近い状態でいい演奏ができることはまずなくて、ミスをしてしまったり、思わぬアクシデントに見舞われるというのは、私から見ればごくごく当たり前のことだと思っています。

ですので、私は今もアンサンブルコンテストなどで本番のステージに上がることがありますが、緊張も全くしませんし、大きなミスをおかしても、何かアクシデントがあったとしても、「あ~~~やっぱりやらかしてしまった…(笑)」ぐらいにしか思っていません(笑)

みなさんから見れば、Takaさんは長くサックスを吹いてるベテランだからそんな風に余裕でいられるんですよ!って思われるかも知れませんが、経験の浅い方、初心者の方でも、本番ではミスやアクシデントは必ず起こるという覚悟さえできていれば、本番でのミスやアクシデントを楽しむことさえできるんですよ(笑)

私のサックス人生の中での一番最初の本番でのアクシデントはというと、夏の吹奏楽コンクールで、本番の演奏の順番待ちで舞台袖にいたとき、当時のトロンボーンの後輩が私のサックスのマウスピースの先端にぶつかってきて、なんと本番前にリードが割れてしまったというアクシデントがありました。

その時は、予備のリードも持っておらず、私もさすがにリードを割った後輩を叱りましたが、後輩も真っ青な顔をして泣きそうでしたし、どうしようもない状態でしたので、後輩に次はこんなことを起こさないようにと注意した上で、いい演奏をしよう!と後輩を励まして本番の舞台に出た記憶があります。

それ以来、本番でのアクシデントはあるものだと思いながらやってきました。

後は、演奏中にリードミスをしてしまったり、音が裏返ってしまったり、ひっどい音程の音で吹いてしまったりと、本当にいろんなミスをやらかしましたね(笑)

最初は、そのやらかしてしまったミスで頭が真っ白になって、演奏がボロボロになったりしていましたが、そのうち、やらかしてしまったものは取り返すことはできないということと、その後で普通に演奏できれば、そんな部分的なミスなんて演奏全体の評価にはほとんど影響しないということが分かってからは、「本番にミスは付き物!」ということを頭に常に置いて本番に臨んできました。

そのおかげで、今や「今日の本番はどんなミスやアクシデントがあるのかな~?」なんて人ごとのように楽しみにするようにさえなってしまいました(笑)

今はアンコンの本番ぐらいしか本番のステージに上がることがなくなってしまってますが、アンコンの本番でもそれほどミスなく吹いた演奏よりも、大きなミスをやらかした演奏の方が高い評価を頂くというジンクスまで出来上がってしまっているぐらいです(笑)

つまり、この記事で何が言いたいのかというと、本番中のミスで緊張してしまったり、頭が真っ白になってその後の演奏がボロボロになってしまったりする方が結構いると思いますが、そういう方は損をしてますよ!ということです。

そういう方は、「本番にミスは付き物!」、「本番にアクシデントは付き物!」ということで、何があっても驚いたりひるんだりすることなく、「本番の演奏を楽しみましょう!」ということです。

本番のステージというのは、今まで長い間苦労しながら練習してきたのが、ほんの5分や10分で終わってしまう訳ですから、プレッシャーもかかると思いますし、そこでミスをしてしまったら今までの苦労が水の泡…なんて思いがちですが、決してそんなことはないのです。

今までの長くて苦しい練習の成果というものは、本番で大きなミスをおかしてしまったとしても、演奏全体で見ればちゃんと結果に出てくるものなのですよ。

いくらミスなく演奏できたとしても、いい結果が出なければ、今までの練習方法などに問題があったり、今の実力がその結果のレベルだということになりますし、本番でいくら大きなミスをおかしてしまったとしても、演奏全体のレベルが高ければ、それなりの結果が出るということなのです。

ですので、本番のステージでは細かいことにとらわれずに、とにかく本番の演奏、ミス、アクシデントも含めて楽しんで演奏することが一番大切だということです。

演奏が上手か下手かが重要ではなくて、演奏する側が楽しんで演奏して、それが聞いてる人にも伝わって、聞いてる方も楽しくなれるというのがいい演奏だと私は思っています。

とある吹奏楽の有名な指揮者の先生が言ってるように、「演奏する側が楽しく演奏してないのに、聞いてる側が楽しくなる訳がない」、まさにその通りだと思います。

あ~~ミスってしまった…どうしよう…(泣)

もうボロボロだ…

演奏する側がそう思って演奏していると、演奏にもそれが表れてきますので、聞いてる方にもそれが伝わってしまいます。

私が大学時代のエピソードなのですが、確かコンクールの地方大会の本番だったと思うのですが、私が本番でミスしたにも関わらず、調子に乗って楽しく吹いていたのが審査員の耳に止まったようで、審査講評に「サックスに1人だけジャズスタイルの人がいますね。楽しそうに吹いてていいですね。これからも楽しく吹いて下さい!」というコメントがあり、団員一同に大爆笑された思い出があります(笑)

ちなみにその時の結果は、金賞で全国大会代表でした(笑)

ですので、本番にミスやアクシデントは付き物だと考えて、何があっても最後まで楽しく演奏することが大切だということです。


さて、みなさんはいかがでしょうか?

中高生のみなさんですと、毎日厳しい練習に耐えながら頑張っている人も多いでしょうし、その分、本番の時に感じるプレッシャーも大きいと思いますが、そこは考え方をちょっと変えてみて、大舞台であればあるほど、本番でのミスやアクシデントを楽しんでみてはいかがでしょうか。

それができれば、本番の演奏は練習の時の演奏よりも格段にいい演奏ができると思いますし、聞き手にも楽しんで演奏しているのが伝わって好印象です。

今日は、「本番にミスは付き物!」ということで記事を書いてみました。

これから7月、8月と夏のコンクール本番の時期になりますが、出場されるみなさん、頑張って下さいね!




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